京極夏彦のレビュー一覧

  • 鉄鼠の檻(2)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    坊主だらけで登場人物が混乱する。
    そして、この段階で京極の憑き物落としが行われる。
    いつもの如く関口君がバカバカ云われながら憑物落としが完結する。
    相変わらず淀みなく論破していく様がたまらない。
    禅や悟りを科学するのではなく、言葉で言い表せない境地ー幻覚をいかにうまく受け流すかが肝要であると(多分そんな感じ)。
    疾しい心をいかに自分と向き合いうまく受け流せるかが肝要という話には実感せざるを得ない。

    その流れで出てくる「末那識・阿頼耶識が空の理論に基づく...」という流れではもう空の境界しか思い浮かばないのは仕方のないことw

    先が楽しみだ。

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    2014年08月06日
  • 遠野物語remix 付・遠野物語

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    remixというだけあってアレンジが効いている。文中の場面や心情なども詳細。でもやはり柳田國男氏の語り口がいちばんおもしろいということに気付かせる一冊。

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    2014年07月30日
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】

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    初めての京極作品。
    序盤からぐいぐい引き込まれていく。
    全く違う事件なのに根幹にあるものは同じで、みな複雑に、いや必然的に絡まっていく様子がとても面白い。
    私は、頼子と加奈子の関係性が好きだった。
    少女時代特有のにおいがして。
    最後もきっちり謎なきままに解決(?)して気持ちはすっきりしないものの、読み終わった!という満足感が得られる本だと思う。
    (上・中・下読破)

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    2014年06月17日
  • 狂骨の夢(3)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    真言立川流エロス!
    こんなこと云っちゃいけないのだろう矢張り。
    世界一男女平等な宗教だと云わなければならないのだろう。

    話の拡散から、原因の特定、話の収縮。
    原因がザッピングしているせいか話は所々飛ぶが、話が収縮する様は引き込まれる。

    事件の始まりである髑髏の悪夢
    <朱美<殺人する悪夢<蘇る他人の記憶
    <降旗<強迫神経症<精神科医
    <白丘<汚れた神主・髑髏を抱えた坊主<プロテスタント
    +謎の復員服・一条家の夫婦・朱美の昔の奉公先・朱美の死んだ前夫・朱美の現夫・謎の御坊・謎の神主

    <<<京極グループ 憑物落としへ

    >朱美1>奉公先の秘密>武御名方>髑髏本尊
    >朱美2>奉公先の秘密>真言立

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    2014年06月01日
  • 狂骨の夢(2)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    狂骨の考察が半端無い。
    上下する妖怪、井中の怨む妖怪、、骸骨の妖怪。
    それぞれの要因を含む狂骨の解釈が奥深い。
    番町皿屋敷も、お菊さんの幽霊話を否定、更屋敷の洒落からくる妖怪という話も面白い。

    個人と社会の関わり方も面白い考えだった。
    ひとりひとりは善人であっても、組織化すれば別の主張ができあがり、そうしてできた全体の意思は個人の意志とかけ離れてしまうことが多いという話を海に例えているシーンが実にすんなり入ってくる表現だ。

    「世の中にはね、不思議なことなど何ひとつないのだよ。」

    ついに下巻に突入だ。

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    2014年05月26日
  • 狂骨の夢(1)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    難しいけど、面白すぎる。

    知識としてのボキャブラリーが殖えるし、淀みなく言いくるめられている感がたまらない。
    「言いくるめられている」は表現が悪いけれど、戯言といっても矛盾がなくて合理的な思考。
    自分発想の冗長な利己的主観ストーリーとは異なっていて頷けるところが凄い。

    未知・怪談は基本胡散臭くて煙たがれがち。
    怪異を知らないからと拒絶するのではなく、いったん受け入れて、合理的な解決に導いていくのが小気味良い。
    仮説や文献を引用して理論立てて説明するから、反論の余地を残しつつも納得させられることがしばしば。
    神父と牧師の違い然り、告解の免罪符的な使い方に対する意見然り。

    そして強迫神経症の

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    2014年05月19日
  • 幽談

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    久しぶりに京極夏彦を手に取った。短編集でありながら、この奥の深さは感服ものだ。全てが記憶に残る、懐かしさと怖ろしさと、どこか物哀しい。表紙はそうか、「手首」なのか。

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    2014年02月27日
  • 姑獲鳥の夏(1)

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    あいかわらず志水アキの京極シリーズは素晴らしい。
    完璧だと思うが、出版ペースが早過ぎるのか、作画が追いついてない気がする。コレの1巻の最初のカラー絵(眩暈坂)とか絵が雑すぎじゃね?
    出版ペース落としてクオリティ重視してほしいです。

    あと、京極堂がだんだんイケメンになるのはやめてくれー!
    魍魎の2巻の京極堂が一番よかったのに!

