京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ真言立川流エロス!
こんなこと云っちゃいけないのだろう矢張り。
世界一男女平等な宗教だと云わなければならないのだろう。
話の拡散から、原因の特定、話の収縮。
原因がザッピングしているせいか話は所々飛ぶが、話が収縮する様は引き込まれる。
事件の始まりである髑髏の悪夢
<朱美<殺人する悪夢<蘇る他人の記憶
<降旗<強迫神経症<精神科医
<白丘<汚れた神主・髑髏を抱えた坊主<プロテスタント
+謎の復員服・一条家の夫婦・朱美の昔の奉公先・朱美の死んだ前夫・朱美の現夫・謎の御坊・謎の神主
<<<京極グループ 憑物落としへ
>朱美1>奉公先の秘密>武御名方>髑髏本尊
>朱美2>奉公先の秘密>真言立 -
Posted by ブクログ
ネタバレ難しいけど、面白すぎる。
知識としてのボキャブラリーが殖えるし、淀みなく言いくるめられている感がたまらない。
「言いくるめられている」は表現が悪いけれど、戯言といっても矛盾がなくて合理的な思考。
自分発想の冗長な利己的主観ストーリーとは異なっていて頷けるところが凄い。
未知・怪談は基本胡散臭くて煙たがれがち。
怪異を知らないからと拒絶するのではなく、いったん受け入れて、合理的な解決に導いていくのが小気味良い。
仮説や文献を引用して理論立てて説明するから、反論の余地を残しつつも納得させられることがしばしば。
神父と牧師の違い然り、告解の免罪符的な使い方に対する意見然り。
そして強迫神経症の