京極夏彦のレビュー一覧

  • 薔薇十字叢書 縊鬼の囀

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    第一弾に続き、第二弾も一高時代の三人♪まだ可愛らしいなぁ(*^^*)今回は中禅寺が大変な事件に巻き込まれてしまう(゜゜;)榎木津の兄・総一郎に協力を頼み、榎木津と関口が謎を追う!あぁこの仲間良いな(*´-`)羨ましい~(^^)

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    2017年06月03日
  • 狂骨の夢(3)【電子百鬼夜行】

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    10年くらい?空けての再読。

    逗子の海岸、フロイト、頭蓋骨、いくつかのキーワードは記憶していたが
    展開はすっかり忘却の彼方。

    そうだこの本を読んでフロイトとユングに興味を持ったんだ。

    初めて読んだ時は、フロイトの件が難し過ぎて、
    さっぱり頭に入ってこない。文字を目で追いかけていただけに
    なってしまっていたが、自分も読書を進めるうちに若干の理解力が
    増したのか?今回は情景、感情を頭の中に思い描きながら
    読書を進めていくことができた。

    京極夏彦先生の京極堂シリーズは、その厚さもさることながら、
    内容の重厚感も凄い。
    いつも単純な展開では終わらず、これもか!またここもか!
    そうくるのか!と唸

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    2017年06月03日
  • 薔薇十字叢書 風蜘蛛の棘

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    こちら、1巻目を読んでないし、全シリーズ読んでないのですが...割とこれまでで一番、本家の短編に近い雰囲気で嬉しいというか。木場やらも出てきて満足です。
    なんだか春昼・春昼後刻みたいな舞台設定で嬉しかったのですが、寄せている、ということでよいんでしょうか?
    1巻も探さにゃあ。

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    2017年06月12日
  • 薔薇十字叢書 蜃の楼

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    ネタバレ

    第二弾、とのことで嬉しいなー。
    第一弾をすべて読んでいないので、、初めてちゃんと木場が出てきて嬉しい限り。

    いろんな時代にいる関君!違和感ないなぁ。
    気に入りました。

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    2017年05月28日
  • 薔薇十字叢書 風蜘蛛の棘

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    前作の桟敷童の誕も面白かったですが、こちらの方がさらに好きです。

    本家から大きく逸れてるところや違和感がほぼないのでモヤモヤしたりせず楽しく読めました。
    事件自体は暗いですがお馴染みの登場人物も多数出てきて賑やかだし、会話も本家ぽくてよかったです。

    癖がある作品が多い叢書の中では、本作は癖がほぼないと思うので突飛な展開や本家から離れすぎた設定はちょっと…と思ってる人にも勧めやすい一冊です。

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    2017年05月18日
  • 嗤う伊右衛門

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    新訳四谷怪談。なかなか素直になれないが正しく物事を見ることができる岩と耐えるを知る伊右衛門の関係はかなり切ない。悲恋だが、最後まで岩を離さなかった伊右衛門にとってはハッピーエンドエンドといえなくもないメリーバットエンド。
    岩と伊右衛門の思い会うがゆえの悲恋だけでなく、親子、きょうだい間の歪な愛も描かれており、いい意味で陰鬱さを増している。

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    2017年05月17日
  • 絡新婦の理(4)

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    雑誌の終了と共に綺麗に終わる。想定していた長さだったのか、それとも駆け足になったのか…

    ラストあたりはさらに圧縮され、しかも原作の「プロローグ」部分もフォローされてないので「読者の想像に任せる」感が強くて、あの読後感の驚きが強調されているよう思える。やはり最高のコミカライズだ。

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    2017年05月02日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    ネタバレ

    だいぶ忘れての読み返し。
    高遠さんは、どうなったんだろう、どこかでリンクはないのかな。
    てゆーか、トリストラムシャンディかよ。たまたま最近読んだのですが、それ勧められちゃったのかよ。ま、人生色々曲がりくねって無駄そうでも、自分の好きなことに注いでいれば良いのですよね。

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    2017年04月07日
  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

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    下巻はほとんどが解決編だった。
    面白くて一気読みだったが、かなりエグい話であった。映像では絶対に見たくない。
    ありえない話だけど、匣の中で生きてる人というのがありえる話の気がしてきてしまう。
    美馬坂と娘の関係や、雨宮の加奈子への愛情あたりがキツイ。
    京極堂がどの辺で真相に気付いたのか分からなかったのでもう一回読んでみる。

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    2018年10月19日
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】

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    まだまだ導入。
    連続バラバラ殺人事件と、怪我をして怪しい研究所で治療されている加奈子がどうつながっていくのかが見もの。
    箱を使った怪しい霊能者が絡んでくるのだろう。
    京極堂の超能力者、占い師、霊能者、宗教家に関する薀蓄のくだりがやたらと長い。まあ面白いけど。

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    2018年10月21日
  • 絡新婦の理(4)

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    京極堂が登場して、あっという間に憑き物落とし(;゜∇゜)それにしても毎回、いろいろな事件がスルスルと上手く繋がっていくもんだな~(^o^;)原作を読んだ時も思ったけれど、人物相関図が自分の脳で正しく描かれているのか不安(--;)一度は紙に書いて確認しようと思っているんだけど…(^^;)ゞ最後の茜さんの微笑みが恐ろしくも美しい!

