京極夏彦のレビュー一覧

  • ひどい民話を語る会

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    【一言感想】
    学術的な価値は無いかもしれない民衆が作り上げてきた芸術作品

    娯楽の無かった時代に子ども達を楽しませる手段として先鋭化されてきた民話

    今も昔も子どもはシモネタを好む傾向があるのか、昔の民話では思いの外取り上げられているけれど、そういう作品は民俗学者から敬遠された結果遠ざけられた作品は多いそう

    「子どもが喜んで面白がってくれりゃいいか」で創作されているので、オチも無ければ謎が残ったままの話が多いが、キレイにまとまっていないから話として何度も聞きたくなったり、自分流にアレンジをしていくことで無数に民話が生まれていった側面もあるのだと本を読んで思いました

    民話をくだらない話だと切

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    2025年11月24日
  • 文庫版 鵼の碑

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    もう一度読もうと思えるほどのパワーはなかなか湧かないが、深い芸術作品のような仕上がり。京極堂シリーズで受けていた印象をほぼ全て言語化してくださっていた本文庫本の解説に心からの感謝をしたいです。京極シリーズは建築物として考えるとぴったり理解できるということ。

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    2025年11月23日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(12)

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    落ち武者の謎と包帯男と透明人間の謎(・・;)今回はどちらの謎も解けてスッキリ!(゚∀゚)と思っていたら、夜の徘徊の謎が残っていたか(´∀`;)ハハハ きっと「何が大人なんだよ」と関係しているに違いない(; ・`д・´)

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    2025年11月01日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(12)

    mu

    購入済み

    トマト

    トマトはこの時代だと新しい食材なんだ。へー。タケ坊が嘘つくの下手で草。そして解決しないまま次巻へ続く。

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    2025年10月19日
  • 前巷説百物語

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    ネタバレ

    【2025年124冊目】
    双六売りの又市が出会ったのは損料屋のお甲だった。その青臭さが良いと言われ、損を引き受ける一派の手伝いをするようになった又市だったが、裏の世界とは一線をかしてはいた――のだが、死んだはずの男が暗躍をし始め、損料屋にも魔の手が忍び寄り……小股潜りの又市が御行の又市になるまでの物語。

    一言で言えば面白かったけど、めちゃくちゃ切なかった……。京極堂シリーズよりも、ある意味生き死にに容赦がなくて、連作短編集なので前編まで笑ってた登場人物があっさりと退場してしまったりして、泣く暇も与えてくれなかったり。前日譚ではあるので、多少なにかあるとは思ってましたけど、とにかく切ない。

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    2025年10月08日
  • 死ねばいいのに

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    ネタバレ

    セリフが多いからか、すごく読みやすかった!
    亡くなったアサミがどんな人だったのかを聞いてまわるケンヤ。言葉遣いが悪いし、どちらかといえば失礼な物言いなのに、みんなだんだん自分の気持ちをぶちまけていく。誰もアサミの話はしない。どんなに辛いか、仕方ないか、と弁解する。
    じゃあ死ねばいいのに。とケンヤに言われると、は?って。弁護士さんのいうとおり死にたいとかっていうのは辛さの比喩であって、本当に死にたがってるわけではない。
    でもアサミは本当に死にたがっていた。不幸というか、恵まれた生い立ちではないのに、幸せだからこそ。
    それはもう人じゃない。っていうケンヤの言葉がずっしりきた。
    生きるってなんだろう

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    2025年10月01日
  • 西巷説百物語

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    西ってそういうことですか
    林蔵が主役でほーっと思っていたら、最後に又市登場!(どさくさに紛れて百介も登場!)

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    2025年09月25日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    もし弔堂が行ける範囲に存在していたとして、私は辿り着けるのかどうか。辿り着けたとして、中に入れるかどうか。
    本屋なので本来なら入れるし買えもするんだろうけど、尻込みしてしまうだろうなというのだけはわかる。でも、店主に「1冊」差し出されてみたい。

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    2025年09月20日
  • 怪と幽 vol.009 2022年1月

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    テーマと、澤村伊智さん松原タニシさんの対談に惹かれて、過去号をお迎えしました。
    タニシさんの事故物件が13件目の時に対談されたらしく、先日聞いたラジオでの状況(その時は27件目とか言ってた、うろ覚え)との違いに感慨深くもなったり。
    タニシさんをいくつかの媒体で追っていても、全然知らなかったことがこの対談でいくつも明かされていて、お迎えしてほんとに良かったなぁってなってます(事故物件価格設定とその裏事情とか)
    あと、タニシさん、お話を引き出すのが相変わらず上手いですよね~ 澤村さんの黒い部分(笑)が引き出されてて、興味深く読ませてもらいました(笑)
    そして、2025年現在、ピンピンしておられます

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    2025年09月14日
  • 今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】

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    「絡新婦の理」で登場した呉美由紀と京極堂の妹である「稀譚月報」の記者、中禅寺敦子の二人が連続通り魔事件を調べるお話。百鬼夜行シリーズのスピンオフ作品

