京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
*原作既読
*映画鑑賞済
よくまぁここまで原作に忠実に、と毎回感心しています。原作を忠実に絵に起こすという点でコミック化をみるのなら、評価は5です。
原作を読んでいたときにはけしてこの顔を想像していたわけではないのに、原作の雰囲気を殆どそのまま表してくれているので違和感が少ない。
やや女性の顔の書き分けが甘いかな…と思わなくもないですが、それ以上に表情や見せ方が上手い。原作に忠実にあってくれるので、とても読みやすいし、非常に満足できます。
小説を漫画に起こすときにはどうしても必要となる再構成力が素晴らしい。
5巻で完結でしょうか?次も楽しみです。 -
Posted by ブクログ
京極夏彦先生の「百鬼夜行シリーズ」の第2作目『魍魎の匣』を完全コミックス化した作品。柚木加奈子と楠本頼子、2人の女学生は夜の湖を見るために駅に赴く。
しかし加奈子は列車に轢かれてしまう。その現場に居合わせた刑事・木場は、まるで銀幕を見ているかのような、思いがけない出会いを果たす。それが「もうりょう」の憑いた奇妙な事件の幕開けだった。
作画の志水アキ先生のイラストが秀逸。
美しいものは限りなく美しく、醜いものはこの上なく醜く描いている。原作の雰囲気やキャラクターの描写が忠実でかなり完成度が高い。原作を知らない人にも、原作を読んだことがある人にもオススメ。
現在、4巻まで発売中となっている。
早く -
Posted by ブクログ
京極堂シリーズは『魍魎の匣』が好きで好きで堪らなくて何度も読んでいましたが、
そのせいかこの『狂骨の夢』は学生時代に一度読んだだけだったんです。
けれど読み返したら面白いことなんの。
さすがに上中下巻のため4日間もかかってしまいましたが、特に下巻は一瞬でした。
以下抜粋。
『
「だから夫は、きっと約束が守れなかったことを気にしていたのです。そんな酷い目に遭っている間もずっと、私のことを気に懸けていてくれたんでしょう。だから」
待たせたな、朱美。
「でも私は――そんな夫の声が聞き分けられなかった」
』
推理を楽しむというより、絡まりあった伏線と事件を解いていくことを楽しむ小説。
伸義と父親、