今野敏のレビュー一覧
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安積班シリーズ。今回は短編集。
事件そのものは地味な、というか、事件にさえなってないような話も中にはあったが、実際の警察官はそういう場面も対応する、対応しなくてはならない大変さをリアルに感じ取れた。もちろん、警察の怠慢とか悪徳警察官も実際には居ないわけではないだろうけれど、それはごく一部であって、プロとしての警察官の正義や信念を改めて感じ取れたかな。
安積班のメンバーの中では、これまでどうしても須田が一番目立ってたように思うけど、今作は若手の桜井くんにスポットを当てた話があって、いつも村雨さんに隠れてたような彼が意外と行動力がある格好良い様が垣間見れ、私個人としては今作の一番の収穫でした。 -
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2023.02.22 Audibleにて完聴
今回はしんどかった
途中でどんだけ辞めようかと
気分は落ち込む一方で。。。
だけど、今回は、そういう気持ちが、私だけじゃないんだっていう
主人公サエキだけだけでないっていうのが、報われた
以下、ネタバレあり
前巻のジュンコは、自業自得感あったけど
リツコは、本当にしんどい
私が結構いい年齢だからか、子供はいないけど、母親の気持ちで読んでしまって、余計しんどかった。当事者も辛いけど、それに対して、何も出来ずにただ、生きてるだけが1番しんどいと思うから。
被害者が、被害者なる故なんてなくて、寧ろ、それが普通の行為であって欲しいのに
それを出来なくさせるのが、もう聞いててしんどかった
やる気のない新任教師も、教頭も、ほら言ったじゃないかっていうこの社会感がなんだかもう、殴り飛ばしてやりたいくらいだよ
ミドリカワという刑事出てきて、うわ、更に警察ともやりづらくなんのかとか思ってたら、まさかの!あーミドリカワめっちゃ好きになった。
最後のいじけてるのも、なんか警察官はそうであって欲しいなっていう嬉しさがあった
ウチムラが、全ての人をコマのように、動かしてる感あるけど、ウチムラの手腕というより、ウチムラの信頼から解決してる感ある。
上手く言えない。
とりあえず、ウチムラが1番敵に回したくないよねっていう -
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伊豆、奄美と続けてダイバーの死亡事故が起こる。為朝伝説に絡めてテレビは面白おかしく番組を仕立て上げようとする。その取材をした女子アナも死亡する。事故なのか?関連はあるのか?がこの作品のポイントだろう。
世間が騒がしくなり、収束させるためSTが登場する。いつもの5人と百合根警部と菊川刑事の7人のそれぞれの味が出ている。事故なのにSTが出動するというのは強引な設定のように感じる。
色シリーズ6作(黒のモスクワを含め)でも感じたのだが、色が主役というわけでなく、チームが主役で、中心となる人物の色が題名になっているのだろう。
今回は色が題名にないので、菊川刑事の回なのだろうか?事件性を疑う最初が菊川だったから、そう感じた。青山のプロファイルも貢献度が高かった。 -
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役者志望の男がワンクリック詐欺に遭うところから始まった。今でこそ、スマホで怪しいサイトでポチッと押す人は殆どいないだろうし、たとえ間違ってポチッてもお金を振り込む事はないだろう。でもワンクリック詐欺が始まった頃は、情報もなく、慌ててしまう人は多々いたのだろう。今は別のカタチで詐欺が横行している。マニラの監獄から詐欺をはたらいているニュースを聞くと、COVID19とワクチンとのイタチごっこのように思えてしまう。
今回は黒崎の出番だが、舞台は歌舞伎町、相手はチャイニーズマフィア、いずれもシリーズの中で既出だ。寡黙な黒崎の活躍が中心であるが、やはりゴレンジャー全員の力が後押しするのは、単純な構成だが、スルメイカのような味を感じてきた。
詐欺が発端となり、放火事件、そして放火殺人と繋がっていく。動機は想像通り、チャンスと方法はアンダーソン曲在によるらしい。翠の説明を聞いても、ちんぷんかんぷんだったが、なんとなくわかった。犯人が想像通りだと面白くないなぁと思いつつ、読み終わった。いつも以上に無口な黒崎の行動は最後まで読んでも理解不能であった。 -
