京極夏彦のレビュー一覧

  • 魍魎の匣 1巻

    Posted by ブクログ

    京極夏彦先生の「百鬼夜行シリーズ」の第2作目『魍魎の匣』を完全コミックス化した作品。柚木加奈子と楠本頼子、2人の女学生は夜の湖を見るために駅に赴く。
    しかし加奈子は列車に轢かれてしまう。その現場に居合わせた刑事・木場は、まるで銀幕を見ているかのような、思いがけない出会いを果たす。それが「もうりょう」の憑いた奇妙な事件の幕開けだった。
    作画の志水アキ先生のイラストが秀逸。
    美しいものは限りなく美しく、醜いものはこの上なく醜く描いている。原作の雰囲気やキャラクターの描写が忠実でかなり完成度が高い。原作を知らない人にも、原作を読んだことがある人にもオススメ。
    現在、4巻まで発売中となっている。
    早く

    0
    2010年03月18日
  • 魍魎の匣 4巻

    Posted by ブクログ

    名探偵、京極堂が動きます。
    この見えてくる感じと、まだまだ霧の中にいる感じが、両方ともあって面白い。

    0
    2010年03月05日
  • 魍魎の匣 4巻

    Posted by ブクログ

    御筥様の回で京極堂大活躍^q^q^見せ場が多くて秋彦さんスキーな私としてはたまらん内容でした。
    原作読んだ時も思ったんですが「魔術的踏切(マジカルステップ)」って言葉になんかキュンとします。
    別にその言葉以外の意味なんてないんでしょうけど、京極堂がマジカル~とか言ってるのかと思うと可愛く思えて仕方がない。
    たぶん次で最終巻だと思うんですが今からすごく楽しみです。
    絵柄もキャラデザも大好きだし、内容も原作に忠実なので読んでて安定感があります。

    0
    2010年02月28日
  • 魍魎の匣 4巻

    Posted by ブクログ

    変わらずの絵のよさ。
    表紙の京極堂はカッコイイのに漫画だとちょっとキモイですねw
    頼子ちゃんの箱入りのページが圧巻・・・

    0
    2010年02月03日
  • 魍魎の匣 4巻

    Posted by ブクログ

    もう長いこと小説を読み返していないので、こんなのあったっけ?と。
    榎木津が木場修を殴るとか、榎木津が関口君の本の一節を諳んじる(ちょっと違うけど)とか、京極堂と榎木津が打ち合わせでもしていたかのように御筥様の様子を見たりとか。
    探偵ばっかりだな、私……。
    でもこの巻はとにかく京極のどアップで燃えました!

    0
    2010年01月24日
  • 狂骨の夢(3)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    京極堂シリーズは『魍魎の匣』が好きで好きで堪らなくて何度も読んでいましたが、
    そのせいかこの『狂骨の夢』は学生時代に一度読んだだけだったんです。
    けれど読み返したら面白いことなんの。
    さすがに上中下巻のため4日間もかかってしまいましたが、特に下巻は一瞬でした。
    以下抜粋。


    「だから夫は、きっと約束が守れなかったことを気にしていたのです。そんな酷い目に遭っている間もずっと、私のことを気に懸けていてくれたんでしょう。だから」
    待たせたな、朱美。
    「でも私は――そんな夫の声が聞き分けられなかった」


    推理を楽しむというより、絡まりあった伏線と事件を解いていくことを楽しむ小説。
    伸義と父親、

    0
    2009年12月28日
  • 前巷説百物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2009/12/26 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2016/10/9〜10/24

    7年ものの積読本。小股潜りの又市が、後の又市になるまでを描く。いやいや、こんな前身があったとは。最終話の「旧鼠」の仕掛けはすごい。最後のセリフ、「御行奉為」は痺れるなあ。もう一度、続くシリーズを読み返したくなるけど、時間がないよなあ。

    0
    2016年10月24日
  • 絡新婦の理(1)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    必ず二度読むことになるはず。それだけ面白い。

    由緒ある名家が離散する儚さは、よく文学に取り入れられるが、それだけ魅力のある題材ということか。
    京極堂シリーズはどれも長篇で、それで楽しくも少し小難しい宗教学や妖怪学が入り組んでいる。しかし京極夏彦の力量に圧倒される。

    個人的にはシリーズ最高傑作であるし、いつまでも朽ちない美しい名小説。

    0
    2014年11月04日
  • 魍魎の匣 3巻

    Posted by ブクログ

    キャラ造形が本当に原作通りで素敵です。
    榎さんの浮きっぷりとか青木刑事のこけし具合なんかもう最高。

    0
    2009年10月07日
  • 塗仏の宴 宴の支度(3)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    ただいま再読中。
    京極堂の態度が木場修にだけ甘い気がする…(私だけ?)
    関君にはあんなに厳しいのにー。

    分冊文庫版は表紙が怖くないのでつい買ってしまいます。

    0
    2009年10月04日
  • どすこい。

    Posted by ブクログ

    他のミステリ作家を読んでる人には堪らない京極のパロディ集。
    知ってるネタばかりでとても楽しかった!

