京極夏彦のレビュー一覧

  • 文庫版 オジいサン

    Posted by ブクログ

    面白かったー。72歳の益子徳一さんの日常。7日間のできごと。

    日常も日常。ほとんど何も起こらない。せいぜいが数日前のことを頑張って思い出してみたり、近所の人と話したり、自分のお昼を作ったりするくらい。でも面白くて、飽きずにずっと読めちゃう。

    日常をこなす徳一さんの心の動きが、よーくわかって楽しいんだよね。脳内のつぶやきやセルフツッコミ、展開しすぎてたまに哲学っぽくなる自分への分析。時間についての考察はしみじみ納得した。

    読むうち、徳一さんにどんどん親近感が湧いてくる。年齢のせいか少し忘れっぽかったり、考えがループしちゃったり、最新の機械に疎くて間違った確信を持っていたりするんだけど、そう

    0
    2021年11月29日
  • 薔薇十字叢書 風蜘蛛の棘

    Posted by ブクログ

    佐々木さんの薔薇十字叢書2作目も好き!ちょっと榎さんのバカっぽさが過ぎる気がするが、しばらく本家も読んでないのでどうかな。益田と青木が良かった。関口も最後にいいこと言った。

    0
    2021年11月04日
  • 塗仏の宴 宴の始末(2)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    今までの情報がやっと京極堂のところに届けられたという印象です。京極堂、千客万来。
    何がどうなっているのか、どうつながっているのか、次巻が楽しみです。ここまで長かったです。

    0
    2021年10月24日
  • 今昔百鬼拾遺 河童

    Posted by ブクログ

    次々上がる尻を出した水死体。その謎と河童と盗難事件が、登場人物たちの喋くりによって絡み合い解きほぐされる。
    いやまあ喋る喋る脱線する横道に逸れる。かと思いきやそれが本筋へと繋がる快感。
    ドタバタ喜劇と思いきやの静かで美しい終盤。楽しみました。

    0
    2021年10月23日
  • 塗仏の宴 宴の支度(3)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    木場刑事が出てくると何だか安心します。現実に戻ったような気がして。シリーズの登場人物の中で一番人間味があって共感出来るからでしょうか。
    飲み屋の女将から厄介な相談を受けた木場は、面倒に思いながらも相談にのるのでした。そしてそれは繋がっていくのでしょうね、例の村の事件に。

    そして織作茜の登場。吃驚しました。
    『絡新婦の理』ではあまり好きではなかった彼女ですが、これからの活躍が期待出来そうだったのに残念です。

    いろいろ広げられた謎がどのように解明していくのか、宴の始末が楽しみです。

    0
    2021年10月06日
  • 京極夏彦講演集 「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし

    Posted by ブクログ

    行けなかった講演会の内容が読めたので嬉しい。

    老いること、生と死、怖さとはなにかなど読んでいてうなずける話も多く楽しかった。
    小説は作者の意図なんか気にせず好きなように読んだらいいというはなしで書かれていた、『作者なんて、道に落ちていたら踏んでもいいくらいのものです。』には笑った。

    0
    2021年09月30日
  • 塗仏の宴 宴の支度(1)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    相変わらずの抽象的な、問答のようなプロローグ。
    訳がわからないのだけれど嫌いではないです。
    そして今回の事件は村の消失。
    光保という男が昔派遣されていた駐在所があった村が消えたという。記憶を辿ってその村に行ってみたら隣村になっていたという。建物は記憶のままなのだが、住人が違う。しかもその住人は七十年そこに住んでいるという…。
    その真相に迫るべく問題の戸人(へびと)村に取材に訪れた関口巽。果たして真相は…。


    まだ上巻ですし、謎だらけですが、損な役回りの関口氏が変なことに巻き込まれていないか心配です。

    一方、自殺したがる男、村上の話は戸人村に関わることなのでしょうね。彼がどのように関わってい

    0
    2021年09月28日
  • 百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    ホラーかと思ったら、人の心の闇を中心にした、京極堂シリーズのサイドストーリーだった。
    京極堂サイドストーリーと紹介されてて、どういうことかよくわからなかったんどけど、あと登場人物の名前の出し方や結びの言葉でが、やたらここで種明かし!感があるなと最初は思ってて、バラバラ殺人のところで、あ、これ魍魎の匣の…!ってつながり、やっとサイドストーリーとはそういうことか!と思った。
    他のサイトで憑き物落としをされなかった話と書かれていて、さらになるほど!

    0
    2021年09月25日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

    Posted by ブクログ

    京極堂が若い!こんな国語教師は嫌だが、頼ってきたらちゃんと応えるのが頼もしい。不思議なことなど何もないっていうか、日常の謎を解いてるのが新鮮で良い!

