京極夏彦のレビュー一覧

  • 死ねばいいのに

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    ネタバレ

    死んだアサミについて関係者に話を聞きにくるケンヤ。派遣先上司、隣人、彼氏、母親、担当刑事、弁護士、それぞれとの会話の中で出てくるタイトルのフレーズ。
    生活、境遇に不満が溢れるアサミ関係者たちに苛立ちを感じたりしたが、自分は?どうとでもできる生き方を、できない理由を探して狭めてやいないか、ちょっと振り返るきっかけになったり。
    ケンヤ自身のことも、アサミのことも結局良くはわからないのだけど、最後数ページで死に至るまでの2人のやり取りを想像でき、やっとなんとなくを理解した気になったり。

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    2026年01月02日
  • 書楼弔堂 待宵

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    徳富蘇峰、岡本綺堂、竹久夢二、宮武外骨、寺田寅彦が本屋で交わる。江戸と明治も交わり理が先に立ち説教くさい面もあるが、やはり京極夏彦の語りは面白い。

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    2025年12月30日
  • 猿

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    今年読み納めは大好きな京極夏彦先生で。

    今年最後なのに、
    良くわからんが怖い、というのが後を引きます…

    というか、私が普段から感じてる『怖い』を文章化して頂いた感じ。
    何かある方がまだ良いよね…
    原因わからない方が不気味。

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    2025年12月30日
  • 猿

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    いけませんよ。外に出ては――怖いですから

    「猿がいる」と言い出した同居人。
    かすかに感じる、妙な気配。
    曾祖母の遺産相続。
    胸に湧き上がる不安。
    岡山県山中の限界集落。
    よく判らない違和感――。

    ただの錯覚だ。そんなことは起こるはずがない。だが−−。

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    2025年12月28日
  • 猿

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    え、ここで終わるのとびっくりしつつも、なんともいえない嫌な雰囲気がずーっと続く感じがクセにはなる。嫌な小説の怖い版みたいな。
    何かわからないけどただただ怖いという感情、なにか思い出せそうだったけど消失してしまった。思い出したら恐怖しそう。

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    2025年12月28日
  • 巷説百物語

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    昔の言葉遣いなので理解に時間がかかったり、漢字の読みが覚えられず 読むのに苦労しましたが、後半慣れてだんだんスムーズに読めるようになりました、

    難しいなあと思いつつ短編なので読みやすく内容も妖怪関連のコンフィデンスマンみたいな感じで最終的には丸くおさまる感じが好みでした。

    解釈はあなた次第みたいなモヤっとした終わり方があまり得意ではないので、ちゃんとネタバラシ?があってスッキリして終わるのも良きです

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    2025年12月24日
  • ひどい民話を語る会

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    京極夏彦、多田克己、村上健司、黒史郎
    が民話のひどさを語り合う

    ひどいって何が??

    そんな……… ひどい……… ことが………
    話になっているなんて………

    知らなかったけど
    あぁ 面白かった

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    2025年12月21日
  • 遠野物語remix

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    遠野物語や柳田國男のことを初めて知ったのはいつだろう。周りの人はほとんど知らないのに、どうして私は昔から知っているんだろう、と不思議な気分になる。

    神様系の怖い話に惹かれてしまうので、遠野物語はどれだけ読んでも飽きなかった。

    死にかけた人が、もう死んだ父親にこれ以上来てはいけない、と言われて目を覚ましたお話があるんだけれど、これ、私も体験したことがある。(死にかけたわけではないけど) シンプルに怖い!!!!

    民俗学って、全てを解剖することができないのが魅力だな。不思議なことを、そのまま受け入れる懐の深さもすきだ。違う本も読んでみよお!

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    2025年12月13日
  • 文庫版 地獄の楽しみ方

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    言葉にすると、何かが欠ける(=相手に全てを伝えられるわけではない、なんなら誤った伝わり方をするもんだ)というお話から、この世に勝ち負けなんてないし、愛は執着だし、整理整頓は大切だ、というお話。笑

    本の収納だけは愛(執着)でどないかしろとおっしゃってました。頑張るかぁ!

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    2025年12月10日
  • 巷説百物語

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    悪い奴がいたけど不思議なことが起きて懲らしめられました!きっと妖怪とかおばけとかそういうののせいだろうね!(すっとぼけ)みたいな話

    メインの登場人物もみんなそれぞれいいキャラクターをしていて憎めない
    1話完結系だからちょこちょこ時間の空いた時に読めるし、面白いし今後追っていきたいシリーズもののひとつになった

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    2025年12月08日
  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

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    何と下巻は全て解決編。
    これまでの色々な事件が順を追って解決していくのは見事であるが、余白も多く自力での推理は難しそう。ややご都合主義な気がしなくもないが、説得力を持たせる文章力がある。
    解説でも指摘されているが、本格ミステリ作家ではないため推理や謎解きがメインではない。むしろ陰陽師でもある京極堂による憑物落としが主軸。

