京極夏彦のレビュー一覧

  • 豆腐小僧その他

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    京極堂シリーズとほ、またうってかわって可愛らしい語り口調。こんな素直で純真な妖怪なら傍に置いておきたい。

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    2015年04月26日
  • 姑獲鳥の夏(1)

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    やっぱり、原点だと思いました。ここから始まったという気持ちが強くて・・懐かしい気持ちを思い出させてくれた気がしました。今では、文庫版が出て辞書みたいなあの分厚いノベルスの本を持っている人はかなり少ないと思いますが・・やはり私にとってそのスタイルが京極夏彦だと思っている自分がいるので大切に持ち続けたいです。

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    2015年03月15日
  • 文庫版 虚言少年

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    作者と同年代のため、あの時代の空気を思い出しながら、楽しく読んだ。僕は、登場人物で言えば、誰だろうか。少なくとも、主人公の三人組ではないな。その他大勢ではあるのだが、もう一度読み返して、ゆっくり考えてみよう。
    このお話には、あとに引きずる楽しさがある。

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    2015年03月14日
  • 狂骨の夢 5巻

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    ネタバレ

    数ページごとに驚きのあるめくるめく解決に耽溺。原作で図像化がすごく難しいところを、上手くごまかしいっそマンガ的衝撃にすりかえたのはさすがの卓越した画力。ただその「しかたなく生まれたオリジナル要素」に(原作では当然ふれてないので)一切言及しないのには謎が残ったような後味もなくはない。

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    2015年03月11日
  • 姑獲鳥の夏(4)

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    いやぁ~凄かった‼(--;)やっぱり志水アキさんの描く憑き物落としは迫力あるなぁ(;゜∇゜)「姑獲鳥の夏」の次は「絡新婦の理」みたい、楽しみだなぁ(^^)♪そろそろ原作の新作も読みたいけれど…(^^;)ゞ

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    2015年01月27日
  • 姑獲鳥の夏(4)

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    ネタバレ

    わかってはいたけど、えぐい。
    「京子」と「久遠寺の母」が…。。
    姑獲鳥がうぶめになるとこはやっぱりいい。

    次回作は絡新婦の理ということでとても楽しみ!

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    2015年01月24日
  • 数えずの井戸

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    番町皿屋敷、本当はこんなストーリーだった!?


    と本気で信じてしまいそう

    京極ワールドで切なく悲しい物語が紡がれます
    又市シリーズです

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    2015年01月09日
  • 百器徒然袋 雲外鏡 薔薇十字探偵の然疑

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    榎木津探偵の登場が少なかったけれど、最後は決めてくれました‼(^^)v原作を読んだのがかなり前だったから、話を忘れてた分楽しめた♪(^^;)榎木津探偵に勝てる人はいないでしょう!本島さんにとっては災難だけど、いつも笑ってしまう(^o^)

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    2014年12月28日
  • 数えずの井戸

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    江戸怪談シリーズの中で、一番好きです。登場人物の、「数」「数える」ことについての捉え方の違い、異常なまでの固執、漠然とした感覚をよくぞ言葉にしてくれたって感じです。

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    2014年12月21日
  • 百器徒然袋 雲外鏡 薔薇十字探偵の然疑

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    神無月の胡散臭さが素晴らしいです。
    益田と寅吉の百面相がかわいい。

    次巻が百器最終かー寂しいな

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    2014年12月21日
  • 西巷説百物語

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    林蔵!
    林蔵ってこんなにすかしたやつだったっけ?
    前巻までの記憶があいまいで時系列もよくわかっていないのでちょっと混乱しました。

    「鍛冶が嬶」「豆狸」が切なくて好き。
    特に「豆狸」では悪い人がいないので好き。
    「桂男」「遺言幽霊 水乞幽霊」は、ああこの人はどうしようもないなーと思って読むからあまりかなしくはならない。
    それでもなにかしらモヤモヤした読後感なのが、『巷説』の魅力でしょうか。

    「野狐」には又市もいる。
    これで終いの金毘羅さんや

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    2014年12月09日
  • 姑獲鳥の夏(3)

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    憑き物落とし。
    涼子さんも梗子さんもきれいだから、豹変ぶりが本当に恐ろしい。
    ラスト、牧朗の意識が途切れるまでが素晴らしい。
    みんな狂気じみている

