京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「書物はそれを記した人の生み出した
まやかしの現世、現世の屍
読む人がいるならばその屍は蘇る
文字と云う呪符を読み、言葉という呪文を誦む
読んだ人だけの現世が、幽霊として立ち上がる
その人だけの現世
人は自分だけのもうひとつの世界をば、懐に入れたくなる」
京極夏彦の本は何度か読もうと試みたが
長さと読みづらさで
挫折していました
本屋のお話であり、なんだかカッコいい本だったので惹かれて読んでみたのですが
思いのほか読みづらさもなく、
弔堂の常連になってしまったようです
「自分だけのもうひとつの世界」
まさに自分が本を読む理由が書かれていました
当然続きも読みますよ!
文庫でよみましたが
単行