京極夏彦のレビュー一覧
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ネタバレ目次
・活字(夏目漱石)
・複製(岡倉天心)
・蒐集(田中稲城)
・永世(牧野富太郎)
・黎明(金田一京助)
・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)
今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。
活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
そして紙。
手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大 -
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ネタバレ面白かった。前作は、興味深い復讐譚として面白いなぁで終わってしまったが、その裏にはこうした物語があったのか、とわかったら、もう一度前作を引っ張り出して読まなければいけなくなった。
最後の悲しい結末は、それぞれが、自分にケリをつける、ということが、必要だったのかもしれない。自分のしたことに意味をつけて奮起してきたが、その意味が今度は自分を苦しめ始める。苦しんだあげく、もうここしかないというケリのつけ方が、あれだ。
私にとって衝撃だったのは、百介が二度と又市と会うことがなかったということだ。シリーズはまだまだ続くのに、もうその結論があるのが、寂しいことこの上ない。 -
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桃太郎がボボ太郎?やっば!くっそ腹痛
京極先生“出ちゃった”とかほんとやめて!
“ボボ太郎って名前でいいべ”じゃねーよ!爆笑!
そんなこといったら人類みんなボボ太郎とかいってww
あーまじでうける!
隣の爺さん型wwいやわかるけど!
ちょっとまじでふざけないでもらっていいですか
天才が集まりすぎててもうしんどい許して
とっぴんぱらりのぷう!かわいい!
“昔話は自由にあちらこちらへ飛び回る鳥のように移動するが、伝説は植物のように根を張り動かない”
わかりやす!
さすが柳田國男先生!
と思いきや、“桃から生まれた桃太郎とヴィーナス誕生を重ねる”…?
“國男さんは上品”とかいって京極先生ww大 -
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“隠居”の父であり長屋の大家である藤左兵衛の息子藤助と、長屋の端に住む“引きこもり”の久瀬棠庵の二人が身の回りで困っている人を“虫”を“使って”解決する連作短編集(たぶん、間違ってはいない)
藤助さんと棠庵との会話がたまらなく好きで、ずーっと読んでいたい!!
めちゃくちゃ……好き!!なんだこれ!なんだこの愛おしいキャラクター達は!!
藤助&棠庵はもちろん、周りのキャラも最高!!艾握りしめて背後に立つ藤左兵衛さんとか!長屋のメンバーもいい味出してるんよね……時代ドラマに出てきそう。
前巷説百物語のスピンオフになるみたいやけど、雰囲気が→
全然違う(笑)よりライトで読みやすい。
8話収録 -
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・どんなつまらない、くだらない話でも、役に立てようと思えば役に立つものです。
・どんなに教え方が悪くても、学び方が上手なら何とかなるものです
これは「はじめに」に書かれた京極先生のお言葉です。
・言葉は通じないんです。まずそれを承知で使いましょう。
・あなたの書いた文章は、あなたの思う通りに受け取られることは、まずありません。
・言霊は心以外には効きませんが⋯心にだけは効くんですよ
時折こういうドキッとする一文が。なるほどなるほど、さすがいいこと言っとるな⋯と思ってメモする訳だけど、先生の言葉を借りれば、私も京極先生の意図を本当に汲めてるかどうかはわかりっこないってことですよね?
なんと -
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ネタバレ泣くような話ではないのに最後のふたつのお話では、塔子ちゃんの想いだったり主人の言葉になぜかグッときてしまって泣きそうになってしまった…
人は生きてこそ、死んだら終わりというのが当たり前だけど改めてわかったような気がします。亡くなった人を忘れる必要はない、むしろ覚えているべきというのと幽霊の話が最後の松岡さんの話につながってすごくよかった…!!この人は誰なんだろうと思っていたからまさかの人で嬉しかった!
忘れないために記録がある、書物があるという考えもすごくすごく良かった。読書って何になるの?と聞かれたことが昔あるけど、ご飯とか飲み物とか睡眠のようになくても生きてはいけるけどあると生活が豊かにな -
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江戸末期、盛岡藩で“御譚調掛”の宇夫方祥五郎は巷の噂話を集めていた。
どんなものでも作る仲蔵が中心となり仕掛けるので、毎回物語が派手で楽しい。宇夫方とのやりとりもマル。武士視点なので、後巷説百物語の空気感があって良き。シリーズ6作目。
今作はシリーズ内でもかなりキレイにフォーマット化された連作短編集という印象。
1話あたりの構成が全て同じ。読んでいて安心感が半端ない。好きすぎる……。
仲蔵がまたいいんよなぁ。柳次も好き。
今回は最終話も美しい。シリーズ作品の6冊目なんだけど、これ一冊としても完成されていて良き。
次で最終巻!!
京極御大はシリーズ作品でもそれぞれ独立しているから、だからこ -
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御行の又市の悪友である靄船の林蔵を主軸に大阪での物語を7編収録。シリーズ5作目。
言葉でまやかしを見せつつ靄の中に絡めとるスタイル。
物語の流れが美しい。派手さはないが小気味良い感じがありつつ、締めの「野狐」にやられた感。やっぱり好き
このシリーズは毎回1話目で騙されて、2話目からは流れがわかるからスイスイ読んで、ラストで「ウワァァァァ」ってなる(笑)もう、私の中ではお約束。これが楽しくて読んでる。騙されたい(笑)
今作は江戸時代の関西弁なんで、より読みやすかったのもある。セリフがみんな脳内で西方の→
イントネーションで再生されて、とても良き。関西人で良かった(笑)
そういえば、林蔵