京極夏彦のレビュー一覧

  • 魍魎の匣(2)【電子百鬼夜行】

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    主な四人のキャラクターが濃く現れていて面白い。「中」が一番イイかもなぁ。榎木津さんの性格の明るさは、京極堂シリーズのなかで唯一光っているね。あと彼らの仲間が多く出てくることもあって、事件の展開が、読者の期待を裏切ってくれるので読み応え有り。難しいと感じる人が多いようだけど、そんなことないよ!

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    2009年10月04日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    京極先生の作品、最近は談シリーズで短編怪談をたまに読んでた程度だったので、読者を煙に巻くような弔堂の蘊蓄に、あー京極ミステリってこんな感じだった!と徐々に勘を取り戻していった。
    歴史上の人物がたくさん登場してきて、雑学も身につく。明治半ばあたりの日本史に詳しかったらもっと楽しめたかもしれない。
    小童のしほるにだんだんなめられていく不憫な主人公の可愛らしさもなんとなく京極作品のキャラらしく、好きだった。

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    2026年07月11日
  • 死ねばいいのに

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    映画化のニュースを見て読んでみました
    この著者の作品は長すぎて読むの躊躇
    していましたがこれはそれほどでもないので
    助かりました
    マンションで殺された女性の知り合いが
    関係者に話を聞くお話
    各章で一人に話を聞くのだが・・・
    タイトルの言葉もちゃんと出てきました
    というかずっと二人の会話なのがちょっとね
    でもなんとか読めてよかったですよ

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    2026年07月09日
  • 狐花 葉不見冥府路行

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    本屋で京極夏彦の本の分厚さにのけぞることは多々あるけれども、本の薄さにのけぞったのは初めてだ。
    たった250ページとはこれいかに?

    この作品は、歌舞伎の原作として書かれたものなのだそうだ。
    確かに京極夏彦の作品と歌舞伎は親和性が高いかもしれない。
    そして確かにこの作品は、影や暗闇の効果が目に見えるようで、舞台映えがしそうである。

    京極堂の曽祖父は、以前『了巷説百物語』にも出てきたが、衣装といい決め台詞といい、まったく京極堂そのもので嬉しくなってしまう。
    ただ、単に”憑き物落とし”として雇われただけではなく、本筋にしっかりと絡んでいて、彼が出てくるのは物語の必然なのだ。

    本来の京極堂シリー

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    2026年07月02日
  • 絵本百物語

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    ネタバレ

    大阪の浮世絵師、竹原春泉が描いたという妖怪絵に
    福島出身の戯作者、桃山人こと桃華園三千麿が解説を書いたというかたちの江戸時代の『絵本百物語』という怪談奇譚集の現代語訳である。
    (後書きの荒俣先生のコメントを読むにホンモノであるらしい)
    もうここからパラレルワールドにいる気持ちなのである。
    妖怪絵と竹原春泉の画讃はお馴染みのアレであるが、解説がすごい。邪念があるから禍を受けるのであるし、平知盛なんかが妖物に成り果ててそんなところに顕れるなどあり得ないと思うって言っちゃってるし、鷺は光るものだから不思議じゃないし、平家一門の怨霊の蟹って、平家の武士は愚か者ばかりだったのだろうかとか、とか。
    批判的

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    2026年07月01日
  • 病葉草紙

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    ネタバレ

    2026年3冊目。
    すごく読みやすくてさくっと読み終わっちゃったなあ。長屋の住人たちが主人公だから小難しい理屈や理論もほとんどなく、とてもわかりやすかった。これは人様にオススメできる珍しいタイプの京極夏彦。
    棠庵は「前巷説百物語」でおじいちゃんのイメージだったから、20そこそこで出てきて「??」だったけど、今作はだいぶ前の時代なのね。確かに田沼とかの名前出てたけど、あんまり意識しないで読んじゃったなぁ。また「前巷説百物語」も読み返さないと。つかつまり、今作のあと棠庵は30年くらい空白期間っつーことよね。なるほどそれなら同じ設定でもう2冊はいけるな…待ってるね京極センセ♡
    藤介はすごく親しみやす

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    2026年07月01日
  • 今昔百鬼拾遺 月 【電子百鬼夜行】

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    「百鬼夜行シリーズ」の番外篇。おもしろい作品ではあるのだが、シリーズの読者に向けて書かれたファン・サーヴィス的な作品という趣が強く、なかなか純粋に小説として評価することが難しい。作品としては「鬼」「河童」「天狗」の3作品が収録されているが、いずれも推理小説としてはそこまで完成度は高くないと感じた。また、一介の女学生に過ぎない呉美由紀がいずれの事件においても深くコミットしており違和感を覚える。たしかに違和感が薄まるようには配慮してあるのだが、どう取り繕ってもそもそも女学生であるという設定は変えられないので、わたしの場合はそこがずっと引っかかってしまった。

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    2026年06月28日
  • 今昔百鬼拾遺 河童

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    冒頭の、河童とは何か、についての女子学生の会話が抜群に面白い。ミステリー要素は軽めですが、過去の京極作品を読んでると少しニヤッとできるところもあり、サービス精神を感じました。

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    2026年06月28日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(8)

    mu

    購入済み

    面白い

    依頼で持ち込まれた事件だし、大人たちだけで事件を解決する方がしっくりくるし面白い。すぐ素性がばれちゃうのは時代だね。

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    2026年06月22日
  • 書楼弔堂 待宵

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    時は明治35年(1902)。必要な人にのみ忽然と姿を現す書楼弔堂(しょろうとむらいどう)。
    今回は謂(いわ)く有り気な甘酒屋の老爺・弥蔵を狂言廻しに、徳富蘇峰、岡本綺堂、宮武外骨、竹下夢二などの、人生のターニングポイントに相応しい一冊の本を弔堂が選書する。

