京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ものすんごく面白かった、面白かったが、、
これでおしまい(号泣)。悲しい。
京極先生、、長らく続いていたシリーズを次々と畳んで
どないするん?新シリーズ開始してくれるんだとありがたいが、、
ていうか、弔堂めちゃ好きだったのに、、(涙)
最終巻は、本そのものの在り方を考えさせられる。
『本好きの下剋上』的な面白さもあり
いつものごとく歴史蘊蓄も大変キラキラ
有名人も多数出てきてアガる。
夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、
牧野富太郎、そして過去シリーズの主人公たち
あの有名人たちが全員弔堂に通っていた(笑)
黙読、それは
脳内を旅するファンタジー
私などからすると、
ほぼ100%識字率も
黙読も物心ついたころからの”常識”であるが
明治時代というと、男子で50%超、女子30%ぐらい
寺子屋での音読
「し〜のたまはく〜〜〜」のイメージ。
そんなどころか、
私の親世代でも、字が読み書きできない人は結構居たらしい。
今の代書屋とか右筆というと、
ややこしい作法の公文書作成とかする人という感あるが、
文字を代わりに書くという職業が成り立っていたんである。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの自動手記人形を思い出してしまうが(笑)
話はめちゃくそそれたが、
本書では、出版事情が劇的に変化した時代。
鉄道の発展で、移動中の読書が可能になり、黙読の習慣が生まれ、
黙読の定着は、読書の愉悦を深くし、読書人口の増加に貢献する。
本ビジネスが生まれる。
日本活版印刷へ移行していく時期。
そう、活版印刷は1400年代にできたが、
日本での活版印刷は、文字数の多さと、くずし字が活版印刷では不可能なことから
発明された当時は入ってこれず、
文章まるごと彫るスタイルの凸木版が主流であった。
※活版邦文字が全くなかったわけではない、家茂の頃には一応できていた。
ただし、一般的に商材になるものではなく、アカデミックなものに限られた。
これをなんとかするのが、
活版に向く日本語の”フォント”、活字の発明なのである。
その活字を作ろうとする男と
サポートの弔堂、弔堂で出会う人々、
京極節の会話で進んでいく話。
これが今生のお別れに御座います。大変、お世話になりました。 -
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ものすんごく面白かった、面白かったが、、
これでおしまい(号泣)。悲しい。
京極先生、、長らく続いていたシリーズを次々と畳んで
どないするん?新シリーズ開始してくれるんだとありがたいが、、
ていうか、弔堂めちゃ好きだったのに、、(涙)
最終巻は、本そのものの在り方を考えさせられる。
『本好きの下剋上』的な面白さもあり
いつものごとく歴史蘊蓄も大変キラキラ
有名人も多数出てきてアガる。
夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、
牧野富太郎、そして過去シリーズの主人公たち
あの有名人たちが全員弔堂に通っていた(笑)
黙読、それは
脳内を旅するファンタジー
私などからすると、
ほぼ100%識字率も
黙読も物心ついたころからの”常識”であるが
明治時代というと、男子で50%超、女子30%ぐらい
寺子屋での音読
「し〜のたまはく〜〜〜」のイメージ。
そんなどころか、
私の親世代でも、字が読み書きできない人は結構居たらしい。
今の代書屋とか右筆というと、
ややこしい作法の公文書作成とかする人という感あるが、
文字を代わりに書くという職業が成り立っていたんである。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの自動手記人形を思い出してしまうが(笑)
話はめちゃくそそれたが、
本書では、出版事情が劇的に変化した時代。
鉄道の発展で、移動中の読書が可能になり、黙読の習慣が生まれ、
黙読の定着は、読書の愉悦を深くし、読書人口の増加に貢献する。
本ビジネスが生まれる。
日本活版印刷へ移行していく時期。
そう、活版印刷は1400年代にできたが、
日本での活版印刷は、文字数の多さと、くずし字が活版印刷では不可能なことから
発明された当時は入ってこれず、
文章まるごと彫るスタイルの凸木版が主流であった。
※活版邦文字が全くなかったわけではない、家茂の頃には一応できていた。
ただし、一般的に商材になるものではなく、アカデミックなものに限られた。
これをなんとかするのが、
活版に向く日本語の”フォント”、活字の発明なのである。
その活字を作ろうとする男と
サポートの弔堂、弔堂で出会う人々、
京極節の会話で進んでいく話。
これが今生のお別れに御座います。大変、お世話になりました。 -