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    2014年12月08日
  • 数えずの井戸

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    ネタバレ

    一枚、二枚…決して十には届かない。子どもの頃に母から聞いた皿屋敷の怪談は、播州の女中が皿を割った失態のために殺されて井戸に棄てられる、ただただ募る怨みの物語。怪談はおそろしく冷たくて仄暗い。
    それが京極先生の手にかかると(先の作品もそうですが)、もの哀しくも人間味に溢れどこかあたたかい物語に…まぁ大号泣でしたけど。
    当事者たちの心の動きも、残されたもののやりきれない思いも、細かに描かれていて絶妙。
    個人的に今年拝読した小説のなかでは今のところ一番の作品です。

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    2014年10月28日
  • 姑獲鳥の夏(3)

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    ついに憑物落とし開始。
    見ていたのに知覚できなかった…。確かに聞こえているはずのものが聞こえていないことというのはあるし、見ているのに気づけないというのもあるし、全く見えないというのもあるのかなと思う。
    腹が裂けるシーンはやはり強烈だった。

    次巻が最終巻みたいだけど、ついに『蛙の顔をした赤ん坊』の正体が明らかに…。作者のTwitterによると、もうすぐ重大発表があるみたいだし、そっちも気になる。

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    2014年10月26日
  • 前巷説百物語

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    京極夏彦の文体は年々しつこくなってきている
    京極シリーズの印象というのもあるんだろうけど短編もなんか読みづらいんだよね
    巷説百物語シリーズだけはなぜかそれがなく読みやすいのは不思議。時代物だから京極節が緩和されてるんかねえ
    おすすめは後なんだけどこれを楽しむためには最初から読まないといけないという罠
    これは又市がまだ御行になる前の物語
    1冊目にも出てた祇右衛門を絡めて見事に又市を御行に仕立て上げたなと
    しかし久瀬棠庵はどうなったのか

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    2014年10月23日
  • 文庫版 虚言少年

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    クラス内での、書き割り的位置を保ち続け、面白くて馬鹿な事を愛する小学生男子たち。
    兎に角、面白いです。

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    2014年09月27日
  • 数えずの井戸

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    ネタバレ

    私もいつも足りない気がする。
    褒められたりない気がするし、確認したりない気がする。
    衣替えの季節に、こんなにたくさん服を持っているのに、服が足りない気がする。
    世の中はつまらない。
    そして私は、愚図で鈍間だ。

    章ごとに主人公が変わる形式のこの小説で、
    全員が自分に当てはまる気がした。
    足りない足りない、あてはめ足りない。

    菊さんのように、
    あぁ空がきれいだなと思って空を見上げられたらいいなと思った。

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    2014年09月21日
  • 鉄鼠の檻(2)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    坊主だらけで登場人物が混乱する。
    そして、この段階で京極の憑き物落としが行われる。
    いつもの如く関口君がバカバカ云われながら憑物落としが完結する。
    相変わらず淀みなく論破していく様がたまらない。
    禅や悟りを科学するのではなく、言葉で言い表せない境地ー幻覚をいかにうまく受け流すかが肝要であると(多分そんな感じ)。
    疾しい心をいかに自分と向き合いうまく受け流せるかが肝要という話には実感せざるを得ない。

    その流れで出てくる「末那識・阿頼耶識が空の理論に基づく...」という流れではもう空の境界しか思い浮かばないのは仕方のないことw

    先が楽しみだ。

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    2014年08月06日
  • 遠野物語remix 付・遠野物語

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    remixというだけあってアレンジが効いている。文中の場面や心情なども詳細。でもやはり柳田國男氏の語り口がいちばんおもしろいということに気付かせる一冊。

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    2014年07月30日
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】

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    初めての京極作品。
    序盤からぐいぐい引き込まれていく。
    全く違う事件なのに根幹にあるものは同じで、みな複雑に、いや必然的に絡まっていく様子がとても面白い。
    私は、頼子と加奈子の関係性が好きだった。
    少女時代特有のにおいがして。
    最後もきっちり謎なきままに解決(?)して気持ちはすっきりしないものの、読み終わった!という満足感が得られる本だと思う。
    (上・中・下読破)

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    2014年06月17日