    前2巻まではお客さんの正体を推理するのが楽しかったのであるが、今回は早々にわかってしまう。その代わりと言っては何だが、弥蔵爺さんの正体がトンとわからない。何人も人を斬ってきた幕臣崩れとまではわかるのではあるが、幕臣側の人斬りは新撰組関係しか思いもつかず、どうもそのようではないので、読みながらずっと頭を抱えていた。寺田寅彦じゃないけど、その

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    2026年06月14日
  • 今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    昭和初期に書かれている本とは思えないほど新鮮でした。
    表現が古かったり、漢字を多用しているあたりは昔っぽいですが、歴史小説を読む感覚で読むとすんなり入ってきました。
    息子が妖怪好きで、それなら自分も著者の作品を読む必要があるなと思って、ジャケが一番最近ぽいものを選びました 笑
    昭和29年(1954年)に起きた「昭和の辻斬り事件」の真相を追う、女性ふたりが主役のストーリーですが、すっかり引き込まれました。
    「天狗」、「河童」も読みたいと思います。

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    2026年06月11日
  • 巷説百物語

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    ネタバレ

    再読。
    とはいえ、20年ぶりに読み返したので新鮮な気持ちで読むことができた。

    〈巷説百物語〉シリーズ第1巻。騙りや手品、変装などを駆使して事件を解決する小悪党たちを主人公とした、1話完結型の作品集。

    深い因縁からの執着や迷妄を祓い、現に向かい合わせるとでもいうような「憑物落とし」を行う〈百鬼夜行〉シリーズと対を為して、この〈巷説百物語〉シリーズでは逆に怪異を利用し、作り出し、またはわざと読み違えて事をおさめてしまう。(又市の
    「目ェ醒まして本物の真実見ちまえば、辛くッて生きちゃ行けねェ。人は弱いぜ。だからよ、噓を噓と承知で生きる、それしか道はねえんだよ。煙に巻いて霞に眩まして、幻見せてよ、

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    2026年06月04日
  • 猿

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    めっちゃホラーなんですけど‼︎ 分かりやすいオチがない方が怖い。2軸の謎があるのだけれど、全然交わらないまま最後急に同じところに行き着くのも怖い。

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    2026年06月01日
  • 巷説百物語

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    江戸時代が舞台。各地で摩訶不思議な事件・現象が起こるが、依頼を受けた腕利きたちがそれを解決する話。

    最初ホラーと思いきや必殺仕事人だった。京極夏彦の本はなんとなく難しいイメージがあって避けていたけどとっても面白い!もっと早く読めばよかった。何が何だか分からないまま事件が落ち着き、その後種明かしされる展開がスッキリしていて良い!文体は癖があるけど慣れるとリズミカルさが良い。

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    2026年05月28日
  • 絵本百物語

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    妖怪好き必読の書。

    巷説百物語シリーズを読むにあたり手元にあると物語に対する理解が深まる。


    正直な話、当時の風刺や因果話仏教の説話等理解できない所もあるが、国書刊行会版より安価で京極氏がわかりやすく訳してくれてる。


    作中の気になる単語として飯喰おうという病ってのがありましたな。探してみてくだい。



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    2026年05月23日
  • 今昔百鬼拾遺 月 【電子百鬼夜行】

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    三冊合本版。だったらこの厚さでも普通かと騙されそうになるのだが、一冊ずつでもそれなりの長さなので、結局はかなり読み応えがあるのだった。「鬼」:意外性はまずまず。妖怪談義がやや薄めだと感じられるのは、『魍魎の匣』でもいくらか鬼談義があったからか。『ヒトごろし』とも関わりがあるようなので、そちらも読みたくなる。「河童」:のっけから河童談義で嬉しい。『塗仏の宴』のひょうすべ談義ともつながる。話としてはまずまず。「天狗」:これが一番好きかもしれない。美弥子の再登場は嬉しい。天狗談義は薄めで、専門家の講義が欲しかったところ。美弥子の言葉が小気味良く、読む手を進めさせてくれる。話としてもまずまず。そして自

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    2026年05月22日
  • 猿

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    京極さんの本で一番意味わかんないかも
    なのに面白い
    おい!どーなったのか教えてくれよ
    そしてやっぱり京極さんに夢中なのである

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    2026年05月19日
  • 死ねばいいのに

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    主人公と登場人物が会話を重ねる中で、ずるずるずるずると登場人物たちの深い心情が吐露されていく様子に引き込まれた。

    主人公の話を聴く姿勢は参考になるなぁ、なんてことも思ってしまった。

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    2026年05月19日
  • 京極夏彦講演集 「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし

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    妖怪や日本語について面白い京極夏彦さんの講演話が9つ入った本です。色々な蘊蓄もあり、楽しいお話を聞けました。

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    2026年05月15日
  • 絵本百物語

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    京極夏彦の巷説百物語シリーズのモチーフとなった『絵本百物語』を、京極夏彦が現代語訳しています。フルカラーで絵も見やすく、現代語訳と翻刻とが並べて解説してあるので非常にわかりやすく、妖怪好き必見の本でした。でも、カラーなのもあるのでしょうが、ホント本が高くなったなあ…。文庫のこの厚さで約1000円か…。

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    2026年05月15日