京極夏彦のレビュー一覧

  • 巷説百物語

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    ネタバレ

    京極夏彦の巷説百物語シリーズ第一弾。
    シリーズ完結とのことで、なんとか最終巻が文庫落ちするまで追いつきたい。

    妖怪に絡んだ事件を必殺仕事人かのように裁いていく短編集。
    久しぶりに京極夏彦の作品を読んだけど、こんなにも読みやすかったかと驚いた。百鬼夜行のシリーズが難しいから、なおさらかもしれない(そこも大好きなのだが)…

    どの作品も、人の業というか、悲しい話が多い。しかも悲劇が既に終わってしまっていて、なんともやるせないことが多く、故に、又市たちの仕掛けにスカッとさせられる。
    第一作目しか読んだことがないので、次作以降もちまちまと読んでいきたい。


    文庫落ち前のハードカバーで読んだよなぁと

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    2025年01月25日
  • 病葉草紙

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    連作短編8編
    「針聞書」なる珍しい書物から虫に絡めて長屋で起こる問題事件を解決していく.
    隠居の子,長屋の差配をしている藤介と店子の棠庵の噛み合わないようで息のあったやり取りの面白さがとてもいい.

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    2025年01月24日
  • 巷説百物語

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    なんというか、途中自分の中でダレることはあったけど、表紙にもある「帷子辻」がなんとも切なく、京極節もうまく効いてたから面白かった。

    「人に魂などない!」

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    2025年01月02日
  • 西巷説百物語

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    『前巷説百物語』と同じく林蔵たちを率いる元締・一文字屋仁蔵の元に届いた依頼をこなしていくというもの
    大坂が舞台ということもあって、独特の町人・商人文化やさっぱりした気風が見られて面白かった

    前作は江戸が舞台だったために武士の誇りや将軍のお膝元といったテイストとコントラストが取れていて楽しかった
    林蔵たちの、解決も人間の哀愁漂う仕方でなされており無常観を感じた

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    2025年01月02日
  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

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    なんだ?コレ。


    久しぶりに京極夏彦さんを読みました。
    以前にも『魍魎の匣』、読んだはずですが、すっかり忘れていました。

    何度か京極さんの作品を読んでいるうちに、何故こうもわかりづらいのか、わかってきたような気がします。

    なにより、人物が多いのです。
    関口、榎木津、鳥口、木場、そして京極堂。
    コレらの人物が、それぞれ事件に関わりながら、探偵というか事件の解決を目指していくわけです。
    ただ、解決を目指すというか、巻き込まれてしまったので、足掻く。
    それぞれが、迷路のような出来事の中をあっちへこっちへ引きずられたり、行き止まって立ち往生する。

    最後に、京極堂が、快刀乱麻に事件を断つというの

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    2024年12月22日
  • 文庫版 地獄の楽しみ方

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    言葉に囚われていた長年の心のもやもやがスッキリしました。この地獄を楽しむために、沢山色んな本を読むぞ!!と熱い気持ちにもなりました。この先、また言葉に囚われることがあると思うが、その時は迷わずこの本を読み返す。

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    2024年12月18日
  • 病葉草紙

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    西を向く=死ぬ

    映像がありありと浮かんできてぶ厚いけどさくさく読める

    久瀬棠庵かっちぇー!しびー!近所にいてほしー!

    自分は病葉だっちゅー棠庵さんと、欠けてるところは違うけども自分も病葉だっちゅー藤介の関係めっちゃいいなー!
    長屋住まい楽しそう!

    脾臓虫かわいい

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    2024年12月03日
  • 巷説百物語

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    百鬼夜行シリーズとは真逆の作風。
    読んでいてとても面白かった。
    特に後半の三作品は読み応えがあった。

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    2024年11月28日
  • 後巷説百物語

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    遠い記憶が呼び覚まされたあ!!!陰摩羅鬼の瑕じゃー!
    わかってましたけど京極夏彦先生って化け物ですね

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    2024年11月24日
  • 百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】

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    「姑獲鳥の夏」から「塗仏の宴 宴の始末」までの物語のサイドストーリー。それぞれの事件の加害者や被害者、それぞれの心にある闇を描く十の短編集。

    主要キャラたちは出てこないので読めるかな?と思っていたけど、しっかり面白かった。→

    誰だっけな?と言うキャラはネット検索したりして読んだけど(とりあえず姑獲鳥の夏は再読案件)

    姑獲鳥の夏の裏側である「文車妖妃」と絡新婦の理の裏側「倩兮女」が好き。木下刑事の話「毛倡妓」もゾクリとする話で好み。


    京極堂が出てこないので、それぞれが憑き物を落とされないまま終わる。
    その辺りの不安な感じがまた良い……。

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    2024年11月11日
  • 西巷説百物語

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     この作品の主役は林蔵という、スピンオフ的な話しになりますが、これも実に面白い。話の作りはこれまでと一緒ですが、そこに上手く納得できる差みたいな何かがあるように感じました。そして、これで終いの金比羅さんや。このフレーズが嫌に耳につく。さすがでした。

