京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ書楼弔堂シリーズ最終巻。相変わらず京極御大は面白いなー。
主人公が「印刷造本改良会」の一員であり、本という文化の近代化(大衆化)に一躍買った存在という部分は特に気をつけて読みたい。
本が大衆化される以上、生産のためにある種の均一化が必要になる。まぁ主人公が悩んでいたフォントがその1つなんだけど、その均一化と浮世絵がキーになっているのが構成として美しいね。
本も浮世絵も、別にアナタのために生まれたワケではない。
それらの存在から作者が本当に意図したことを完全に受け取ることは不可能だし、その必要もない。本も浮世絵も変わらずそこに在り続けるし、アナタがそこから何かを受け取ることこそが大事なのだな。
そういった人の思いを見出そうとし、自分の人生に奥行きを出すことをこそ、読書の本懐と京極御大は語りたかったと僕は受け取ったかな。
真実はわからないけれど、それもまた本の中に記されている…かもしれない。 -
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ネタバレ書楼弔堂シリーズ最終巻。相変わらず京極御大は面白いなー。
主人公が「印刷造本改良会」の一員であり、本という文化の近代化(大衆化)に一躍買った存在という部分は特に気をつけて読みたい。
本が大衆化される以上、生産のためにある種の均一化が必要になる。まぁ主人公が悩んでいたフォントがその1つなんだけど、その均一化と浮世絵がキーになっているのが構成として美しいね。
本も浮世絵も、別にアナタのために生まれたワケではない。
それらの存在から作者が本当に意図したことを完全に受け取ることは不可能だし、その必要もない。本も浮世絵も変わらずそこに在り続けるし、アナタがそこから何かを受け取ることこそが大事なのだな。
そういった人の思いを見出そうとし、自分の人生に奥行きを出すことをこそ、読書の本懐と京極御大は語りたかったと僕は受け取ったかな。
真実はわからないけれど、それもまた本の中に記されている…かもしれない。 -
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ネタバレ書楼弔堂シリーズ最終巻。相変わらず京極御大は面白いなー。
主人公が「印刷造本改良会」の一員であり、本という文化の近代化(大衆化)に一躍買った存在という部分は特に気をつけて読みたい。
本が大衆化される以上、生産のためにある種の均一化が必要になる。まぁ主人公が悩んでいたフォントがその1つなんだけど、その均一化と浮世絵がキーになっているのが構成として美しいね。
本も浮世絵も、別にアナタのために生まれたワケではない。
それらの存在から作者が本当に意図したことを完全に受け取ることは不可能だし、その必要もない。本も浮世絵も変わらずそこに在り続けるし、アナタがそこから何かを受け取ることこそが大事なのだな。
そういった人の思いを見出そうとし、自分の人生に奥行きを出すことをこそ、読書の本懐と京極御大は語りたかったと僕は受け取ったかな。
真実はわからないけれど、それもまた本の中に記されている…かもしれない。 -
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主人公が「印刷造本改良会」の一員であり、本という文化の近代化(大衆化)に一躍買った存在という部分は特に気をつけて読みたい。
本が大衆化される以上、生産のためにある種の均一化が必要になる。まぁ主人公が悩んでいたフォントがその1つなんだけど、その均一化と浮世絵がキーになっているのが構成として美しいね。
本も浮世絵も、別にアナタのために生まれたワケではない。
それらの存在から作者が本当に意図したことを完全に受け取ることは不可能だし、その必要もない。本も浮世絵も変わらずそこに在り続けるし、アナタがそこから何かを受け取ることこそが大事なのだな。
そういった人の思いを見出そうとし、自分の人生に奥行きを出すことをこそ、読書の本懐と京極御大は語りたかったと僕は受け取ったかな。
真実はわからないけれど、それもまた本の中に記されている…かもしれない。 -
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主人公が「印刷造本改良会」の一員であり、本という文化の近代化(大衆化)に一躍買った存在という部分は特に気をつけて読みたい。
本が大衆化される以上、生産のためにある種の均一化が必要になる。まぁ主人公が悩んでいたフォントがその1つなんだけど、その均一化と浮世絵がキーになっているのが構成として美しいね。
