京極夏彦のレビュー一覧

  • 了巷説百物語

    Posted by ブクログ

    最初は1149頁というボリュームの本の分厚さに圧倒され、寝転がって読むこともできずに正面に抱えて読み進めた。
    章立てになっているとおりのまさに長編かつ、これまでの巷説百物語や数えずの井戸などの 登場人物とストーリーを踏まえながら、虚実を見抜く洞観屋藤兵衛と憑き物落としの拝み屋 中禪寺洲齋を交えることで百物語の宴に了を着けるスペクタクルを楽しんだ。又市の暗躍ぶりが気にかかる。
    とはいえ、これまでのお話が自分の中で既にぼんやりとしているのが残念なところ。
    最終章の「空亡」が十干と十二支を組み合わせたときに出来る余りの二支のことと知り、戌亥・申酉・午未・辰巳・寅卯・子丑という それまでの各章の名前と

    0
    2024年11月28日
  • 巷説百物語

    Posted by ブクログ

    百鬼夜行シリーズとは真逆の作風。
    読んでいてとても面白かった。
    特に後半の三作品は読み応えがあった。

    0
    2024年11月28日
  • 後巷説百物語

    Posted by ブクログ

    遠い記憶が呼び覚まされたあ!!!陰摩羅鬼の瑕じゃー!
    わかってましたけど京極夏彦先生って化け物ですね

    0
    2024年11月24日
  • 了巷説百物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    終わってしまった。
    藤兵衛、お玉、源次というNewキャラ目線ではじまり、治平、お龍、柳次、玉泉坊、林蔵、文作、徳次郎、おぎん、縫らとつながっていく。京極堂(あの京極堂の先祖らしい)も登場。又市は最後の最後で姿を見せるがそれまでは存在感のみ。山岡百介は直接話に絡まないが彼の動きがきっかけになって思わぬ方向にいってしまう。仁蔵までが死んでしまうとは。富久の野望は阻止されたけど、百姓の方が何倍も多いのに侍を倒さないのはおかしいという考えには賛同する。京極堂が説くこの世に不要な人は存在しない、弱い者も生きていける世の中を目指すべきだという考えは、京極さんの今の世に対する考えなんだろうな。
    右近って他に

    0
    2024年11月23日
  • 百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    「姑獲鳥の夏」から「塗仏の宴 宴の始末」までの物語のサイドストーリー。それぞれの事件の加害者や被害者、それぞれの心にある闇を描く十の短編集。

    主要キャラたちは出てこないので読めるかな?と思っていたけど、しっかり面白かった。→

    誰だっけな?と言うキャラはネット検索したりして読んだけど(とりあえず姑獲鳥の夏は再読案件)

    姑獲鳥の夏の裏側である「文車妖妃」と絡新婦の理の裏側「倩兮女」が好き。木下刑事の話「毛倡妓」もゾクリとする話で好み。


    京極堂が出てこないので、それぞれが憑き物を落とされないまま終わる。
    その辺りの不安な感じがまた良い……。

    0
    2024年11月11日
  • 西巷説百物語

    Posted by ブクログ

     この作品の主役は林蔵という、スピンオフ的な話しになりますが、これも実に面白い。話の作りはこれまでと一緒ですが、そこに上手く納得できる差みたいな何かがあるように感じました。そして、これで終いの金比羅さんや。このフレーズが嫌に耳につく。さすがでした。

    0
    2024年11月09日
  • 了巷説百物語

    Posted by ブクログ

    巷説百物語のシリーズもついに完結ですか。さみしいですね。まあ「続」から「後」でお話としてはきれいに完結していたのでその後はどうしても前日譚だったりスピンオフ的なものだったりと、面白いには面白いんですがいまいちお話に緊迫感がなかったので今回も心配ではありました。
    いやでも面白かったです。たしかに「続」で語られた千代田の城のネズミの話がやっぱり来たわけですが、これまでのシリーズの話の裏側だったり登場人物が総動員されて最終作にふさわしいスケールの大きなものになっていました。稲荷藤兵衛も今回で終わりにはもったいないような魅力的なキャラクターでしたし。
    でもこれまでのどうしようもない袋小路な出来事を「化

    0
    2024年11月06日
  • 虚実妖怪百物語 急

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本に妖怪が発生してから、世の中が妖怪やホラーの排斥活動を始め、妖怪専門の自衛隊(YAT)なるものまで結成され、妖怪関係者やホラー作家、怪談作家、ホラー映画関係者や俳優、声優、漫画家までもが富士山麓へ避難生活を余儀なくされていた。
    そこで繰り広げられる文字通りの「妖怪大戦争」
    令和の大戦争には百鬼夜行に描かれた妖怪だけではなく、鬼太郎や貞子3Dやガメラ、犬夜叉にとら(うしおととら)、漫画や特撮からもふんだんに怪物が登場する。

    京極さんのオタクパワーがまたもや爆発している。最高ですか!?

    版権のこと考えると映像化は不可能。だけど…だけど、こんなの見たいにきまってるじゃないか!

    1980年代

    0
    2024年11月06日
  • 病葉草紙

    Posted by ブクログ

    「病葉草紙」最高です!
    京極夏彦さんは、どの作品も登場人物のキャラクターが秀逸です。
    シリーズになったら嬉しいです。

    0
    2024年10月30日
  • 遠巷説百物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以前、巷説百物語自体は読んだことがあったが、内容をあまり覚えていなかったこともあって単に妖怪をテーマにした短編だと思っていた。
    が、京極夏彦がそんな単純なものを出すわけがないよなぁ〜!

