京極夏彦のレビュー一覧
-
無料版購入済み
真実は
さまざまな怪奇現象。迷信や言い伝えによって翻弄させられてしまうも中尊寺先生によって不思議なものは何もない、と解決に導かれる。推理していく過程が面白い。合間に出てくるプリンアラモードやクッキーが美味しそうでした。リラックスには漫画の中でも甘味ですね。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【2022年57冊目】
救いようがない厭さで溢れた小説である。
初っ端の「厭な子供」からして大層不快な気持ちになり、その気持ちから逃れようとページを進めてみても、どんどんと厭な短編が押し寄せてくる。その内に深谷なるキャラクターがどの話にも出てくることに気づき、「ははーん、こいつが何かしらの根源なのだな」と思うに至る。
のに、深谷、何にも悪くないのである。
深谷どころか、登場人物全員何をしたんだよと言いたくなるような目に遭う。直接的な被害を受けないのは厭な上司亀井くらいだ。
そのことさえも何とも厭なストーリーである。
解説では古今東西の厭な小説がひたすら紹介されている。解説というか、終始 -
購入済み
原作がそのまま絵になったよう
原作を読んだときに頭の中でぼんやりイメージしていた光景がくっきりと目の前に浮かび上がってきたような感じがする。原作で読み落としていた部分がコミックを読むことによって再認識できたところもあった。
たださすがに原作の古文を用いた幽玄な雰囲気の完全な再現は困難であった。 -
Posted by ブクログ
京極夏彦の名作ミステリー『魍魎の匣』、分冊文庫版の中巻。
柚木加奈子の失踪事件を追う刑事・木場。大財閥・柴田家のエージェントである弁護士の増岡から、遺産相続者である加奈子を探し出して欲しいとの依頼を受ける探偵・榎木津。「連続バラバラ事件」の被害者が「御筥様」の信者という共通点を見出し、「御筥様」の実態に探りを入れる雑誌記者・鳥口。いつの間にか巻き込まれていく(笑)作家・関口。そして、彼らがもたらす情報等を基に、真相へと辿る道を作り上げる安楽椅子探偵(多分)、「京極堂」こと中禅寺秋彦。
同時進行で発生する不可解な事件たちが徐々に結びつき、これらの事件の中心にいる"何者か"に -
Posted by ブクログ
京極夏彦の和風ミステリー、「百鬼夜行シリーズ」の2作目。分厚過ぎて文庫本が"匣"型になってしまったことで有名(?)な本作、『魍魎の匣』を手に取ってみた。(手に取ったのは、取り扱いに良い分冊版。)
中央線武蔵小金井駅で発生した人身事故。重傷を負いながらも一命を取り留めた女学生・柚木加奈子。「加奈子を――死なせはしません」、加奈子の姉・美波絹子、もとい柚木陽子は決然と言い、加奈子を森の中に佇む正方形をした異様な建物「美馬坂近代医学研究所」へ運び込む。警察によって過剰な程の警備体制が敷かれる謎の研究所。そんな中、身動きが取れないはずの加奈子が研究所から姿を消してしまい―――。
-
Posted by ブクログ
なんとなく知っているつもりだった四谷怪談だが、本書を読んで、案外と知らないことに気付いた。鶴屋南北の『東海道四谷怪談』など読んでないから、それも当然なのだが、案外と登場人物も多い、込み入った話なのだね。だから、どの辺りが南北から受け継いだ部分でと言った考察はできかねるのだが、伊右衛門と岩のキャラクターが、南北版とは大きく変わっていることぐらいは分かる。もっとも巻末の解説によると、岩のキャラクターは、南北が下敷きにした事件に取材した実録小説に多くを負っていると言うからおもしろい。
お互いに愛し合っているのに相手に伝わらないという、不器用過ぎる二人の悲劇を、同じようにわずかな齟齬が積み重なって生ま -
購入済み
画力
画力がすごく高いので、安心して読めます。これは原作の小説では表現できない面ですね。特に女の子キャラが良いです。みんな可愛いのに、しっかりと描き分けもできていて凄い。ただ、その代わり男キャラの肩幅が狭くみんなヒョロヒョロなのか気になりました。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ全部嘘の話であると書いてある。
ナッちゃんと呼ばれたりしているから、作者とおぼしき主人公が出てくる。
どれも本当のことに思える。
でも、小説って嘘のことを書いてあるのは普通である。
でもリアルがそこはかとなくあるような気がする。
とくに気に入ったのは『クラス』というはなし。
デザイン系の学校のクラスメイトの石垣島出身なのに関西弁の御木さんは主人公より10個くらい年上、相談されて飲みに行く。死んだ妹が会社にいる、なんなら家のなかにもいると言う。しかし御木さんには妹などいないのだった。それは妹ではないと話をする。別の日のイラストレーターの個展でクラスメイトの久米田にあう。そこで御木さんのはなしを -
購入済み
好きですねー
元々小説本編のファンで、イメージと違うかも…とあまり期待しないようにして読み始めたが、どっこい非常に面白い!
おどろおどろしい小説の雰囲気とは異なる感じもするが、原作ファンで読むのを躊躇っている方にはぜひ手に取ってほしい。