    0
    2009年10月04日
  • 塗仏の宴 宴の始末(1)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    後編である塗仏の宴(宴の始末)も同時にレビューで。
    あ、推理小説物というカテゴリは抜きにしての感想で。

    これまでの京極堂シリーズに登場してきた人物が次々に登場しては同時多発的に発生する事件に巻き込まれ、繋がりがまったく見えないそれらが繋がりを持って、見事に収束していく様はこれまでのシリーズと比較するとボリュームもその複雑さも屈指の構成でした。
    やっぱり衝撃的だったのは「宴の支度」のラストです。
    どちらかというと描写的な「静」の部分が多く占められているこれまでと違って、「静」と「動」のシチュエーションがバランスよくまとまってて、作品自体の規模(支度と始末合わせて1000P超)の割に中弛

    0
    2009年10月04日
  • 塗仏の宴 宴の支度(1)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    後編である塗仏の宴(宴の始末)も同時にレビューで。
    あ、推理小説物というカテゴリは抜きにしての感想で。

    これまでの京極堂シリーズに登場してきた人物が次々に登場しては同時多発的に発生する事件に巻き込まれ、繋がりがまったく見えないそれらが繋がりを持って、見事に収束していく様はこれまでのシリーズと比較するとボリュームもその複雑さも屈指の構成でした。
    やっぱり衝撃的だったのは「宴の支度」のラストです。
    どちらかというと描写的な「静」の部分が多く占められているこれまでと違って、「静」と「動」のシチュエーションがバランスよくまとまってて、作品自体の規模(支度と始末合わせて1000P超)の割に中弛

    0
    2009年10月04日
  • 絡新婦の理(1)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    読み終わってから間が開きまくってるから既にうろ覚えです。

    ラストから冒頭への繋がりにゾクッときた。
    今回は読んでいて頭の中で妙に鮮やかに物語が映像になったものだから、例の着物を着た聖母のシーンで鳥肌立った。

    情景の描写の美しさでは今までで一番かと。やっぱり桜だよ、桜。

    0
    2009年10月04日
  • 狂骨の夢(1)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    今回は髑髏を巡る宗教の話をテーマに、フロイトを軸にした心理学の話、日本に根ざしている密教の仕組み、日本神話にまで遡る壮大な推理、と相変わらずの薀蓄がたっぷり。
    ちょっとご都合主義的な展開もなくはないですが、前半でちりばめられた無数の伏線が一つ一つ、見事に解かれていく様はやっぱり面白い。
    榎木津のやりたい放題っぷりが炸裂している今作。彼が言い放った「僕も神だ」はある意味名言。彼のお陰でこの作品にあまり悲壮感を感じなかったような気が…。

    そうそう、ラストが京極堂作品にしては似つかわしくないくらいに清清しかった。

    0
    2009年10月04日
  • 巷説百物語 1巻

    Posted by ブクログ

    テンポ速いけど、面白かった。欠片も原作ファンの女性向きでは無い絵だけど、面白かった。
    原作もっかい読みたくなって、きっと原作読んだらまたこっちを読みたくなる。
    そんな感じ。

    1
    2009年10月04日
  • 魍魎の匣 2巻

    Posted by ブクログ

    京極堂と榎さんがやっと登場。漫画版が一番しっくりくるかな。
    でも表紙と中の絵はなんか違う気がする笑  
    霊能者云々の説明も分かりやすくておもしろい。こういうのは漫画の特権だよね。

    0
    2009年10月07日
  • 陰摩羅鬼の瑕(3)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    一番哀しい事件だった。
    姑獲鳥の時も哀しい事件だと思ったけど、それ以上かもしれない。
    薫子さんが好ましいキャラクターだったから余計にそう思えてしまう。

    0
    2009年10月04日
  • 魍魎の匣 2巻

    Posted by ブクログ

    芥川龍之介の幽霊のようなという原作イメージがきちんと描かれた京極堂。
    色素の薄いセルロイド人形のような迷探偵、榎木津礼二郎。
    コミックに登場する人物たちは、とてもうまく原作イメージで描かれている。
    美しい絵柄もよし。
    と、絵に関しては文句なし。

    次巻への期待を込めて星5つ。

    0
    2009年10月04日
  • 魍魎の匣 2巻

    Posted by ブクログ

    来ました!お待ちかね京極堂薀蓄の回&榎さん登場の回掲載巻です。
    相変わらずお見事でした。いやあ凄いな志水アキ!
    薀蓄も丁寧にわかりやすく漫画化してあるし、なんと言っても榎さん〜もーイメージそのまんま!和寅までそのまんま(笑)
    そして青木のこけしっぷりが素敵でした。ああ〜この勢いで益田も見たいなぁ〜魍魎以降も是非漫画化して欲しいものです。
    京極作品は物語の運び方・並べ方も重要だと思うので、丁寧な漫画化は本当に嬉しいですね。次巻も楽しみです♪

    0
    2009年10月04日