死ねばいいのに

死ねばいいのに

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

死んだ女のことを教えてくれないか。三箇月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。突如現れた無礼な男が、彼女のことを私に尋ねる。私は彼女の何を知っていたというのだろう。交わらない会話の先に浮かび上がるのは、人とは思えぬほどの心の昏(くら)がり。極上のベストセラー。(講談社文庫)

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    死ねばいいのに
  • タイトルID
    :
    193777
  • ページ数
    :
    466ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年12月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB
  • 映画化

    「死ねばいいのに」

    2026年7月3日公開
    出演:奈緒、伊東蒼、前原滉

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

死ねばいいのに のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    京極夏彦さん久しぶりに読んだけど、文章良すぎる…。文章がページを跨がないようにしていると聞いたことがあったけど、それが効果的なのか、ノイズに引っかかることなく話が入ってくるから読んでいて楽しかった。
    各登場人物の解像度がめちゃくちゃ高い。なんか嫌なやつの喋り方、ヒステリーな喋り方が「あるある」過ぎて、ムカつきながら読みました。最高!

    色々な人物に話を聞きに行くケンヤだけど、誰もアサミのことを分かっていなかった。自分の都合の良いようにアサミを見て、扱っていただけだった。
    けど、アサミみたいに如何様にも態度と気持ちを順応させれる人っているよね。

    アサミもケンヤも、人間味がなくて怖かった。

    0
    2026年08月18日

    Posted by ブクログ

    私の語彙力でどれだけ言葉を尽くしても、何もかも軽くなりそうで何て言っていいかわからない。
    ただ、もう、続きが気になって気になって、1日で全部読み切ってしまった。
    私の読書タイムは大抵職場のお昼休みで、毎日20分程度でちょこちょこ読み進めるので、そこそこ異例のことだった。
    これをミステリと言われるのはなんだか違和感があるな。じゃあ何だと言われても何も思いつかないんだけど、心理小説ってことになるんだろうか。

    面白いっていうのとは違うような、でもめちゃめちゃ面白かったような。。
    京極夏彦作品を読むのはこれが初めてだったが、あんなクセ強おじさんの書く小説なんてどれだけクセ強だろうかと身構えていたのに、まさかこんなに読みやすい文章だとは思いもよらなかった。
    京極夏彦初めて読みたいって人がいたらきっとこれを勧めよう。感想は出てこないかもしれないけど、きっとページをめくる手は止まらないだろう。私のように。

    0
    2026年06月15日

    Posted by ブクログ

    殺された女性について、教えてほしい
    そう関係者の元へ尋ねる無礼な男

    礼儀や言葉遣いを知らないその男との会話が進むにつれ、女性との関係や自身の姿があらわになっていく。

    そして、タイトルの言葉が、、、

    この本の怖いところは
    「死ねばいいのに」がもつ本当の意味

    読み手自身にも向けられていること。
    読み終えた時、この作品は凄いと感じた。

    不幸なことがあると人生はマイナスか?
    それすら改めさせられる何度も心に刻みたい一冊。

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    読み始めは、ケンヤの話し方にムカついて、この本苦手だなぁーと思ったが、貸してくれた人の面目が立たないだろうから、無理して読み進めた。
    だけど、1人目2人目と読んでるうちに、ケンヤからの問いかけでズルズルと仮面が剥がれ、押し問答の末に本性が現れていくことに、どんどん引き込まれていった。巧みな文章。
    自分の感情さえよく分からないのに、他人のことなんて理解できないよなぁ…。
    因みに50歳間近なわたしは、不幸でもないけど、もういつ死んでもいいやと思っている。

    0
    2024年05月14日

    Posted by ブクログ

    映画化のニュースを見て読んでみました
    この著者の作品は長すぎて読むの躊躇
    していましたがこれはそれほどでもないので
    助かりました
    マンションで殺された女性の知り合いが
    関係者に話を聞くお話
    各章で一人に話を聞くのだが・・・
    タイトルの言葉もちゃんと出てきました
    というかずっと二人の会話なのがちょっとね
    でもなんとか読めてよかったですよ

    0
    2026年07月09日

    Posted by ブクログ

    主人公と登場人物が会話を重ねる中で、ずるずるずるずると登場人物たちの深い心情が吐露されていく様子に引き込まれた。

    主人公の話を聴く姿勢は参考になるなぁ、なんてことも思ってしまった。

    0
    2026年05月19日

    Posted by ブクログ

    ケンヤが「死ねばいいのに」と言いたい気持ちはわからないでもない。「じゃ殺してくれ」と言われたらどうするのだろう。まぁそんな話ではないけれど。
    たとえば、京極堂シリーズとか巷説百物語シリーズなど、作者の長い薀蓄や、初めてお目にかかるような妖怪変化についての熱い興味や知識に出会っていると、今回のような、ダイレクトに発射されたような題名にショックを受ける。
    これはどうにかして読まねばならない、でも、もしかしてこれまでのイメージが。
    どんなイメージかといわれても困るけれど。シリーズのほかには「嗤う伊エ門」しか読んでないけど。

