今野敏のレビュー一覧
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ネタバレいやはや、なんでもありになってきましたね。新人類委員会はついに戦闘機まで持ち出す始末。肉弾戦ではことごとく失敗しているから、兵器の力でねじ伏せようということでしょうか。
しかもハリアーというホバリングできる戦闘機。そんなものがあるんですね、知らなかったです。Googleで検索してみるとちょっと小さめ、ミニチュア感のある戦闘機。
とはいえ小さかろうがなんだろうが戦闘機は戦闘機、もはや飛び道具を飛び越して反則技ともいえますが、そこは真田持ち前の自衛隊を自らの指揮下におく権限発動で対処。戦闘機同士のバトルは無事撃墜することで決着もパイロットは間一髪のところで脱出しており、なにやら次巻に再登場しそ -
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ネタバレシリーズ5作目。雷光教団が再び登場。冒頭で夢妙斎が登場、どっかで聞いたことのある名前だなと思いましたが1作目で新人類委員会に誘拐され命を落としてしまった教団宗祖で、その二代目なんですね。
真田が教団を訪ねると、どうやら教団は分裂していて、羅門率いる元祖系と二代目率いる新興系が並立しているという状態。このタイミングで登場する新興系は物語のうえでどのような役回りなのか、当然新人類委員会となんらかつながりがあるんだろうな~、と思いながら読み進めてゆくと、案の定モサドの調査でその事実が判明。
後半二代目教祖と対決へとなだれ込みますが、今回はとどめを刺すことはできず、取り逃がす結果に。シュトルムのと -
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ネタバレまたもや取り逃がしたか、と思ったその刹那、グレネードランチャーでようやくシュトルムを仕留めることに成功の本作。相手の罠にはまったとはいえ、恵理に恋心が芽生えてしまうという、恵理ファンがやきもきする展開に。
真田の出生の秘密(かもしれない?)も少しづつ明らかになり、芳賀一族とのつながりがあったかもしれない、という運命的な内容は次作への期待を膨らませてくれます。解説にもあるとおり、次巻ではもっとすごい相手が登場するとあるので、必読ですね。
そして、ラストの恵理の「えーい。隙あり」の真田とのやりとり、いいですね。ニンマリしてしまいます。今野氏の描く女性キャラはこんな感じで非常に魅力的に見えますし -
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シリーズ第二弾。登場人物や十支族の血脈を絶やさんと芳賀一族が狙われる展開は前作から継承。それだけに、だんだん自分のなかで物語として馴染んできた部分があり、前作よりも楽しめました。
とくに自衛隊ヘリの出動要請シーンはデジャブかと思わせる展開でしたが、なんかいいですね。
「緊急措置令を確認しているか」
「指令コードをどうぞ」
「これよりこの機は全面的にそちらの指揮下に入ります」
っていうやりとり、なぜかニヤリとしてしまいます…。
それにしてもシュトルムはなかなかしぶといですね、この戦いまだまだ続きそうです。そして恵理の戦闘能力の高さが前作にもましてクローズアップされていて、普段のおっとりキャラ -
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今野敏の警察小説のなかでは最弱キャラですかね。しかもマル暴という立場でもあるため、そのギャップが作品の雰囲気づくりに一役買っていると思います。さらに甘糟がなにか依頼するたびにこれ幸いとばかりにたかりたがる刑事も多く、ちょっと気の毒に思えてきます…。
そんな甘糟ですが、前作同様、いつの間にやら捜査の中枢で事件を解決に導くための鍵を握る立ち位置になっており、ここも最弱キャラとのギャップといえるでしょう。頼りなさげに思わせておき、その実、抜け目なさがある。作中で甘糟と対峙するヤクザたちもそのように申しておりましたね。
ただ、他のシリーズに登場するキャラ、すなわち安積や樋口、竜崎といった人物と比べ -
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ネタバレ渋谷署強行犯係とタイトルにありますが、どちらかというと整体師・竜門光一の物語ですね。強行犯係の辰巳の影はちょっと控えめな印象です。
武術にも通じている竜門が市中で若者を襲撃しつづける、これまた武道の達人とあいまみえるシーンがクライマックスです。相当手ごわい相手と思いきや、あっさりと片が付いてしまい、ちょっと拍子抜けの感も。
事件のトリックや人間関係は複雑ではなく、書籍としてのボリュームもほどよく、読みやすい一冊だと思います。渋谷署~とタイトルにありますが、いわゆる今野作品の他の警察もののように刑事を主体として描いた作品ではないので、原題の「拳鬼伝」のほうがしっくりきますね。 -
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シリーズ4作目。暴力団組織の思惑が絡んだ事件、、、という展開なのは本シリーズでは”デフォルト”なんですが、安積班や樋口シリーズなどの強行犯ものと違い、なんというか、事件そのものの広がりはないですよね…。
今野作品ですから面白いのは間違いないのですが、事件の行きつく先は暴力団ってことになると、自ずとパターンが決まってしまいますし、神野のところへ話しを聞きに行くのも、もやはお約束の恒例行事という雰囲気すらあります。
関係者の思惑も今回はなかなか明らかにならず、終盤に一気に解決へ向かうわけですが、合川の身柄確保があっけなく、ちょっと盛り上がりに欠けたように思います。