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Posted by ブクログ 2023年11月26日
京極夏彦の和風ミステリー『狂骨の夢』、分冊文庫版の下巻。
「金色髑髏事件」、「二子山集団自殺事件」、「小説家・宇田川殺害事件」―――逗子近辺で発生した奇妙な事件。牧師・白丘、元精神神経科医・降旗、そして"朱美"を苛む悪夢。「髑髏」に願いを託そうとした者どもの思惑が明らかとなった...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月28日
京極堂シリーズは『魍魎の匣』が好きで好きで堪らなくて何度も読んでいましたが、
そのせいかこの『狂骨の夢』は学生時代に一度読んだだけだったんです。
けれど読み返したら面白いことなんの。
さすがに上中下巻のため4日間もかかってしまいましたが、特に下巻は一瞬でした。
以下抜粋。
『
「だから夫は、きっと...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
■内容(「BOOK」データベースより)
「実に、見事な左道であった」。謎の寺院、聖宝院文殊寺に乗り込んだ京極堂。白丘、降旗、そして朱美…、照魔鏡をかかげるがごとく記憶の深淵が明らかにされたとき、歴史の底に凝っていた妄執が、数百年の時空を超えて昭和の御代に甦る。いくつもの惨劇を引き起こした邪念は果たし...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月07日
『どすこい』に続き、京極作品四作目。いや〜面白かった!だいぶ久々の京極さんだったけれど、あっという間に読み終えてしまった…。いろんな事件が一つに収束していく様は圧巻!その背景も凄まじくゾクゾクした。フロイトやユングの夢診断、精神分析。猶太教、基督教、仏教。髑髏本尊の作り方にはホントびっくりした!?悍...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月03日
10年くらい?空けての再読。
逗子の海岸、フロイト、頭蓋骨、いくつかのキーワードは記憶していたが
展開はすっかり忘却の彼方。
そうだこの本を読んでフロイトとユングに興味を持ったんだ。
初めて読んだ時は、フロイトの件が難し過ぎて、
さっぱり頭に入ってこない。文字を目で追いかけていただけに
なって...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月22日
周囲の評価がイマイチだったので期待せず読んだのですが、思ったよりも楽しませて頂きました。あれだけの量の事件や伏線がちゃんとまとまっていましたし、夢判断などもうまく取り入れてあって良かったです。京極堂の話は相変わらずですが、そろそろ「ここなら読み飛ばしても問題ない」という箇所が、読みながら分かるよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月09日
解決編。
色々なことが絡まり合って複雑に見えていたけれど、
箱を開けてみれば、なるほどねぇ、って感想。
しかし、その箱を開けるまでの過程・背景・絡繰りがすごかったー。
相変わらず怒涛の言葉攻めで解決していく様は、読みごたえは十分。
しかししかし、途中で「???」とついていけなくなる箇所が少し(笑...続きを読む
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