京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ坊主だらけで登場人物が混乱する。
そして、この段階で京極の憑き物落としが行われる。
いつもの如く関口君がバカバカ云われながら憑物落としが完結する。
相変わらず淀みなく論破していく様がたまらない。
禅や悟りを科学するのではなく、言葉で言い表せない境地ー幻覚をいかにうまく受け流すかが肝要であると(多分そんな感じ)。
疾しい心をいかに自分と向き合いうまく受け流せるかが肝要という話には実感せざるを得ない。
その流れで出てくる「末那識・阿頼耶識が空の理論に基づく...」という流れではもう空の境界しか思い浮かばないのは仕方のないことw
先が楽しみだ。