京極夏彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
糞尿屁、小学生が好きな下品な盛り上がりがこんなにもあるんだぞという、全国物産展のような本。トークテーマごとに章が区切られているので非常に読みやすい。
巻頭巻末の文章が素晴らしくよく、トークイベントをそのまま書籍化したものだが、この2つの文章で挟むことで本としての深みを出している。巻頭は「話が面白い人はなぜ面白く話せるのか?」。巻末は「ひどい民話の存在意義について」と、本内容を読まなければ何を言っているのだ?と言うものだが、非常に深く、実になる内容である。(ここで言う実は糞ではない)
本やテレビ等を通じて伝わってくるお話は非常に整備されて健全であるが、悪く言えば毒がない。果たしてそれで本当に -
Posted by ブクログ
自分のことを何ていうかってとこ私には面白くて2回読み返した笑。ああ怖くない…怖くないよ。皆こんなふうに年老いながらも思考は若い頃から変わらずに目まぐるしく駆け巡ってる。ちょっとばかし若い頃よりも忘れて繰り返してボケ…
イヤ、リフレインしてるけど笑
飛び抜けて目立つ事も成し遂げたこともない
普通、ごくごく普通。
平和ってことだ。
軽く淡々とジワっと面白い一冊
ただひたすら真面目に生きてきてさ
何もない、誰もみてない、私なんて…
なんて思うときがおおいけど。
でもやっぱり何にもなくてもいいんだよ
一生懸命自分なりに生きていけばと思えるよ。
おすすめは私のように薄ぼんやりした人かな笑
-
Posted by ブクログ
この世の中は地獄。
その地獄を楽しむための京極先生の指南書。
丸々一冊言葉についての話で、「地獄の沙汰も言葉しだい」というような感じ。
言葉を商売道具としている小説家の著者だからこそ語ることの出来る言葉についてのエピソード。
言葉の持っている危うさや楽しみ方がユーモラスに描かれていて、なるほどと納得させられる
ものばかり。
特に印象に残ったのは「あらゆる文章は誤読されるもの」言葉は欠けていて相手が勝手に埋めてしまうもの。
言葉のプロの小説家でさえそんな風に感じるのかと、いや毎日言葉に携わっているからこその実体験から来る感想なのかなと感じた。
なるほど、それで京極先生の本は分厚いのが多いのかな -
Posted by ブクログ
【一言感想】
学術的な価値は無いかもしれない民衆が作り上げてきた芸術作品
娯楽の無かった時代に子ども達を楽しませる手段として先鋭化されてきた民話
今も昔も子どもはシモネタを好む傾向があるのか、昔の民話では思いの外取り上げられているけれど、そういう作品は民俗学者から敬遠された結果遠ざけられた作品は多いそう
「子どもが喜んで面白がってくれりゃいいか」で創作されているので、オチも無ければ謎が残ったままの話が多いが、キレイにまとまっていないから話として何度も聞きたくなったり、自分流にアレンジをしていくことで無数に民話が生まれていった側面もあるのだと本を読んで思いました
民話をくだらない話だと切