    0
    2021年09月24日
  • 幽談

    Posted by ブクログ

    やはり1番好きなのは"手首を拾う"。つげ義春作品のような侘しさ/寂しさに、艶かしい手首を拾うという幽玄の妖しさが混じりあった極上の短編。これはかなり好きでしょっちゅう読んでる。汽船で行くのですよ。

    0
    2021年09月23日
  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み物として秀逸。これぞエンターテイメント!ページを捲る手が止まらなかったのは久しぶり。京極夏彦を推理作家たらしめた百鬼夜行シリーズの、何故か2作目から手をつけてしまったわけだが、特に問題なく楽しめた。題材の印象が先行してしまっているのか、もしくは膨大なページ数のせいか、難解なイメージを持つ京極夏彦作品だが、「死ねばいいのに」「虚言少年」等と同じく読みやすく馴染みやすい文章。京極堂の演説は小難しくもあるけど、一般的にも許容範囲内だと思う。

    ミステリーとしては規格外。人が死んで謎解きがあるのだから大枠はミステリーだとしても、犯罪を追及する論理が非論理的(なにしろ魍魎だし、、、)。その一方で、追

    0
    2021年09月22日
  • 京極夏彦講演集 「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし

    Posted by ブクログ

    京極夏彦氏の講演集。各地で行われた講演会9回で話された内容を文章にしてまとめてあります。基本中心題材は題名のとおり「ことば」と「おばけ」で、京極さんの考える妖怪というモノの概念がわかります。以前に読んだ、『地獄の楽しみ方 17歳の特別教室』の内容をもう少し詳しく、妖怪寄りにした話が多いかな。

    0
    2021年09月19日
  • 文庫版 厭な小説

    Posted by ブクログ

    覚書
    日常の延長線上にありそうな恐怖。
    恐怖というよりは、ただ只管に精神的に追い詰められるような話ばかり。本当に厭だ。

    0
    2021年09月08日
  • 今昔百鬼拾遺 月 【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全編通して中禅寺敦子と呉美由紀が出てくる。
    そして美由紀がとにかく通快。
    【鬼】
    因縁がキーワード。結構突拍子もない名前が出てきた。犯人はまあそうかなという感じ。そこに至るまでがぐるぐるしてる。
    【河童】
    河童のことが色々知れて楽しかった。
    久々に多々良先生に会えた。
    【天狗】
    この時代では革新的というか、今では当然の考えを持ち合わせている美弥子がとてもかっこいい。
    理想に軸足を置くか(美弥子)、現実に軸足を置くか(敦子)というのが印象に残った。
    実際この時代にこういう方がいたかどうかは分からないが、いてほしいという三人の女性陣だった。

    0
    2021年09月08日
  • 百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    京極堂シリーズの脇役たちが決定的瞬間に至るまでのサイドストーリーズ10編。
    脇役と言いながら、いずれも魅力的というか濃厚な人生。焦点が絞られている短編の一貫性と、大長編メインストーリーとの絡みの両方を楽しめる。
    お気に入りは『煙々羅』『毛倡妓』

    0
    2021年08月31日
  • 続巷説百物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『巷説百物語』の続編。
    連作短編集。を装った長編。

    長編だと気づいた時の私↓
    「ちょ、これもしかして長編じゃね? なんか今回は時間軸がハッキリしてるしえらく符合することが多いなとは思ってたんだけど、まさかの長編? それなら最初からそう言ってくれよ、短編だと思ってたから重要なキーワードも心に留めずにここまで来ちゃったよ!!!」

    さらに最後まで読んだ直後の私↓
    「え、終わり???? このシリーズここで終わるの?? だって続巻出てるじゃん、これシリーズモノなんじゃなかったの? しかも何この最後の『江戸に戻った百介は、生涯二度と旅に出なかったという。』って! こんな大事なことをこんなサラリと書く?

    0
    2021年08月19日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

    Posted by ブクログ

    作品の中で描かれる歴史上の人物が抱える懊悩が、実話だったのではないかと思う位、人物とその人の歴史を掘り下げて、そして思いを寄せて書いたんだろうと感じる。
    そして次作への期待も高まる。

    0
    2021年08月16日
  • 陰摩羅鬼の瑕(3)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    再読。そのため事件の犯人やそれに付随する諸々は覚えていたので、途中途中の伏線というか引っ掛かりを意識しながら読むことができた。そうやって考えながら読むと、伯爵の言葉は何というのか妙に滑稽的でもあり物悲しくもあり…。伯爵が其方側を選んでいれば安寧だけは得られたのだろうが、伯爵ほど聡明で高潔な方はやはり此方側を選ばなければいけなかったのだろう。そう思うとやはり遣り切れない。

    0
    2021年07月30日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

    Posted by ブクログ

    「赤い紙、青い紙」あったなあ……うちの小学校(香川県)では「かしまの手」と呼ばれてて、赤い手、青い手、黄色い手が4:44:44に便器から出てくるという伝説だった。。。
    手に質問されて、回答を間違えると便器に引き摺り込まれて死ぬ。トイレの様式が汲み取りから水洗に代わるに連れて消えていった怪異。

    0
    2021年07月23日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

    購入済み

    原作本編は未読ですが。☆3.5

    恥ずかしながら、百鬼夜行シリーズは未読で、映画化されたものを見たぐらいなので、一漫画作品として読みました。昭和初期の日常の謎を解く学園ミステリーかと思いきや、他人の過去を見る能力があるという榎木津が出てきたり、どっちつかずな感じもしましたが、面白かったです。でも1巻だけでは、ハマって購入してまで読むという感じではなかったです。

    0
    2021年07月18日