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ものすんごく面白かった、面白かったが、、
これでおしまい(号泣)。悲しい。
京極先生、、長らく続いていたシリーズを次々と畳んで
どないするん?新シリーズ開始してくれるんだとありがたいが、、
ていうか、弔堂めちゃ好きだったのに、、(涙)
最終巻は、本そのものの在り方を考えさせられる。
『本好きの下剋上』的な面白さもあり
いつものごとく歴史蘊蓄も大変キラキラ
有名人も多数出てきてアガる。
夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、
牧野富太郎、そして過去シリーズの主人公たち
あの有名人たちが全員弔堂に通っていた(笑)
黙読、それは
脳内を旅するファンタジー
私などからすると、
ほぼ100%識字率も
黙読も物心ついたころからの”常識”であるが
明治時代というと、男子で50%超、女子30%ぐらい
寺子屋での音読
「し〜のたまはく〜〜〜」のイメージ。
そんなどころか、
私の親世代でも、字が読み書きできない人は結構居たらしい。
今の代書屋とか右筆というと、
ややこしい作法の公文書作成とかする人という感あるが、
文字を代わりに書くという職業が成り立っていたんである。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの自動手記人形を思い出してしまうが(笑)
話はめちゃくそそれたが、
本書では、出版事情が劇的に変化した時代。
鉄道の発展で、移動中の読書が可能になり、黙読の習慣が生まれ、
黙読の定着は、読書の愉悦を深くし、読書人口の増加に貢献する。
本ビジネスが生まれる。
日本活版印刷へ移行していく時期。
そう、活版印刷は1400年代にできたが、
日本での活版印刷は、文字数の多さと、くずし字が活版印刷では不可能なことから
発明された当時は入ってこれず、
文章まるごと彫るスタイルの凸木版が主流であった。
※活版邦文字が全くなかったわけではない、家茂の頃には一応できていた。
ただし、一般的に商材になるものではなく、アカデミックなものに限られた。
これをなんとかするのが、
活版に向く日本語の”フォント”、活字の発明なのである。
その活字を作ろうとする男と
サポートの弔堂、弔堂で出会う人々、
京極節の会話で進んでいく話。
これが今生のお別れに御座います。大変、お世話になりました。 -
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これでおしまい(号泣)。悲しい。
京極先生、、長らく続いていたシリーズを次々と畳んで
どないするん?新シリーズ開始してくれるんだとありがたいが、、
ていうか、弔堂めちゃ好きだったのに、、(涙)
最終巻は、本そのものの在り方を考えさせられる。
『本好きの下剋上』的な面白さもあり
いつものごとく歴史蘊蓄も大変キラキラ
有名人も多数出てきてアガる。
夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、
牧野富太郎、そして過去シリーズの主人公たち
あの有名人たちが全員弔堂に通っていた(笑)
黙読、それは
脳内を旅するファンタジー
私などからすると、
ほぼ100%識字率も
黙読も物心ついたころからの”常識”であるが
明治時代というと、男子で50%超、女子30%ぐらい
寺子屋での音読
「し〜のたまはく〜〜〜」のイメージ。
そんなどころか、
私の親世代でも、字が読み書きできない人は結構居たらしい。
今の代書屋とか右筆というと、
ややこしい作法の公文書作成とかする人という感あるが、
文字を代わりに書くという職業が成り立っていたんである。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの自動手記人形を思い出してしまうが(笑)
話はめちゃくそそれたが、
本書では、出版事情が劇的に変化した時代。
鉄道の発展で、移動中の読書が可能になり、黙読の習慣が生まれ、
黙読の定着は、読書の愉悦を深くし、読書人口の増加に貢献する。
本ビジネスが生まれる。
日本活版印刷へ移行していく時期。
そう、活版印刷は1400年代にできたが、
日本での活版印刷は、文字数の多さと、くずし字が活版印刷では不可能なことから
発明された当時は入ってこれず、
文章まるごと彫るスタイルの凸木版が主流であった。
※活版邦文字が全くなかったわけではない、家茂の頃には一応できていた。
ただし、一般的に商材になるものではなく、アカデミックなものに限られた。
これをなんとかするのが、
活版に向く日本語の”フォント”、活字の発明なのである。
その活字を作ろうとする男と
サポートの弔堂、弔堂で出会う人々、
京極節の会話で進んでいく話。
これが今生のお別れに御座います。大変、お世話になりました。 -
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ものすんごく面白かった、面白かったが、、
