京極夏彦のレビュー一覧

  • 後巷説百物語

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    最終話が良すぎて鳥肌たった。
    百物語にはじまって百物語に終わる。

    百介が最後まで百介で、そこがとてもよかった。
    繋がりは、なくなってはなかった。
    きっと彼らは、いつも見守ってくれていた。

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    2021年07月31日
  • 塗仏の宴 宴の始末(3)【電子百鬼夜行】

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    再読。こうして宴は終わった。ある意味で京極堂が話の中心でありメインであった話。それにしてもあの黒幕はすげぇよ…、こんな黒幕らしい黒幕は中々いないよ…。百鬼夜行シリーズを通した全体的な話でいえば今作が一番スケールがでかかったが、それの核にあったのは家族というスケールの小さなものでもあったわけで。間違いなく百鬼夜行シリーズのターニングポイントとなった一作。

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    2021年07月05日
  • 虚実妖怪百物語 急

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    富士山麓にて、妖怪と創作者達を討伐せんと戦争が起きる。
    諸悪の根源はダイモンであり、人間から余裕を奪わんがために妖怪を否定していたのだと見定め、作家達は呼ぶ子石を使ってなんでもありの百鬼夜行を繰り広げる。
    かくして魔人・加藤保憲の悪事は防がれ、国家転覆は免れるが、その先には思わぬ結末が待ち受けていた……。

    登場人物が多いこともあり、とにかく賑やかだった。正に百鬼夜行。
    レオ☆若葉と榎木津平太郎もさることながら、平山夢明氏のキャラが濃すぎて、この人もまた妖怪の範疇に入りそうな気がしてしまう。

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    2021年06月19日
  • 虚実妖怪百物語 破

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    妖怪を根絶せんと蜂起した人々が、荒俣宏の妖怪コレクションを収めたマンションを襲撃する。暴徒に取り囲まれ、火も放たれ、絶体絶命だと思われた時に現れたのは、帝都物語にて登場したロボット・學天則だった。それを機に、榎木津平太郎は脱出と図ると同時に妖怪コレクションを逃がそうとするのだが……。
    妖怪作家や推理作家や編集者達は樹海の別荘地に避難し、身の安全を計りながら打開策を計る。
    一方、黒史郎に憑りついていたしょうけらは邪神・クトゥルーへと変貌し、創作物であるクトゥルー神話を信奉する人々と伴って歩み出す。
    荒唐無稽で虚々実々な妖怪譚は更に続く。

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    2021年06月19日
  • 虚実妖怪百物語 序

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    妖怪専門誌「怪」の編集者である榎木津平太郎は、水木しげるから「鬼が妖怪をコロス」と告げられる。一方、駆け出しライターのレオ☆若葉は呼ぶ子を出現させる石を手に入れる。それと並行して、妖怪が現実のものとして現れるようになるが、それに伴って人間が少しずつ狂い始めていく。
    帝都物語の悪役、魔人・加藤保憲の出現を機に、この世の理が捻じ曲げられていく。

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    2021年06月19日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

    Na2

    購入済み

    面白い!

    京極堂が古本屋店主になる前、教師をしていた頃のお話と訊いて正直「原作者がどのくらいお話に関わっているのか」「さほど関わっていないなら読まなくてもいいかも…」とその事が気になって読むかどうか迷っていたのですが、志水先生のキャラデザは気に入っていたので読んでみたら予想以上に面白い!

    基本的に中禅寺の教え子の女生徒の身の回りで起きる不可思議な現象などを中禅寺先生に相談するという構図で、原作小説本編のように重く陰鬱なストーリーではなく全体的にもっと軽いノリで読めるので一気に3巻まで読んでしまいました。

    本来ならここでは1巻の感想を書くべきなのでしょうが敢えて本編内容には触れず、『百鬼夜行シ

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    2021年05月25日
  • 豆腐小僧その他

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    夜に豆腐のせたお盆持って、突っ立っているだけのお化け。小説の「豆富小僧」は、昼間に涌いてアクティブだけど。間が抜けてお茶目な存在は和む。古き良きお化けと最先端科学技術の対比も興味深い。万能感はアブナイと思う志郎さんの感覚、わかる気がする。自然現象をテクノロジーで制御することについて安易に良し悪しは語れないが、それでも人が手を出しちゃいけない領域というのはあると思うのだ。狂言の台本も新鮮だった。

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    2021年05月20日
  • 冥談

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    全体的に仄暗く、あの世とこの世の境目が曖昧な冥い短編集。各話でそれぞれ何度も印象付けるようにループする風景や心象の描写。それが一層ふわふわとした現実だが現実でない境目をより不安定にさせているように思える。京極氏の死生観や幽霊観の私説も含まれているのでは。何にせよ、最後が曖昧な終わり方だからこそ、もやもやとしてじめっとした恐怖が後を引く。秀逸な一冊だった。

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    2021年05月09日
  • 幽談

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    物語のラストが全て不明瞭で曖昧模糊とした短編が詰まった一冊。個人的には「下の人」がストーリーも主人公のなんとも言えない着物座った感じも好きだった。話によっては、なんとも言えない後味の悪さが残るような、じわりじわりと来るような怖さのある話が多かった。面白かった。

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    2021年05月09日
  • 続巷説百物語

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    一つ一つ短編として楽しめるが、読んでいると気づく、話のつながり。小右衛門の落とし前である老人火で、百介と小右衛門が初めて相対。否、初めて相対したのは死神或いは七人みさきであるか。ここで、又市たちと百介との生き方が別れてしまった様な…。まだ続編があったと思うので、購入して読みたい。

