京極夏彦のレビュー一覧
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ネタバレ面白かった。前作は、興味深い復讐譚として面白いなぁで終わってしまったが、その裏にはこうした物語があったのか、とわかったら、もう一度前作を引っ張り出して読まなければいけなくなった。
最後の悲しい結末は、それぞれが、自分にケリをつける、ということが、必要だったのかもしれない。自分のしたことに意味をつけて奮起してきたが、その意味が今度は自分を苦しめ始める。苦しんだあげく、もうここしかないというケリのつけ方が、あれだ。
私にとって衝撃だったのは、百介が二度と又市と会うことがなかったということだ。シリーズはまだまだ続くのに、もうその結論があるのが、寂しいことこの上ない。 -
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桃太郎がボボ太郎?やっば!くっそ腹痛
京極先生“出ちゃった”とかほんとやめて!
“ボボ太郎って名前でいいべ”じゃねーよ!爆笑!
そんなこといったら人類みんなボボ太郎とかいってww
あーまじでうける!
隣の爺さん型wwいやわかるけど!
ちょっとまじでふざけないでもらっていいですか
天才が集まりすぎててもうしんどい許して
とっぴんぱらりのぷう!かわいい!
“昔話は自由にあちらこちらへ飛び回る鳥のように移動するが、伝説は植物のように根を張り動かない”
わかりやす!
さすが柳田國男先生!
と思いきや、“桃から生まれた桃太郎とヴィーナス誕生を重ねる”…?
“國男さんは上品”とかいって京極先生ww大 -
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「猿がいる。」
本書は祐美の夫隆顕のこの言葉から始まる。引き篭もりで精神的に不安定な夫を気に掛けつつ、祐美は岡山に向かう。百歳で亡くなった曾祖母の土地を見に、弁護士と助手の案内で又従妹の芽衣と県境の限界集落へ赴くのだが...。
本書363ページ内の殆どが4人が道中交わす「恐怖」論で占められる。閉鎖的で村の掟が支配する所謂「因習村」は現代日本にあるのか。何故人は幽霊や祟り、古びた人形、ひいては暗闇や死を恐れるのか。「恐怖」のエキスパートである著者の言葉はとても説得力があり、読者も何も怖がることはないのだ、という気持ちになるのだが...。ラストは嘗て読んだことがないような幕切れとなる。
賛 -
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“隠居”の父であり長屋の大家である藤左兵衛の息子藤助と、長屋の端に住む“引きこもり”の久瀬棠庵の二人が身の回りで困っている人を“虫”を“使って”解決する連作短編集(たぶん、間違ってはいない)
藤助さんと棠庵との会話がたまらなく好きで、ずーっと読んでいたい!!
めちゃくちゃ……好き!!なんだこれ!なんだこの愛おしいキャラクター達は!!
藤助&棠庵はもちろん、周りのキャラも最高!!艾握りしめて背後に立つ藤左兵衛さんとか!長屋のメンバーもいい味出してるんよね……時代ドラマに出てきそう。
前巷説百物語のスピンオフになるみたいやけど、雰囲気が→
全然違う(笑)よりライトで読みやすい。
8話収録 -
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ネタバレついに、本当に終わってしまったのだなあ、という感慨。
『後巷説百物語』で、一度シリーズは終わったものと思っていたけれど、その後『西巷説百物語』『遠巷説百物語』と、場所を変えながら緩~くつながっていた化け物遣いたち。
けれど、本当にこれで終わりだ、と腹に落ちた。
舞台は水野忠邦の行った天保の改革が庶民を苦しめていた前後の江戸。
ほんのちょっとの息抜きをも「贅沢」として取り締まり、生きるために生きるしかなくなってしまった江戸の庶民の恨みつらみもなんのその。
とにかく財政を立て直すという大義名分が水野にはあったのだから。
その水野方陣営に雇われたのが、嘘を見破る「洞観屋」こと稲荷(とうか)藤兵衛 -
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・どんなつまらない、くだらない話でも、役に立てようと思えば役に立つものです。
・どんなに教え方が悪くても、学び方が上手なら何とかなるものです
これは「はじめに」に書かれた京極先生のお言葉です。
・言葉は通じないんです。まずそれを承知で使いましょう。
・あなたの書いた文章は、あなたの思う通りに受け取られることは、まずありません。
・言霊は心以外には効きませんが⋯心にだけは効くんですよ
時折こういうドキッとする一文が。なるほどなるほど、さすがいいこと言っとるな⋯と思ってメモする訳だけど、先生の言葉を借りれば、私も京極先生の意図を本当に汲めてるかどうかはわかりっこないってことですよね?
なんと -
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ネタバレ泣くような話ではないのに最後のふたつのお話では、塔子ちゃんの想いだったり主人の言葉になぜかグッときてしまって泣きそうになってしまった…
人は生きてこそ、死んだら終わりというのが当たり前だけど改めてわかったような気がします。亡くなった人を忘れる必要はない、むしろ覚えているべきというのと幽霊の話が最後の松岡さんの話につながってすごくよかった…!!この人は誰なんだろうと思っていたからまさかの人で嬉しかった!
忘れないために記録がある、書物があるという考えもすごくすごく良かった。読書って何になるの?と聞かれたことが昔あるけど、ご飯とか飲み物とか睡眠のようになくても生きてはいけるけどあると生活が豊かにな