京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
直木賞受賞作家の作品を読もうと、探していたところ、何度も名前を聞いたことがあるこの作家さんに辿り着きました( 直木賞を受賞したのは、本シリーズの別作品ですが、シリーズものは最初から読みたい派なので、まず本作を読みました。)。
辞書をひかないとわからない難しい言葉を多用しているのですが、不思議とすんなり読めてしまうそんな作品ばかりでした。
「天網恢恢疎にして漏らさず」という言葉が、作中何度か出てきましたが、まさに勧善懲悪の話ばかりで、読んでいて、スカッとしました。水戸黄門やアンパンマンのように、日本人にはスッと入ってくる展開ばかりだったと思います。ダークヒーローな感じがまたカッコよかったです。
話としては、一番最後の『帷子辻』が一番印象に残りました。高校の倫理の授業で「色即是空、空即是色」なんて言葉を習ったことを覚えていますが、よく意味はわかっていなかったです。『帷子辻』に出てくる九相図について知り、調べたことで、少し意味合いがわかってきたような気がします(実際にはわかった気になっているだけで、もっと徳の高い修行をつまないと「わかった」などと安易に言っていい言葉ではないのでしょうけど…)。いつか京都の西福寺に行き、本物の九相図を見たく思いました。 -
Posted by ブクログ
1300ページ近い、とても読みごたえがあって、久しぶりに京極さんの小説を読めてとても満足。文量的に一気読みはなかなか難しい。しかし時間を空けると前回の謎や人とのつながりがわからなくなってしまう。なので私は人物相関図をメモしながらよみ進んだ。これで読み進めているリアルタイムで謎解きや、こことここがつながっていたのか!においつけるのでお勧めです。
京極さんらしい、優しい終わり方で後味すっきり。でも、ちゃんと謎解きや殺人は出てきます。蘊蓄もとてもおもしろい。けど東照宮をめぐるところは理解がなかなか追いつかなかった。
京極堂が、今回もしっかり憑き物落としをしてくれます!
人の思い込みはとても根深く、人生を左右するものだなあ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻に次いで中巻は魍魎についての蘊蓄が文字の洪水のように押し寄せてくる。京極堂の知識はどれほどのものなのか!?もうここまで来たら京極堂は全能過ぎて、周辺のメンバーが少しの情報をかき集めてきたらすぐに解明してしまうやん笑
もうすでに解明がほとんど終わってしまった京極堂だけど、まだ中巻。いくつかの事件が解明されているけれど、肝心要がまだ残っている。それも京極堂は分かっている?ならどうやって下巻でのボリュームを稼ぐつもりなのだ、京極さん。
全巻1000ページを超えるボリュームでありながら読んでいてもそんなに疲弊しない。これだけ興味を引き続けさせるこのシリーズはほんと病みつきで、この魍魎編が終わったら次のシリーズ4話目が楽しみになってしまう。さて、下巻、どう締めくくるのか!?