本も浮世絵も、別にアナタのために生まれたワケではない。
それらの存在から作者が本当に意図したことを完全に受け取ることは不可能だし、その必要もない。本も浮世絵も変わらずそこに在り続けるし、アナタがそこから何かを受け取ることこそが大事なのだな。
そういった人の思いを見出そうとし、自分の人生に奥行きを出すことをこそ、読書の本懐と京極御大は語りたかったと僕は受け取ったかな。
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ネタバレ書楼弔堂シリーズ最終巻。相変わらず京極御大は面白いなー。
主人公が「印刷造本改良会」の一員であり、本という文化の近代化(大衆化)に一躍買った存在という部分は特に気をつけて読みたい。
本が大衆化される以上、生産のためにある種の均一化が必要になる。まぁ主人公が悩んでいたフォントがその1つなんだけど、その均一化と浮世絵がキーになっているのが構成として美しいね。
本も浮世絵も、別にアナタのために生まれたワケではない。
それらの存在から作者が本当に意図したことを完全に受け取ることは不可能だし、その必要もない。本も浮世絵も変わらずそこに在り続けるし、アナタがそこから何かを受け取ることこそが大事なのだな。
そういった人の思いを見出そうとし、自分の人生に奥行きを出すことをこそ、読書の本懐と京極御大は語りたかったと僕は受け取ったかな。
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ネタバレ書楼弔堂シリーズ最終巻。相変わらず京極御大は面白いなー。
主人公が「印刷造本改良会」の一員であり、本という文化の近代化(大衆化)に一躍買った存在という部分は特に気をつけて読みたい。
本が大衆化される以上、生産のためにある種の均一化が必要になる。まぁ主人公が悩んでいたフォントがその1つなんだけど、その均一化と浮世絵がキーになっているのが構成として美しいね。
本も浮世絵も、別にアナタのために生まれたワケではない。
それらの存在から作者が本当に意図したことを完全に受け取ることは不可能だし、その必要もない。本も浮世絵も変わらずそこに在り続けるし、アナタがそこから何かを受け取ることこそが大事なのだな。
そういった人の思いを見出そうとし、自分の人生に奥行きを出すことをこそ、読書の本懐と京極御大は語りたかったと僕は受け取ったかな。
真実はわからないけれど、それもまた本の中に記されている…かもしれない。 -
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ネタバレ目次
・史乗(徳富蘇峰)
・統御(岡本綺堂)
・滑稽(宮武外骨)
・幽冥(竹久夢二)
・予兆(寺田寅彦)
・改良(斎藤一)
目次の後の括弧書きは、弔堂が本を売った相手。
ただし、寺田寅彦が弔堂に依頼したのは斎藤一が探していた本であり、最終話では斎藤一本人が弔堂に来るが、話の主人公としては斎藤ではなくこの本の語り手であった弥蔵こと堀田十郎である。
後々の自分のために記しておく。
明治三十五年となり江戸は遠くなってしまったが、今回の語り手は甘酒屋の弥蔵。
幕末に人を殺すことを生業としていたようであり、積極的に死を望んでいるわけではないが、生きることに禁欲的な生活をしている。
狂言回しは近所の酒屋の次男坊で、高等遊民(絶賛就活中)の利吉。
利吉は操觚者(そうこしゃ・新聞や雑誌の記者や編集者)になりたいと思っていくつか会社を受けてみたり、いろんな仕事を試してみるのだが、どれも長続きしないのだ。
しかし、物おじせず、チャンスをつかんで成功したいと思っているので、思わぬ有名人が利吉との絡みでお間酒屋にやってきては、弥蔵に書楼弔堂へ連れて行ってもらうことになる。
私は弥蔵の正体は新撰組の誰かなのではないかと思いながら読んでいた。
特に、そのストイックな生活ぶりから斎藤一?とも思ったのだけど、彼が甘酒屋だったことはないと思い、誰かなーとずっと思っていたのだが。
作中では日露戦争を控え、世の中は浮足立っているようでもある。
弥蔵は、どんな大義名分があろうと、殺しはいけないと心の中で常に思っている。
幕末からこっち、自分の心と折り合いがつけられていないのである。
人を殺してきた自分を、恨みがあるわけでもない相手を殺した自分を、許すことができないのだ。
”勝つためにゃ殺さなくちゃいけねぇ。負けたなら、死ぬんだぜ。いいや負けたら国を取られるんじゃねえか。(中略)戦争ってな、平民の命とこの国の地べたをカタにした、博打みてぇなものじゃないのかい”
