今野敏のレビュー一覧
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役者志望の男がワンクリック詐欺に遭うところから始まった。今でこそ、スマホで怪しいサイトでポチッと押す人は殆どいないだろうし、たとえ間違ってポチッてもお金を振り込む事はないだろう。でもワンクリック詐欺が始まった頃は、情報もなく、慌ててしまう人は多々いたのだろう。今は別のカタチで詐欺が横行している。マニラの監獄から詐欺をはたらいているニュースを聞くと、COVID19とワクチンとのイタチごっこのように思えてしまう。
今回は黒崎の出番だが、舞台は歌舞伎町、相手はチャイニーズマフィア、いずれもシリーズの中で既出だ。寡黙な黒崎の活躍が中心であるが、やはりゴレンジャー全員の力が後押しするのは、単純な構成だが、スルメイカのような味を感じてきた。
詐欺が発端となり、放火事件、そして放火殺人と繋がっていく。動機は想像通り、チャンスと方法はアンダーソン曲在によるらしい。翠の説明を聞いても、ちんぷんかんぷんだったが、なんとなくわかった。犯人が想像通りだと面白くないなぁと思いつつ、読み終わった。いつも以上に無口な黒崎の行動は最後まで読んでも理解不能であった。 -
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STシリーズの第一弾
先にドラマを見ちゃったのでキャストが俳優さん達で再現されてしまう
中国人ホステスが殺され、数日後にまた中国人ホステスが殺された。二人は敵対する組織のボスの愛人であり報復殺人かと思われたが。
まぁそうじゃないんですけど。今回赤城さんはあまり出ませんでしたが 百合根警部殿が赤城さんを形容するとき必ず「なんともいえない男の色気を感じ」てて笑う。タイプなだけなのでは。黒崎さんがしぶくてよかったですね。翠さんも大活躍。
しかしなんといっても菊川さん。彼がメンツとかでなく「犯人を間違えることなく逮捕する」ことを第一とした正しい警官でよかった。彼がいたからこそ百合根=STは活動の場を与えられたわけです。ミステリーとかではなくエンターテインメント作品ですね。ストーリーそのものは容易に想像できたので。ドラマに向いた作品かと。
これはシリーズで追います。 -
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2023.2.3 Audibleにて
STや任侠シリーズを読んでからのこの作品なので、少し違和感。
1990年代の作品なんだね。
今野さんからすると、序盤の作品なんでしょうか。
ストーリーは、ヤクザが憎い警察官、サエキが事ある毎にヤクザを捕まえる名目で射殺するため、出向を命じられるところから始まります。
出向先は、環境保全なんちゃら~要は、環境守りましょう。守れないやつは取り締まりましょうっていう部署らしいけど、なんだか、様子がおかしい。。。!?
以下、ネタバレ。
潜入捜査というより、ヤクザとのバトルがメインというかなんというか。潜入捜査って名前変えないのね?っていう少し不思議だった。
また、冒頭に書いたけど、任侠やSTシリーズにはない、ちょっといやーな描写がある。
人を殺すことや、犯すことに何も躊躇いのない感じが描かれてるけど、結構グロイから、途中で聞くの辞めようかと思った。Audibleだと、とばすというのが容易じゃないの難点だよね。
後は、ナレーターが好きになれなくて、何故、STシリーズの遠藤さんにしなかったんだろう?サエキが、多分カッコイイ役どころなのに、話し方がキモイ。イメージと違う。後は、話し方がみんな似てて、誰が喋ってるのか凄くわかりにくいので、会話で流れがつかみにくいんだよなぁ。ヤクザが多すぎんだよな。ただ、ナレーション部分が凄く声質もトーンも話し方も聞き取りやすくていいので非常に勿体ないなって思う。誰目線やって感じだけど。
ストーリーはね、やっぱり面白いよ。
ちゃんと見せ場もあって、シリーズの先を聴くのにワクワクする。まだ、見えない隠し所があるし、まだまだこれからって感じがする。
序盤は、サエキ目線と三者目線が主だけど、終わり頃にウチムラなどの目線入ってくるのもなかなか、面白いなって思った。レターカッター
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STはScientific Taskforceの略らしい。直訳すると科学特捜班だが、ウルトラマンを思い浮かべていたら、本文に同様のやり取りが出てきて、微笑んだ。
科学特捜班は刑事とは異なり、科学的操作により刑事と力を合わせて犯人を見つけ出す。
メンバーはキャリア警視庁警部の百合根友久が頼りなくも強者のメンバーをまとめていく。
対人恐怖症で法医の赤城左門、プロファイラーであり文書鑑定担当の青山翔、先端恐怖症でありながら武道に長け臭覚が極めて高い黒崎勇治、宗教全般に強く僧侶の山吹才蔵、絶対音感と超人的な聴覚を持ちセクシーな結城翠の5人の活躍が面白い。それぞれの氏名に色が入っているので、ゴレンジャーを思い浮かべてしまう。
特別な能力を持つ代わりに弱点もあるのもストーリーに幅をもたらしている。
もう1人、捜査一課とSTを結ぶ役割を果たしていく菊川吾郎も重要な登場人物である。
シリーズの1回目は、2件の女性の変死体の犯人を追いかける。STのメンバーは各自の能力を活かし、真犯人に迫る。特に結城翠の聴覚は、サイボーグ003を想起させられた。
最終的には青山のプロファイルにより3件目の事件も起こり、そのプロファイリングの過程で他の4名の能力や知力が大きな役割を果たしている。
そして真犯人は・・・。
構成もストーリー性も登場人物のキャラクターもわかりやすく、読みやすかった。
少しもどかしさを感じる作品である。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ警察小説アンソロジー
【誉田哲也「レイン」】
流石の誉田哲也、一気読み。ああ、なるほど、アンソロジー表題の「偽りの」ってのがきっと、一冊通してのテーマなのねと、納得。
【大門剛明「手綱」】
初読みの作家さん。警察犬捜査の明暗。
まあまあかな。
【堂場瞬一「手口」】
安定の堂場瞬一。
堂場さんのシリーズもののスピンオフか?または何かの作品の前日譚か?という雰囲気。
【鳴神響一「虚飾の代償」】
これまた初読みの作家さん♫
いわゆる推理小説 かな。おお、そう来たか、と思わせられるオチだったが・・・東野圭吾臭がしてあまり好きでは無い作風。
【長岡弘樹「裏庭のある交番」】
本作品集ではこれが一番好きかな。長岡さんらしい展開に◎。
変な名前のOG嘱託員を主役に一冊書けそう。
【沢村鐡「類稀なるランデブー」】
沢村さんの3回目。警察官では無いヒロインによる捜査譚。機会があればまた沢村さんの長編も読んでみたくなった。
【今野敏「ニンジャ」】
トリを飾るにふさわしいクオリティ。
これまた既存シリーズのスピンオフかと思わされる世界観。ちょっと調べてみよう。
★3つ、7ポイント半。
2022.01.22.新