京極夏彦のレビュー一覧

  • 姑獲鳥の夏(2)

    RN

    ネタバレ 購入済み

     久遠寺醫院、こんなに大きい病院だったとは… 今ならセレブ御用達自費診療オンリーの病院にいかが? と不動産屋が動きそうな…
     関口さん、相変わらず直情型で。戦争を生き残れたのも木場さんのお陰だなとよくわかる。
     京極堂さん、果たして出張るか否か…

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    2023年10月15日
  • 姑獲鳥の夏(1)

    RN

    ネタバレ 購入済み

     原作既読。幾周回完読。
     コミカライズされていたのは知っていたけれど、食指を躊躇っていたというか何と言うか…
     丁寧に描かれているし、絵柄がピッタリだし、これは食わず嫌いの大損だったかと。
     原作同様、作画者様の絵に、関口さんには苛つかされたし、京極堂さんには圧倒させられたし、榎木津さんには呆気に取られたしw 
     続刊も愉しみ。

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    2023年10月15日
  • 嗤う伊右衛門

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    非常に興味深い作品でした。
    面白かったと言ってしまえばそれまでですが、しんみりと心に響きました。
    四谷怪談としては知っていた作品ですが、お岩と伊右衛門のその気持ちにフォーカスしてのとても沁み入るお話でした。

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    2023年09月19日
  • 嗤う伊右衛門

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    元ネタは「岩」の名前と、ぼんやりとしたあらすじしか知らないのだけど、多分この作品はそれらを超える驚きの作品に仕上がっているんだろうと思う。
    登場人物は、なんだかみんな悲しい。

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    2023年09月18日
  • 書楼弔堂 待宵

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    あれ?読んだことある?と思ったら、前回期限内に読み切れず1度返却をしていました。

    今回の語り部は弥蔵さんという元人斬りが、文明開花に取り残され寿命を待つと言いながらも、弔堂と関わる中で、徐々に心を開いていっています。

    その都度の登場人物は歴史に名を残している御仁ばかりで、Wikipediaでついつい調べながら読んでいました。

    前作と空いているので定かではないのですが、弔堂と客が長く対話するスタイルはではなく、弥蔵が弔堂に案内する前に色々と話を聞いている感じで、少し弔堂の影が薄い感じでした。
    それにしても、しほる君も弔堂も年齢不詳です。

    次作はまた期間が空いてしまうと思うと待ち遠しいです

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    2023年09月16日
  • 遠巷説百物語

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    ネタバレ

     『遠野物語』読んでるなら一層楽しめます。

     真逆『遠野物語』のあの人物にこんなところで再会するとは思いませんでした……。然も迂闊にも最後の最後まで気付かなかった。その上なんかちょっとエモい感じに締められたのが悔しい(笑)。

     遠野の全てに愛を込めて。著者が彼の地を愛おしく想う気持ちがひしひしと伝わってくる。読み了えた時、そっと表紙を撫ぜたくなるようなやさしさを感じました。

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    2023年09月12日
  • 狂骨の夢(2)【電子百鬼夜行】

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    京極夏彦の和風ミステリー『狂骨の夢』、分冊文庫版の中巻。

    逗子湾に"金色に光る髑髏"が浮かんでいるとの複数の目撃情報が上がる「金色髑髏事件」と、その後、逗子海岸で発見される身元不明の生首。葉山の二子山山中で、集団自殺を果たしたと思われる、純白の死に装束を着た男5人と女5人の遺体が発見される「二子山集団自殺事件」。そして、老小説家・宇田川が殺害され、妻・朱美が容疑者として逮捕される。
    「二子山集団自殺事件」で自殺した身元不明者の捜査をする刑事・木場。宇田川が殺害される直前、朱美の先夫殺しの告白と、それが原因と思われる神経症について、彼から相談を受けていた小説家・関口。牧師・

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    2023年09月12日
  • 死ねばいいのに

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    来年の舞台化に向けて、予習のために読みました。
    「京極さんのお話読むの久しぶり〜。ゆっくり読むぞー」と思いつつ、気づいたら読み終わってました。。。

    読めば読むほど、つかみどころのない。
    むしろ、つかみたくない気になる。
    会話してるのに、会話しているのを読んでいるだけなのに、どんどん感情が迷子になりそうなお話。

