【感想・ネタバレ】豆腐小僧その他のレビュー

あらすじ

豆腐小僧とは、かつて江戸で大流行した間抜けな妖怪。豆富小僧が現代に現れての活躍を描いた小説「豆富小僧」と、京極氏によるオリジナル台本「狂言 豆腐小僧」「狂言 新・死に神」などを収録した、貴重な作品集!

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夜に豆腐のせたお盆持って、突っ立っているだけのお化け。小説の「豆富小僧」は、昼間に涌いてアクティブだけど。間が抜けてお茶目な存在は和む。古き良きお化けと最先端科学技術の対比も興味深い。万能感はアブナイと思う志郎さんの感覚、わかる気がする。自然現象をテクノロジーで制御することについて安易に良し悪しは語れないが、それでも人が手を出しちゃいけない領域というのはあると思うのだ。狂言の台本も新鮮だった。

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2021年05月20日

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豆腐小僧双六道中とはまた違い、現代にわいた豆富小僧といくらか現代風になった他の妖怪たちとのやり取りが面白い。ラストは相変わらず邪魅に飲まれずにいた豆富小僧が事態をおさめるという、豆腐小僧と同じだったが、また雰囲気が違って良い。白蔵主が豆腐小僧では年寄り狐だったが、こちらではかなり若狐になっていて喋り方も現代風になっていたのが印象的。また狂言、落語が収録されていたが凄く面白かったから、実際に見てみたいと思った。

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2021年05月08日

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京極堂シリーズとほ、またうってかわって可愛らしい語り口調。こんな素直で純真な妖怪なら傍に置いておきたい。

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2015年04月26日

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豆腐小僧が現代に復活!相変わらず、人と妖怪はべつべつのあらすじで進行していく、やはり豆腐小僧のコミカルさがひじょうにオモシロイし、展開もダルマのようにころころ!

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2011年07月30日

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豆腐小僧のジュブナイル版、だから豆富小僧なんですな。平成の世を舞台とし少年を狂言回しとして登場させていますが、骨格となるのは『豆腐小僧双六道中 ふりだし』と同じ。いやさ、この同じってとこがすごいなあと思ったんですけどね。よくもまあ、あの話をジュブナイルに置き換えたもんだと。最後の締めくくり方が、ちと突拍子もない気もしましたが、これはこれでありかな。妖怪は概念の具象化であり、いるけどいない、いないけどいる。この肝となる部分を理解出来るかどうかが問題なんでしょうね。(未見ではありますが、映画版はこの部分をどう処理したのだろうか? それともこの妖怪論を無視しちゃったのかな?)
併録された狂言や落語も面白かったですね。なるほど京極作品の滑稽さは古典芸能と相性がいいものだと思わされました。それぞれ舞台で観てみたい気にさせられましたよ。

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2011年06月22日

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豆腐小僧がかわいい。
ほかの妖怪たちも面白い。
セリフやストーリーのテンポがよくて楽しかった。
狂言の豆腐小僧も面白かった。

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2014年08月10日

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小さな体に似合わぬ大きな頭には破れた笠、手にはお盆を持ってその上には紅葉の豆腐。これが「豆冨小僧」。
妖怪好きの淳史が思い浮かべたおかげで数百年ぶりに世界に生まれた。

最初の一遍ははちゃめちゃでむちゃくちゃで面白かったです。出てくる機械もかっこいいし。結末はすっきりだし。
京極さんの現代物は始めてだったので新鮮かつ面白かったです。

狂言の「豆腐小僧」も「狐狗狸噺」も「新・死に神」もキチンと落ちてて、面白い。
クスリと笑えるカンジがなんとも良くて、これが狂言なのかなとも思いました。

最後の落語「死神remix」は最後スパッと終わっちゃって、なんかあっけにとられてしまった。内容は面白かったけれど。

なんかかるーく読める本で心が少し軽くなります。

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2013年10月23日

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妖怪と幽霊の違いがわかるお話。でもいるのにないとかもどかしいな、いないんだけどいてほしい、見えないんじゃなくていないんだけど、想像して出てきたら一瞬でも見えたら面白いのになぁ。豆富小僧可愛いんだろな。

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2013年03月10日

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TVで狂言の豆腐小僧を観たことがきっかけで、映画を観て、原作と紹介されていたこの本に出会った。天真爛漫な豆腐小僧をはじめ、「その他」に登場する人“等”も人間味にあふれていたように感じた。
狂言の台本や落語も収録されていたので、なかなか興味深かった。いつか実際にこの狂言や落語を観に行きたい。

