京極夏彦のレビュー一覧

  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    ネタバレ

    濃い。

    今回もとびきり洗練された言葉の渦に
    呑み込まれてしまいそうだった。

    ほぼ全編でオマージュされた柳田國男の
    頭の中まで覗き込んだような感覚に
    思わず眩暈すら覚えた。

    今作の狂言回し 塔子の存在も大きい。
    実在の偉人たちとのやりとりは格別。

    早くも三作目が待ち遠しい。

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    2020年09月30日
  • 今昔百鬼拾遺 河童

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    読んでいるうちに河童の知識が身についてしまうかも。
    がらっと場面展開して散らかりそうなところだけれど、最後にまとまるので読後もスッキリ。

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    2020年09月14日
  • 文庫版 オジいサン

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    72歳の1人暮らしの益子さん
    料理をしたり 買い物でヨーグルトを選ぶのにも悪戦苦闘!でも自由で気ままなオジいサンライフをユーモアたっぷりで描かれている 続編お願いします

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    2020年08月24日
  • 鉄鼠の檻(4)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    一気に読める幸せ。このお盆休みに読めて良かったです。
    しかし、3巻と4巻は分ける必要があったのでしょうか。
    併せても1巻や2巻の厚さと変わらない気がするのですが(笑)。

    さて、犯人と動機ですが、犯人については意外性はなかったですが、動機については予想外でした。でも最初にヒントは出ていたのかもしれません。

    《成長しない迷子》は、辻褄の合わないこともありますが、まぁそういう不思議なこともあるということで納得しました。

    榎木津は天才ですね。彼には見えるのでしょう。
    彼が登場すると場が明るくなって救われるような気がします。
    読んでいて楽しいですし。

    そして山下警部補にとっても人生観が変わるほど

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    2020年08月18日
  • 鉄鼠の檻(2)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    また僧が殺されてしまいました。

    明慧寺の謎は最古参の泰全老師の話によって一部明らかになりましたが、そもそもの明慧寺の由来等についてはまだ分かっていません。この後明らかになるのかしら…。

    山下警部補はもはや道化師です。
    明慧寺の貫主に一喝される場面は痛快でしたが、彼はこんな役回りで終わるのでしょうね、多分。

    そして1巻からの飯窪のおかしな言動の理由も分かりました。彼女も事情を抱えていたのですね。その事情もこの事件に関わってくるのでしょうか。


    〖 京極堂の仏頂面を目にして、これ程の安心感が得られるとは——正直私は思ってもいなかった。 〗

    関口が言うように、私も愈々これから解決へ…と期待

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    2020年08月16日
  • 今昔百鬼拾遺 河童

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    お兄さんのシリーズに比べてウンチクや回りくどい言い回しが少なく、ミステリーとしてとても楽しめます。

    敦子さんの名探偵振りや益田さんとの掛け合いよかったです。

    最後もまとまっていて、情景が浮かぶようでした。

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    2020年08月06日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

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    京極堂の講師時代のお話。ちゃんと「薔薇十字叢書」ってロゴが!榎さんも関口もいる!学校の七不思議のなぞとは。「この世には不思議なことなど何もないのだよ」それが聞きたかった。続きが楽しみだけど、どこまで描いてもらえるだろうか。

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    2020年07月25日
  • 文庫版 厭な小説

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    まさに嫌。嫌なことっていろいろありますが、日常にこんなにも潜んでて、その派生先のおぞましさ酷くえぐかったです。

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    2020年07月24日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

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    百鬼夜行シリーズ前の京極堂のはなし。
    オリジナルなのかな。ファウンダーになってるし。
    教員っていっても臨時だったのか。

    トイレの話は正しく妖怪な感じで、すごく良い感じ。
    青マントは、さてはたして。
    すぐに続刊が出てありがたい。

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    2020年07月17日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    面白かった!
    前作と違って、今回は女学生の塔子の視点で語られる連作短編集。

    これといって大きな事件があるわけではないけれど、いつまでもいつまでも読んでいたくなるような、心地の良い世界観。

    続編はもう出ないのかなぁ。

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    2020年06月17日
  • 狂骨の夢(3)【電子百鬼夜行】

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    再読。当時読んだ時は武御名方だとか後醍醐の末裔だとかフロイトだとかのガジェットが難しく感じられてそこまで没入することができなかった。再読した今でもそういう難しい部分を全部理解できたとは思えないけれど、それでも昔より何かは分かったような気がする。

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    2020年06月08日
  • 塗仏の宴 宴の支度(1)【電子百鬼夜行】

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    再読。

    不気味なほどに、この物語の舞台を鮮明に記憶しているのに何故かストーリーが全く記憶にない・・・。
    まだまだ導入部。京極堂も榎木津もでてきてないのでこれからが楽しみだ。