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    2025年12月07日
  • 後巷説百物語

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    何の情報も持たずに読み始める。短編集かと思うがそれぞれの章は繋がっていて最後にまとまる。前半はつらかったが後半は一気に読んだ。若者が議論をして老人に答えを聞きに行くという形式は「黒後家蜘蛛の会」を彷彿させる。

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    2025年12月07日
  • 遠巷説百物語

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    又市も百介も出てこない、何を読まされているのかと思っていたら、これまた壮大なつくりで、大変失礼しました

    塗仏の宴を読んだ時みたいな衝撃でした

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    2025年12月05日
  • 文庫版 地獄の楽しみ方

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    この世の中は地獄。
    その地獄を楽しむための京極先生の指南書。
    丸々一冊言葉についての話で、「地獄の沙汰も言葉しだい」というような感じ。
    言葉を商売道具としている小説家の著者だからこそ語ることの出来る言葉についてのエピソード。
    言葉の持っている危うさや楽しみ方がユーモラスに描かれていて、なるほどと納得させられる
    ものばかり。

    特に印象に残ったのは「あらゆる文章は誤読されるもの」言葉は欠けていて相手が勝手に埋めてしまうもの。
    言葉のプロの小説家でさえそんな風に感じるのかと、いや毎日言葉に携わっているからこその実体験から来る感想なのかなと感じた。
    なるほど、それで京極先生の本は分厚いのが多いのかな

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    2025年11月28日
  • ひどい民話を語る会

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    【一言感想】
    学術的な価値は無いかもしれない民衆が作り上げてきた芸術作品

    娯楽の無かった時代に子ども達を楽しませる手段として先鋭化されてきた民話

    今も昔も子どもはシモネタを好む傾向があるのか、昔の民話では思いの外取り上げられているけれど、そういう作品は民俗学者から敬遠された結果遠ざけられた作品は多いそう

    「子どもが喜んで面白がってくれりゃいいか」で創作されているので、オチも無ければ謎が残ったままの話が多いが、キレイにまとまっていないから話として何度も聞きたくなったり、自分流にアレンジをしていくことで無数に民話が生まれていった側面もあるのだと本を読んで思いました

    民話をくだらない話だと切

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    2025年11月24日
  • 文庫版 鵼の碑

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    もう一度読もうと思えるほどのパワーはなかなか湧かないが、深い芸術作品のような仕上がり。京極堂シリーズで受けていた印象をほぼ全て言語化してくださっていた本文庫本の解説に心からの感謝をしたいです。京極シリーズは建築物として考えるとぴったり理解できるということ。

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    2025年11月23日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(12)

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    落ち武者の謎と包帯男と透明人間の謎(・・;)今回はどちらの謎も解けてスッキリ!(゚∀゚)と思っていたら、夜の徘徊の謎が残っていたか(´∀`;)ハハハ きっと「何が大人なんだよ」と関係しているに違いない(; ・`д・´)

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    2025年11月01日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(12)

    mu

    購入済み

    トマト

    トマトはこの時代だと新しい食材なんだ。へー。タケ坊が嘘つくの下手で草。そして解決しないまま次巻へ続く。

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    2025年10月19日
  • 前巷説百物語

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    ネタバレ

    【2025年124冊目】
    双六売りの又市が出会ったのは損料屋のお甲だった。その青臭さが良いと言われ、損を引き受ける一派の手伝いをするようになった又市だったが、裏の世界とは一線をかしてはいた――のだが、死んだはずの男が暗躍をし始め、損料屋にも魔の手が忍び寄り……小股潜りの又市が御行の又市になるまでの物語。

    一言で言えば面白かったけど、めちゃくちゃ切なかった……。京極堂シリーズよりも、ある意味生き死にに容赦がなくて、連作短編集なので前編まで笑ってた登場人物があっさりと退場してしまったりして、泣く暇も与えてくれなかったり。前日譚ではあるので、多少なにかあるとは思ってましたけど、とにかく切ない。

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    2025年10月08日
  • 死ねばいいのに

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    ネタバレ

    セリフが多いからか、すごく読みやすかった!
    亡くなったアサミがどんな人だったのかを聞いてまわるケンヤ。言葉遣いが悪いし、どちらかといえば失礼な物言いなのに、みんなだんだん自分の気持ちをぶちまけていく。誰もアサミの話はしない。どんなに辛いか、仕方ないか、と弁解する。
    じゃあ死ねばいいのに。とケンヤに言われると、は?って。弁護士さんのいうとおり死にたいとかっていうのは辛さの比喩であって、本当に死にたがってるわけではない。
    でもアサミは本当に死にたがっていた。不幸というか、恵まれた生い立ちではないのに、幸せだからこそ。
    それはもう人じゃない。っていうケンヤの言葉がずっしりきた。
    生きるってなんだろう

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    2025年10月01日