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2012年03月13日

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淳史の想像によってポンと生み出されたは、妖怪なのにただ豆腐を持って登場するだけという無害中の無害・“出オチ”妖怪である豆富小僧は、とある大事件に巻き込まれることに。滑稽達磨や化け猫や狐に狸も登場。“妖怪とは何か?”もとてもわかりやすく解説。同時収録に新作狂言「豆腐小僧」「狐狗狸噺」「死に神」 落語「死に神remix」

角川つばさ文庫の再録なので、子供向けに書かれた「妖怪とは?」という前振りがとにかくわかりやすい。京極堂シリーズや巷説シリーズをちゃんと読んでいるにも関わらず私もようやく「あっそうか、妖怪ってそういうモノなんだな!」とわかった感じです。勿論お話の方も面白い。最後はちょっと駆け足な御都合展開な感じだったけどよかったよかった。アニメ映画の方も見てみたくなった。話は違うのかな。
最後の故・茂山氏のお話にもあるけど、狂言っていうのは本当に新作を希求してるんですな…むしろお能に比べて狂言の方が歓迎されててわかりやすい感じもするんだが…NHKの番組でちょこっと見たけどこの狂言「豆腐小僧」も良い良い~ 京極氏にはもっと狂言書いてもらいたいですね
それで感動したのが最後の落語「死に神 remix」 最後はまあもとの噺通り暗い感じでやっぱ死んじゃうオチかな、と思ったら……!!! とても明るいサゲでした。これ小朝がやったんだね……音源でもいいし映像でもいいし見たい! ほんと、思わず涙ぐむくらいいい噺になってました。頑張って生きよう私、みたいな。たくさんのろうそくに火をつけてまわりたいです、ええ。

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2011年12月28日

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ネタバレ

優しい語り口の妖怪入門書。
私は見越しの入道さんの孫がろくろ首と豆腐小僧だってこの本で知りました。
うーん、意外。

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2011年07月19日

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妖怪の「いるけどいない、いないけどいる」という部分の解説を、物語に乗せたらこうなりました、的な内容。

よくもまあ概念の解説に物語をかませたもんだ、とは思うが、やはり全体的に唐突感は免れない。

それでも読ませてしまうのが著者の筆力か。

それにしても狂言、落語と著者の守備範囲の広さには脱帽。

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2011年06月28日

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ネタバレ

「豆腐小僧双六道中おやすみ本朝妖怪盛衰録」に続けて、本書を読みました。
豆“富”小僧IN平成です。
短編ですが、お話として、素直に楽しめます。(最後が「ふりだし」と同じ流れですね。このオチがお約束なのかな~)
他に、狂言台本と落語が収録されています。

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2011年06月13日

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ネタバレ

豆腐小僧を現代に蘇らせ、子供向けにした話でありながら、登場人物の位置関係がほぼ、ふりだしに同じで、やっていることと、語られている妖怪という概念についての解説も同じ。ただし、商業的に豆腐小僧の間抜けさが少々、なりを潜めて、可愛らしさを前面に出している。それが良い人には良いが、オリジナルの小僧を知る人には物足らない。また、小僧と達磨が離れてい登場しているシーンが多いため、シリーズ名物となっている達磨先生と小僧の掛け合い漫才が、殆どないのも残念。まあ、達磨先生に語らせ過ぎると話が長くなり、子供は退屈するのでしょうがないだろう。この現代で豆腐小僧が蘇った故に小僧が消えなくなったというのが、続編のおやすみの仕掛けとなっているが、商業的には成功していないくて認知度が低いので、また違うネタが必要となるのかな。

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2011年06月09日

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豆腐小僧の小説,狂言,落語と盛りだくさんの一冊。
相変わらず豆腐ちゃんが可愛らしい。

落語「死に神 remix 」がおもしろい。

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2011年06月02日

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『豆腐小僧双六道中ふりだし』で登場した豆腐小僧が、「豆富小僧」として現代に出現した「小説豆富小僧」のほか、狂言や落語の作品が収録されています。

豆富小僧は、世界の天候をコントロールする技術の開発を進める亜月博士を母にもつ少年・敦史が、神社の廃屋で「豆富小僧」という妖怪を思いえがいたことで、現代に出現します。『豆腐小僧双六道中ふりだし』と同様、達磨や三毛姐さんといった妖怪たちとのコミカルな駆け引きの横で、亜月博士の務める会社を乗っ取ろうとする金の亡者の犬上や、過激な自然保護団体の「フィールド・フォックス」の面々がドタバタ劇をくり広げます。『豆腐小僧双六道中ふりだし』の著者自身による、現代を舞台にしたコンパクトなリライト作品といった印象です。「角川つばさ文庫」で刊行された小説ですが、著者の妖怪理論も盛り込まれていて、京極作品の入門書としても読むことのできる内容になっています。