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    2021年05月09日
  • 豆腐小僧その他

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    豆腐小僧双六道中とはまた違い、現代にわいた豆富小僧といくらか現代風になった他の妖怪たちとのやり取りが面白い。ラストは相変わらず邪魅に飲まれずにいた豆富小僧が事態をおさめるという、豆腐小僧と同じだったが、また雰囲気が違って良い。白蔵主が豆腐小僧では年寄り狐だったが、こちらではかなり若狐になっていて喋り方も現代風になっていたのが印象的。また狂言、落語が収録されていたが凄く面白かったから、実際に見てみたいと思った。

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    2021年05月08日
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし

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    文庫版が出たのと映画化したのに向けて、再読。これで読んだのは二度目になり、結末も分かっているのだがやはり面白かった。語り口調と、妖怪化け物についての蘊蓄のような説明が丁寧なのが良かった。豆腐小僧と達磨先生の禅問答のような掛け合いは面白くて好き。物も二つとして覚えられない豆腐小僧が、最後に頭を働かせて最後の混乱をおさめたのは感動した。相変わらず京極ワールドは素晴らしい。

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    2021年05月08日
  • 今昔百鬼拾遺 河童

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    ネタバレ

     京極堂シリーズ、中禅寺敦子と呉美由紀の冒険、第2段です。なんと今回は多々良先生も加わります。お久しぶりで相変わらずの人の話を聞かない感じ、好きですね。
     今回のシリーズは3大妖怪とよばれる鬼、河童、天狗が題材なので、妖怪のうんちくが面白いです。わからないことも多いですが、面白いです笑
     この厚さのページ数では河童の一部しか書かれていないのだと思いますが、多々良先生のおかげで京極さんがいるような蘊蓄が聞けて面白かったです。ただし、京極さんの語りより読みにくいのですが、多々良先生の語りは・・・

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    2021年04月12日
  • 今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

     大好きな京極堂シリーズの作品が出ていることを知らず、本屋で偶然見つけた時は嬉しくてニヤニヤが止まりませんでした。
     講談社、角川、新潮、3つの出版社から出す3部作の1作目です。今回は中禅寺敦子とみんなが大好き?呉美由紀ちゃんのが巻き込まれ、解決していく。
     京極堂シリーズの女の人って怖い人が多いですよね。。
     娘が罪を犯してしまい、それを止めるために殺してしまう母親。誰も報われないですね。それ以外にも道はあったのにと思ってしまいますが、自分がその立場だったら、ギリギリまでなんとかなるのじゃないか、ここで犯行をやめさせれ隠せるのではないか、家族だったらそんな他人から見たら愚かだと言われる選択を

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    2021年04月12日
  • 今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】

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    持つ手が疲れるほどの分厚さに怯んで京極さん未体験の方にも、この程度の厚さならお試しいただけるのではないでしょうか。百鬼夜行シリーズではありますが、1冊も読んだことがなくても大丈夫。

    舞台は昭和29年。日本刀で人をバッサリ斬るという通り魔事件が発生。最初の被害者は怪我で済んだのに、犯人はどんどん腕を磨き、腕をもがれた人の次は皆絶命。

    京極作品の雰囲気を知るにはもってこい。そんな時代のことは知るわけもないのに、なぜか懐かしい気分にさせられます。単行本も文庫本も必ず見開きに文字を収める凝り様も一緒に楽しんでほしい。

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    2021年04月07日
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし

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    豆腐小僧を主人公とする面白おかしい話の中に、妖怪論が現れてくるという不思議な本。話としては割と馬鹿馬鹿しい類なのだが結構笑える。妖怪初心者にもわかりやすく、様々な妖怪について説明してくれる。京極流妖怪理論(?)を理解するには一番適した本かもしれない。ラストにかけての盛り上がりなど、『虚実妖怪百物語』にも近い部分があるとも思った。とても面白く、非常にオススメできる。次巻も読まねば。

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    2021年04月04日
  • 虚実妖怪百物語 序/破/急

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    京極夏彦史上最長だという大長編。やはりこれは紙で、それも合本版で読まないとダメでしょう。あまり妖怪も知らないし、実名小説なのに知っている名前が少なかったけれど、十分楽しめた。基本的にはお馬鹿な話なのでなかなか笑える。作中の小ネタがわかる人なら余計面白いのかも(これだけ膨大なネタがあればいくつかは引っかかるだろうが)。ラスト付近のまさに妖怪大戦争な部分の盛り上がりは最高。著者インタビューがネット上に2本掲載されているのでこちらも必読。映画の妖怪大戦争の方も観てみたくなった。

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    2021年04月04日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(3)

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    おどろおどろしているものの、事件はサクッと解決するのでスッキリ(^^)そして神隠しではあっちゃんと千鶴子さんも登場!(゜▽゜*)次回予告で榎さんのお兄様も登場するらしい♪

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    2021年04月03日
  • 数えずの井戸

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    番町皿屋敷とも呼ばれる、青山家の家宝を巡る愛憎劇。
    皿の表と裏、底知れぬ昏き井戸、満たされずに欠けている人々。
    真相は井戸の底。

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    2021年03月16日
  • 虚実妖怪百物語 序/破/急

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    内輪ネタ、大いに結構!
    大好きな平山夢明先生と京極先生の掛け合いが、まさか京極先生本人の作品で読めるとは……w
    全体的なノリが最高に軽妙。

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    2021年03月13日