前巷説百物語

前巷説百物語

924円 (税込)

4pt

江戸末期。双六売りの又市は損料屋「ゑんま屋」にひょんな事から流れ着く。この店、表はれっきとした物貸業、だが「損を埋める」裏の仕事も請け負っていた。若き又市が江戸に仕掛ける、百物語はじまりの物語。

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前巷説百物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ありし日の又市がちゃんと正義漢で格好いい
    若い百介、おぎん、小右衛門、などなど
    色々繋がってきました

    0
    2025年06月27日

    Posted by ブクログ

    上方から江戸に流れてきた双六売りの又市は、縁あって損料屋「ゑんま屋」の裏の仕事を手伝うことになる。
    若き又市が、渡世仲間達と「損を埋める」仕掛けをしていくうちに裏稼業を牛耳る強敵に絡め取られることになり……シリーズ4作目にしてはじまりの物語。

    若き日の又市があまり好きになれず、前半は少しペースダウ

    0
    2025年02月19日

    Posted by ブクログ

    今回も素晴らしき作品でした。
    若き日の又市。まだ、仕掛けが甘く隙があれど、それでも強い思いを持っているのが読み取れます。この若き日の話がこの先に繋がってくるのかと思うと本当に面白い。前3作とはまた違う意味で面白かったです。はらはらするというか、なんというか。

    0
    2024年10月22日

    Posted by ブクログ

    切ない。
    読み終わった後の無常感……

    又さん林さんコンビが好き。

    青くても何とかしようと悩んで足掻いてる又さんの姿は、なんというか、読みながら応援してた。

    0
    2024年08月03日

    Posted by ブクログ

    小股潜りの又市が御行となるまでのお話

    まだ若く、青臭いところのある又市が魅力的
    悩み、悔やみ、そして裏の世界で生きてゆく決心をする。

    「窮鼠」は、「続」に出てきたあの話に繋がるのだなぁと納得

    分厚いですが後半は一気読み
    テンポの良い会話は、落語のようです(笑)

    0
    2020年03月08日

    Posted by ブクログ

    やることなすこと青臭く、仕掛けも稚い若き日の又市が、いかに御行になりにしか。悩み多き又市を中心に、様々な人々が巻き込まれ、妖怪たちが事件に意味を与える。

    我々の世代では江戸社会の構造を「士農工商」と習い、今の子供たちは「武士-百姓/町人」の二層構造で習っているそうだが、この本はその構造の外側の人び

    0
    2020年01月28日

    Posted by ブクログ

     巻頭から「あれ、読む順番まちがえたかな?」と泡を食ったけど、執筆順とシリーズ作品内の時間軸が異なっているのはサマーの常套手段だったっけ( ´ ▽ ` )ノ

     おなじみ京極版必殺!( ´ ▽ ` )ノ
     主な舞台が損料屋で妖怪がらみってと「つくも神貸します」(アニメ版の酷さは伝説級)とおなじだけど

    0
    2019年05月09日

    Posted by ブクログ

    京極夏彦の文体は年々しつこくなってきている
    京極シリーズの印象というのもあるんだろうけど短編もなんか読みづらいんだよね
    巷説百物語シリーズだけはなぜかそれがなく読みやすいのは不思議。時代物だから京極節が緩和されてるんかねえ
    おすすめは後なんだけどこれを楽しむためには最初から読まないといけないという罠

    0
    2014年10月23日

    Posted by ブクログ

    またまた、勢いで再読。そもそも小股くぐりの発端と結末に至る因縁の端緒が描かれている。改めて読み返すと、靄船から百介までも登場しているので、本当に前の話である。サーガものとしては前日譚を描くことは良くある話ではあるが、矛盾なく成立しているところは凄い。続けて読めば良く分かる。

    0
    2013年07月07日

    Posted by ブクログ

    短編だから読みやすい  
    と、書きたいところですが、今回ばかりは長かった……  
    以下ただのメモ  

    「寝肥」  
    はじまりのはじまり  
    ここで大体役者がそろうやつ  
    好きあっているのに疎んでしまうのはやるせないばかり  

    「周防大蟆」  
    又市の「殺しはしたくない」精神が良く見て取れる  

    0
    2013年06月16日

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