今野敏のレビュー一覧

  • 虚構の殺人者 東京ベイエリア分署

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    「安積班シリーズ」の2作目
    前作と話の流れが似ています

    現実にはほとんどないそうですが、ドラマではありがちな本庁と所轄の対立、世俗でよくある刑事のイメージそのままな感じで、最近の作品とは時代を感じさせます

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    2017年09月17日
  • 二重標的 東京ベイエリア分署

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    「安積班シリーズ」の1作目
    最近の著者の作品とは、かなり毛色が違います
    設定の古さも感じますが、内容も銃撃戦、カーチェイスと派手
    登場人物も、くせ者揃いでした

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    2017年09月14日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

    購入済み

    蘇ってきた読書熱

    1,2巻を読んでみて、内容に興味があり、表現もわかりやすく、大変面白い。忘れかけていた、読書の習慣が蘇ってきた。

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    2017年09月07日
  • 半夏生

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    ネタバレ

    前半は面白かったんだが、後半は失速してしまった感じ。

    バイオテロと思わせて、そうではなかったという落差かな?

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    2017年09月06日
  • 渋谷署強行犯係 虎の尾

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    この作品が初読みなのだが、辰巳&竜門シリーズは4作目だそうだ。
    刑事と整体師の異色コンビが事件に立ち向かう。この作品では沖縄の武術が垣間見え、その事情は複雑だ。肉厚な作品だった。

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    2017年09月03日
  • 曙光の街【新カバー版】

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    ネタバレ

    評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    日本でKGBの諜報活動をしていたヴィクトルは、ソ連崩壊後に解雇され、失意のどん底にあった。そこへヤクザ組長を殺す仕事が舞い込んだ。再び日本に潜入した彼を待ち受けていたものは―。警視庁外事課とヤクザを相手にスリリングな戦いを展開するうちに、やがて明らかになる日ソ時代の驚くべき秘密。

    若き刑事が前向きに成長する姿を書いた小説は他にもあるが、こちらはかなり早めの時期から成長が見られるので展開が早いという意味で読みやすかったかなぁ。倉島の心の言葉を読んでいると真面目にやれよ!とも思えるほど軽い話か?と思ったが殺しの場面はリアルで残酷で・・・軽く読めば良

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    2017年08月29日
  • 赤い密約 <新装版>

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    空手家今野氏が書いた格闘小説。
    ストーリーはロシアのクーデター未遂事件に巻き込まれた空手家がその折に渡されたビデオテープを守るため、ヤクザに追われるという話。
    ストーリーはともかく、空手や戦闘技術に関する知識は素晴らしい。

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    2017年08月17日
  • 欠落

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    同期に続く作品
    今野先生の作品では、自分の評価があまり高くないが、周囲からは「できるやつ」扱いというのが多い
    そのギャップが楽しい

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    2017年08月12日
  • 鬼龍

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    今野敏が若い時に書いた本。今の作風とはちょっと違う。菊地秀行や夢枕獏と比べると少し弱いがシリーズものらしいので次作に期待

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    2017年08月09日
  • 廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕

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    警視庁強行犯係・樋口顕のもとに殺人事件の一報が入る。被害者は、キャバクラ嬢の南田麻里。彼女は、警察にストーカー被害の相談をしていた。ストーカーによる犯行だとしたら、警察の責任は免れない。被疑者の身柄確保に奔走する中、樋口の娘・照美にある事件の疑惑が…。警察組織と家庭の間で揺れ動く刑事の奮闘をリアルに描く、傑作警察小説。

    シリーズ第四作。前作「ビート」を読んだのは8年前。主人公、樋口の性格はまったく変わっていません。事件そのものはやや小粒。

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    2017年08月06日
  • 警視庁神南署

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    この作品、初出時は1997年、そしてバブル崩壊の世相が背景となっている。
    今でこそ、警察小説は百家争鳴の様相を呈しているが、その先端となる作品だろう。警察組織自体、あるいは登場する刑事の性格やプライベート面等を、リアルに描き出すという点で。
    刑事の犯罪捜査を主眼にし、犯人を追い求める推理小説は、それまでもあったが。
    このシリーズは、安積班のメンバーそれぞれの性格人柄によって、それが事件解決をもたらすという点で、より親密感を持って、読み進めることができる。
    また、容疑者が自供を始める時は決まった反応があると著述し、それを具体的に綴ってある場面など、作者の想像力だけではない、詳細な取材力を感じる。

