京極夏彦のレビュー一覧

  • 狂骨の夢(3)【電子百鬼夜行】

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    再読。当時読んだ時は武御名方だとか後醍醐の末裔だとかフロイトだとかのガジェットが難しく感じられてそこまで没入することができなかった。再読した今でもそういう難しい部分を全部理解できたとは思えないけれど、それでも昔より何かは分かったような気がする。

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    2020年06月08日
  • 塗仏の宴 宴の支度(1)【電子百鬼夜行】

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    再読。

    不気味なほどに、この物語の舞台を鮮明に記憶しているのに何故かストーリーが全く記憶にない・・・。
    まだまだ導入部。京極堂も榎木津もでてきてないのでこれからが楽しみだ。

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    2020年06月01日
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし

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    色んな妖怪が出てくるコメディではありながらも、妖怪とは、生死とは、恐怖とは、の考察がどんどん深まっていく。
    京極先生のコメディではいつも主人公格がボロクソにこき下ろされるのはなぜなんだ。見開きに1回は馬鹿って書いてる気がする。

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    2020年05月17日
  • 今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】

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    いわゆる京極堂シリーズは読破してしまったので、京極夏彦からもしばらく足が遠のいていた。本書を手にしたきっかけは、文庫に書かれている紹介文に「中善寺敦子」の名を目にしたからだ。

    タイトルにもあるが、テーマは「鬼」である。憑きもの落としで、その能力、つまり言霊の力を使い、難事件を解決してきた京極堂の妹たる中善寺敦子が一体どんな推理を展開するか――興味を持った。日本刀による連続「辻斬り」事件。禍々しくはあるが、昭和という時代に果たして辻斬りなどという事件が起きるのか? 辻斬りと見える事件は、一見明治時代から続く因縁に捕縛されているかのような展開で、物語は進む。ここまでは、タイトルにもある通り「鬼の

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    2020年04月07日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    書楼弔堂 第二弾。
    今回は塔子という女性が主体。
    だからかこの時代の女性問題に因んだお話が
    結構ありました。
    もう一人。塔子と同じように主体となる人が出てきます。

    いつも読みながら、この人はハテ誰なんだろう?
    と考えながらほとんど分かりませんw
    でも今回も面白かった。

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    2020年03月01日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    前作の破曉より面白く感じられた。語り部が女性という事で感情移入しやすかったからかな?時代設定が設定だけに価値観などがその時代に則したものなので理解に苦しむところはあったけれど今の時代にも十分に通ずるものがあると思える。今の歴史に名を残す色んな方々が登場するが一番気に入ったのは「無常」に登場する方かな。塔子ちゃんのその後も気になるところだがいつかわかる話が来るのだろうか。

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    2020年02月21日
  • 続巷説百物語

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    今作は全編百介の視点で描いていることから、又市一味の各キャラクターの人となりがよく分かり、切なさと恐怖と可笑しさの混じった異様な世界観にのめり込んで行く。

    最後の事件の真相が知りたくなるので、このまま続編突入必至。

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    2020年02月17日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    シリーズ2作目
    前作同様に明治の有名人がたまたま弔堂に行きついて、主人と京極節の会話をして本を買って帰る
    そしてその人のその後が説明されて各編が終わるスタイル

    前作は高遠さんという人の視点で語られていたけど、今回は塔子さんという女性視点
    (高遠さん同様に実在しない人か?)
    薩摩武士だった祖父の男尊女卑に凝り固まった思想に疑問を持つ
    全編通してそんな事が語られているけど、その辺のくだりは平塚さんのところが顕著


    他にも田山さんだのおっぺけぺーの人とか、鈴木光司のリングで説明されてた透視実験の人とか乃木さんとか

    どの人も後でWikipediaで来歴を読むと、「本当にこんなやり取りがあったんじ

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    2020年02月12日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    2020年7冊目

    明治時代の書舗「書楼弔堂」を舞台に、本を読むこや学問を良しとしない祖父に何も言い返せない塔子だったが、乃木希典や勝海舟、平塚らいてうといった偉人たちと交流を通じながら自分と向き合っていく。

    江戸時代から明治時代にかけての混乱から立ち直ってきた日本。それでも女性蔑視の風潮が色濃く残っていた時代。幸せの価値観が今とは全く異なった時代。それでも本を読むことで知らなかった世界にアクセスできることの楽しみは、いつの時代も変わっていない気がしました。

    本書の弔堂の主人は、自分にとっての一冊があるはずだという。きっと、自分が本を読み続けるのもその一冊に出会いたいからかもしれない。そし

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    2020年01月26日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    ・京極夏彦「書楼弔堂 炎昼」(講談社文庫)のヒロインは天馬塔子であらう。塔子が導いた人物達がこの弔堂で一冊の本を選ぶ。いや、弔堂主人から薦られる、それが物語となる。ただし、多くの物語にはヒロインの他にヒーローもいる。本書も同様で、それが松岡國男である。この二人、物語に必ずといつて良いほど出てくる。颯爽とと言ひたいところだが、実際にはとてもさうはいかない。二人ともいかにも悩ましげである。塔子は女性としての生き方に悩んでゐる。松岡は新体詩を捨ててどうするかを悩んでゐる。この2つの悩みがそれぞれの物語の登場人物にまとはりつきながら、ライトモチーフのやうに物語を作つていく。19世紀から20世紀に移りゆ