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    2014年02月25日
  • 姑獲鳥の夏(2)

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    問題のシーンはおお成程という感じでした。
    部屋の内側の視点から描けば、入り口からどうやって見えるかはわからない!

    もう一つの問題のシーン「あそびましょう」ですが、●子出血しすぎだと思いました。

    久遠寺家の人々の狂気と関口の狂気、絵に表わすととても迫力と不気味さがでてすてきですね。

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    2014年02月09日
  • 姑獲鳥の夏(2)

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    原作を読んだ上で読むと想像していたあの場面が描かれていてとても面白い。
    さらに先の展開を知ってるからこそ、あー、この場面のこれは…ってなって楽しめる。

    次巻はいよいよ、憑物落とし開始かな。

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    2014年02月02日
  • 姑獲鳥の夏(2)

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    志水アキさんの京極コミック化は、本当にツボを心得てらして雰囲気も良くて……「姑獲鳥の夏」の初読の時の感じを思い出しました。今回は、全4巻予定とのことだけど、今回があそこで終わってるということは、次の巻から怒涛の展開ですよね。楽しみです!

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    2014年01月29日
  • 幽談

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    秀逸。京極夏彦氏は断じてミステリー作家などではなく、ミステリーの体裁をとっている怪談がバカ売れしたのだと改めて実感。氏の物語は、怪異の描き方が天才的に上手い。しかし、面白い事にそれらの怪異は「恐ろしいもの」なだけでなく「とても嫌なもの」として、現代に生きる我々をちくちくと刺激する。それを思うと、現代における相応しい怪異を復興させた氏の功績が明瞭になってきたりする。そんな短編集。怪異好きは是非とも御一読を。

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    2014年01月16日
  • 冥談

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    読んでとても 後を引くさびしいお話の集まり
    余韻というか話の空間が絶妙
    空地のおんなはちょっとむごすぎる・・・
    庭のある家の 異次元感覚がとても好き

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    2014年01月13日
  • 塗仏の宴 宴の始末(1)【電子百鬼夜行】

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    「その時は、それが真実になってしまうのです」。「成仙道」の幹部・刑部を前に、家族を“喪った”男・村上貫一は大きく揺れた。同じころ、「韓流気道会」の毒手は、突如消息を絶った木場を追う二人の刑事、青木と河原崎へと伸び、華仙姑処女は“開かずの間に居たモノ”にまつわる戦慄の体験を語りはじめる。

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    2014年01月05日
  • 塗仏の宴 宴の支度(2)【電子百鬼夜行】

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    「私はいつだって、何も解っちゃいなかったのだ―」。元編集者・加藤麻美子を悲嘆の淵へ突き落とした修養団体「みちの教え修身会」と“謎の薬売り”尾国誠一の暗躍に関口は呟く。一方で古武術の一派「韓流気道会」に襲撃された中禅寺敦子に「私は先のことが判るのです」と告げた女あり。その名は華仙姑処女。

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    2013年11月30日
  • 百器徒然袋 五徳猫 薔薇十字探偵の慨然

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    ネタバレ

    にゃんこにゃんこと騒ぎまくる榎さんがとても可愛い。
    しかし本島くんも大分下僕が板についてきて、むしろイキイキとして見えてくるなぁ。
    一味の悪ノリが非常に楽しいし、ラストもハッピーエンドでシリーズの中でも特に好きなお話だ。

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    2013年11月12日
  • 狂骨の夢(3)【電子百鬼夜行】

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    人間関係が複雑に絡み合っていたが深い家族愛が裏目に出てしまっていて可哀想な話だった。
    全ての伏せんがキレイに拾われていて素晴らしいとおもう。

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    2013年11月01日
  • 姑獲鳥の夏(1)

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    京極堂シリーズ第一弾コミカライズ。いまさらじゃないか、という説明が入ってしまうのか仕方ないのか、アレンジが許されなかったのか……。

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    2013年09月28日
  • 姑獲鳥の夏(1)

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    やっぱり、この作者さんすごいわ。
    よくできてる。
    完結まで5年かかりそうなのはしょうがないのでじっくり読むか。

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    2013年09月18日
  • 西巷説百物語

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     久々に読んだ京極作品。

     一気に「巷説」の世界にひきこまれた。面白かった。主人公の林蔵さんに、惚れた。

     「巷説百物語」シリーズの外伝的作品。主人公が違う、登場人物も舞台も違う、仕掛けのスタイルも違う。それでもやっぱり「巷説百物語」。

     また、シリーズを読み直したくなった。京極ワールド、大好き。

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    2013年09月04日