京極夏彦のレビュー一覧

  • 陰摩羅鬼の瑕(2)【電子百鬼夜行】

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    百鬼夜行シリーズの中でも関口の活躍がかなりフューチャーされているように感じる。きちんと言葉になっている発言も多く会話になっていることになんだかワクワクしてしまいます。こんな風に書くと喋れない人なのと改めて考えてしまうが、彼の場合心の声の方が馴染み深いのかもしれない。
    終盤、ゆっくりと事件が動き出し関口と榎木津の絡みが何だかんだ文句を言いながらも信頼しあっている雰囲気が良い。思わせぶりな中巻の最後に次巻への期待も大きい。

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    2022年06月17日
  • 虚談

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    面白かった。内容は然る事乍ら、語りが面白かった。地の文の語りも、会話文も自然と頭に入ってくる。どことなくワクワク感があると同時に、クスリと笑えるような面白さがあった。話を読み終わる度にタイトルが頭に浮かんできた。嘘と真実との境界が曖昧になり、本当に現実と価値観が揺らいだ。

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    2022年06月06日
  • 西巷説百物語

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    よくぞこんなお話しを思いつき、よくぞこういう構成を仕立て、よくぞこんなふううに語ったものだ。やっぱ京極はすごい。今回も酔わせてもらった。

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    2022年05月20日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(5)

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    御神籤と暗号と13階段、これくらいの恐怖が私にはちょうど良い(^^)秘密の部屋は秘密のままに、心霊探偵の活躍を期待する(ノ゚∀゚)ノ♪

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    2022年05月03日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

    購入済み

    推理好きは好きになる

    時代背景が戦後の日本という事以外、起こる現象は今と同じ。だから読んでいて飽きない。謎の多い中禅寺と世話好きの栞奈、2人の空気感も面白くて新鮮。

    #ほのぼの #シュール #ドキドキハラハラ

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    2022年04月16日
  • 虚談

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    「嘘でした」と急に言われても、一体どこから嘘なのか、わからなくなるときがある。この本は、そんな嘘の範囲の曖昧さを巧妙に描いた、短編集である。

    あまりに嘘が多過ぎてしまうと、いったい全体この本の内容は、読む価値があるのかしら、と思ってしまうが、そこで読む手を止めることなく進んでいただきたい。

    嘘である、前提をもとに、ではどこからどこまでは本当の話なのか、と考えながら読むことをお勧めする。

    とはいえ、この作品はフィクションだから、全て嘘といえば嘘なのだが…。

    京極夏彦氏の本を初めて読んだが、なかなかに難しい表現があって面白い。日本語の表現力の可能性を再び、三度感じさせる。

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    2022年04月10日
  • 文庫版 厭な小説

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    厭だ
    から始める厭な短編集。狂っているのは自分なのか世界なのか…。
    どれも厭な気持ちになるけど、特に厭な先祖と厭な彼女が気味悪かった。

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    2022年03月27日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    初めて読んだ京極夏彦先生の作品。
    表紙の「弔堂」はドールハウス⁉︎ 凄い。

    六話収録。

    この物語は’奇’ではあるが’怪’ではない。

    明治二十年代の東京。「燈台みたいな変梃な」(p21)書舗を訪れる種々の客たち。
    この客たちというのが普通の客ではないのだが、その正体は各話とも初めは伏せられており、その正体が明かされるまでのワクワク感が堪らない。
    また、真名が伏せられている間の会話等に所々ヒントとなるような情報が散りばめられており、客が誰かを推理することも決して不可能ではない…というよりも詳しい人ならばすぐにピンと来るのかもしれないが。

    どの話も好きだが、〈探書肆 贖罪〉が特に良い。「鯨を

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    2022年03月21日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    3階みっしり本で埋め尽くされてる空間はさぞかし圧巻だろう。是非とも訪れてみたい、心が踊る

    しかしそこは本という墓を取り扱う墓場という
    その本を必要とする人に売る(逢わせる)を弔うという
    考えたこともなかった
    そこは本の再生とか甦るとかではないのか
    その本が誰かにとって生涯の1冊であっても、人生を変える1冊であっても、生きていく力をくれても、墓は墓のまま、現れるのは過去の、知識の幽霊。
    だから弔いになるのか
    こんな考え方もあるのか

    舞台となった明治は激動の時代だ。文学、宗教、身分、国と身の回りのあらゆることが変化した
    流れをつくる者、流れに乗る者、流れに逆らう者、流される者、たくさんの生き方

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    2022年02月08日
  • 前巷説百物語

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    難しい漢字とも出会える 日本のドロドロした会談の世界に入り込んだような気分になる。登場人物も興味深くて、知りたさからサクサク読める面白さがある。

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    2025年12月02日
  • 文庫版 厭な小説

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    日常に変化を与えてくれる 変化のない日常を楽しめない人にオススメしたい。ものすごく嫌な気分になる本!読み終えると、ただ息して生きてるだけが有難く感じられるぐらい、嫌な気分になる!

