今野敏のレビュー一覧

  • 神南署安積班

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    短編集。『刑事部屋の容疑者たち』がお気に入り。
    全編すべての登場人物が、いい味出してる。
    ヤなやつが一人もいないってのもめずらしい。

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    2013年10月10日
  • 半夏生

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    東京お台場のビルの狭間で、アラブ系と思われる外国人男性が倒れているのが発見された。事件性の疑いはないと考えられたが、男性は原因不明の高熱を発し、間もなく死亡。それを機に、東京湾臨海署の安積班にただならぬ空気が流れはじめる―本庁公安部が動きだしたのだ。海外からウイルスを持ち込んだバイオテロなのか?地域・道路封鎖に奔走する安積たちの不安をよそに、事態はさらに悪化の気配を見せはじめた!大好評長篇警察小説、待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)

    バイオテロに対して日本ってこんなに弱いんだ、とちょっと心配になりました。
    なんていうか、お役所仕事っていうか、ルールに縛られているのってダメですよね

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    2013年10月07日
  • デビュー

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    ネタバレ

    十九歳で理論物理学と哲学の修士号を取ったという経歴を隠して滑動するアイドルが、スタントマンや情報通の作曲家、マネージャーとチームを組んで芸能界に絡んでくる悪漢どもを片付けるという、漫画にありそうな設定・ストーリー。

    一話完結型で全6話ありますが、基本は毎回同じパターン。

    1.事件発生。
    2.アイドルが「許せないわ!」。
    3.囮になったアイドルがピンチに。
    4.主にスタントマンの空手アクションで救出&解決。

    悪く言うとワンパターンかもですが「水戸黄門」的な楽しみ方ができるとも言える?

    設定にある専門知識(理論物理学と哲学)が事件解決に関わりが全くなく、設定が活かしきれていないように思われ

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    2013年10月06日
  • 山嵐

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    姿三四郎のモデルとして知られる講道館創成期メンバー西郷四朗を題材とした実録小説。私が初めて三四郎を知ったのは竹脇無我主演のテレビドラマだった為、三四郎≒四朗=二枚目との印象があったがそうでもないようだ。福山雅治『龍馬伝』で育った世代は坂本龍馬にも同じイメージを抱くのだろうか?それはさて置き、本書を読むだけでは西郷の強さがいまいち伝わってこない。沖縄空手≒武田惣角>西郷四朗みたいな図式か?寧ろ文武両道質実剛健の教育者という堅いイメージのあった嘉納治五郎がややKY気味に自分の夢をひたすら語り続けるのが笑えた

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    2013年10月04日
  • 惣角流浪

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    武田惣角の名前を初めて知ったのは夢枕獏の『東天の獅子』だった。本来の主役たる講道館創生期の猛者連中を完全に喰った圧倒的存在感を感じたが何しろ夢獏特有のマンガ的筆致の為、何処までが真実で何処からが創作なのか分らない。いつか他の本でクロスチェックしなければと思っていたところ題名もそのままの本書を見付け、類書3冊と共に慌てて購入。エピソードがかなり重なっているので一応大筋では史事に基づいているようだ。最後は50人相手の乱闘の最中に唐突に終る。これはさすがに伝説で11人が事実に近いようだ。次は西郷四郎の『山嵐』!

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    2013年09月30日
  • デビュー

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    ネタバレ

    ハラハラドキドキ・・・は、あんまりしません。だってたぶん長谷部さんや井上さんが助けに来てくれるはずだから。きっと来るという不思議な安心感で読むことができました。

    美和子の天才ぶり、あまり発揮する機会はなかったみたい。ちょっと宝の持ち腐れかも。とはいえ、理論物理学なんて書かれてもわからなかったのですが・・・。

    あぁいう業界で売れていくためには、才能や見栄えはもちろん、度胸もなきゃダメだろうし、文字通り、身を捧げる覚悟が必要なんだなぁ。やっぱり芸能界って怖い世界だなぁ。

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    2013年09月29日
  • ヘッドライン(スクープシリーズ)

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    報道番組の敏腕記者布施のスクープシリーズ、今回は長編でじっくり読ませてくれる。
    TVの世界が垣間見えるのも魅力。
    刑事と記者が協力?と思うものの、最後はそれぞれ落としどころが違って面白い。
    些細な登場人物でもキャラがきっちり書き込まれているのはいつもながらすごい。

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    2013年09月23日
  • ST 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル

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    STの「伝説の旅」シリーズ、第一弾。

    為朝伝説が残る地で相次いで死者が出る。事故かそれとも殺人か。

    呪いによる連続殺人、とはいかないまでも、結末は拍子抜けするほどあっさり、というか現実的。タイトルの伝説殺人という言葉に振り回されたのは、むしろ読者の私たちのほうなのかもしれない。まぁ、あまりに現実的なので、物足りない感は拭えないかも。STメンバーそれぞれに特異な能力があるだけに、もうちょっとその能力が発揮できる場面が欲しいかな。

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    2013年09月20日
  • 逆風の街 横浜みなとみらい署暴力犯係

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    横浜みなとみらい署の暴力犯係係長は、親をヤクザに殺された過去を持ち「ハマの用心棒」と呼ばれ、暴力団には脅威の存在。