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STシリーズの第一弾
先にドラマを見ちゃったのでキャストが俳優さん達で再現されてしまう
中国人ホステスが殺され、数日後にまた中国人ホステスが殺された。二人は敵対する組織のボスの愛人であり報復殺人かと思われたが。
まぁそうじゃないんですけど。今回赤城さんはあまり出ませんでしたが 百合根警部殿が赤城さんを形容するとき必ず「なんともいえない男の色気を感じ」てて笑う。タイプなだけなのでは。黒崎さんがしぶくてよかったですね。翠さんも大活躍。
しかしなんといっても菊川さん。彼がメンツとかでなく「犯人を間違えることなく逮捕する」ことを第一とした正しい警官でよかった。彼がいたからこそ百合根=STは活動の場を与えられたわけです。ミステリーとかではなくエンターテインメント作品ですね。ストーリーそのものは容易に想像できたので。ドラマに向いた作品かと。
これはシリーズで追います。 -
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2023.2.3 Audibleにて
STや任侠シリーズを読んでからのこの作品なので、少し違和感。
1990年代の作品なんだね。
今野さんからすると、序盤の作品なんでしょうか。
ストーリーは、ヤクザが憎い警察官、サエキが事ある毎にヤクザを捕まえる名目で射殺するため、出向を命じられるところから始まります。
出向先は、環境保全なんちゃら~要は、環境守りましょう。守れないやつは取り締まりましょうっていう部署らしいけど、なんだか、様子がおかしい。。。!?
以下、ネタバレ。
潜入捜査というより、ヤクザとのバトルがメインというかなんというか。潜入捜査って名前変えないのね?っていう少し不思議だった。
また、冒頭に書いたけど、任侠やSTシリーズにはない、ちょっといやーな描写がある。
人を殺すことや、犯すことに何も躊躇いのない感じが描かれてるけど、結構グロイから、途中で聞くの辞めようかと思った。Audibleだと、とばすというのが容易じゃないの難点だよね。
後は、ナレーターが好きになれなくて、何故、STシリーズの遠藤さんにしなかったんだろう?サエキが、多分カッコイイ役どころなのに、話し方がキモイ。イメージと違う。後は、話し方がみんな似てて、誰が喋ってるのか凄くわかりにくいので、会話で流れがつかみにくいんだよなぁ。ヤクザが多すぎんだよな。ただ、ナレーション部分が凄く声質もトーンも話し方も聞き取りやすくていいので非常に勿体ないなって思う。誰目線やって感じだけど。
ストーリーはね、やっぱり面白いよ。
ちゃんと見せ場もあって、シリーズの先を聴くのにワクワクする。まだ、見えない隠し所があるし、まだまだこれからって感じがする。
序盤は、サエキ目線と三者目線が主だけど、終わり頃にウチムラなどの目線入ってくるのもなかなか、面白いなって思った。レターカッター
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STはScientific Taskforceの略らしい。直訳すると科学特捜班だが、ウルトラマンを思い浮かべていたら、本文に同様のやり取りが出てきて、微笑んだ。
科学特捜班は刑事とは異なり、科学的操作により刑事と力を合わせて犯人を見つけ出す。
メンバーはキャリア警視庁警部の百合根友久が頼りなくも強者のメンバーをまとめていく。
対人恐怖症で法医の赤城左門、プロファイラーであり文書鑑定担当の青山翔、先端恐怖症でありながら武道に長け臭覚が極めて高い黒崎勇治、宗教全般に強く僧侶の山吹才蔵、絶対音感と超人的な聴覚を持ちセクシーな結城翠の5人の活躍が面白い。それぞれの氏名に色が入っているので、ゴレンジャーを思い浮かべてしまう。
特別な能力を持つ代わりに弱点もあるのもストーリーに幅をもたらしている。
もう1人、捜査一課とSTを結ぶ役割を果たしていく菊川吾郎も重要な登場人物である。
シリーズの1回目は、2件の女性の変死体の犯人を追いかける。STのメンバーは各自の能力を活かし、真犯人に迫る。特に結城翠の聴覚は、サイボーグ003を想起させられた。
最終的には青山のプロファイルにより3件目の事件も起こり、そのプロファイリングの過程で他の4名の能力や知力が大きな役割を果たしている。
そして真犯人は・・・。
構成もストーリー性も登場人物のキャラクターもわかりやすく、読みやすかった。
少しもどかしさを感じる作品である。