今野敏のレビュー一覧

  • 夕暴雨 東京湾臨海署安積班

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    刑事サスペンスが好きなのだけど、このシリーズは安積さんの独白がメインなので、あまり好みではない。他の人と同じくパトレイバー好きなので、星一つ追加。

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    2022年09月03日
  • 機捜235

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    機捜235シリーズ第1弾。

    若手の配属が多く警視庁捜査一課刑事への登竜門という位置付けのある機動捜査隊に57歳のロートル巡査部長・縞長が配属になる。コールサイン「機捜235」の車両の相棒となった高丸巡査部長目線で描かれる9つの短編。

    当初シマさんと組むことに落胆していた高丸が、見当たり捜査のプロであるシマさんと共に仕事を続けて行く過程で、機捜の捜査員としての、そして警察官としての自覚を得て成長していく姿が清々しい。

    ダメな刑事だったというシマさんが、背水の陣で臨んだ捜査共助課で、人一倍の苦労をして辿り着いた見当たり捜査のプロという立場。そう、いくつになっても人は成長できるのだ。

    短編一つ一つは短めで、事件も呆気なく解決されうまく行き過ぎの感は否めないが、事件ものとしてではなく、バディもの、高丸&シマさんの成長ストーリーとしての面白さがある。
    刑事たちには馬鹿にされがちな機捜にも彼等の矜持があって、今野敏の新しい警察シリーズとして楽しみな作品です。

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    2022年08月30日
  • 白夜街道【新カバー版】

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    ビクトルは、超能力人間のようだ。
    戦争が、こうした人間を造るのだろうが、
    恐ろしい。   ロシアやプーチンが恐ろしいと思う。

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    2022年08月28日
  • 去就―隠蔽捜査6―(新潮文庫)

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    やっと読めた。相変わらず仕事のできる署長、竜崎。理不尽な物言いがないだけでこうもまともな人物に見えるのは何故だろう。

    そろそろ異動かな?と思わせるラストで、シリーズもいよいよ終盤に差し掛かったと思わせる一冊。

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    2022年08月27日
  • ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    警視庁強行犯係樋口顕シリーズ。
    親子関係がテーマ。親の期待から外れた次男坊が殺人事件の容疑者となる。捜査二課の島崎警部補は苦悩する。一方、樋口も高校生の娘の照美のオールナイトのクラブのイベント参加に戸惑いをみせる。
    警察小説とは別の視点がこのシリーズには常にあり、大変面白い。

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    2022年08月17日
  • 新装版 膠着 スナマチ株式会社奮闘記

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    着眼点はおもしろいけど、もうちょっと巧みな伏線が欲しかったな。

    新入社員が主人公という点から、入社前に読みたかった1冊。

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    2022年08月15日
  • 焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕

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    犯人探しとしてはありふれた殺人事件が、地検特捜部の介入により引っ掻き回されながらも、最後はちゃんとまとめて
    くれるという、予定調和の今野小説。

    ただ、このシリーズはテレビ化されて、テレビの方は垣間見する程度だが、主人公のキャラクターにギャップがありすぎて、テレビ化される前から慣れ親しんできた読み方には調子が狂ってしまう。

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    2022年08月12日
  • 夕暴雨 東京湾臨海署安積班

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    コラボ作品だということだけれど その作品を知らない人が読んでも楽しめるのだろうか。私はその作品の漫画とアニメが好きで、小説も読んでいるしアニメ映画も見ているけれど(実写版は見ていない)、あまり成功しているとは思えない。なんとも中途半端な印象を持った。

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    2026年01月22日
  • 曙光の街【新カバー版】

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    前半は、早く組長を殺せばいいのに。伸ばすナーと思いました。 最後の展開は、面白く一気に読み切りました。

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    2022年08月05日
  • エムエス 継続捜査ゼミ2

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    ストレスたまる小説ですが今野先生なら大丈夫
    だとラストを安心して読み進めました
    女子大学教授がミスコン反対論者の女学生と議論
    になり二回目で考えを受け止めてくれたかと期待
    していたら事件となり、教授を疑う巡査部長の意
    見を受けて上司の警部補から犯人扱いで冤罪への
    可能性も出てきたところ継続捜査ゼミ生が調査に
    うごく・・・(´・ω・`)

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    2022年07月26日
  • 焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕

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    東京地検vs特捜本部で樋口警部が活躍する。伏線らしき伏線はなし。
    個人的には2課長と副総監の頭のキレが良かった。
    3.4