これでおしまい(号泣)。悲しい。
京極先生、、長らく続いていたシリーズを次々と畳んで
どないするん?新シリーズ開始してくれるんだとありがたいが、、
ていうか、弔堂めちゃ好きだったのに、、(涙)
最終巻は、本そのものの在り方を考えさせられる。
『本好きの下剋上』的な面白さもあり
いつものごとく歴史蘊蓄も大変キラキラ
有名人も多数出てきてアガる。
夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、
牧野富太郎、そして過去シリーズの主人公たち
あの有名人たちが全員弔堂に通っていた(笑)
黙読、それは
脳内を旅するファンタジー
私などからすると、
ほぼ100%識字率も
黙読も物心ついたころからの”常識”であるが
明治時代というと、男子で50%超、女子30%ぐらい
寺子屋での音読
「し〜のたまはく〜〜〜」のイメージ。
そんなどころか、
私の親世代でも、字が読み書きできない人は結構居たらしい。
今の代書屋とか右筆というと、
ややこしい作法の公文書作成とかする人という感あるが、
文字を代わりに書くという職業が成り立っていたんである。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの自動手記人形を思い出してしまうが(笑)
話はめちゃくそそれたが、
本書では、出版事情が劇的に変化した時代。
鉄道の発展で、移動中の読書が可能になり、黙読の習慣が生まれ、
黙読の定着は、読書の愉悦を深くし、読書人口の増加に貢献する。
本ビジネスが生まれる。
日本活版印刷へ移行していく時期。
そう、活版印刷は1400年代にできたが、
日本での活版印刷は、文字数の多さと、くずし字が活版印刷では不可能なことから
発明された当時は入ってこれず、
文章まるごと彫るスタイルの凸木版が主流であった。
※活版邦文字が全くなかったわけではない、家茂の頃には一応できていた。
ただし、一般的に商材になるものではなく、アカデミックなものに限られた。
これをなんとかするのが、
活版に向く日本語の”フォント”、活字の発明なのである。
その活字を作ろうとする男と
サポートの弔堂、弔堂で出会う人々、
京極節の会話で進んでいく話。
これが今生のお別れに御座います。大変、お世話になりました。 -
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ネタバレ京極夏彦の巷説百物語シリーズ第一弾。
シリーズ完結とのことで、なんとか最終巻が文庫落ちするまで追いつきたい。
妖怪に絡んだ事件を必殺仕事人かのように裁いていく短編集。
久しぶりに京極夏彦の作品を読んだけど、こんなにも読みやすかったかと驚いた。百鬼夜行のシリーズが難しいから、なおさらかもしれない(そこも大好きなのだが)…
どの作品も、人の業というか、悲しい話が多い。しかも悲劇が既に終わってしまっていて、なんともやるせないことが多く、故に、又市たちの仕掛けにスカッとさせられる。
第一作目しか読んだことがないので、次作以降もちまちまと読んでいきたい。
文庫落ち前のハードカバーで読んだよなぁと思い調べると、四半世紀、経って、いた……… -
Posted by ブクログ
なんだ?コレ。
久しぶりに京極夏彦さんを読みました。
以前にも『魍魎の匣』、読んだはずですが、すっかり忘れていました。
何度か京極さんの作品を読んでいるうちに、何故こうもわかりづらいのか、わかってきたような気がします。
なにより、人物が多いのです。
関口、榎木津、鳥口、木場、そして京極堂。
コレらの人物が、それぞれ事件に関わりながら、探偵というか事件の解決を目指していくわけです。
ただ、解決を目指すというか、巻き込まれてしまったので、足掻く。
それぞれが、迷路のような出来事の中をあっちへこっちへ引きずられたり、行き止まって立ち往生する。
最後に、京極堂が、快刀乱麻に事件を断つというのが、流れかと思います。
今回の作品は、事件自体が複雑で、同時期に起きたもともとは関係のない事件がおり重なっています。
読みおわって、さて、こういう話だったヨとストーリーを伝えることができません。
こういう話を考えだす京極夏彦という人が、不思議です。 -
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ネタバレ日本に妖怪が発生してから、世の中が妖怪やホラーの排斥活動を始め、妖怪専門の自衛隊(YAT)なるものまで結成され、妖怪関係者やホラー作家、怪談作家、ホラー映画関係者や俳優、声優、漫画家までもが富士山麓へ避難生活を余儀なくされていた。
そこで繰り広げられる文字通りの「妖怪大戦争」
令和の大戦争には百鬼夜行に描かれた妖怪だけではなく、鬼太郎や貞子3Dやガメラ、犬夜叉にとら(うしおととら)、漫画や特撮からもふんだんに怪物が登場する。
京極さんのオタクパワーがまたもや爆発している。最高ですか!?
