京極夏彦のレビュー一覧

  • 鉄鼠の檻(2)【電子百鬼夜行】

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    禅宗について語られる場面に圧倒されました。分からないながらに読み進めましたが、とても面白かったです。京極堂の自信満々の語りに引きずられました。続きが気になって仕方ありません。

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    2026年03月14日
  • 続巷説百物語

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    ネタバレ

    多様な視点多様な語りで闇に巣食う小悪党達の活躍を描いた前作から変わって、今回はずっと山岡百介視点からの語り。中にはこんなことはないやろ? と思えるような設定もあるが、悪の造形の仕方、その解明の仕方、解決の仕方、本当によくぞこんな風に物語を構築するものだと舌を巻く。さらに! 各話物語内容と登場人物の資料を作りながら読んでいると楽しい楽しい、そして良く分かる、京極さんの世界・物語構築力の凄さよ。前作『巷説百物語』の各話との有機的結合がなされているだけではなく、すでに、次次回作『前の巷説百物語』の内容にも筆が及んでいる。ひょっとしてシリーズ七作品全体の構想を立てた上で、一作一作書いている? と思いな

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    2026年03月10日
  • 猿

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    ネタバレ

    “恐怖”を突き詰め、様々な恐怖の表現に臨んできた京極夏彦氏だからこそ書ける表現。
    件の集落というか曰くの場所までの長ーーい道のりと、何も見えるものの無い、恐怖を“感じる”ラスト。
    貞子的な女性とか、呪いとか、田舎の集落の因習では無い、独自の目新しいホラーだった。
    他にない逸品だからこそ読む価値も面白さもある。
    これだから京極作品からは目が離せないのです!

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    2026年03月05日
  • 猿

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    ネタバレ

    京極御大のホラー本。
    妖怪も事件性もない御大の作品を読んだのは意外と初かも。それなのに漂う不安と恐怖感。じんわりと気味が悪い雰囲気がいい味出してるね。

    恐怖を感じるのに理由はいらない。というより、語られる理由はすべて後付けになってしまう……。この意見は正しく慧眼だなぁ。
    主人公が感じる違和感も、村民が感じる恐怖感も、すべて理由がない。理由がないからこそ解決できずに恐ろしい(余談だけど、だからこそ人々はそれに名前を付けて妖怪のような形を持たせることで解決していたのだな。憑き物落としの構造だ)。

    ”猿”という、人に近いのに人の心を持っていない異物。言語化できない気味の悪さが、恐怖心につながり解

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    2026年03月05日
  • 病葉草紙

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    あの京極夏彦が、人情噺を書いた!という感想です。
    殊に最終話の「頓死肝虫」は、これは絶対人情噺ですよね。
    舞台を貧乏長屋にしたのが、まずは秀逸。じっくり住人のことを整理してみたら、この人たち、結構な曲者ですよ。
    でも、人物紹介的な扱いで、この一冊ではそれなりにあっさりとした雰囲気で噺は進みました。
    なんといっても棠庵さんが強烈なので、他の登場人物、長屋の住人の印象が薄くなる傾向にありますが、棠庵さんをちょっと寄せて読んでみると、長屋の住人は皆、曲者揃いです。
    藤介も魅力的なキャラクターですが、それ以上に父藤左衛門の意味ありげな笑顔が、チェシャ猫の顔のように、頭に張り付いて離れません。
    こんない

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    2026年02月28日
  • 虚談

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    幽霊的、グロテスクではなくふと感じる気味の悪さを表現した新感覚のホラー作品。

    『全部、嘘』と言い切られているのに、真相は虚の中。どれが本当でどれが嘘?考えるほどに不気味だから面白い。

    30ページ程度の短編が詰まっているので、京極堂の世界観を手軽に味わってみたい人におすすめしたい作品。
    シリーズものでもあるようなので、他3作品にも期待が高まる。