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    2022年07月26日
  • 半夏生 東京湾臨海署安積班

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    半夏生。夏至から数えて11日目、もっとも雨が多い季節。じっとりとして鬱陶しい環境のなか、バイオテロ事件と疑われる事件が発生。
    複雑な事件ではない、安積は改めて部下との関わり合いを考えつつ、スカッと事件は解決に向かう。

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    2022年07月25日
  • クローズアップ(スクープシリーズ)

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    面白かった
    「スクープ」シリーズ第三弾

    布施のひょうひょうとした行動から、スクープ&事件解決という鉄板のストーリ(笑)

    今回は、週刊誌記者が何者かに殺されます。
    たまたま近くで飲んでいた不正が事件直後の撮影に成功し、翌日のニュースで映像が流されます。
    一方、刑事の黒田は、谷口とともに暴力団の組員が殺害された事件の継続捜査を行っています。
    この二つの事件は?

    大物政治家のネガティブキャンペーン、地方ヤクザと政治家との絡み
    といろいろある中で明らかになる事件の真相
    という展開です。

    今回も布施は危険な領域まで踏み込んでいますが、それがまたうまく収まっている感じ(笑)

    そして、布施のジャーナリズムに対するコメントがまたよい。

    「俺たちが、政党や政治について批判するのは傲慢です」
    …
    「偏った報道によって世の中が特定の方向に傾いていくのが気持ち悪いだけです」
    「誰がそれを判断するのです?」と問われて

    「俺ですよ」
    「そして、あなたです。鳩村デスクも、あそこにいるスタッフも、それぞれに判断するんです」

    これまた良かったです。
    お勧め

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    2022年07月23日
  • 継続捜査ゼミ

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    絶対に読んでいる感覚だったのだが登録がない
    二回目賀茂しれませんが普通に面白かったw
    警察学校校長を退官して大の人生を女子大学の
    教授としてスタートし、2年の教壇を経て遂に
    ゼミを主催するのだが、扱う内容は実際の過去
    未解決な事件をプロファイル
    続いて証言を聞いたり現場も赴き解決するから
    うまく行きすぎで面白い(´・ω・`)

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    2022年07月17日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    今野敏/ニンジャ
    大門剛明/手綱を引く
    堂場瞬一/手口
    長岡弘樹/裏庭のある交番
    沢村 鐵/類まれなるランデブー

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    2022年07月17日
  • 新装版 虚構の殺人者 東京ベイエリア分署

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    ドロドロした鎌倉の話を読んだ後なのでお口直しに爽快な作品を。

    安積班シリーズの初期<ベイエリア分署>編第二作、新装版。

    第三作と同じく、テレビ業界が舞台。
    看板プロデューサーがパーティの最中に、会場であるビルの最上階から転落死する。

    相楽との対決再び。
    写真解析という、当時は新しい技術で安積に対抗。だが他の点は昭和の捜査という感じで容疑者を強引に引っ張ってとにかく自白させようという不当なやり方を進めている。
    一方で安積や須田は容疑者だけでなく逮捕者にまで権利を伝えて心を開かせている。
    と、書いてしまうと相楽=悪、安積班=善のようだが、犯罪捜査はそう簡単なものではない。安積も様々な駆け引きをする。

    彼の代表的な手法としては、①刑事は相手の質問に答えてはならない ②矢継ぎ早に質問し、余計なことを考える間を与えない などで、心理的に優位に立つことで相手を動揺させ本音を引き出すこともしている。
    これはシリーズの後の作品にも度々出てくるので注目。

    初出はケイブンシャ文庫で1997年。コンピューターへのデータ入力が始まった頃のようで、オタクな須田刑事は興味津々で早速活用しているが、安積は苦手な様子。

    ポケベルを『犬の鎖』と呼び、部下を呼び出すのも渋々やっている。携帯電話が登場したらどうなるのだろう。
    一方で娘からのプライベートな電話が署に掛かってきて内容が分かってしまうという恥ずかしさもあって、そこは携帯電話が登場すれば解消するので悪いことばかりではない。

    毎度優秀さが鼻に付くと酷い言われ方の村雨だが、捜査本部会議で後輩を庇って安積が見直すシーンが出てくる。他の署とのやり取りや手続きなど、安積班の他のメンバーがやりたがらない仕事を『好きでやっているのではない』と言いつつもきちんとこなす頼れる部下の一人だ。