版権のこと考えると映像化は不可能。だけど…だけど、こんなの見たいにきまってるじゃないか!
1980年代に著名なミュージシャンたちが集まり、歌った「We are the World」という素晴らしい曲がある。マイケル・ジャクソン、スティービー・ワンダー、ブルース・スプリングスティーンなど、大スターたちが、アフリカの飢餓や貧困を解消したい、という願いを込めて歌ったキャンペーンソングだが、妖怪愛好家版のソレと言っても過言ではない。
柳田國男の幽霊に、水木しげる、荒俣宏、平山夢明、東雅夫、黒史郎、木原浩勝、夢枕獏に小野不由美と旦那様、高橋留美子に藤田和日郎、佐野史郎や嶋田久作など、著名な人々が実名で登場している。このオカルト界の大スターたちが「日本のため」や「日本妖怪のメンツにかけて」とかのカッコイイ大義名分で戦うわけではなく、余裕のなくなった日本でとにかく暴れ回るだけ。
想像していると脳内がたのちぃ。
こんなに破茶滅茶な状態でどうやってオチをつけるのかと思いきや、やはり京極夏彦は一流。とてもほっこりとした最後だった。
百鬼夜行の最後には昇る朝日(丸い輪)が描かれることが多いが、その通りに終わる。
朝日が昇って、全ておしまい。何もなかった。
日本人は和(輪)を大切にするからね。洒落も効いていてよかった。
とても長かったけれど、読んだ後になんだか頭がスッキリして、自然に「あーーーー面白かった!」と口に出していた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ以前、巷説百物語自体は読んだことがあったが、内容をあまり覚えていなかったこともあって単に妖怪をテーマにした短編だと思っていた。
が、京極夏彦がそんな単純なものを出すわけがないよなぁ〜!
舞台はなんと遠野。遠野物語と関連が!?と一瞬思ったけど、時代が違いすぎたわ。でも山人とか出てきてニヤニヤできる。
読み始めるとまずは東北弁っぽい語りで妖怪譚が語られる「譚」、これはとても短い。
次にメインストーリーとして主人公が出てきて、街を騒がせる事件や異変が語られ、妖怪の仕業だという説明がされる「咄」。
その事件を解決するために必要なキーマンが、大体の場合困惑してたりため息を付いていたりして始まり、解決のための仕込みが行われる「噺」。
最後に全ての説明が、大抵は主人公である宇夫方祥五郎、そして仕込み役である長耳やその仲間たちとの会話で明かされる「話」。
譚
咄
噺
話
四種類の「はなし」で語られる。日本語ってすげー。そして翻訳できなさそう。
これが6篇入った短編集… と思わせておいての京極夏彦。すべて繋がっている!