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    2024年11月09日
  • 虚実妖怪百物語 急

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    ネタバレ

    日本に妖怪が発生してから、世の中が妖怪やホラーの排斥活動を始め、妖怪専門の自衛隊(YAT)なるものまで結成され、妖怪関係者やホラー作家、怪談作家、ホラー映画関係者や俳優、声優、漫画家までもが富士山麓へ避難生活を余儀なくされていた。
    そこで繰り広げられる文字通りの「妖怪大戦争」
    令和の大戦争には百鬼夜行に描かれた妖怪だけではなく、鬼太郎や貞子3Dやガメラ、犬夜叉にとら(うしおととら)、漫画や特撮からもふんだんに怪物が登場する。

    京極さんのオタクパワーがまたもや爆発している。最高ですか!?

    版権のこと考えると映像化は不可能。だけど…だけど、こんなの見たいにきまってるじゃないか!

    1980年代

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    2024年11月06日
  • 病葉草紙

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    「病葉草紙」最高です!
    京極夏彦さんは、どの作品も登場人物のキャラクターが秀逸です。
    シリーズになったら嬉しいです。

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    2024年10月30日
  • 遠巷説百物語

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    ネタバレ

    以前、巷説百物語自体は読んだことがあったが、内容をあまり覚えていなかったこともあって単に妖怪をテーマにした短編だと思っていた。
    が、京極夏彦がそんな単純なものを出すわけがないよなぁ〜!

    舞台はなんと遠野。遠野物語と関連が!?と一瞬思ったけど、時代が違いすぎたわ。でも山人とか出てきてニヤニヤできる。
    読み始めるとまずは東北弁っぽい語りで妖怪譚が語られる「譚」、これはとても短い。
    次にメインストーリーとして主人公が出てきて、街を騒がせる事件や異変が語られ、妖怪の仕業だという説明がされる「咄」。
    その事件を解決するために必要なキーマンが、大体の場合困惑してたりため息を付いていたりして始まり、解決の

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    2024年10月28日
  • 前巷説百物語

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    今回も素晴らしき作品でした。
    若き日の又市。まだ、仕掛けが甘く隙があれど、それでも強い思いを持っているのが読み取れます。この若き日の話がこの先に繋がってくるのかと思うと本当に面白い。前3作とはまた違う意味で面白かったです。はらはらするというか、なんというか。

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    2024年10月22日
  • 文庫版 鵼の碑

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    日光を舞台にした百鬼夜行シリーズ

    邪魅の雫から17年ぶりの新作
    シリーズは一度読んで、もう一回読み返したけど、前のストーリーも細部までは覚えてない

    でも、登場人物達が、これまで何を見て何をしてきたか、何をできなかったかなど踏まえた物語になっているので、やはり古参のファンとしてはぐっと来るものがある
    特に、関口、木場あたりはこれまでの自分の行動が事件にどう影響を与えたのかを意識している
    榎木津はまぁ、いつもの榎木津だ


    旧日本軍の遺産を取り扱っている点で、塗仏の宴や邪魅の雫に通じる物がある
    あと、魍魎の匣もそうか

    巷説百物語シリーズとの交錯
    そんなわけで書楼弔堂も関係してくる
    両方のシリ

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    2024年10月22日
  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    圧倒される。
    京極堂と美馬坂の論戦。
    論争の中の当事者の陽子。
    周りの登場人物も圧倒されている。
    そして関くんは匣を開けようと。。。
    すごい本を読んでしまった。。。

    感想を書こうと思うが何を書いていいかわからない。
    あえて言うとすれば、
    「ほう」

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    2024年10月19日
  • 病葉草紙

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    ネタバレ

    虫。時代もの。虫も妖怪もその当時からしたら似たようなもの。病気も虫も同じ。終わってしまった巷説と同じ時代で嬉しい。藤助もとうあんもいいキャラ。

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    2024年10月18日
  • 文庫版 鵼の碑

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    まず目録(目次)の時点で思わず目を閉じて天を仰いだ。
    久しぶりの京極堂。そうだったそうだった。
    本が鵼そのものになる瞬間。

    子を産んでから重厚な活字を読めなくなっていたので、この厚さを本当に読み切れるのか不安に思っていたが、そんなことはまさしく杞憂。この圧倒的な構成力。理の力。
    鵺が現れ鵼が絡みついたと思ったら全てが消えていく。

    卑小な人間の営みを妖怪のせいにするなど決してさせぬ京極先生の妖怪愛。
    読み終えた瞬間からこの量をまた一から読み直したくなっている自分自身に驚き苦笑する。

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    2024年10月17日
  • 病葉草紙

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    実に楽しい小説だった。七つの短編集だが登場人物は何時も同じで時系列もあって良かった!江戸時代の貧乏長屋のお話しであり更に収載されている絵の出展訳ありだ。絵は九州国立博物館所蔵のものであり永禄11年に茨木ニ介の作画で体内に宿る虫に因んだ物語りには驚いた!

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    2024年10月17日