京極夏彦のレビュー一覧

  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    読み物として秀逸。これぞエンターテイメント!ページを捲る手が止まらなかったのは久しぶり。京極夏彦を推理作家たらしめた百鬼夜行シリーズの、何故か2作目から手をつけてしまったわけだが、特に問題なく楽しめた。題材の印象が先行してしまっているのか、もしくは膨大なページ数のせいか、難解なイメージを持つ京極夏彦作品だが、「死ねばいいのに」「虚言少年」等と同じく読みやすく馴染みやすい文章。京極堂の演説は小難しくもあるけど、一般的にも許容範囲内だと思う。

    ミステリーとしては規格外。人が死んで謎解きがあるのだから大枠はミステリーだとしても、犯罪を追及する論理が非論理的(なにしろ魍魎だし、、、)。その一方で、追

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    2021年09月22日
  • 京極夏彦講演集 「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし

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    京極夏彦氏の講演集。各地で行われた講演会9回で話された内容を文章にしてまとめてあります。基本中心題材は題名のとおり「ことば」と「おばけ」で、京極さんの考える妖怪というモノの概念がわかります。以前に読んだ、『地獄の楽しみ方 17歳の特別教室』の内容をもう少し詳しく、妖怪寄りにした話が多いかな。

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    2021年09月19日
  • 文庫版 厭な小説

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    覚書
    日常の延長線上にありそうな恐怖。
    恐怖というよりは、ただ只管に精神的に追い詰められるような話ばかり。本当に厭だ。

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    2021年09月08日
  • 今昔百鬼拾遺 月 【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    全編通して中禅寺敦子と呉美由紀が出てくる。
    そして美由紀がとにかく通快。
    【鬼】
    因縁がキーワード。結構突拍子もない名前が出てきた。犯人はまあそうかなという感じ。そこに至るまでがぐるぐるしてる。
    【河童】
    河童のことが色々知れて楽しかった。
    久々に多々良先生に会えた。
    【天狗】
    この時代では革新的というか、今では当然の考えを持ち合わせている美弥子がとてもかっこいい。
    理想に軸足を置くか(美弥子)、現実に軸足を置くか(敦子)というのが印象に残った。
    実際この時代にこういう方がいたかどうかは分からないが、いてほしいという三人の女性陣だった。

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    2021年09月08日
  • 百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】

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    京極堂シリーズの脇役たちが決定的瞬間に至るまでのサイドストーリーズ10編。
    脇役と言いながら、いずれも魅力的というか濃厚な人生。焦点が絞られている短編の一貫性と、大長編メインストーリーとの絡みの両方を楽しめる。
    お気に入りは『煙々羅』『毛倡妓』

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    2021年08月31日
  • 続巷説百物語

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    ネタバレ

    『巷説百物語』の続編。
    連作短編集。を装った長編。

    長編だと気づいた時の私↓
    「ちょ、これもしかして長編じゃね? なんか今回は時間軸がハッキリしてるしえらく符合することが多いなとは思ってたんだけど、まさかの長編? それなら最初からそう言ってくれよ、短編だと思ってたから重要なキーワードも心に留めずにここまで来ちゃったよ!!!」

    さらに最後まで読んだ直後の私↓
    「え、終わり???? このシリーズここで終わるの?? だって続巻出てるじゃん、これシリーズモノなんじゃなかったの? しかも何この最後の『江戸に戻った百介は、生涯二度と旅に出なかったという。』って! こんな大事なことをこんなサラリと書く?

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    2021年08月19日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    作品の中で描かれる歴史上の人物が抱える懊悩が、実話だったのではないかと思う位、人物とその人の歴史を掘り下げて、そして思いを寄せて書いたんだろうと感じる。
    そして次作への期待も高まる。

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    2021年08月16日
  • 陰摩羅鬼の瑕(3)【電子百鬼夜行】

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    再読。そのため事件の犯人やそれに付随する諸々は覚えていたので、途中途中の伏線というか引っ掛かりを意識しながら読むことができた。そうやって考えながら読むと、伯爵の言葉は何というのか妙に滑稽的でもあり物悲しくもあり…。伯爵が其方側を選んでいれば安寧だけは得られたのだろうが、伯爵ほど聡明で高潔な方はやはり此方側を選ばなければいけなかったのだろう。そう思うとやはり遣り切れない。

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    2021年07月30日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