    『新人類』と言われる大橋と桜井もそれぞれ個性を見せる。普段無表情な大橋は容疑者とのカーチェイスでは他の署のパトカーとも連携して上手く包囲している。
    桜井は急遽組まされた村雨とも臆せずやっている。
    黒木は…相変わらず動きが俊敏で几帳面。
    そして交通機動隊の速水は安積班の慰労会にちゃっかり便乗。

    事件としての構図は今野さんらしくシンプル。だがその奥にある『虚構の世界』ならではの怖さが描いてあって面白かった。
    ちなみに巻末の対談収録は押井守氏。今野さんに一時整体を受けたり空手を教わったりと、意外な交流も分かった。

    安積班シリーズベイエリア分署編
    ★はレビュー投稿あり
    ①「二重標的」
    ②「虚構の殺人者」本作 ★
    ③「硝子の殺人者」★

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    2022年07月07日
  • 半夏生 東京湾臨海署安積班

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    これまでのこのシリーズは短編が多いが、本作は長編。
    お台場でアラブ系と思われる外国人が突然死。バイオテロが疑われ、公安部が動き出し、地域一帯が封鎖され、強行班の安積たちも駆り出される。
    事態は悪化の一途をたどるかと思いきや・・・
    このシリーズは事件よりも、安積班の各メンバーのキャラが主題ともいえ、今回もそれぞれの班員たちの性格行動が詳述され、さらに安積班長の帰宅後の”儀式”も書かれており、楽しませてくれる。

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    2022年07月05日
  • ナイトランナー ボディーガード工藤兵悟1

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    傭兵経験のある主人公・工藤兵悟がボディーガードとして活躍する話。ボディーガードと言っても、東京都内で警察官とバトルしたり、拳銃ぶっぱなしたり、都市型ゲリラのよう。今野さんにしては、ちょっと安っぽい、軽薄な感じだが、結末が気になり、速攻読破。

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    2022年07月05日
  • スクープ(スクープシリーズ)

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    面白かった
    7編からなる短編連作ストーリ。
    「ヘッドライン」としてシリーズ化される前の作品。
    ここで描かれる主人公布施はすごくて、かなり危険な目にあいます!

    ストーリとしては
    TBNテレビの報道番組「ニュースイレブン」の遊軍記者の布施と捜査一課の黒田刑事との物語。

    ■スクープ
    芸能人の覚醒剤パーティネタ
    現場でヤクザたちに追われるも黒田刑事登場

    ■傷心HEARTBREAK
    女性芸能人が玉突き事故で死亡。事故か殺人か?
    ここでも布施は拉致されかけます

    ■遊軍記者
    中国人がらみの抗争
    六本木のクラブで働くミンミンとの遊びからのネタ

    ■住専スキャンダル
    大蔵省の官僚、高級デートクラブ、ヤクザと完璧な構成(笑)

    ■役員狙撃
    電気会社の役員狙撃、犯人は?その真相をスクープ

    ■もてるやつ
    ホステス殺しの真犯人のスクープ
    ここでも囮のようなことをやらされて犯人逮捕。

    ■渋谷コネクション
    女子高生のドラッグ売買。その真相までたどり着いたところで、女性キャスター含めて拉致されます。さてどうなる...

    本作では、布施はかなり危ない目に合っていますが、何とか救われている感じ。そしてそれがスクープにつながるという展開です。

    エンターテイメントとして楽しめます。
    ドラマになったら見てみたい。

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    2022年07月02日
  • 欠落

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    同期シリーズ第2作。
    たまたま第1作をPrimeReadingで読み、同期の関係の続きが気になったので読んでみた。
    うーん、、、どうなんでしょうね?公安の『オペレーション』と言うのは、こんなものなんですかね?
    いまいち、現実味が無いと言うか、、、
    潜入捜査をして進めているオペレーションそのもの、と言うよりは、幹部が決めると言う、落としどころが、無理やり過ぎないか?と。これで、連続殺人を扱っている捜査本部や、立て籠り事件に自分の部署の女性刑事を人質として出しているSITが納得するのか?事件を幕引きできるのか?
    私自身が、存在やミッションが謎過ぎて、小説や映画で描かかれている、公安と言う存在をフィクションの世界のものと感じがちなのかもしれないが。

    ただ、登場人物のキャラクターの描き方は魅力的だな、と思う。同期、と言う存在の、学生時代の友達ともまた少し違う、だけど、社会に出て仕事仲間として出会うには、単に年が近かったり研修を共にしたと言うだけでは築けない、何とも特別な関係性。その2人が、公安と刑事にいる、と言うのが、何とも絶妙、と思える。

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    2022年06月23日