    わかったつもりでわかってない。
    知ってるつもりで何も知らない。

    ちょっとなんていうか、複雑な気持ちにされる読後感な一冊です。。。

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    2023年09月11日
  • 死ねばいいのに

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    個人的・夏のホラー強化月間…のつもりで読んだんだけど、これもまた違ってました。作者に対する思い込み。これを読もうと思ったのは、ダヴィンチ・プラチナ本だったっけ?氏の著作なら何でも、というファンではないから、何かきっかけがあったけど忘れた。さておき、ノンシリーズの本作、自分の読んだ氏の本の中ではだいぶ好きな方だった。不遜な態度を取る割にビビりな主人公とか、なんだか身につまされるようで…。でもそんな彼から発せられる言葉たちは、実に的を射ていて、本当は自分のことばかりのインタビュイーたちの化けの皮を、見事に剝がしていく。そしてこの連作インタビュー物っていう結構、だいぶ好きだな。恩田陸のQ&A

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    2023年09月09日
  • 今昔百鬼拾遺 月 【電子百鬼夜行】

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    【2023年108冊目】
    百鬼夜行シリーズでお馴染み、京極堂こと中禅寺秋彦の妹である敦子と、「絡新婦の理」で初出した女子高生、呉美由紀を中心とした3つのお話。合わせて文庫本で1000頁超えなので、それぞれのお話が短編集とは言えません。本体もサイコロみたいに分厚い。

    鬼、河童、天狗をモチーフにした怪異譚。多々良先生なんかも出てくるので、なかなかに豪華。敦子さんの、「ああ、京極堂の妹だなぁ」と思わせる語り口と、美由紀ちゃんの読者を代弁するような説教が胸に刺さります。

    特に「天狗」の話は男尊女卑をテーマにもしているのですが、なかなかに読んでて辛かった。いや、どのお話に出てくる人も、殺されるべき理

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    2023年09月07日
  • 遠野物語拾遺retold

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    [一言感想]
    人と自然の距離がまだ近かった頃のケモノや神や人間などの少し不思議な話

    言わずと知れた日本民俗学の祖ともいえる、柳田國男先生の「遠野物語」の増補版である「遠野物語拾遺」を、他分野で活躍するミステリー作家である"京極夏彦"先生によって、現代文学として読みやすくさらに化かされる話や神様などの信仰話などで分類分けしてあるので、初心者でもとても読みやすい一冊

    山で起きた出来事に対して色々な視点から捉えている当時の人たちの想像力と、自然に対して畏怖しながら敬意を持って接している一種の自然信仰が伺えるような気持ちになれる本であった

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    2023年09月05日
  • 書楼弔堂 待宵

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    ネタバレ

    今までなら、利吉が語り手になっていたと思う。でも、今回は利吉→弥蔵→弔堂で、語り手は弥蔵。
    弥蔵は、明らかに「何者でもないもの」ではなくて、誰…弥蔵さん誰なの…と気になって気になって…他の人のはなしがいまいち頭に入らず。もう一回読もうかな…
    最後の弥蔵のはなし、「改めなくちゃ、良くならねえ」という言葉が刺さって泣いた。
    改良…改めて良くすること。間違っていたから、改めなくちゃならない。改良、改善。たしかに、毎日何かをより良くしなきゃならないと、聞かされている気がする。「いま」を、全部間違いだと否定している気がする。その先には何があるんだろう。
    弥蔵の一冊はないまま終わった。終わり方としてはちょ

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    2023年08月19日
  • 今昔百鬼拾遺 月 【電子百鬼夜行】

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     3つの作品が1つになった作品。百鬼夜行シリーズの探偵役の妹が主人公の小説で、本編のスピンオフ的な作品であると理解。
     鬼、河童、天狗という文字にひかれて初めて買った、京極夏彦の作品。普通に面白いものの、過去の事件や本編を知らないとイメージしづらい登場人物が出てきたため、この作品を読見終えた次の日、姑獲鳥の夏と魍魎の匣を購入。
     物語として普通に面白く、同時に色々な伝承の話等も知れる一冊。

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    2023年07月29日
  • 書楼弔堂 待宵

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    ネタバレ

    歴史小説として読みました。
    『書楼弔堂』シリーズ三冊目ですね。
    時代は明治三十年後半。
    この時代になると馴染みの人物が次々出てくるので、かなり面白さも増していきます。
    シリーズの一作目からは、少し趣か歴史に片寄っているように思います。
    ですから、京極さんとしては、かねてから描きたかった人物に焦点を当てた作品のように感じました。
    魑魅魍魎、怪奇、妖怪、あやかしは、まったく出てきません。
    講談のようでもあり、落語のような出足の綴りで六話の短篇連作作品です。
    物語を引っ張るのは弥蔵と利吉。掛け合いで時代背景を浮かびあがらせます。
    弥蔵は『弔堂』の近くの甘酒屋の設定ですが、かなりの影がある人物(実は凄