    潜入捜査官が殺害された事件をめぐって、事を公にしたくない上層部の圧力、違法ギリギリの捜査手法を問題視する監察官との軋轢など絡めながら展開する。今野さんお得意の警察小説ですが、登場人物が善人ばかりでは済まされない世界でした。

    (2013/8/14)

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    2013年09月16日
  • ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル

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    ネタバレ

    翠さんの世界は普段は苦痛の方が多いでしょうね。その上閉所恐怖症で目立つ服装で噂されて全部悪口も何もかも聞こえてしまうし、ノイズキャンセルなんてその耳ではほとんど意味がない。せめてどちらかなければまだ楽な生活が出来そう。もう菊川さんに頑張っていただきたいです。事件はバイオリンがなくなってしまって犯人探しから殺人事件も起きてばたばたする話。そして菊川さんの意外すぎる趣味が判明。最後はちょっとコンサートに行ってみたくなりました。

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    2020年04月13日
  • デビュー

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    分かりやすい、しかもかなり無理があるからアイドルのドラマになんかしやすい話?

    が、あまりに馬鹿馬鹿しくて笑えたね(^o^)

    やるならここまで徹底して馬鹿馬鹿しくしてくれてありがとうって言いたい

    バンザイ\(^^)/

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    2013年09月01日
  • 警視庁FC

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    サラッと読めて面白かった!まんまとあたしも騙されたww実際にはあり得ない話だろうけど!
    楠木、いいキャラだなぁ♪他の作品には登場しないのかなぁ~??

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    2013年08月30日
  • デビュー

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    軽い勧善懲悪の退治もの。
    ノリは、「祓師・鬼龍光一」シリーズのような感じで、主人公がアイドルで知性抜群ということ。

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    2013年08月28日
  • スクープ(スクープシリーズ)

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    「ヘッドライン」を、先に読んでしまった人が、けっこういるんですね。私も、その一人。「ヘッドライン」に比べたら、物足りなかった。ふせ記者のキャラも、かなり違う気がする?でも、真実を明らかにしたい、という信念は、「ヘッドライン」でも、「クローズアップ」でも、変わっていないみたい。

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    2013年11月17日
  • 神南署安積班

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    ネタバレ

    安積班+速水のそれぞれの活躍を描いた短編集


    わざわざ神南署ってタイトルが2冊あるのはその間しか神南署にいないからだったんだねぇ。

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    2013年08月19日
  • 烈日

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    201308/原作にいなかったドラマだけの女性キャラが、原作に逆輸入。この柔軟さが今野敏らしい。安積班に限らずどの作品も人物描写がコピペのように毎回同じ記述だけど、却って安定した世界観で、お馴染みな面々感があって良い。

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    2013年08月18日
  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

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    ネタバレ

    前半はトラブルの連鎖に巻き込まれるドタバタだが、後半は一転木下圭介アワー的なヒューマニズム溢れる展開。余りの変化に違和感を感じる。さすがに読ませる筆力は高いので、暇つぶしにはよいかも。

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    2013年08月12日
  • 鬼龍

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    今野敏さんの鬼龍シリーズの原点、らしいです。

    復刻版らしく、とても荒削りな感じがあります。

    解説では絶賛でしたが、卑弥呼・陰陽など、古代史の下りは
    付け焼刃的で必然性を感じられず、とても中途半端で残念でした。
    ただ、警察小説だけではない部分を見ることができたので、
    いつか、今野敏さんの歴史小説を読めたら、うれしいと思いました。

    でも、まずは安積班かな・・・。

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    2013年08月11日
  • デビュー

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    2013/8/9 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2013/9/24〜9/25

    今野氏の初期作品の再刊。原題は「25時のシンデレラ」。1992年の作品。
    アイドルとしてデビューした19歳の高梨美和子。実はカリフォルニア大を飛び級で卒業し、現在博士課程在学中。一時帰国の期間限定でアイドルとして活動。そこで様々なトラブルに巻き込まれるも天才的頭脳をもって仲間達とともに解決していく短編集。
    美少女、武道家など初期今野作品の定番。面白いといえば面白いが、やはりこれでは売れなかっただろうなぁ。安積班シリーズや隠蔽捜査シリーズを書ける人のちょっと軽めのタッチの作品であれば、こういうのもまた良し、というと

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    2013年09月25日
  • スクープ(スクープシリーズ)

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    今野さんの警察小説?
    いや黒田刑事という警察関係者も出てきますが、
    主人公はテレビ報道局の記者、布施京一です。
    ●「スクープ」 ●「傷心」 ●「遊軍記者」
    ●「住専スキャンダル」 ●「役員狙撃」
    ●「もてるやつ」 ●「渋谷コネクション」
    一話完結の短編集でした。

    布施は報道番組のスクープをとるため、
    潜入捜査まがいのことをやり、
    大物芸能人や財界トップと暴力団の関係を暴きだします。
    努力のかいあって、
    布施の報道番組はテレビ局の目玉番組となっていました。

    そして、布施の体当たりの捜査はますます激しくなります。
    危険な目にあうこともしばしばです。
    さるぐつわをはめられ、
    黒い車に連れ込まれそ

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    2017年11月09日