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2022年01月21日

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ネタバレ

表題作の短編「豆富小僧」に加えて、狂言台本を3本、落語を1題、狂言役者の茂山千之丞からの寄稿を収録する一冊。なんだか内容が薄い上なと思ったら、角川つばさ文庫版の再録だったと後で気づいたという。狂言や落語は本の形で読んだことはなかったので、それなりに楽しめて読めたが、やはりこれは実物を見るべきなんだろうなと思う。良かったのが特別寄稿の内容で、狂言の歴史がコンパクトにまとめられていて非常に興味深かった。

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2020年01月18日

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『豆腐小僧双六道中ふりだし』を読んでいれば、こちらは読まなくて良いかも・・・
時代背景は違うが、筋は同じだった。

むしろ、落語「死神」がおもしろい。
AKBなどの単語が出てくるので、落語を身近に感じた。解体して再構築する京極氏の技術が光る。

これを機に、落語を聞いてみようかしら・・・

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2018年05月29日

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小説はもちろん、落語、狂言の台本まで( ´ ▽ ` )ノ。さすが、現代の戯作者だね( ´ ▽ ` )ノ。
お話は、正直どれもイマイチ( ´ ▽ ` )ノ。
妖怪考察文のところで読ませる( ´ ▽ ` )ノ。
落語の「死神」はパロディだから、もとに親しんでいる人でないとあまり面白くないかも( ´ ▽ ` )ノ。
こんな調子で王子のキツネなんかもリミックスして欲しいね( ´ ▽ ` )ノ。
どの作品だか、「これはしたり」という表現があったけど、ひょっとして言葉の意味を間違えてる?......こちらの誤読?
カバーのQRからお化け大学?に飛んでみたけど、あのブログ、もう更新してないのかな?( ´ ▽ ` )ノ。
2014.8.5

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2014年08月05日

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現在版の豆腐小僧
出てくる妖怪やら何やらはほぼ一緒

でも、さすがは京極さん それでもやはり面白く読める

他にも舞台用の脚本も載ってるけど、これもこれでOK
実際に演ったもの?書き下ろし?

それはそうと、他のシリーズの続編を早く読みたいなぁ

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2013年07月26日

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”豆腐小僧その他”京極夏彦著 角川文庫(2011/04発売)
(ジュブナイル版”豆腐小僧”と”京極噺六儀集”より”狂言 豆腐小僧””狂言 狐狗狸噺(ロングバージョン)”
”狂言 新・死に神””落語 死に神remix”、茂山千之丞”京極作品と狂言の歴史的出会い”を再録。

ジュブナイル版”豆腐小僧”・・・”豆腐小僧ふりだし”とも発売直後に公開したアニメ映画とも別内容。
(但し、映画とは現代が舞台ということと天候変更システムが重要アイテムであることが共通。)
子供向けでありながら、”ふりだし”と同じように妖怪の存在意義まで突っ込んだ内容になっていたのは驚き。
さらっと流しながらも抑えるところは押さえてある、といった印象です。

”狂言 豆腐小僧”・・・とある大名&従者と出会う豆腐小僧。驚愕のラスト。(笑)

”狂言 狐狗狸噺”・・・狐狗狸の化かしあいに巻き込まれた男。

”狂言 新・死に神”・・・なにをしてもうまくいかず、自殺しようとしていた男の元に現れた死神。
死神が男の懐から取り出した命の砂時計によると男はあと120年は生きることになると言う・・・。

”落語 死に神remix”・・・こちらは自殺しようとしていた男が死神から、他人に憑いている死神が見え、その上その死神を追い払う力を与えられる。男は徐々に成功していくが・・・。

茂山千之丞”京極作品と狂言の歴史的出会い”・・・狂言の歴史とそこから繋がる上記狂言の解説。

・・・狂言、落語はどれもくすり・にやりとする楽しい話でした。
ちょっと縁のない世界なので新鮮でしたね。

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2013年05月27日

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妖怪とは何かを判りやすく児童向けに説明しているため
文章もやさしい感じの「豆富小僧」
この本でもやっぱり豆富小僧は可愛い。

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2013年05月16日

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この本はいろんな単行本からの再録本でした。
自分が未読だったのは後半の狂言台本と落語。

狂言の台本を書いていたことは知ってたけど、落語まで書いてたとは知らなかった。

しかもこの落語、やったのは春風亭小朝ってんだから驚きだ。
もしかしたら、TVで観たことがあるかもしれない。
このサゲ、聞いたことがあるんだよなー。

あ、豆富小僧についてはつばさ文庫の方をご参照くだされ。

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2012年11月14日

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映画の原作かと思って読んだけど、違ったぽい…?