    舞台はなんと遠野。遠野物語と関連が!?と一瞬思ったけど、時代が違いすぎたわ。でも山人とか出てきてニヤニヤできる。
    読み始めるとまずは東北弁っぽい語りで妖怪譚が語られる「譚」、これはとても短い。
    次にメインストーリーとして主人公が出てきて、街を騒がせる事件や異変が語られ、妖怪の仕業だという説明がされる「咄」。
    その事件を解決するために必要なキーマンが、大体の場合困惑してたりため息を付いていたりして始まり、解決の

    0
    2024年10月28日
  • 前巷説百物語

    Posted by ブクログ

    今回も素晴らしき作品でした。
    若き日の又市。まだ、仕掛けが甘く隙があれど、それでも強い思いを持っているのが読み取れます。この若き日の話がこの先に繋がってくるのかと思うと本当に面白い。前3作とはまた違う意味で面白かったです。はらはらするというか、なんというか。

    0
    2024年10月22日
  • 文庫版 鵼の碑

    Posted by ブクログ

    日光を舞台にした百鬼夜行シリーズ

    邪魅の雫から17年ぶりの新作
    シリーズは一度読んで、もう一回読み返したけど、前のストーリーも細部までは覚えてない

    でも、登場人物達が、これまで何を見て何をしてきたか、何をできなかったかなど踏まえた物語になっているので、やはり古参のファンとしてはぐっと来るものがある
    特に、関口、木場あたりはこれまでの自分の行動が事件にどう影響を与えたのかを意識している
    榎木津はまぁ、いつもの榎木津だ


    旧日本軍の遺産を取り扱っている点で、塗仏の宴や邪魅の雫に通じる物がある
    あと、魍魎の匣もそうか

    巷説百物語シリーズとの交錯
    そんなわけで書楼弔堂も関係してくる
    両方のシリ

    0
    2024年10月22日
  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    圧倒される。
    京極堂と美馬坂の論戦。
    論争の中の当事者の陽子。
    周りの登場人物も圧倒されている。
    そして関くんは匣を開けようと。。。
    すごい本を読んでしまった。。。

    感想を書こうと思うが何を書いていいかわからない。
    あえて言うとすれば、
    「ほう」

    0
    2024年10月19日
  • 病葉草紙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    虫。時代もの。虫も妖怪もその当時からしたら似たようなもの。病気も虫も同じ。終わってしまった巷説と同じ時代で嬉しい。藤助もとうあんもいいキャラ。

    0
    2024年10月18日
  • 文庫版 鵼の碑

    Posted by ブクログ

    まず目録(目次)の時点で思わず目を閉じて天を仰いだ。
    久しぶりの京極堂。そうだったそうだった。
    本が鵼そのものになる瞬間。

    子を産んでから重厚な活字を読めなくなっていたので、この厚さを本当に読み切れるのか不安に思っていたが、そんなことはまさしく杞憂。この圧倒的な構成力。理の力。
    鵺が現れ鵼が絡みついたと思ったら全てが消えていく。

    卑小な人間の営みを妖怪のせいにするなど決してさせぬ京極先生の妖怪愛。
    読み終えた瞬間からこの量をまた一から読み直したくなっている自分自身に驚き苦笑する。

    0
    2024年10月17日
  • 病葉草紙

    Posted by ブクログ

    実に楽しい小説だった。七つの短編集だが登場人物は何時も同じで時系列もあって良かった!江戸時代の貧乏長屋のお話しであり更に収載されている絵の出展訳ありだ。絵は九州国立博物館所蔵のものであり永禄11年に茨木ニ介の作画で体内に宿る虫に因んだ物語りには驚いた!

    0
    2024年10月17日
  • 後巷説百物語

    Posted by ブクログ

     今回は語り手の百介が年寄りになって、過去を語りながら回想する形で進行していきます。
    この中で百鬼夜行シリーズと繋がっており、向こうのシリーズでは怪異として伝わっているのが実に素敵でした。最後の終わり方なんかも、前回に続いて物悲しくて好きです。

    0
    2024年10月13日
  • 病葉草紙

    Posted by ブクログ

    また新しいキャラクターが登場です。というか、前巷説百物語に繋がりアリですが。
    昔の人は、体調の悪さをあり得ない虫のせいにして記録していたんだなぁと。わからないなりに、物事を記録するのは大事だと改めて思った次第です。
    語り部の差配さんが良い味だしてました。

    0
    2024年10月12日
  • 続巷説百物語

    Posted by ブクログ

     実に面白い。百鬼夜行シリーズとは反対で、妖怪の仕業にすることで、全てを丸く納めるミステリー。無印よりも続の方が面白く、短編集が綺麗に繋がりつつ、哀愁ただようラストも素敵でした。まだまだ続きがあるし、最後は百鬼夜行シリーズの過去と混ざるのが楽しみ過ぎます。

    0
    2024年10月07日
  • 了巷説百物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズを読み直してから挑んで良かった。これまでのキャラクターたちが勢揃いし最大規模で繰り広げられる圧巻の最終決戦。まさか稲荷坂のあいつまで冨久の仕掛けだったとは驚きました。最後の又市のセリフ"輩も物語になってるでしょうよ"でとうとうこのシリーズも終わったんだなと実感が湧きました

    0
    2024年10月06日