あらすじ
世田谷の中学校で、三年生の佐田が同級性の石村を刺す事件が起きた。だが、取り調べで佐田は何かに取り憑かれたような言動と行動で警察署から忽然と消えてしまった──。※本作品は 2018年9月21日まで販売しておりました単行本電子版『豹変』の文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。
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Posted by ブクログ
しばらく娯楽系作品から離れていたので、何も考えずに楽しめました
設定・仕掛けに驚きはなく、鬼龍さんのシリーズらしいものでした(パターンとおりなのでいい)
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。
富野さんの「自分は鬼龍や孝景たちとは違う」といいながらも、共に事件を解決することで覚醒しつつあるようだ。
与部はまた何かの形で登場してくるのだろうか? 少し気になるキャラ。
Posted by ブクログ
亡者を”祓う”パターンから脱却した新しい展開で新鮮味がありました。陰の気は淫に通じる、というシーンもなかったので落ち着いた気分で読むことができました。
心霊的な現象に科学的根拠を見出し事件を解決していく様はSTシリーズのようでもある。
Posted by ブクログ
2020/2/2
おっと、シリーズの途中だった。
主人公の富野刑事がちょっと竜崎さんぽい。
でもこのシリーズは狐憑きとか出てくるからな。
シリーズ途中だからかちょい薄味。
Posted by ブクログ
祓い屋と警官のコンビで事件を解決していく物語。警察物と伝奇物のコラボという何とも不思議な取り合わせ。
シリーズになっているとは知らずに、平積みになっていたこの1冊を手に取ったものの、話がわからないこともないし、案外面白かった。
中学校で同級生を刺して一人の少年が逮捕された。
妙にギラギラした眼で、嗄れた声に妙な口調、まるで老人のように話す14歳の少年。
華奢な体のどこにあるのか分からない物凄い力で警官たちを振り払って逃げ出す。
その事件を皮切りに、狐憑きの14歳が次々と現れる。
その狐憑きの正体を2人の祓い屋たちと暴いていくのだが、単なる不思議なものとして終わらせないのが、今野敏さんの凄いところだと思う。
また読破できていない魅力的なシリーズがたくさんあるのだが、今野氏の作品は続けて読むのは少々食べ飽きてしまう感があるので、間を空けて読んでみたいと思う。