でも話はわかりやすい。
妖怪のいるけどいない、いないけどいる、とか定義のあたりはしっくりきて面白かったけど、話は子ども向けって感じかな。

個人的には後半の狂言と落語が面白かった!!
実際に見てみたい〜。

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2012年06月17日

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何が「その他」かっていうと、柳田国男『妖怪談義』の「一つ目小僧その他」にならってるのだね。単純なストーリーの中に京極の妖怪の哲学や薀蓄がしばしば顔をだしてきて、まぁ自分にとってはそっちのほうが面白い。つまり「京極堂シリーズ」の超入門版。

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2012年01月02日

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毎度おなじみ豆腐小僧。今回は番外編ということで名前も豆富小僧と改めて舞台も現代・・・ですが、まあやることはいつもと同じですw
人間社会になんらかの事件が起こって、それを「いるけどいない」妖怪があーだこーだと言いつつ成り行きを見守ったり振り回されたり。
今までのシリーズが楽しめたらそのまま同じように楽しめる・・・と思います。というか番外編っぽい作りなのでここだけ読んでもいいんじゃないでしょうか。

しかしアニメ化もしたということで表紙とかがその絵になってるんですね。でも豆腐小僧ってのはもっと、作中書かれている通り、憎めない間抜け面じゃないとなあ・・・これは可愛すぎるだろう。これなら誰もが「かわいい」で済ませてしまいそうな・・・

ところで毎回かなりの文章量を割いて「妖怪というものはあるけどない」という概念について説明が入るんですが、シリーズを毎回読んでいると「もうわかってるからいいよ」という気分にはちょっとなりました。いいから話を先に進めてくれ、という。いや別にいいんですけどね。

そして今回はオリジナル「狂言」と「落語」の同時収録も。これって実際に演じられたものなんでしょうか?もしそうなら是非とも見てみたかった。。。

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2011年11月15日

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ネタバレ

あぅー。。。
えーっと、全く持って無意味な存在、豆腐小僧(妖怪)が自分の存在意義を探しに旅に出るハナシ。
途中で、達磨さんや狸、狐、化け猫等も出て来て非常に面白いお話なんですが。。。

どうしてもページ数が多いので、途中で文体に飽きたりしてしまいワタシは中だるみしてしまいました(ーー;)
ただ、不気味さも気持ち悪さもないので京極夏彦さんの作品を初めて読む方でも大丈夫かなー?と思います(*^^*)

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2011年10月17日

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アニメ映画の原作かと思ったら、HPで紹介されてるストーリーとはまったく違っていました。
簡易版、豆腐小僧という内容で、豆腐小僧の世界観を垣間見ることはできたけど、なんだか物足りなかった。
本のサイズが大きくて「豆腐小僧双六道中おやすみ本朝妖怪盛衰録」をまだ読んでいないんですが、豆腐小僧の世界を存分に楽しむには、こちらを読むしかなさそうだ。

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2011年11月03日

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小説「豆腐小僧」と狂言台本3つ、落語台本1つ収録。
『豆腐小僧双六道中ふりだし』を読んだときは、妖怪の成り立ち、意義などが初めて理解できて大変感動したのだが、今回の「豆富小僧」はストーリーこそ違うがそれをさらに簡略化した感じ。ジュヴナイルということなので、映画化を機に子供にもわかりやすいように書いたということだろうか。
しかしテーマや妖怪のキャラクタは『〜ふりだし』と同じようなものだし、ストーリーもラストなんかとってつけたようで、京極夏彦にしては残念だった。
オリジナル狂言3つは舞台で見たことがあるが、面白かった。この台本がついているのは嬉しい。

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2011年07月03日

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豆腐小僧は可愛らしかったのですが、このお話から読んだのでイマイチ流れが分からず。シリーズものということなので、別なお話も読んでみたいと思いました。死神さんのお話は面白かったです。
妖怪のお話というと、ゲゲゲの鬼太郎を思い出しますね。

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2011年06月18日

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