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    2025年12月02日
  • 京極夏彦講演集 「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし

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     京極夏彦さんの講演は2回だけ伺ったことがあります。
     京極さんのお話は小説と同じようにとても引き込まれ面白かったので、今回そんな京極さんの講演の本が発売されたと知り、すぐに読みはじめました。
     いくつかの講演でお話しされた内容が収録されており、どれも楽しく読むことができました。ただ、読んでいるとどうしても京極作品(とくに百鬼夜行シリーズ)がちらついてくるので、もう何度も読んでいるのですが再読したくなります。再読し出すととても長いのですが、これはまたしちゃいそうだと思いました。

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    2021年11月05日
  • 京極夏彦講演集 「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし

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    あやしいどころか理路整然と明晰に、「おばけ」と「ことば」についてご教示賜りました。日本語のいい加減さこそが概念操作を高めて解釈の幅を広げる、これが「目に見えないものは、いる」と水木先生のおっしゃるところのお化けや妖怪の解釈に通じるんですね。確かに、京極さんが著作において一貫して述べておられます。葬式とかお盆とかの意義、これに関してもなるほど。死者のためではなく、生者が別れの悲しみを乗り越えて前に進むために催すイベントですか。先祖を送り、あるいは年に一度御霊に会うために、遠路はるばる縁者が集うんですものね。

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    2021年10月24日
  • 京極夏彦講演集 「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし

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    「おばけ」と「ことば」に関しての圧倒的な情報量。しかも論理的で丁寧な語り口だからとても読みやすくて内容がすっと入ってくる。これだけの内容を原稿なしで講演するなんてすごいことです。このコロナ禍の時代、アマビエのような妖怪の存在が重要になるということがよく分かる。どこかで読んだことがあるような気がするけれど、京極夏彦さんは森博嗣さんと似ているような気がする。久々に、定価以上の価値が十分にあると思えるような本でした。

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    2021年10月03日
  • 遠野物語拾遺retold

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    オシラサマ…
    検索するとお写真がヒットするが、見た目がなかなか怖い。棒に何重にも布が巻き付けられている、怖い。
    ご利益がとっ散らかってるのも怖い。
    謂れも怖い、女性と馬が婚姻して非業の死を遂げると神様になる。ちょっとよく分からない。怖い。
    「なんだかよく分からないものは怖い」の典型例だと思う。謎多き土着信仰という感じがぞわぞわ来て個人的にとても好き。

    昔は色んな地域に色んな信仰があったのだろうな。(私が知らないだけで今も色々残っているのかも)
    そう考えると、信仰も多様性を失っていると言えるのだろうか。良いか悪いかはわからないが。

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    2021年09月28日
  • 文庫版 虚言少年

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    こんなシニカルな小学生いないだろと思いながらも笑いが止まらなかった。くだらないことを追求する精神は素晴らしい。こういう仲間が欲しいなぁ。

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    2021年08月12日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(4)

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    あ~面白かった(^o^)♪榎さんのお兄さんが登場する話はもちろんの事、他の小ネタっぽい話も大好き!(* ゚∀゚)最後の海軍時代の話は爆笑(*≧∀≦*)

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    2021年08月10日
  • 西巷説百物語

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    いやーーー
    最終話!最終話の野狐がとてもとても良かった。
    シリーズぶっ通しで読み直した甲斐がありました。

    京極夏彦、すごいひとやで、、、
    時系列も場所も入り乱れながら続いていくシリーズ、
    年表を参照しながらじゃないと、
    とてもじゃないけど、ついていけない。


    山岡百介がやっぱりとてもいい役割を演じていて、
    悲しい別れを知っているからこそ効いてくる。
    はああ〜〜嬉しかった。
    又市と林蔵の組み合わせだいすき。
    林の字、続きにも出てくるかなあ。
    このまま最新作読む!!

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    2021年08月07日
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】

    京極堂物では一番かな…。

    すみません、数十年前に初版で読了w。

    京極先生の作品は毎度毎度分厚い文量で、要るのか要らないのか分からない位の衒学趣味に付いていけるかどうかが、評価の分かれ目だと思います。「全然話が進まないじゃん!」と、途中で読む手が止まってしまう様な方は、早々に諦めた方が時間の無駄に成らないと思います。

    敢えてタイトルは挙げませんが、正直文量の割に結果がショボい残念な作品も京極先生には有りますけど、その中でも今作は「長~い講釈をず~っと聞かされた苦労」がかなり報われる結末であり、推理小説としても大変貴重なトリック(と言えるのかw?)が用いられ、読後感は爽やかだと思います。

    但し、こういう小

    #シュール #深い #切ない

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    2021年08月06日
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし

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    いるけどいない。お化けの存在意義を論理的に解釈する小説も珍しい。講釈師のような語り口に現代的な描写が相まって、創作落語でも聞いているような気分になった。およそお化けらしからぬ言動で、達磨先生を困らせたり呆れさせたりしている豆腐小僧を見ていると、つくづく馬鹿な子ほどかわいいと思う。自我がある以上、消えると言われたら怖いよね。理屈じゃない。愛すべきお馬鹿さんが送る怒涛の二日間を大団円まで楽しめた。

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    2021年08月01日