京極夏彦のレビュー一覧
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ネタバレ木場が担当する事件。「目潰し魔・平野」。被害者・矢野妙子、水商売の女・川野弓栄、女教師・山本純子。宿で殺害された前島八千代。殺害現場で目撃された木場の旧友・川島喜一と思われる人物。川島と出会い「蜘蛛にきけ」と吐かれた木場。ベルナール学園に流れる「黒い聖母」の噂。「黒い聖母」に願いをかけると恨みを持つ人間を殺すことができるという。学園内の売春組織。教師の本田に乱暴され妊娠した渡辺小夜子の復讐。何者かに殺害された本田と直後に転落死した渡辺小夜子。織作家の骨董の鑑定にやってきた伊佐間。鑑定中に乱入してきた織作茜の良人・耕作。先代に見込まれたが挫折し酒におぼれていた耕作。何者かに絞殺された耕作の謎。
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ネタバレ木場の動きが一瞬止まった。
小屋の中を凝視している。
「ーー畜生オッ!」
木場は雄叫びを上げて、脱兎の如く男を追った。
木場さんフィーチャリング。
今回は沢山木場が出ているので木場ファンな私に取っては嬉しい何かです。
幼馴染み・降旗さんとのやり取りなど、木場修の人間味溢れる魅力に触れられる第2巻。
今回のおちゃめな京極さんのシーンは増岡弁護士とのやり取り。
二百何人分の憑物落としの祈祷料について、高くても柴田財閥が払うから大丈夫という増岡に対して、榎木津の6万倍は貰うがそういう問題じゃないと云いきる京極堂。
京極堂の憑物落とし代(1人分)は榎さんの探偵料の300倍なんだw -
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ネタバレもう畏くはない。
京極堂は呟いた。
「拙僧が−−殺めたのだ」
もう暫く箱根にいようと、私は思った。
夜の庭を見つめ、何もかも抛って帰りたくなっている関口君と飯窪女史の会話から始まり、漸く帰って来た富士見屋での会話。
憑物落としを進める京極堂と邪魔するものは打ち砕くように手助けをする榎木津の息ぴったりぷりと、絶妙の合いの手を入れる関口君らのやりとりは圧巻。最後の最後で、走り回っていた鼠の伏線も回収された事に感嘆の息しか零れません。
時が止まり、世界と隔絶された異界がまたひとつ解かれ、此れから先は個人が抱え込まなくちゃならなくなると紡ぐ京極堂。甘美な闇の世界がまた一つなくなる切なさが溢れま