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    2023年07月19日
  • 狂骨の夢(1)【電子百鬼夜行】

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    京極夏彦の和風ミステリー、「百鬼夜行シリーズ」の3作目。引き続き、取り扱いに良い分冊版。

    逗子を訪れた遊民・伊佐間一成。牧師・白丘亮一の下に身を寄せる元精神神経科医・降旗弘。そして小説家・関口巽。三者三様に知らされる、朱美という女の不可思議な告白。「死んだはずの先夫が家にやって来る。首を切り落として殺しても何度も何度も―――。」謎を解く鍵となるのは、朱美の先夫・佐田申義が首無し死体で発見された、未だ犯人と"首"が見つかっていない過去の事件。この事件の犯人が彼女で、彼女の不可思議な体験は抑圧された記憶が見せる幻覚なのか―――。

    まだまだ物語は始まったばかり。

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    2023年07月16日
  • 怪と幽 vol.013 2023年5月

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    織守きょうやさんの「そこにはいない」が特に好きでした。
    両思いなので末永く暮らして欲しいなと思いました。

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    2023年07月13日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    書物で解き明かす歴史ミステリーですね。
    「書楼弔堂」シリーズ二冊目ですね。
    短篇連作の六話の物語です。

    明治の三十年代初頭の歴史ミステリーです。
    京極さんの作品としては、妖怪も魑魅魍魎も出てきません。
    むしろ、京極さんの作品の原点回帰とも言えるかも知れません。人はなぜ「怪奇」を模索するのか。理路整然と語ります。また、関わりの有る人物を中心に物語が綴られています。

    今回は、全編に天馬塔子(架空の人物)と松岡國男(後の柳田國男)が物語の牽引役になっています。
    塔子は、女学校を卒業するが、祖父の男尊女卑に反発しながら、明治の旧弊に悩みながら「弔堂」を避難場所にします。
    松岡國男も、自分は何を目指

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    2023年06月28日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    明治二十年代、書楼弔堂に訪れた人が本を買っていく物語
    登場人物は実在した後の偉人や、京極の他作品と関係のある人、架空の人物等様々


    シリーズ1作目
    コネで煙草製造販売業に就くも、風邪を結核と怪しんで休職して別居に移り住んだ男 高遠
    元幕臣の嫡男であるものの、元服後は御一新があったために武士としての矜持もない
    父親の遺産があるため、食いつなぐ分には普通に生活できる
    風邪が治った後もダラダラと別居を続け、近所を散策していたときに書楼弔堂に邂逅する
    「世界で一冊しかない自分だけの本」を求める店主が、いつの間にか集まった書籍を弔うために本を売っているという
    そんな弔堂に訪れる人々の悩み
    店主はそんな

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    2023年06月27日
  • 遠巷説百物語

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    シリーズ(文庫化済み)最新巻♫
    「続〜」「西〜」「前〜」「後〜」で完結だと思っていただけに、1〜2年前に本作の存在を知った時には小躍りしたい位に喜んで、首を長くして文庫化を待ったものだった♫

    さて、舞台は遠野。
    京極ファン皆の大好きなあの男ではないものの、彼と同じ匂いのする男達の仕掛けの数々は皆、胸のすく解決をもたらしてくれ、最後まで楽しく読み進められた。

    そして最終編。例の北林藩も絡んだ大掛かりな仕掛けの始末には あの男 も関わってきていて・・・

    いいねえ、とてもいい。

    ★4つ、9ポイント。
    2023.06.03.新

    次作も連載中だとのこと。楽しみ♫
    ただし「了〜」というのが寂しい

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    2023年06月03日
  • どすこい。

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    パロディになってるようで、やっぱりなってない。ただただ力士が、各有名作品にわちゃわちゃと登場して遊んでくお話。

    O先生の、「闘鶏互角(とうけいいーぶん)」、「獣煮料理人記(じゅうにコックき)」、「灰汁の量がいっぱい」

    にワロタ


    初めて読んだ京極夏彦作品がこれで良かったのか?(笑)

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    2023年05月27日