今野敏のレビュー一覧

  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カテゴリとしては碓氷刑事シリーズ。
    ですが、大活躍を期待するとけっこうな肩透かしを食らいます(爆)。

    簡単に言うとボタンの掛け違いから起こったパニックもの。
    とはいえ単に機嫌が悪いからって、気にくわない奴に万引の嫌疑をかけたり
    自分の命令に従わなかったからといって、無駄に追い掛け回したり
    見た目がオタクだからといって、否定してるのにストーカー呼ばわりを辞めなかったり
    揃いも揃って自分勝手な奴ばっかりで前半は正直ちょっとうんざり(爆)。
    爆弾騒ぎ後の銃撃戦辺りからそれぞれに少しずつ変化が現れるんだけど
    キャラによってはその改心の仕方が若干不自然な感じが拭えなかったかな。
    あそこで心を入れ替えな

    0
    2012年07月07日
  • 二重標的 東京ベイエリア分署

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    他署の手伝いのようなことばかりやらされ、表立った手柄の上げられない東京湾臨海署(ベイエリア分署)安積班が事件を追う。
    ライブハウスでの女性殺人事件と同時刻に別の場所で起きた殺人事件について。

    主人公安積警部補の自身のなさやどこか鬱々とした性格が可笑しく、また隠蔽捜査の主人公が思い起こされる原則にそった推理が面白く読めた。軽い感じ。
    個人的にはスープラパトカー隊がおいしいとこを攫ったりでちょっと楽しい。

    0
    2012年06月27日
  • レッド(新装版)

    Posted by ブクログ

    まるでコッミクスをよんでいるかのように、あっという間に読み終えた。警察・自衛隊出身(今も所属?)の2人の主人公と新聞記者の現代版活劇アクション小説とでもいえばよいのか、面白かった。なかでも放射能関係の話は今ではサスペンスだとかSFだとかいえない。

    0
    2012年06月16日
  • 獅子神の密命

    Posted by ブクログ

    ちょっと古い今野敏の特徴である伝奇的な分野と音楽を組み合わせたアクションSFですが単純に楽しめました。

    0
    2012年06月12日
  • 夕暴雨

    Posted by ブクログ

    湾岸署が拡大しても、安積班は、淡々と、それぞれの役割を全うした。重機は、最後まで、よく分からず。あとがきを読んでもパトレイバーは不明。とりあえず、このシリーズは安心できる。

    0
    2012年06月09日
  • 義珍の拳(琉球空手シリーズ)

    Posted by ブクログ

    沖縄に行くことになったので、気分を盛り上げるため読んでみる。

    沖縄といえば「空手」!?。現代「空手」の開祖 船越義珍の伝記小説。

    やっぱり、大衆に広める=スポーツ化=薄れていく本質、は避けられないのか。悩む義珍の姿が痛々しい。柔道の創始者 加納治五郎もそのように悩んだのだろうが、作者が違えれば表現は違ってくる。押井 守監督の解説によれば、今野 敏は「作家が空手をやっているのではなく、空手家が小説を書いているのだ」とのこと。一流派まで興しているのだそうな。そのあたりの、武道としての捉え方の違いが、夢枕 獏の描く武道小説との感触の違いになるのだろうか。

    きっと中国拳法でも同じ問題が起こってい

    0
    2012年05月27日
  • 怪物が街にやってくる

    Posted by ブクログ

    今を時めく今野敏のデビュー作。
    ジャズをテーマにスリリングにミステリアスに、時に時空を越えたお話を読ませてもらいました。

    0
    2012年05月11日
  • 茶室殺人伝説

    Posted by ブクログ

    茶道の薀蓄満載なのが面白かった。
    女性目線で語られるのは珍しい気がします。
    お茶とか鎌倉とか女性が好きそうなネタがいっぱい(爆)。
    2時間ドラマにしたらハマりそうな感じ。

    個人的にはハンチョウじゃない安積刑事と家元の弟がツボでした(笑)。

    0
    2012年05月11日
  • 波濤の牙 海上保安庁特殊救難隊 (新装版)

    Posted by ブクログ

    ずいぶん前に発表された話みたいですね。
    個人的には人物設定の古臭さ(特に主人公の恋人)が気になった。
    話自体は現在でも起こりうる内容で面白かったけれども。

    0
    2012年05月10日
  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

    Posted by ブクログ

    碓氷シリーズ第2弾。アキハバラに集まる女スパイ、やくざ、テロリスト、上京したての大学生。それぞれの関係が複雑に絡み合いながら、物語は展開していく。半分以上経ってから、ようやく碓氷の登場。パニックものとしては、テンポもよく楽しめるが、碓氷シリーズとして期待してしまうと、いまいち。

