今野敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東京お台場のビルの狭間で、アラブ系と思われる外国人男性が倒れているのが発見された。事件性の疑いはないと考えられたが、男性は原因不明の高熱を発し、間もなく死亡。それを機に、東京湾臨海署の安積班にただならぬ空気が流れはじめる―本庁公安部が動きだしたのだ。海外からウイルスを持ち込んだバイオテロなのか?地域・道路封鎖に奔走する安積たちの不安をよそに、事態はさらに悪化の気配を見せはじめた!大好評長篇警察小説、待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)
バイオテロに対して日本ってこんなに弱いんだ、とちょっと心配になりました。
なんていうか、お役所仕事っていうか、ルールに縛られているのってダメですよね -
Posted by ブクログ
ネタバレ十九歳で理論物理学と哲学の修士号を取ったという経歴を隠して滑動するアイドルが、スタントマンや情報通の作曲家、マネージャーとチームを組んで芸能界に絡んでくる悪漢どもを片付けるという、漫画にありそうな設定・ストーリー。
一話完結型で全6話ありますが、基本は毎回同じパターン。
1.事件発生。
2.アイドルが「許せないわ!」。
3.囮になったアイドルがピンチに。
4.主にスタントマンの空手アクションで救出&解決。
悪く言うとワンパターンかもですが「水戸黄門」的な楽しみ方ができるとも言える?
設定にある専門知識(理論物理学と哲学)が事件解決に関わりが全くなく、設定が活かしきれていないように思われ -
Posted by ブクログ
2013/8/9 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2013/9/24〜9/25
今野氏の初期作品の再刊。原題は「25時のシンデレラ」。1992年の作品。
アイドルとしてデビューした19歳の高梨美和子。実はカリフォルニア大を飛び級で卒業し、現在博士課程在学中。一時帰国の期間限定でアイドルとして活動。そこで様々なトラブルに巻き込まれるも天才的頭脳をもって仲間達とともに解決していく短編集。
美少女、武道家など初期今野作品の定番。面白いといえば面白いが、やはりこれでは売れなかっただろうなぁ。安積班シリーズや隠蔽捜査シリーズを書ける人のちょっと軽めのタッチの作品であれば、こういうのもまた良し、というと -
Posted by ブクログ
今野さんの警察小説?
いや黒田刑事という警察関係者も出てきますが、
主人公はテレビ報道局の記者、布施京一です。
●「スクープ」 ●「傷心」 ●「遊軍記者」
●「住専スキャンダル」 ●「役員狙撃」
●「もてるやつ」 ●「渋谷コネクション」
一話完結の短編集でした。
布施は報道番組のスクープをとるため、
潜入捜査まがいのことをやり、
大物芸能人や財界トップと暴力団の関係を暴きだします。
努力のかいあって、
布施の報道番組はテレビ局の目玉番組となっていました。
そして、布施の体当たりの捜査はますます激しくなります。
危険な目にあうこともしばしばです。
さるぐつわをはめられ、
黒い車に連れ込まれそ