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1971年春、函館にある憧れの私立高校に入った僕は、親元を離れ寮生活を始める。街の景色、同級生、音楽、出会うもの全てが刺激的で、期待に胸を膨らませていたが、入学早々、「寮の恒例行事“入魂会”に関わったものは死ぬ」という噂を耳にした。するとそのわずか二日後、寮の二年生が謎の転落死を遂げる。事件と噂の真相を探るため、僕たち一年生は探偵団を結成して――。青春学園ミステリー。
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Posted by ブクログ
この方の作品はずっと隠蔽捜査シリーズだけしか読んでいなかったので、とっかかりは結構時間かかりました。 1ページも読まないうちに寝落ちしたりと。 読み進むにつれて、面白くなってきましたけど。 男子寮の中での出来事。 古葉が探偵のようで頼もしかった。 推理していくのはなかなか楽しい。 一緒にフムフムと...続きを読む話が進んでいくようになってからは俄然面白くなったわ。 隠蔽捜査シリーズだけしか知らない私は、結構新しい発見をした気分でした(笑)
函館の私立高校の寮を舞台に起きた事故をめぐるお話です。ちょっと時代は古いですが、高校生の頃の青春を思い出します。
高校の学生寮で起こった自殺の真相とは。 高校生が探偵として推理するお話。 果たしてその行き着く先は。
話としてはちょっと退屈だったかな。でも自分のあの頃を思い出して懐かしかった。読みながら脳内で流れていた曲はオフコースのめぐる季節。あいにくジャズはまったくわからない
函館のカトリック系の男子校と聞けば、北海道出身者であればほとんどの人が思い描く学校名がある。著者もその高校の卒業生だと知り、本作の舞台に納得する。 携帯電話はなく、メールやLINEといった今日の高校生が普通に利用している連絡手段は使えず、あるのは公衆電話あるいは人づての伝言という今から思えばかなり...続きを読むの不自由さ。そんな環境下で直向きに恋心に向き合っていたのが当時の高校生。 学生寮内で発生した一人の生徒の自殺をめぐる真相究明に奔走する高校生たちを描くミステリではあるものの、ままならない恋ともどかしいまでの青春の葛藤がほろ苦い余韻を残す群像劇という趣が強い。 自分のような昭和世代にはノスタルジーを感じるが、若い世代の人が読むとどう感じるのだろうかとそんな事にちょっと興味を持った作品。
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寮生 ――一九七一年、函館。――
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今野敏
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