京極夏彦のレビュー一覧

  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】

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    凄まじき情報量、非常に楽しめる。
    中途に挟まれる話も良い。あの隙間を埋めたくなる奇妙な感覚に妙に共感。

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    2023年05月06日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(7)

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    今回は榎さんお休みで、木場修が活躍(^^)♪これ読むと、京極堂シリーズの新作が読みたくなって仕方がなかったんだけど、最近はこれで満足している自分がいる(^o^;)栞菜ちゃんの財布は見つかったのかしら?おまけマンガも楽しい♪

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    2023年04月23日
  • 書楼弔堂 待宵

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    自分にとって人生の指針となるただ一冊の本を売ってくれる書店。だがその本屋は街に馴染みすぎて皆面前で通り過ぎてしまう。
    歴史の偉人たちが弔堂で本と出会い…の流れが面白い。竹久夢二の話が私は好き。
    私が弔堂を訪れたら一体どんな本を勧められるだろうか。

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    2023年04月12日
  • 書楼弔堂 待宵

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    ネタバレ

    徳富蘇峰、岡本綺堂、宮武外骨、竹久夢二、寺田寅彦そして斎藤一。各章に実在の人物が登場するので、読みつつ「これは誰?」と推測するのが楽しい。残念ながらここに出会うまでは竹久と斎藤しか知らぬ浅学で、世間では知られた御歴々にて有難き引き合わせ。明治のジャーナリスト、小説家に俳人たち。ほぉ、彼ら文筆家を操觚者と称するのですか。宮武だけは本の買い手ならず売り手でという捻りあり。日本の急速な西欧化、近代化とともに戦争の傷。作中で反戦を貫きながら、歴史の節で彷徨う彼らに理を与える。語り手弥蔵と利吉の掛け合いがまた愉快。

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    2023年04月09日
  • 遠巷説百物語

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    ネタバレ

    待ってました大好きなシリーズ
    読む前から読み終わってしまうのが惜しくて
    自分を焦らしていたのですが、我慢ができなくなりついに読んでしまいました。

    このシリーズは、身分の外の人たちが
    どうにもならない困ったことを怪異に見せかけて丸くおさめてしまうお話です。
    殺さずに悪を成敗する、必殺仕事人のような
    情に厚く優しいお話。
    最初のお話から遠野の迷家というパワーワード登場に、そうそうこんな世界観だった。と懐かしい気持ちになりました。

    今回のキーマンの祥五郎さんが
    また百介さんとは違った人の良さが滲み出てました。
    娶ったのではなく、添うたのである。
    という一文が祥五郎さんの人柄を表していてとても好き

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    2023年04月02日
  • 書楼弔堂 待宵

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    その時代の著名人物が
    その時代の町を歩き
    その時代の事件に出遭い
    その時代の風に吹かれる


    この懐かしい感じは
    そうだ!
    「坊ちゃんの時代」(関川夏生・谷口ジロー)を
    読んでいた時だ
    と 確か「弔堂シリーズ」1,2の時も思ったのでした

    今回は、
    個人的に「探書拾伍(第五章)」の
    宮武外骨さんの章が大贔屓であります

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    2023年03月30日
  • 虚談

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    ネタバレ

    京極夏彦御大の本は結構読んでるけど、その中でも相当に読みやすい部類に入ると思う。

    全体的に「虚」「嘘」が中心となっており、各話を読んでも何が真実なのか逆にわからなくなってしまう。

    この世は概して「嘘」と「本当」に分けられる。
    しかし過去もルーツも、今見ている世界も夢も…「嘘」になってしまうなら一体何が「本当」なんだろうか?

    「虚構」にならない恐怖だけが残る味わい深い京極ホラー。やはりこれはクセになる。

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    2023年03月19日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    京極夏彦さんは京極堂シリーズ(は途中まで)、今昔百鬼拾遺のシリーズなどを読んできましたが、この書楼弔堂シリーズも前から読んでみたかったんです。

    江戸の町の書楼弔堂の亭主は「ただ一冊、大切な本を見つけられればその方の仕合わせ」と云っている本屋です。
    しほるという小童がひとりいます。

    高遠という弔堂の常連客が主人公で、探書 壱から探書 陸までの六話に渡って現れる客に弔堂の主人がその客に合った一冊の本を薦める話です。


    以下ネタバレありますので、これから読まれる方はお気をつけください。



    高遠の連れてくる客は臨終間際の絵師、月岡芳年。書生時代の泉鏡花。哲學館を創設し、後に妖怪博士と呼ばれた

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    2023年02月18日
  • 鉄鼠の檻(1)

    ネタバレ 購入済み

    京極ワールド

    ジャパニーズホラー。
    日本独特の怖さ。
    令和の感覚からすると古めの宿。
    黒電話。
    雪の中、足跡もなく座る僧侶。
    それは序章に過ぎなかった――
     
    恐ろしくも美しい上質なホラーの幕開けだ。
    独特の世界を漫画で。

    #怖い

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    2023年02月11日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    面白かったー!
    明治20年代の東京。異様な本屋、書楼弔堂には無数の本が集められおり、己の一冊を求めて迷える人々が訪れる。
    そこの主人は迷いを晴らし、その人のための本を紹介する。
    まるで京極先生の説教を間近で聞いているような贅沢な気分になる本だった。

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    2023年01月31日
  • 京極夏彦講演集 「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし

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    講演集。京極さんの妖怪話は面白いねえ。でもこれは普段小説で書かれていることと同じなんですね。出力法が違うだけ。実にぶれない。
    妖怪とはなにか。日本語の特性は妖怪に通じる。おばけとは幽霊とは怖いとは信仰とは。面白いねえ。

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    2022年12月15日
  • 死ねばいいのに

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    ・読んでくうちに、アサミがどういう人だったのか気になって仕方なくなって、ページを捲る手がとまらなかった。アサミが幸せと言った言葉をケンヤは信じたけど、本当に幸せだったかは分からないし、幸せだと自分で思ってても幸せじゃないこともあるしその逆もあるし、幸せってむずいなと思った。

    ・周囲の状況の描写がなく、(ミステリーってそういうものなのかな、久々に触れたから分かんないけど)淡々と会話が進んでいくから読みやすかった。

    ・決めゼリフがいつ出てくるのかそわそわしながら読んでた。ケンヤ、おれ馬鹿だからっていうくせにめちゃくちゃ論破してて途中から面白かったしカウンセラーになった方がいいよ。魅力的なキャラ

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    2022年11月06日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(6)

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    あ~楽しかった!(*^▽^*)長編をドキドキしながら読むのも良いけれど、いろんな話をちょこちょこ読めるのも良いね~♪榎さんの登場をいつも期待しているけれど、毎回期待以上の働きをしてくれる( *´艸`)

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    2022年10月18日
  • 京極夏彦講演集 「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし

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    小説はすべて誤読です。(29ページ)
    ネットの海で唯一神的な解釈の暴力をふりかざす人間に出会ったら、この言葉を思い出そうと思う。
    書楼弔堂でもこの辺りに言及したシーンがあったように思うけれど、京極夏彦にこう端的に言われると安心する。土井善晴の「一汁一菜でよいという提案」に出会ったときと同種の。権威に弱いので。

    死の対義語が誕生ではなく生である文化が多い
    →定規が生、定規の端が死であるとしたら、その先に見えない定規をくっつけてしまっているようだ
    語彙は解像度である

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    2022年09月23日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

    購入済み

    京極堂スピンオフ

    正直期待せずに読み始めたらおもしろくて全配信分購入して読んでしまった
    時代背景、おせっかい、謎解き、絶妙なテンポで進んでいくので笑ってドキドキして読めた

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    2022年09月29日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    『世に無駄はない、世を無駄にする者がいるだけだ』

    大切なことを見つけるor見出すのは、本人だけでは難しかったりするもので。
    懐の深い人間になりたいものです。

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    2022年08月21日
  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

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    京極夏彦の名作ミステリー『魍魎の匣』、分冊文庫版の下巻。

    「加奈子殺人未遂事件」、「加奈子失踪事件」、「連続バラバラ事件」―――同時進行で発生する不可解な事件たち。そして防ぐことの出来なかった新たな犠牲。「京極堂」こと中禅寺朗彦は、これ以上の犠牲者を出すことを阻止するため、事件の幕引きをするため、"魍魎"に惑わされた人々の心に憑いたモノをふるい落とすため、その腰を上げる―――。

    ついに明かされるおぞましい事件の全貌。"魍魎"に惑わされた人々の、偶然の繋がりによって引き起こされた一連の事件。それは、「偶偶そう云う状況が訪れて」しまった悲劇―――前作に引

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    2022年08月07日
  • 眩談

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    この怖い表紙の本を電車で読んでたのはテロだったかもしれない。
    でもね。この本、見返しの方が怖いんですよ。夜中にふと開いてギョッとしました。

    「もくちゃん」あたりから、この不条理で、不愉快で、気味が悪いのにどこか懐かしいような世界の虜になってしまった。
    少しの違和感が怪異になり、どんどん増殖していって、最後には酷く粘性のある湯にどっぷり浸かったように、登場人物が異常な世界で身動きが出来なくなっているこの感じ、クセになる。

    それにしても厭な怪のこのディティールの細かさよ。
    中庭の池にたまに湧くぺらっぺらな「半紙を人の型に切り抜いたようなもの」や、誰もいないのに鏡の中に映る「くねくねと蠢」く中年

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    2022年07月15日
  • 旧談

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    耳嚢から取った奇談の現代語訳というかなんというか。
    京極夏彦さんらしく切り取って補完した怪談?集というべきものかな。
    今どきの怪談より、不思議や不条理に原因も何も求めていない。そのあたり、余韻が残って良い。
    歯切れ良く語られるお話の1つ1つが、とても不思議で面白い。原文も掲載されている。
    江戸時代の不思議話、ちょっと怖くて、とても面白い。

    今このときに旧にエアコンが内部清掃なんか始めるから、いつもよりビビった。

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    2022年07月13日
  • 陰摩羅鬼の瑕(3)【電子百鬼夜行】

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    文句なしの満点。
    この作品も再読だったがあまり記憶になく、改めて楽しめた。
    今までは、この百鬼夜行シリーズの中では鉄鼠の檻が一番好きだったが大人になり改めて理解した今、この陰摩羅鬼の瑕がとても心をつかむ作品だということに気付かされる。

    社会性を身につけることは、社会で生きていれば当たり前で京極堂の言うとおりに意識することなど皆無だが、閉ざされた世界で生きる人にとっては当たり前ではないことに周りも気がつけない。これが今回の最もな悲劇となるわけだが最後の、京極堂の憑き物落としのなかで発せられた「間違っているのではなく、違っているのです」
    この言葉がとても優しく、更に真実を的確に伝える言葉で涙が止

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    2022年06月25日