そういえばそうだったわ。京極堂シリーズ本編や番外編でも全く同じ構成だったわ。完全に失念していた。
一つ一つは全く関係ない事件のように思えて、実は裏で繋がっている1つの巨大な事件であり、それまで別々の事件で関わったキーマンたちが協力してアベンジャーズ全員集合のような盛り上がりを見せて爽快に終わる。そんな活劇モノ。
ただ、普通ならメインになりそうなアクションシーンや巨悪との戦い自体は基本的に描かれることはない。主人公の宇夫方祥五郎はあくまでも狂言回しというかキーマンたちを繋ぐ役なので。京極堂で言えば関口。
なので、「噺」では裏で何かが起こってそう、もしくは起こってた、くらいしかわからず、首を傾げた宇夫方祥五郎が長耳の家を訪れるというのが大体の「話」の展開。
だからまあ、正直なところ最初の一話はなるほど!と思い、最終話での全て繋がっていた展開は大変熱かったものの、それぞれの話の展開は「はいはい、妖怪が出たということはまた彼らの仕業なんだな」と分かってしまい、そこはちょっとスンッとなってしまったのも事実。
いや、それが面白さを下げているとか言うつもりはないし、京極夏彦作品は仕掛けはまあもちろんわからないのだが、それを推理するお話でもないし、見事なストーリー構成を洒脱な語り口で説明される、演劇を見ているような楽しみがメインだということは分かっている。主人公も後半になるとまたあいつらだなってなってたし、読み手が同じような気持ちになる仕掛けなのかもしれない。
そこで慣れてきたところに最終話で実はあの話は繋がっていたとなり、これまで無事だった主人公も怪我を負い…!と、あえてだれさせてからの喝!という起承転結。
いやー、読後感が良い。
しかし、今更ながら巷説百物語シリーズであり、それぞれ単体で読むより通して読んだほうが楽しいことがわかってしまったので最初から読み直さなきゃいけないじゃないか!今連載中の了巷説百物語でラストらしいので、それが本になったら一気に読むかな。
あと、余りにも自然でいっそ気づきにくいのだが、色々な百姓、色々な武士、それ以外が出てくるが全員話し方が異なり、特に盛岡の方言が声に出して読みたくなる話し方。というか実際何度か声に出して読んでたずもな。サクナヒメに出てきた方言に似ている。 -
Posted by ブクログ
日光を舞台にした百鬼夜行シリーズ
邪魅の雫から17年ぶりの新作
シリーズは一度読んで、もう一回読み返したけど、前のストーリーも細部までは覚えてない
でも、登場人物達が、これまで何を見て何をしてきたか、何をできなかったかなど踏まえた物語になっているので、やはり古参のファンとしてはぐっと来るものがある
特に、関口、木場あたりはこれまでの自分の行動が事件にどう影響を与えたのかを意識している
榎木津はまぁ、いつもの榎木津だ
旧日本軍の遺産を取り扱っている点で、塗仏の宴や邪魅の雫に通じる物がある
あと、魍魎の匣もそうか
巷説百物語シリーズとの交錯
そんなわけで書楼弔堂も関係してくる
両方のシリーズを読み直したらまた何か気づくものがあるかも
鵼という妖怪について
羽がないのに何故飛ぶのか?
何の動物なのか不定
要は、わけのわからないものの象徴なのでしょうねぇ
そして今回の様々な事件や事情も入り組んで絡まっているからこそ、全愛憎がわけわからなくなってくる
果ては、本来とは違ったものが見えてくる
なるほど、確かに鵼だな
そう言えば、今作は殺人が起こってないな
過去の殺人や遺体消失を取り扱ってはいるが、「今」の時点で死体が出てこない
関口くんは事件に巻き込まれ過ぎだもんなー
世の中のネタとして、名探偵と同じホテルに泊まると逃げ出したくなるというものがあるけど
このシリーズの場合は京極堂ではなく関口くんの方がそのポジションだろうか
ここに来て重要そうな新キャラ緑川さん
合法ロリなのか、幼く見えるけど、昔の京極堂や榎木津とも面識がある
一体何があったんだー!
気になるじゃないか!
もしかして、この後にスピンオフの作品でその編の事情が描かれたりするんだろうか?
それにしても、タイトルが明かされていたのに中々出版されなかったのは、作中で原子力について触れているからか?と邪推してしまう
東日本大震災の原発事故の影響とかあったのかね?
元々そんなストーリーだったから出版を控えていたのか、事故があってから書いたのか
いずれにしても時期が悪いわなぁ
そして帯には次回作のタイトル「幽谷響の家(やまびこのいえ)」が記載されてあるわけだけれども、今度は何年後になるのかね?