無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
京極夏彦の和風ミステリー『狂骨の夢』、分冊文庫版の下巻。
「金色髑髏事件」、「二子山集団自殺事件」、「小説家・宇田川殺害事件」―――逗子近辺で発生した奇妙な事件。牧師・白丘、元精神神経科医・降旗、そして"朱美"を苛む悪夢。「髑髏」に願いを託そうとした者どもの思惑が明らかとなった時、全ての事柄が繋がりを持ち、おぞましくもむなしい真相が明らかとなる―――。
前作、前々作に続いて、これまた凄い作品であった。真相が語られ始めて、いきなり日本神話とか"神の骨"とか出てきて、「これどう収拾つけるつもりなんだ」と思いながら読み進めていたら、すごいすごいどんどん収斂されいくわ!もはや読者が推理できるレベルを超えているし、これら全ての真相を解き明かす京極堂が文字通り超人化しているんだけど、その読者を圧倒する筆致にもう「それがいいんだよ!」ってなってしまう!こんな物語を書き上げてしまう京極御大、マジぱないっす!
Posted by ブクログ
京極堂シリーズは『魍魎の匣』が好きで好きで堪らなくて何度も読んでいましたが、
そのせいかこの『狂骨の夢』は学生時代に一度読んだだけだったんです。
けれど読み返したら面白いことなんの。
さすがに上中下巻のため4日間もかかってしまいましたが、特に下巻は一瞬でした。
以下抜粋。
『
「だから夫は、きっと約束が守れなかったことを気にしていたのです。そんな酷い目に遭っている間もずっと、私のことを気に懸けていてくれたんでしょう。だから」
待たせたな、朱美。
「でも私は――そんな夫の声が聞き分けられなかった」
』
推理を楽しむというより、絡まりあった伏線と事件を解いていくことを楽しむ小説。
伸義と父親、幼い頃に別れた民江とその兄、朱美の親切、
そして「聞き分けられなかった」朱美の耳。
たくさんの要素が絡まりあって宇多川朱美が壊されて壊れていく過程の謎解きは見事。
あと、いさま屋ののっそりした雰囲気が結構心地良くて好きでした。
Posted by ブクログ
■内容(「BOOK」データベースより)
「実に、見事な左道であった」。謎の寺院、聖宝院文殊寺に乗り込んだ京極堂。白丘、降旗、そして朱美…、照魔鏡をかかげるがごとく記憶の深淵が明らかにされたとき、歴史の底に凝っていた妄執が、数百年の時空を超えて昭和の御代に甦る。いくつもの惨劇を引き起こした邪念は果たして祓い落とせるのか。
■感想
取り扱っているものがものなだけに、全体的に白昼夢のような雰囲気が漂う。
そういえば姑獲鳥の夏、魍魎の匣と映像化したけれど、狂骨の夢もするんだろうか?
これは映像化できないトリックがあると思うんだけれどなあ。
狂骨の存在をしらなくて、調べてみたんだけれど、これは本当に骨なんだなぁと。
以下wikiより転載。
井戸などに捨てられて白骨化した死体が、その強い怨念により死霊化したもの。その姿は白髪をした骸骨の幽霊そのものである。
幽霊になってまで骨。ううん、深い。
狂骨に限らず、京極の何がよいかというと、薀蓄が無駄じゃないところ。これこれこういう薀蓄が前提としてあって、そしてその後が展開する。それがいいんだな。
京極を発端(じゃないかもだけど)に、薀蓄を垂れ流す本が本当に増えたなあ。ラノベは特に薀蓄は本当に薀蓄だけで、そのあとに続かないので非常に退屈。ただ薀蓄が読みたいだけだったら、小説じゃなくて百科事典かwikiを見るよーと思います(百科事典もwikiも大好き)。
京極はそれをかなえてくれるから非常に嬉しい。
Posted by ブクログ
何年ぶりの再読か忘れたし、そもそもいつもの様に何も覚えてなかったので純粋に楽しんだ。
なかなか入りが辛くて物語が始まらないなともどかしかったり、人間の相関はあれがああなんでしょ?ってのはある程度示してくれてるものの中身が分かる訳もなく3つだの4つだのの事件が起こる。
前作もだったけど、今回も風呂敷バサーっと広げてる。
それが下巻で急に回収してくる。
自分の中で即身仏は孔雀王のあれを重ねながら読んでたから変な感じにはなったけど。
取りこぼしなのか私が見落としてるのか、回収されないものもある気がするし、後味がそんなに良い物ではないけど楽しい時間だった
Posted by ブクログ
10年くらい?空けての再読。
逗子の海岸、フロイト、頭蓋骨、いくつかのキーワードは記憶していたが
展開はすっかり忘却の彼方。
そうだこの本を読んでフロイトとユングに興味を持ったんだ。
初めて読んだ時は、フロイトの件が難し過ぎて、
さっぱり頭に入ってこない。文字を目で追いかけていただけに
なってしまっていたが、自分も読書を進めるうちに若干の理解力が
増したのか?今回は情景、感情を頭の中に思い描きながら
読書を進めていくことができた。
京極夏彦先生の京極堂シリーズは、その厚さもさることながら、
内容の重厚感も凄い。
いつも単純な展開では終わらず、これもか!またここもか!
そうくるのか!と唸ってしまう。
京極堂シリーズの中では、この作品はあまり好きではなかったような
記憶があるが、再読してみると気づきがたくさんあって面白かった。
もっと榎木津が活躍してくれると、ゲラゲラ笑えるほどに面白いのだが(^-^;
この本はこの本でとても良かった(*^-^*) 満足!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