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    2017年04月03日
  • 絡新婦の理(4)

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    ネタバレ

    絡新婦が仕掛けた糸の中、京極堂が糸のつながりを解いていくが、憑き物が落ちても仕掛けの惨劇は成就していく。
    女性の権利・立場についての日本古来からのあり方を石長比売の神話の解釈や婦所婚を引き、女系社会にスポットを当てながら明かされる事件の背景には、逆にそうした設定を構想した作者の発想に驚嘆させられる。
    ラスト、蜘蛛の正体は分かっても、どこか理解が及んでいない釈然としない感覚が残った。
    17-46

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    2017年03月25日
  • 絡新婦の理(4)

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    あれだけの分厚さをなんとかかんとか単行本4巻に抑え込む志水さんの手腕が唸る、絡新婦の理最終刊。
    名前や行動が出る度に顔が出ると分かりやすいなぁ。
    ずいぶん読み返してなかったから、また読みたくなってきたよ。
    次回はついに鉄鼠の檻!!! あの雰囲気をどう漫画に落とし込むか、楽しみ!!!

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    2017年03月20日
  • 絡新婦の理(4)

    ネタバレ 購入済み

    尻切れとんぼになってしまった

    少々物足りない終わりかたです。
    原作ではプロローグが最後の台詞の続きになっているのですが、こちらの漫画版ではカットされてしまっているので原作を知らない方には多少混乱するラストになってしまっています。

    雑誌連載なので仕方ないのでしょうが、画力や表現が素晴らしいだけに肝心要の部分がカットされているのが残念です。

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    2017年03月17日
  • 絡新婦の理(3)

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    原作のブ厚さが特徴的な本作ですが、これ本当にあと1巻で完結するの…?

    少年誌掲載ということでどうなることかと思ったけど、割とグロシーンも容赦なし。原作未読の読者は当初百合学園ものが始まったかとおもいきや、次第にオッサン達に物語を乗っ取られていって何事かと思ったじゃないだろうかw

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    2017年03月12日
  • 絡新婦の理(3)

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    1~3巻までをまとめて読む。
    聖ベルナール学園、織作家、目潰し魔、絞殺魔。
    張り巡らされた蜘蛛の糸を予感するが、構造も蜘蛛の正体も見えてこない中、憑き物落としを引き受ける京極堂。
    さて次巻でどのような完結を迎えるのか。
    17-32

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    2017年02月26日
  • 嗤う伊右衛門

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    四谷怪談を京極夏彦の文章で書き起こした一冊。 あんまりにも誰も救われていないじゃないか。それなのに、伊右衛門は救われている。最後の最後で伊右衛門は救われてしまったのだ。 お岩の「どうして伊右衛門様は幸せにならぬ!」という台詞がとても重い。 どうしてお岩と伊右衛門はすれ違ってしまったのだろうか。 他に幸せになる方法はなかったのだろうか。 何故、どうして。考えても栓ないことが頭をぐるぐるとまわって、最後、幸せそうに笑う伊右衛門の描写で涙が落ちかけた。

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    2017年01月30日
  • 遠野物語remix 付・遠野物語

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    「遠野物語」を読みやすく現代文にかみ砕きながら、装飾はほとんど行っていないので、原典の持つ素朴な「得体のしれないものを伝承する」という姿勢を感じ取ることができます。
    怖がらせようという意図のある「伝承話」ではなく、あくまでただそう伝わっている、ということを伝えていこうとする話のかけらたちなので、物語の背後に統一された意図があるわけでも、意外性ある展開があるわけでもありません。

    けれど、繰り返し描かれる「この世ならざるもの」がなにかの暗喩なのか、はたまたほんとうの異形なのか、などと想像を巡らせると、とらえどころのない不安やおののきを感じたりもするのでした。

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    2017年01月09日
  • 覘き小平次

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    幽霊役者の木幡小平次を中心に、彼を取り巻く様々な人間たちの因縁が絡み合っていく物語です。

    小平次の妻は、幼い頃に見た絵画の男に惚れたというお塚で、彼女は押入れの中に閉じこもって口をきこうともしない小平次を嫌い抜いていました。そんな彼女に懸想している囃子方の安達多九郎が、小平次に仕事の話を持ち込んでくるところから、物語は始まります。小平次を雇いたいという玉川座で女形を務める玉川歌仙は、幼い頃両親を殺され、この世界に入り込むことになります。さらに、人を殺すことを何とも思わない動木運平という素浪人とその仲間の破落戸が、いっそう事件を複雑なものにしていきます。

    人間関係を過剰なほどに絡み合わせるこ

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    2017年01月04日
  • 嗤う伊右衛門

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    『東海道四谷怪談』を著者がリメイクした作品です。

    貧しい浪人の伊右衛門のもとを、西田尾扇という医者の家で下男をしている直助という男がやってきて、人を殺す方法について尋ねるところから、物語は始まります。その後彼は、「小股潜り」という二つ名を取る又市という男の斡旋で、民谷又左衛門という謹厳実直な侍の一人娘である岩のもとへ養子に入ることになります。岩は美しい娘でしたが、疱瘡を患ったために醜い顔となり、父の又左衛門は窮したあげく、人をだますことに長けた又市を頼ったのでした。しかし又市は、伊右衛門に真実を告げ、伊右衛門も岩のことを承知の上で民谷家の養子になることを決意します。

    ところで、又左衛門の上

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    2017年01月03日