自分の国のことはもちろん大切だ。
しかし、愛国とは何だ。
異国を敵視することが愛国なのか。
なら、自分は愛国者ではない。
家族を捨て、思い出を捨て、過去に蓋をしながら過去に囚われ続ける弥蔵。
新撰組隊士として、苛烈な戦いを続けた斎藤一が、戦後一市民として生きてきたようには生きられなかった弥蔵。
彼が抱え続けた闇は、最後にその姿を現すのだが、ちょっとびっくりでしたわ。
あと、永倉新八の話が出てくるのは、作者が小樽出身ということでサービス出演だったのでしょうか。
前巻の最後に亡くなったことが明らかにされた勝先生が、相変わらず人々の口にのぼるのが嬉しい。 -
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ネタバレ目次
・事件(田山花袋)
・普遍(添田啞蝉坊)
・隠秘(福來友吉)
・変節(平塚らいてう)
・無常(乃木希典)
・常世(柳田國男)
目次の後の括弧書きは、弔堂が本を売った相手。
ただし、柳田國男は全ての作品で本を購入しているが、彼のための一冊とは自分自身で後に著す物のことだろうとの店主の言葉。
この本の語り手である天馬塔子も何冊か本を買っているが、彼女はフィクションの人物と思われる。
後々の自分のために記しておく。
多分作者が描きたかったのは、柳田國男が民俗学の入り口に立つまでの、煩悶する姿だったのではないかと思う。
一冊を通して、抒情派詩人として人気を博しておきながら詩と決別し、中央官吏を目指しながら、共通語では語ることのできぬ地方の人々の暮らしと文化に思いをはせる生真面目な学生としての柳田國男の姿が語られる。
が、白眉は乃木希典を描いた『無常』だろう。
ここでは、客である乃木希典は多くを語らず、店主の方が強く厳しく客を諫める。
戦争は国益のためにするもので、徳のない蛮行、そこに義などないと断ずる。
侵略であれ国防であれ、殺し合うなら同じこと。
陛下のために死ね、義を通すために死ねと謂われて、兵隊が皆死んでしまったとして、それで敵国が降伏したとしても、それは勝ちなのですかと畳みかける。
何よりも賢く勝とうとするならば、戦をしないことですよ。戦わずして勝たぬ限り、真の勝ちはない。
これほど強く、店主が客にものを言ったことがあっただろうか。
旧知の仲とはいえ、あまりにも厳しい物言いに、読んでいるこちらの方が怯みそうになるが、この店主の言に対して乃木希典が行ったことは歴史の知る通り。
女学生の平塚らいてうが出てくる『変節』もまた、面白かった。
男尊女卑、家長制度は、日本古来の伝統であり文化であるというのは間違いで、これは単なる武家の伝統である、と。
「女は家を守らなければならない」のは、男は外で戦う(死ぬかもしれない)から。
そして同じ頃、商家には商家の、農村には農村の伝統があり文化があった。
特に農家では女性は重要な働き手なので、年配の女性を刀自(戸主の意)と呼んで敬っていたところもある。
家長を拡大していくと、国にとっての家長である天皇崇拝に繋がり、天皇家のもとをただすと天照大神(太陽の女神)に繋がっていく。
よく考えると明治維新というのは武士だけが起こしたクーデターなんだよね。
だからいろんなことがひっくり返ったのに、武家の伝統だけが残された。
武士が起こしたクーデターということは軍事クーデターであり、だから明治政府は素早く陸海軍と警察を薩長で固めたんだな、とか、いろいろ思うところあり。
いつもより体温高めの京極夏彦でした。 -
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「語彙の数だけ世界が増える」
マイナスに捉えていたことも、それをプラスに捉える言葉を知っていれば、落ち込まずに済む。言葉は記号に過ぎないけれど、選ぶ言葉次第で見える世界を変えられる。うつ病を経験してから、よりそう思うようになった考えでもある。このことは常に意識していたいな。
「本の数だけ人生がある」
この思想は、私が本を好きな理由そのもの。本を通していろんな人生を体験して、現実逃避したり、自分の行動のヒントにしたり。
「『面白がらせてくれる』と思っちゃダメですね。読書は受動じゃなく、能動です。『面白がってやる』が正しいでしょう。」
自分が全く持ち合わせていなかった考え方だった。読書を例に出しているけど、これは全てに言えること。この考えに出会えたことがこの本を読む価値だと思った。
これは、「言葉」を切り口に、いかにこの世を楽しむか、という人生指南の本だと思う。もっと早くに出会いたかったと思いつつ、今がこの本を読むタイミングだったのかなと思った。