京極夏彦のレビュー一覧
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ネタバレ京極夏彦の巷説百物語シリーズ第一弾。
シリーズ完結とのことで、なんとか最終巻が文庫落ちするまで追いつきたい。
妖怪に絡んだ事件を必殺仕事人かのように裁いていく短編集。
久しぶりに京極夏彦の作品を読んだけど、こんなにも読みやすかったかと驚いた。百鬼夜行のシリーズが難しいから、なおさらかもしれない(そこも大好きなのだが)…
どの作品も、人の業というか、悲しい話が多い。しかも悲劇が既に終わってしまっていて、なんともやるせないことが多く、故に、又市たちの仕掛けにスカッとさせられる。
第一作目しか読んだことがないので、次作以降もちまちまと読んでいきたい。
文庫落ち前のハードカバーで読んだよなぁと -
Posted by ブクログ
なんだ?コレ。
久しぶりに京極夏彦さんを読みました。
以前にも『魍魎の匣』、読んだはずですが、すっかり忘れていました。
何度か京極さんの作品を読んでいるうちに、何故こうもわかりづらいのか、わかってきたような気がします。
なにより、人物が多いのです。
関口、榎木津、鳥口、木場、そして京極堂。
コレらの人物が、それぞれ事件に関わりながら、探偵というか事件の解決を目指していくわけです。
ただ、解決を目指すというか、巻き込まれてしまったので、足掻く。
それぞれが、迷路のような出来事の中をあっちへこっちへ引きずられたり、行き止まって立ち往生する。
最後に、京極堂が、快刀乱麻に事件を断つというの -
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「姑獲鳥の夏」から「塗仏の宴 宴の始末」までの物語のサイドストーリー。それぞれの事件の加害者や被害者、それぞれの心にある闇を描く十の短編集。
主要キャラたちは出てこないので読めるかな?と思っていたけど、しっかり面白かった。→
誰だっけな?と言うキャラはネット検索したりして読んだけど(とりあえず姑獲鳥の夏は再読案件)
姑獲鳥の夏の裏側である「文車妖妃」と絡新婦の理の裏側「倩兮女」が好き。木下刑事の話「毛倡妓」もゾクリとする話で好み。
→
京極堂が出てこないので、それぞれが憑き物を落とされないまま終わる。
その辺りの不安な感じがまた良い……。 -
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ネタバレ日本に妖怪が発生してから、世の中が妖怪やホラーの排斥活動を始め、妖怪専門の自衛隊(YAT)なるものまで結成され、妖怪関係者やホラー作家、怪談作家、ホラー映画関係者や俳優、声優、漫画家までもが富士山麓へ避難生活を余儀なくされていた。
そこで繰り広げられる文字通りの「妖怪大戦争」
令和の大戦争には百鬼夜行に描かれた妖怪だけではなく、鬼太郎や貞子3Dやガメラ、犬夜叉にとら(うしおととら)、漫画や特撮からもふんだんに怪物が登場する。
京極さんのオタクパワーがまたもや爆発している。最高ですか!?
版権のこと考えると映像化は不可能。だけど…だけど、こんなの見たいにきまってるじゃないか!
1980年代 -
Posted by ブクログ
ネタバレ以前、巷説百物語自体は読んだことがあったが、内容をあまり覚えていなかったこともあって単に妖怪をテーマにした短編だと思っていた。
が、京極夏彦がそんな単純なものを出すわけがないよなぁ〜!
舞台はなんと遠野。遠野物語と関連が!?と一瞬思ったけど、時代が違いすぎたわ。でも山人とか出てきてニヤニヤできる。
読み始めるとまずは東北弁っぽい語りで妖怪譚が語られる「譚」、これはとても短い。
次にメインストーリーとして主人公が出てきて、街を騒がせる事件や異変が語られ、妖怪の仕業だという説明がされる「咄」。
その事件を解決するために必要なキーマンが、大体の場合困惑してたりため息を付いていたりして始まり、解決の -
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日光を舞台にした百鬼夜行シリーズ
邪魅の雫から17年ぶりの新作
シリーズは一度読んで、もう一回読み返したけど、前のストーリーも細部までは覚えてない
でも、登場人物達が、これまで何を見て何をしてきたか、何をできなかったかなど踏まえた物語になっているので、やはり古参のファンとしてはぐっと来るものがある
特に、関口、木場あたりはこれまでの自分の行動が事件にどう影響を与えたのかを意識している
榎木津はまぁ、いつもの榎木津だ
旧日本軍の遺産を取り扱っている点で、塗仏の宴や邪魅の雫に通じる物がある
あと、魍魎の匣もそうか
巷説百物語シリーズとの交錯
そんなわけで書楼弔堂も関係してくる
両方のシリ