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    2020年01月05日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    書楼弔堂(破暁)の続編。
    明治という日本の歴史の大きな転換期に奔走した賢人たちと古書店を営む元僧侶であった店主との「本」を通じての対話が面白い。前作に続き、その人に合った1冊の本を紹介していく。
    自分にとって大切な1冊の本ってなんだろう。これまでに読んだ本はそれなりに感動を与えてくれているけれど、この「書楼弔堂」でいう1冊の本にであっているだろうか。自分にとっての1冊の本が見つかるまで、マイペースで本を読んでいきたい。

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    2020年01月02日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    ネタバレ

    古本屋「弔堂」を営む店主が後に著名な人物と出会い、その人のためになる1冊の古書を薦めるやり取りが面白い。
    「どの本も掛け替えのない喜びを与えてくれた大切な大切な本。1冊として無駄な本などない=略=本来持つべきある方を探している。(P255)」との信念はホンスキーの皆さんも同じ思いだろうと思う。

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    2020年01月02日
  • 西巷説百物語

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    林蔵ってそんなに良い男なの?
    上方の仕掛けは又市のものとは、やっぱり少し違うね。
    最後に又市さん、百介さんが出てきて嬉しかった。
    なんだかんだ、凄いのは小右衛門よな‥。
    小右衛門無双だね、巷説シリーズは。

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    2019年12月21日
  • 前巷説百物語

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    又市が御行になる前の物語。
    ぶっきらぼうで青臭くて周囲に舐められてる又市が見られるのは良い。
    「嗤う伊右衛門」はこの後かな?
    山崎さんの最期が悲しくてね、読むのが辛くなる。

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    2019年12月14日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    メモしておくのを忘れてしまったので、正確な言葉ではないけれど

    本とは、既に死んでいるものである。


    言葉は道具でしかないのだから、重いも軽いもなく、
    ワードやエクセルを自在に使える使えないの違いみたいなものじゃないのかな。
    早くて便利で確実だけど、淡白かもしれない。
    どんな言葉を遣っても
    そこに、強い意思や深い思考があるかどうか
    自分でその言葉を遣おうとして遣ったのか
    受け手に対して、適切に遣っているのか
    そういうことが大事なんじゃないかなあ。

    道具に慣れてしまうことはあるけど、
    時々振り返ってみよう。

    つづく。

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    2019年12月09日
  • 後巷説百物語

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    お話の筋や仕掛けやあれやこれやは好きなんだけど、与次郎達4人の会話に苛々してしまって、読み進めるのに苦労してしまった。
    でも好きですよ。
    由良家の発端を知れるところが良い。
    あと、和田智弁ね。
    又市はスーパースターであり元凶でもある‥。

    百介さんは、又市さん(達)のことが本当に、好きで好きでたまらなかったのね‥。
    なんだか切なくなってしまった。
    それ以外のことは重さも厚みもない、そういう体験をしてしまったら、仕方ないのかな。
    小夜さんを託されて良かったね、百介さん。

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    2019年11月29日
  • 絡新婦の理(1)

    購入済み

    相変わらず凄い

    今昔百鬼拾遺三作を読むにあたり、呉美由紀ちゃんの出てくる原作を読み直したかったのだけど、時間が無いので漫画でおさらい。
    志水先生の画力と構成力は相変わらず素晴らしいです。ただ絵にするとキツイ描写が結構あるんですよね…
    内容かなり忘れていたのでおさらいには丁度良かったです。
    でも改めて原作読みたくなってしまいました(笑)

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    2019年11月26日
  • 続巷説百物語

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    決して嫌いではないんだけど、読み進めるのに少し躊躇する。
    百介が切ないのと、仕掛けが大き過ぎて何が何やら‥。
    もう小悪党じゃないじゃん、何だってできるじゃん、みたいなね。
    あと、野鉄砲で百介の兄が「昼も夜もなかろう」的なことを最後に言うのが好きだったんだけど、いつまでもふらふらはできないのね‥と切なくなる。

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    2019年11月14日
  • 遠野物語remix 付・遠野物語

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    昨日まで東北を旅行していました。最後の訪問地が遠野です。その前に遠野物語を読もうと思いました。
    最初に手にしたのが青空文庫。しかしなかなか読みづらく。たどり着いたのがこの本でした。

    原文を単に口語体に変換するだけでなく、本来なら注釈とすべき内容を本文内に上手く取り込むことによって、平易で読みやすくなっています。さらに説話の順番を入れ替えて括ることによって、頭に入りやすく工夫されています。
    後ろには柳田さんの原文も付いています。入門編ともいうべき京極さんの文章を読んだ後にこちらを読むと、原文が削ぎ取られたような名文である事が良く判ります。

    ところで実際に訪れた遠野。
    卯子酉様とか五百羅漢、コ

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    2019年11月11日
  • 旧談

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    江戸時代の随筆「耳嚢」から取った怪談風の話をリライトした作品集。怖い話というのはあまり無いのだけど、併記されている原文を読むと当時の社会情報まで伝わってくるようで面白かった。

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    2019年10月20日