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    「赤い紙、青い紙」あったなあ……うちの小学校(香川県)では「かしまの手」と呼ばれてて、赤い手、青い手、黄色い手が4:44:44に便器から出てくるという伝説だった。。。
    手に質問されて、回答を間違えると便器に引き摺り込まれて死ぬ。トイレの様式が汲み取りから水洗に代わるに連れて消えていった怪異。

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    2021年07月23日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

    購入済み

    原作本編は未読ですが。☆3.5

    恥ずかしながら、百鬼夜行シリーズは未読で、映画化されたものを見たぐらいなので、一漫画作品として読みました。昭和初期の日常の謎を解く学園ミステリーかと思いきや、他人の過去を見る能力があるという榎木津が出てきたり、どっちつかずな感じもしましたが、面白かったです。でも1巻だけでは、ハマって購入してまで読むという感じではなかったです。

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    2021年07月18日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

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    電子書籍で読みました。
    一話が短く、すぐに読み終わってしまいました。
    日頃、漫画は読まないので
    小説があったらいいのになぁ
    と思いました。

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    2021年07月17日
  • 遠野物語remix

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    もともと民俗学に興味があったので、面白く感じた。
    読んでいると、自分も遠野の地に行ってみたくなった。一つ一つの話が短く読みやすかった。

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    2021年07月08日
  • 文庫版 妖怪の理 妖怪の檻

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    妖怪とは一体何なのか。
    その文化と意味について、ひたすら掘り下げられている。
    曖昧模糊として不定形な妖怪という概念に対し、真摯であればあるほど、京極夏彦の妖怪への愛情の深さが感じ取れる。

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    2021年06月30日
  • 西巷説百物語

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    再読。巷説百物語シリーズ第五弾。今作は靄船の林蔵が主役。他の作品では脇役でしかなかった林蔵の昔も知れる一作。どの話もなんともやり切れない話ばかりで人間の業の深さをまざまざと思い知らされる。それでもそれを前提として生きていかねばならない人という存在の悲しさと強さがよくわかる一冊でもあった。

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    2021年06月28日
  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

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    まさかの上中下一気読みした。「小説というよりは、むしろ鈍器」と言わしめた分厚い単行本が流行した意味が分かった。上中下分冊だと、手軽に戻れないのでお勧めしない。下巻においては、謎解きが全て解明されたあとのスッキリ感と、ワルモノが居ない清涼感、あとテンポよいプロットが、結局、魍魎のせいだと思わせてくれる。

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    2021年06月03日
  • 魍魎の匣(2)【電子百鬼夜行】

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    中刊でこんなに謎解きしちゃっていいの?ってくらい、ガンガン明快になるので気持ちい。京極堂が大活躍してて、本当に自分好きなんだな、と。ストーリーの妙はあまりなく、キャラ配置が立ってきて、感情移入して読める。木場修が好き、関口も好き。

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    2021年06月03日
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】

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    引き込まれます。雰囲気が良い。魍魎と名乗ってるわりには、オカルトに傾倒せず、けっこう普通のミステリーとして読める。怖さは無い。しっかし「京極堂」って自分好き過ぎだろ、ってくらい理想化された自分の姿を表現してるんだろうな。

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    2021年06月03日
  • 覘き小平次

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    江戸怪談シリーズ第二弾。これの元となった話自体は知ってはいたものの題名までは覚えていなかった。学生の頃に触りだけ読んだ覚えがあるものの、どうにも地味に感じられて途中で読むのを放棄してしまった。しかし今最後まで読んでみると中々に味わい深い。お塚は小平次を嫌いだ大嫌いだ好きにはならぬと言いながらも、そこには奇妙に何かしらの情が感じられて仕方がない。きっとこの二人の関係は愛でも情でもないナニカではあるんだろうが、私にはそれを表せるだけの語彙がないのが口惜しい。

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    2021年05月25日
  • 狂骨の夢(1)【電子百鬼夜行】

    購入済み

    骨は単なる物体か?

    骨、特に頭蓋骨となると生前の人格を求めれらるものか、それとも骨は骨でしかないのか。それとも、誰の骨であっても信じられればそれでよいのか。信じる者は救われる?

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    2021年05月24日
  • 続巷説百物語

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    明治の代になり山岡百介が隠居老人になってから語る不思議な話。岡本綺堂の三浦老人のようなものだ。秀逸なのは「五位の光」でしょうか。おぎんの娘りん、その娘小夜など大河小説のようなスケールで、又市たちの影を感じながら出てきてくれる。百介の話、楽しみましょう

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    2021年05月18日