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    2017年07月18日
  • 寮生 ――一九七一年、函館。――

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    高校の学生寮で起こった自殺の真相とは。
    高校生が探偵として推理するお話。
    果たしてその行き着く先は。

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    2017年07月01日
  • 欠落

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    ネタバレ

    *特殊犯捜査係に異動してきた同期の大石陽子は立てこもり事件の身代わり人質となってしまう。直後に発生した死体遺棄事件を捜査しながらも刑事・宇田川は彼女の安否が気にかかる。難航する二つの事件の捜査。幾つもの"壁"に抗いながら、宇田川は真相にたどりつけるのか!? 『同期』待望の続編。長編警察小説*

    前作を飛ばして読んでしまったことを差し引いても、登場人物に感情移入できなくて残念。なんだかテンポの掴みにくい本でした。

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    2017年06月30日
  • 寮生 ――一九七一年、函館。――

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    話としてはちょっと退屈だったかな。でも自分のあの頃を思い出して懐かしかった。読みながら脳内で流れていた曲はオフコースのめぐる季節。あいにくジャズはまったくわからない

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    2017年06月30日
  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

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    後半になってやっと碓氷刑事登場。非現実な話だが、余りにも発砲を制限されている日本の警察がテロと戦うのは余りにも無力だというのには説得力がある。

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    2017年06月25日
  • 二重標的 東京ベイエリア分署

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    11年ぶりの再読。
    初読の時の感想は、イマイチだったように思う。
    しかし今回は直前に、班員のそれぞれの活躍を描いた『神南署安積班』を読んでいたので、各メンバーの性格・特徴が、より分かり、興味深く読むことができた。
    二つの殺人事件の隠された謎を巡り、捜査方針を異にする本庁の捜査員を安積たち。本庁と所轄の対立、所轄同士の縄張り争い等々、警察の現状をリアルに描いている。
    しかしながら、このシリーズの眼目は、安積警部補と彼を取り巻く班員たちとの人間関係だろう。
    解説では、”人間讃歌の物語”と、称している。
    安積の離婚した妻や娘との関係も、この先どうなるのか。
    このシリーズ、続けて読んでみたくなる。

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    2017年06月21日
  • 神南署安積班

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    ベイエリア分署から神南署に移った安積班。
    安積警部補の中間管理職としての苦慮と部下に対する信頼、そして班員それぞれが主役然として活躍9短編。
    『異動』その他で、再びベイエリア署への復帰が語られる。
    『刑事部屋の容疑者たち』は、安積と部下たちとの堅い絆が描かれ、ベイエリア署シリーズファンにとっては、堪えられない一編。
    このシリーズ、頭から読み通したい。

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    2017年06月21日
  • 慎治 新装版

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    教師だって人間だ。作中のセリフだが、その通りだと常々思う。教師が聖人君子である必要などどこにもないし、そもそもそんな人間などいないのだから。時として大人としての威厳も必要だろう。だけど子供からの信頼を失った今、弱さも含め等身大の姿を子供に見せることの方が大切ではないだろうか。本書はとても面白い。「任侠書房」を思い出すような可笑しさがあった。もし道に迷っているのなら本書をとるのもいい。重荷が少し軽くなるかもしれない。
    あらすじ(背表紙より)
    中学生の慎治は、いじめっ子に万引きを強要されて実行してしまう。一方、偶然その現場に出くわした担任の古池は、事情を聞いた後、居場所のない慎治を自室に招き、とあ

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    2017年06月15日
  • 触発 警視庁捜査一課・碓氷弘一3

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    爆弾テロを扱ったなかなかの骨太な作品。日本を駄目にしている原因は平和にあるという主張は一概には否定出来ない。

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    2017年06月08日
  • 烈日

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    ドラマ先行で読んでみたかった一冊
    各キャラクターの個性がイキイキしていて、引き込まれる。ドラマのキャスティングもはまっていたのだろう、違和感も感じる事なく一気読みできた。

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    2017年05月15日