京極夏彦のレビュー一覧
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ネタバレ目次
・寝肥(ねぶとり)
・周防大蟆(すおうのおおがま)
・二口女(ふたくちおんな)
・かみなり
・山地乳(やまちち)
・旧鼠(きゅうそ)
又市がまだ願人坊主になる前の、双六売りだったころの若い頃の事件いろいろ。
飄々とした又市ではなく、青臭くて理想の前で右往左往したあげく、自分の至らなさに打ちのめされる又市。
ああ、だけど。
青臭い又市、嫌いじゃない。
妖怪の仕業としか思えない怪事件を、人の所業と断じるのが京極堂なら、人と人とのやり取りなら収拾がつかなくなるところを、妖怪の仕業にして丸く収めるのが又市なのである。
神も仏も信じやしない又市が、何故妖怪を引っ張り出すのかというと、とにかく人 -
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ネタバレ京極夏彦の京極堂シリーズコミカライズでは、これを一番何回も読み返している。姑獲鳥の夏。小説が素晴らしいけれど、それに負けない漫画に仕上げているのが本当にすごい。こんなに描けたら楽しいだろうな、いいな、うらやましいな。
原作もだけど、関口くんの病み具合が他より「あれ」でやばい。心配になるよ。榎木津が尋常じゃなくかっこいいのですが、特に姑獲鳥の夏は、破廉恥野郎に怒るシーンがあって、そこが好き。
最後のネタ晴らしは小説も鳥肌やばやばだったけれど、漫画もやばかった。「だから」「だから石でうち殺すのですよ」の、久遠寺の母の描写が本当に怖い。
何回読んでも「因習を断ち切れなかった母親」にモヤモヤする -
購入済み
京極堂の知識の豊富さと推理にいつも聞き入ってしまいます。伏線も色々と張られていて、前の巻を読み返したりしながら読みました。登場人物が多く関係も複雑ですが漫画なので分かりやすいです。
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購入済み
このシリーズを漫画で読むのは初めてですが、原作の世界観がしっかり投影されていると思います。絵も綺麗でひきこまれます。
絵にするとあの場面はこんな感じなのかと、小説を読んで自分なりに想像していたイメージと違っていたりするのも楽しいです。じっくり読もうと思います。 -
ネタバレ 購入済み
因縁も祟りも本当はない、が。
単純な、犯人は誰?というような話ではなく二振りの刀の“因縁”も絡んだ複雑な話、かと思いきや真実は意外に単純だった。犯人もそう生まれつきたかった訳でもなく、でも生まれてしまった以上その気質で生きていくしかなかったという哀しいといえば哀しい話。いつものことながら美由紀の演説が真っ当。
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購入済み
もっと早く読めば良かった
凶器と評される程の文庫本の厚さに恐れをなして手を出せずにいましたが電子書籍で読めるなら…と手を出した結果、もっと前から読んでいればよかったの一言です。
オカルトと現実のバランス比重が絶妙で、神道や陰陽なんかの雑学も吸収できる二度美味しい感じ。
中禅寺の人を食ったようなキャラが非常に良く、彼が出張ってくると安心感すら覚えてしまう有様。
伏線は綺麗に回収し、あぁあの時のあれはそれだったのか!と点が線になっていく快感があり、ボリュームがあるのにサクサク読めます。というか読んでしまいます。
作品内の時系列が刊行順で、登場人物や事象を把握するためにも順番通り読むことをお勧めします。
ミステ -
Posted by ブクログ
京極夏彦ファン必読のコミカライズ!!
志水アキ先生のコミカライズ作品は全部読んでます。志水アキ先生の京極堂長編はもう言わずと知れた高評価の人気作品です。京極堂シリーズ長編小説程重厚感はなくとも短編集の様なライトな題材。ですが話はとても良い構成。読み応え十分。
キャラクターイメージそのまま、昭和初期の世界観そのままなのですんなり京極堂worldに浸れます!京極堂ファミリーに会えるだけでもファンとしてはとても幸せ。作画諸々志水先生の力量あっぱれです。
京極先生の小説にはキャラ立ち半端ない愛すべきキャラクターがたくさんいるので3巻以降も楽しみです。主人公の日下部くんがとても純粋な女学生なのでこれ