京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『巷説百物語シリーズ』七作目にして完結編。
下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛は、凡ての嘘を見破る〈洞観屋〉としても知る人には知られる存在です。
ある日、藤兵衛に老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者達を炙り出してほしいとの依頼が持ち込まれますが・・。
やっっっと読み終わりました~・・というか、ついに読み終わってしまいました(寂)。
・・にしても、マジで分厚すぎるでしょ!
京極さんの長編モノはほぼ読破してきて、そのヴォリュームに関しては慣れている私ですが、それでも本書の物理的な迫力には圧倒されちゃいましたね。
漬物石レベルの重さ(物理)と格闘しつつも、まさにシリーズの集大成ともいえ -
Posted by ブクログ
いやあ、面白かった…!
面白かったのよ……!!
でも終わってしまった感が強くて………さみし。
面白すぎて早く読みすすめたかったけど、物語が終わるのが寂しすぎて途中からわざとゆっくり読んでたよ…。
治平さんのトコは……泣いた。
めっちゃ泣いた。
こうなるのは分かってたけど…理由が……ね。
藤兵衛視点ってのも自分的にはよかった。
もっと又さんの喋りとか聞きたかったけど、でもなんか、最後はこれで良かったなって。
なんだかそう思えた。
最初は何この人は?とか思ってたけど、物語が進むにつれ好きになっていった笑
ここ数ヶ月シリーズ通して読み直して、めちゃくちゃ楽しかった。
京極先生ありがとう。
文 -
Posted by ブクログ
めちゃくそ面白かった、、、
でも、これで終わり、、寂しい。
フィジカルに、もう、凶器になりそうというか、
鈍器?な厚みにはなっているが、
どっこい、あっという間に引き込まれて、
ぐわーーっと読んでしまった。
早よ読みたいけど、早よ終わってほしない
ああ、悶えたわ、、読み了てもぅた(涙)
江戸古事記というか、
アマテラス&トヨウケビメオマージュというか
ミステリなんで、なんもネタバレしたくないので
多くは書けない(くっ)
とにかくおもろい、仕掛けもなにもかも面白いし
なんちゅうても、今作はアクションがたまらん
京極本ってやっとうはそんなに記憶にのこらんかった(主観)
んだが、今作はバトルシーン -
ネタバレ 購入済み
了巷説百物語読了後に是非
リアタイで読んで以来の再読です。
昨年刊行された鵼の碑そして、
百物語シリーズ完結編である了巷説百物語がとても良かったため、シリーズを読み返していたのですが、今回は初読以上になぜだかぐっときてしまいました。
この話の最終話にて(時系列としてはですが)化け物遣い達の物語に幕が降ります。ただ、彼らの残した何某かが与次郎や小夜さんにも引き継がれて、次のシリーズにも続いていくのだなぁと思い、このタイミングで改めて読んで良かったと思います。
個人的には巻頭の一編である「赤えいの魚」もおすすめです。シリーズ中でも異質な舞台設定ながらもなんとも言えない魅力ある世界観が愉しめます。そしてこの話を踏まえ(個人