    でもファンであってよかった。実に面白かった。

    何気なく過ごしている日常の、隠れた深い心の底をあからさまに見せられるような作品だった。

    話はそれるが、いつかテレビで言っていたが、大阪人の喧嘩で一番恐ろしいのは、相手が平静な態度で「それから」という時だと。
    手も出さず、大声も出さず、「それから」「それから」という。
    「舐めとんのかぁ」「それから」「殴ったろか」「それから」
    果てしなく突っ込まれ、振り上げた手を一度は振り下ろしても、二度目は空しくなるような問いかけ。
    それからって?ええと?と自問し始めたりする。振りかざしたこぶしがいつの間にか喧嘩の原因よりも言葉の迷路に振り下ろすことになりそう。ということで。
    そういったような物語なので、これも一気読み。


    独り暮らしの亜佐美という女が殺された、首を絞められていたので殺人事件だった。部屋は荒らされてもいなくて、抵抗して暴れた様子も無い。警察は手詰まりだった。
    ケンヤという若者が、アサミについて知りたいとあちこち訪ねていた。

    一人目はまずアサミの上司から始まって6人目で終わる。ただ彼はアサミとはどんな女だったのかだけを知りたがっている。

    アサミ死にましたよねー
    亜佐美が死んだのはショックだったなーと。
    だから、どうだと言うんだ。
    「俺別に悪気ねぇし、でもこういう人なんすよ自分。あんたのこと責めてる訳じゃねぇすよ。ただ、話聞きたいって言っただけですから。そんなにいやならいいっすよ」
    と言い、また、彼の自己紹介風で言えば
    「好きなこととかねぇし。有名になりてぇとか金欲しいとか思わねぇし。人と比べてどうとか、そういうのもねぇし」
    「俺、頭悪いしもの知らねぇし、」というようなことをいいながら質問する。

    二人目は、隣の部屋の女、同じ派遣先で働いたこともあるという。彼女はアサミはいい子でもてていた、という話をする。

    三人目は、ヤクザで。
    母親が借金のかたに20万でおれの兄貴に売り、10万で買った。アサミは俺の持ち物だった、DVといわれてもいいが殴ったときも、この暮らしがアサミは幸せだといっていたという。

    四人目は母親で、まずまず裕福な家庭で育ったが、20歳で妊娠して出産、子供のアサミは母親が育てた。懐いて可愛い、いい子だったという。

    五人目は担当警察官。

    マズいんすかね。尋き回んのは…
    「だって不謹慎だろうよ。娘さん殺害された家に行って、見ず知らずの君が殺された娘さんのこと根掘り葉掘り訊いたりしたら…
    怒るだろう。それでなくたって哀しいのに、殺人だぞ、しかも未解決だ。怒られなかったか。」
    と正攻法で言いきかすが
    「何度言ったらわかってくれるすか。俺、頭悪ィし態度悪いしもの知らねーし、学歴も免許もねーし、学習もあんまりしねーから、まず採用されねーし、されてもすぐクビになるんすよ。客と顔見知りになる程、耐久性ねーってか」
    「なら何だ」
    「だから友達っすよ」   云々

    とストレートこの上ない質問がつづいているうちに、聞かれた方は関係の無い自分の不満を話したくなるような雲行きで、とうとう日ごろの鬱憤までしゃべりだす。

    どの人も、アサミの話から愚痴になり、現実は自分の思い通りにいかないものだという、そこでついに、ケンヤは切れてというか呆れて、それなら
     死ねばいいのに
    といってしまう。

    六人目がキーマンで、質問を受けるケンヤのその後の生き方になる。
    そうだったのかと。

    人って知ってみれば謎だらけ。

    0
    2026年02月27日

    Posted by ブクログ

    最後のページで全てがひっくり返る アサミという女性のことを聞いて回るケンヤという男の話。アサミの周囲の自分勝手な不幸自慢たちを死ねばいいのにでぶった切っていく爽快話と思わせて、最後のページで鮮やかに裏切られる。
    高校の頃読んで面白かった記憶があったが、犯人以外覚えていなかったので再読。今回も面白かったが、語り部たちに感情移入できるところもあり、大人になったなあと感慨深くなった。

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    最初のうちは、何を読んでるのだろう?と、頭の中で纏まらなかったが、知らぬ間にどんどん読み進めていた。引き込まれる何かがある。読み終わると何か茫然とした。

    0
    2024年10月10日

    Posted by ブクログ

    京極夏彦の話題作、「死ねばいいのに」。タイトルが衝撃的だけれど、主人公?のケンヤの素朴な問いかによって登場人物たちが問い詰められていくのと合わせて、読者もえぐられていく、そんな作品。ヤクザ、陰湿的な嫌がらせをする女性、うだつの上がらない男性社員から警察、弁護士まで人間誰しも弱みがあり、素朴な問いかけに反論することができない。それを超えていたのが、、、。
    ライトな小説ながら読ませる力は強力でさすが京極夏彦という感じ。

    0
    2024年04月06日

死ねばいいのに の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    死ねばいいのに
  • タイトルID
    :
    193777
  • ページ数
    :
    466ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年12月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB
  • 映画化

    「死ねばいいのに」

    2026年7月3日公開
    出演:奈緒、伊東蒼、前原滉

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

京極夏彦 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す