    0
    2012年05月06日
  • 獅子神の密命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久しぶりの今野敏の世界。すごい量の知識の上に成り立っている物語。古い歴史と現在がリンクされていて面白い。

    0
    2012年05月02日
  • 触発 警視庁捜査一課・碓氷弘一3

    Posted by ブクログ

    碓井刑事シリーズ第一弾。
    爆弾テロに立ち向かう、特捜で配属されてきた爆発物のプロの自衛隊員の葛藤が描かれる。
    位置付けとしては、第一弾なんだけど、碓井の出番はほとんどない。

    0
    2012年04月29日
  • 二重標的 東京ベイエリア分署

    Posted by ブクログ

     東京湾臨海署(ベイエリア分署)で発生した殺人事件。謎を追ううちに別の殺人事件との接点が・・・。
     警察組織内のしがらみと、熱い刑事魂が見える。おなじみの個性派キャラも健在。

    0
    2012年04月18日
  • ドリームマッチ

    Posted by ブクログ

    古武術(打撃系の方がちょっと多め)対プロレスという異種格闘技小説。
    前半は古武術を遣う主人公がサバイバル・インストラクタとして活躍するところがしっかりと書かれていますし、後半の主人公がプロレス対策をするところも、マスコミ対策なども含め、リアルに描かれています。(多分(^^;)
    この手の話の下手な人がやりがちなアンチプロレス的なところもなく、(ちょっと秘技的要素があるものの)試合のシーンも楽しく読むことができました。
    ある女性の登場人物が出てくるんだけれど、そのあたりの処理の仕方に疑問がないでもないですね。
    急に、「お話」感が強くなっちゃったような気がしました。ちょっと残念だったかも。

    0
    2012年04月14日
  • 陽炎 東京湾臨海署安積班

    Posted by ブクログ

     警部補・安積剛 湾岸署シリーズ。
     安積と部下達の活躍劇。個性ある部下が描かれ、短編集ながらおもしろい。

    0
    2012年03月24日
  • 山嵐

    Posted by ブクログ

    講道館四天王の一人、西郷四郎の青年期から死までを描いた作品。薩長が実権を握る明治の世で主流になれない会津出身の四郎は嘉納治五郎と出会い、柔道を極める。しかし、自らの生き方を求めるうち、講道館を離れ大陸運動に傾倒していく。
     伝記? 時代物? という感じの一冊。あっさりした筆致。こんな人もいたのか、と思いながら読んだ。作者100冊目の本とのこと。多産の作家なのだと思った。

    0
    2012年02月26日
  • 二重標的 東京ベイエリア分署

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ベイエリア分署と揶揄される日の目を見ない警察暑で、誰からも班長と呼ばれ慕われる安住刑事。人手が足りない中、少ないながらも優秀な部下とともに難事件に挑みます。個性的な部下たちを思いやりながら捜査を進める姿に好感が持てます。まだ昭和の匂いが感じられる作品でしたが、時代を超えた良さを感じられる作品でした。

    0
    2012年02月24日
  • パラレル 警視庁捜査一課・碓氷弘一2

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    「蓬莱」の後やから、かなりビクビクしたけど
    なかなか。今野敏は「触発」流れの本が面白い。
    最後があっけな~い感じはしたけど、事件もの
    なんてそんなもんなんかな…って。

    0
    2012年02月21日
  • 二重標的 東京ベイエリア分署

    Posted by ブクログ

    文章が堅苦しくて、初めはまるで翻訳本を読んでいるような感覚が拭えなかったのだけれど、次第に慣れて来たのか、後半はサクサクと読み進められました。内容は時代を感じさせる描写が多く、決して今時な作品ではないけれど、スタンダードと言うか、安心して読める一冊だと思います。

    0
    2012年02月18日
  • 虚構の殺人者 東京ベイエリア分署

    Posted by ブクログ

    今作では安積さんはもちろん、村雨さんや須田さん、桜井くんと班のメンバーがそれぞれ活躍しています。中でも須田さんの活躍は素敵でした。少しずつキャラたちの個性が浮き彫りになって来て、事件云々より警察署内での人間関係の方が印象に残る感じです。

    そして安積さんと速水さんの掛け合い(と言うか、じゃれ合い?)も好きです。でも今、一番気になるのは安積さんと元奥さんとの今後かも。

    0
    2012年02月18日