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    2020年06月01日
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし

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    色んな妖怪が出てくるコメディではありながらも、妖怪とは、生死とは、恐怖とは、の考察がどんどん深まっていく。
    京極先生のコメディではいつも主人公格がボロクソにこき下ろされるのはなぜなんだ。見開きに1回は馬鹿って書いてる気がする。

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    2020年05月17日
  • 今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】

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    いわゆる京極堂シリーズは読破してしまったので、京極夏彦からもしばらく足が遠のいていた。本書を手にしたきっかけは、文庫に書かれている紹介文に「中善寺敦子」の名を目にしたからだ。

    タイトルにもあるが、テーマは「鬼」である。憑きもの落としで、その能力、つまり言霊の力を使い、難事件を解決してきた京極堂の妹たる中善寺敦子が一体どんな推理を展開するか――興味を持った。日本刀による連続「辻斬り」事件。禍々しくはあるが、昭和という時代に果たして辻斬りなどという事件が起きるのか? 辻斬りと見える事件は、一見明治時代から続く因縁に捕縛されているかのような展開で、物語は進む。ここまでは、タイトルにもある通り「鬼の

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    2020年04月07日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    書楼弔堂 第二弾。
    今回は塔子という女性が主体。
    だからかこの時代の女性問題に因んだお話が
    結構ありました。
    もう一人。塔子と同じように主体となる人が出てきます。

    いつも読みながら、この人はハテ誰なんだろう?
    と考えながらほとんど分かりませんw
    でも今回も面白かった。

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    2020年03月01日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    前作の破曉より面白く感じられた。語り部が女性という事で感情移入しやすかったからかな?時代設定が設定だけに価値観などがその時代に則したものなので理解に苦しむところはあったけれど今の時代にも十分に通ずるものがあると思える。今の歴史に名を残す色んな方々が登場するが一番気に入ったのは「無常」に登場する方かな。塔子ちゃんのその後も気になるところだがいつかわかる話が来るのだろうか。

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    2020年02月21日
  • 続巷説百物語

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    今作は全編百介の視点で描いていることから、又市一味の各キャラクターの人となりがよく分かり、切なさと恐怖と可笑しさの混じった異様な世界観にのめり込んで行く。

    最後の事件の真相が知りたくなるので、このまま続編突入必至。

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    2020年02月17日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    シリーズ2作目
    前作同様に明治の有名人がたまたま弔堂に行きついて、主人と京極節の会話をして本を買って帰る
    そしてその人のその後が説明されて各編が終わるスタイル

    前作は高遠さんという人の視点で語られていたけど、今回は塔子さんという女性視点
    (高遠さん同様に実在しない人か?)
    薩摩武士だった祖父の男尊女卑に凝り固まった思想に疑問を持つ
    全編通してそんな事が語られているけど、その辺のくだりは平塚さんのところが顕著


    他にも田山さんだのおっぺけぺーの人とか、鈴木光司のリングで説明されてた透視実験の人とか乃木さんとか

    どの人も後でWikipediaで来歴を読むと、「本当にこんなやり取りがあったんじ

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    2020年02月12日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    2020年7冊目

    明治時代の書舗「書楼弔堂」を舞台に、本を読むこや学問を良しとしない祖父に何も言い返せない塔子だったが、乃木希典や勝海舟、平塚らいてうといった偉人たちと交流を通じながら自分と向き合っていく。

    江戸時代から明治時代にかけての混乱から立ち直ってきた日本。それでも女性蔑視の風潮が色濃く残っていた時代。幸せの価値観が今とは全く異なった時代。それでも本を読むことで知らなかった世界にアクセスできることの楽しみは、いつの時代も変わっていない気がしました。

    本書の弔堂の主人は、自分にとっての一冊があるはずだという。きっと、自分が本を読み続けるのもその一冊に出会いたいからかもしれない。そし

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    2020年01月26日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    ・京極夏彦「書楼弔堂 炎昼」(講談社文庫)のヒロインは天馬塔子であらう。塔子が導いた人物達がこの弔堂で一冊の本を選ぶ。いや、弔堂主人から薦られる、それが物語となる。ただし、多くの物語にはヒロインの他にヒーローもいる。本書も同様で、それが松岡國男である。この二人、物語に必ずといつて良いほど出てくる。颯爽とと言ひたいところだが、実際にはとてもさうはいかない。二人ともいかにも悩ましげである。塔子は女性としての生き方に悩んでゐる。松岡は新体詩を捨ててどうするかを悩んでゐる。この2つの悩みがそれぞれの物語の登場人物にまとはりつきながら、ライトモチーフのやうに物語を作つていく。19世紀から20世紀に移りゆ

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    2020年01月05日