    3/24訂正 現代怪談シリーズはこちらの虚談含めて現在6作品あるようです。

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    2026年02月27日
  • 文庫版 妖怪の理 妖怪の檻

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    妖怪とは何か。歴史を紐解き、文献にあたり、妖怪という「言葉」の使われ方に着眼し、妖怪の「形」の成り立ちを追う。
    緻密に、くどいほどに丁寧に語られる妖怪とは何か。つまりは、などと語れないから面白い。
    これを起点に、深みに入るための書誌一覧も嬉しい。

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    2026年02月24日
  • 文庫版 地獄の楽しみ方

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    本書は、一般公募の15~19歳の聴講生50名を対象に行われた特別授業を元に構成されています。「ドラえもん」の「タイムふろしき」で自分を包んで、私も聴講したかったです。また、京極先生が言葉と非常に真摯に向き合い、聴講生の質問に対しても誠実にお答えしている点が印象的でした。

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    2026年02月24日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿壱 蒐集

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    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

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    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿肆 誕生

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    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

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    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿参 黎明

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    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

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    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿 複製

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    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

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    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書拾玖 活字

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    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

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    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜

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    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

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    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿弐 永世

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    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

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    2026年02月22日
  • 塗仏の宴 宴の始末(3)【電子百鬼夜行】

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    満足!
    まとめなくていいよね。

    やはり何がなんだかわからない、膨大な情報が集約していくのは、興奮しますね。

    関口くん、大丈夫かー!(メンタル的に)

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    2026年02月16日
  • 続巷説百物語

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    ネタバレ

    面白かった。前作は、興味深い復讐譚として面白いなぁで終わってしまったが、その裏にはこうした物語があったのか、とわかったら、もう一度前作を引っ張り出して読まなければいけなくなった。
    最後の悲しい結末は、それぞれが、自分にケリをつける、ということが、必要だったのかもしれない。自分のしたことに意味をつけて奮起してきたが、その意味が今度は自分を苦しめ始める。苦しんだあげく、もうここしかないというケリのつけ方が、あれだ。
    私にとって衝撃だったのは、百介が二度と又市と会うことがなかったということだ。シリーズはまだまだ続くのに、もうその結論があるのが、寂しいことこの上ない。

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    2026年02月15日
  • ひどい民話を語る会

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    桃太郎がボボ太郎?やっば!くっそ腹痛
    京極先生“出ちゃった”とかほんとやめて!
    “ボボ太郎って名前でいいべ”じゃねーよ!爆笑!
    そんなこといったら人類みんなボボ太郎とかいってww
    あーまじでうける!

    隣の爺さん型wwいやわかるけど!
    ちょっとまじでふざけないでもらっていいですか
    天才が集まりすぎててもうしんどい許して

    とっぴんぱらりのぷう!かわいい!

    “昔話は自由にあちらこちらへ飛び回る鳥のように移動するが、伝説は植物のように根を張り動かない”
    わかりやす!
    さすが柳田國男先生!
    と思いきや、“桃から生まれた桃太郎とヴィーナス誕生を重ねる”…?
    “國男さんは上品”とかいって京極先生ww大

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    2026年02月10日
  • 巷説百物語

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    京極夏彦氏の小説は読んだことがなかったのだが、昨年このうちの一作が浪曲化され、評判を呼んだことに刺激されて、原作であるこの小説を読むに至った。
    怪異が語られ、のちにそれが、人間の作為によるものであったことが明かされるという定型のストーリー展開だが、流石にのちに大人気シリーズとなった第一作だけのことはあり、読者を心地よく酔わせてくれる。上質のミステリーの和風(擬似)古典版である。

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    2026年02月03日
  • 狐花 葉不見冥府路行

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    京極堂の曾祖父の憑き物落としだ(^^)歌舞伎化作品だから「この場面はこんな感じかなぁ?」と想像してワクワクしたり、いつもの京極作品のようにゾクゾクしたりと楽しかった(*^^*)話は恐ろしく、悲しく、切ない(;_;)

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    2026年02月02日