    京極堂の蘊蓄なし&260ページ弱という分量なので、サクッと読める。キャラはきちんと濃い→

    敦子ちゃんの考え方が好きなので、読んでいて楽しかった!あと、青木刑事の同期のようなものらしい賀川刑事がとても良い。楽しい。
    事件自体は割とスタンダード。戦後という環境をうまく絡めたお話。
    呉美由紀がこんなキャラだっけな?となりつつ(絡新婦読み直したい)昭和初期の全寮制女学園の雰囲気

    を感じられるのは楽しい。

    あと、鳥口がいいねぇ。敦子ちゃんとのやりと

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    2025年09月09日
  • 了巷説百物語

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    巷説百物語シリーズの完結編。今回は山岡百介も又一も直接は登場せず洞観屋藤兵衛が狂言回しの役割を務める。敵方となる七福神と戦いながら過去最大の大仕掛けが展開される。以前の仕掛け(エピソード)を前提に物語が進むのでうろ覚えの方はシリーズ全巻の読み返し必至。

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    2025年09月02日
  • 虚実妖怪百物語 急

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    ネタバレ

    良い意味で、終始いったい何を読まされているんだろうか、、、という気分にさせてくれる本でした
    内輪ノリの悪ふざけのオンパレードで
    読んでいてとても楽しかったです
    みんな集まるとこんな感じになるんですねw
    ずーーっと、ヒッチャカメッチャカです

    ネタが古かったり、マニアックなモノもあり
    元ネタ知らない人はちょっと読みにくいだろうな、と思いました。

    最後の新旧問わずのキャラクターオンパレードに、京極夏彦の「妖怪」と定義するストライクゾーンの広さと
    サブカルに関しての知識の深さに感心してしまいました
    犬夜叉、そういえば妖怪だった(笑
    私は鬼灯様にお会いしたいです
    そして巨大テレビから這い出てくる、ジ

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    2025年08月14日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿肆 誕生

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    古今東西のあらゆる書物が揃う怪しい書店「弔堂」。ホラー系と思いきや特に事件も大きな展開もなく、店を訪ねて来る客に「この一冊」を薦める店の主人。客は幕末維新の生き残りや若き日の文豪など教科書に出て来る歴史上の人物ばかり。幽霊の話、浄瑠璃と浪花節の話、複製の話、活字の話などなど。京極ワールドにハマりました。

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    2025年08月11日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿弐 永世

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    古今東西のあらゆる書物が揃う怪しい書店「弔堂」。ホラー系と思いきや特に事件も大きな展開もなく、店を訪ねて来る客に「この一冊」を薦める店の主人。客は幕末維新の生き残りや若き日の文豪など教科書に出て来る歴史上の人物ばかり。幽霊の話、浄瑠璃と浪花節の話、複製の話、活字の話などなど。京極ワールドにハマりました。

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    2025年08月11日
  • 書楼弔堂 霜夜

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    古今東西のあらゆる書物が揃う怪しい書店「弔堂」。ホラー系と思いきや特に事件も大きな展開もなく、店を訪ねて来る客に「この一冊」を薦める店の主人。客は幕末維新の生き残りや若き日の文豪など教科書に出て来る歴史上の人物ばかり。幽霊の話、浄瑠璃と浪花節の話、複製の話、活字の話などなど。京極ワールドにハマりました。

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    2025年08月11日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿参 黎明

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    古今東西のあらゆる書物が揃う怪しい書店「弔堂」。ホラー系と思いきや特に事件も大きな展開もなく、店を訪ねて来る客に「この一冊」を薦める店の主人。客は幕末維新の生き残りや若き日の文豪など教科書に出て来る歴史上の人物ばかり。幽霊の話、浄瑠璃と浪花節の話、複製の話、活字の話などなど。京極ワールドにハマりました。

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    2025年08月11日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿 複製

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    古今東西のあらゆる書物が揃う怪しい書店「弔堂」。ホラー系と思いきや特に事件も大きな展開もなく、店を訪ねて来る客に「この一冊」を薦める店の主人。客は幕末維新の生き残りや若き日の文豪など教科書に出て来る歴史上の人物ばかり。幽霊の話、浄瑠璃と浪花節の話、複製の話、活字の話などなど。京極ワールドにハマりました。

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    2025年08月11日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿壱 蒐集

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    古今東西のあらゆる書物が揃う怪しい書店「弔堂」。ホラー系と思いきや特に事件も大きな展開もなく、店を訪ねて来る客に「この一冊」を薦める店の主人。客は幕末維新の生き残りや若き日の文豪など教科書に出て来る歴史上の人物ばかり。幽霊の話、浄瑠璃と浪花節の話、複製の話、活字の話などなど。京極ワールドにハマりました。

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    2025年08月11日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書拾玖 活字

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    古今東西のあらゆる書物が揃う怪しい書店「弔堂」。ホラー系と思いきや特に事件も大きな展開もなく、店を訪ねて来る客に「この一冊」を薦める店の主人。客は幕末維新の生き残りや若き日の文豪など教科書に出て来る歴史上の人物ばかり。幽霊の話、浄瑠璃と浪花節の話、複製の話、活字の話などなど。京極ワールドにハマりました。

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    2025年08月11日
  • 遠野物語remix

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    遠野は小さなエリアなのに、こんなにも豊かな伝説が残っている。日本ホラーの原点かも
    内容を知りたい場合はやっぱり現代語訳がいい。
    宮本常一好きだけどきちんと柳田國男は初

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    2025年08月06日