京極夏彦のレビュー一覧

  • 書楼弔堂 待宵

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    ネタバレ

    歴史小説として読みました。
    『書楼弔堂』シリーズ三冊目ですね。
    時代は明治三十年後半。
    この時代になると馴染みの人物が次々出てくるので、かなり面白さも増していきます。
    シリーズの一作目からは、少し趣か歴史に片寄っているように思います。
    ですから、京極さんとしては、かねてから描きたかった人物に焦点を当てた作品のように感じました。
    魑魅魍魎、怪奇、妖怪、あやかしは、まったく出てきません。
    講談のようでもあり、落語のような出足の綴りで六話の短篇連作作品です。
    物語を引っ張るのは弥蔵と利吉。掛け合いで時代背景を浮かびあがらせます。
    弥蔵は『弔堂』の近くの甘酒屋の設定ですが、かなりの影がある人物(実は凄

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    2023年07月19日
  • 狂骨の夢(1)【電子百鬼夜行】

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    京極夏彦の和風ミステリー、「百鬼夜行シリーズ」の3作目。引き続き、取り扱いに良い分冊版。

    逗子を訪れた遊民・伊佐間一成。牧師・白丘亮一の下に身を寄せる元精神神経科医・降旗弘。そして小説家・関口巽。三者三様に知らされる、朱美という女の不可思議な告白。「死んだはずの先夫が家にやって来る。首を切り落として殺しても何度も何度も―――。」謎を解く鍵となるのは、朱美の先夫・佐田申義が首無し死体で発見された、未だ犯人と"首"が見つかっていない過去の事件。この事件の犯人が彼女で、彼女の不可思議な体験は抑圧された記憶が見せる幻覚なのか―――。

    まだまだ物語は始まったばかり。

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    2023年07月16日
  • 怪と幽 vol.013 2023年5月

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    織守きょうやさんの「そこにはいない」が特に好きでした。
    両思いなので末永く暮らして欲しいなと思いました。

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    2023年07月13日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    書物で解き明かす歴史ミステリーですね。
    「書楼弔堂」シリーズ二冊目ですね。
    短篇連作の六話の物語です。

    明治の三十年代初頭の歴史ミステリーです。
    京極さんの作品としては、妖怪も魑魅魍魎も出てきません。
    むしろ、京極さんの作品の原点回帰とも言えるかも知れません。人はなぜ「怪奇」を模索するのか。理路整然と語ります。また、関わりの有る人物を中心に物語が綴られています。

    今回は、全編に天馬塔子(架空の人物)と松岡國男(後の柳田國男)が物語の牽引役になっています。
    塔子は、女学校を卒業するが、祖父の男尊女卑に反発しながら、明治の旧弊に悩みながら「弔堂」を避難場所にします。
    松岡國男も、自分は何を目指

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    2023年06月28日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    明治二十年代、書楼弔堂に訪れた人が本を買っていく物語
    登場人物は実在した後の偉人や、京極の他作品と関係のある人、架空の人物等様々


    シリーズ1作目
    コネで煙草製造販売業に就くも、風邪を結核と怪しんで休職して別居に移り住んだ男 高遠
    元幕臣の嫡男であるものの、元服後は御一新があったために武士としての矜持もない
    父親の遺産があるため、食いつなぐ分には普通に生活できる
    風邪が治った後もダラダラと別居を続け、近所を散策していたときに書楼弔堂に邂逅する
    「世界で一冊しかない自分だけの本」を求める店主が、いつの間にか集まった書籍を弔うために本を売っているという
    そんな弔堂に訪れる人々の悩み
    店主はそんな

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    2023年06月27日
  • 遠巷説百物語

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    シリーズ(文庫化済み)最新巻♫
    「続〜」「西〜」「前〜」「後〜」で完結だと思っていただけに、1〜2年前に本作の存在を知った時には小躍りしたい位に喜んで、首を長くして文庫化を待ったものだった♫

    さて、舞台は遠野。
    京極ファン皆の大好きなあの男ではないものの、彼と同じ匂いのする男達の仕掛けの数々は皆、胸のすく解決をもたらしてくれ、最後まで楽しく読み進められた。

    そして最終編。例の北林藩も絡んだ大掛かりな仕掛けの始末には あの男 も関わってきていて・・・

    いいねえ、とてもいい。

    ★4つ、9ポイント。
    2023.06.03.新

    次作も連載中だとのこと。楽しみ♫
    ただし「了〜」というのが寂しい

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    2023年06月03日
  • どすこい。

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    パロディになってるようで、やっぱりなってない。ただただ力士が、各有名作品にわちゃわちゃと登場して遊んでくお話。

    O先生の、「闘鶏互角(とうけいいーぶん)」、「獣煮料理人記(じゅうにコックき)」、「灰汁の量がいっぱい」

    にワロタ


    初めて読んだ京極夏彦作品がこれで良かったのか?(笑)

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    2023年05月27日
  • 書楼弔堂 待宵

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    ネタバレ

    シリーズも3作目。話の流れやお約束のようなものもわかっていたので、最後の話はそうきたか~という感想でした。
    弥蔵さん、意外と長生きしたのかもしれませんね。

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    2023年05月24日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    探書をめぐる明治初期の物語ですね。

    まことさんの本棚レビューを見て、とても気になり直ぐに買い求めましたが、面白過ぎて読むのに時間がかかりました。
    とにかく、ワクワクしながら堪能しました。
    まことさん、ありがとうございます。

    連作短編の六篇の探書です。
    京極さんの本は、これが初読みです。
    魑魅魍魎、怪奇、妖怪小説のイメージが強い方なのかなと、勝手に思い込んで敬遠していましたが、この本は違います。
    確かに、その類いの話は出てきますが、「人は何故、怪を好むか?」の理路整然とした、京極さんのポリシーがよくわかる内容になっています。
    近代文学に興味があって、三十才頃にこの時代の随筆を中心に読み漁った

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    2023年05月20日
  • 今昔百鬼拾遺 河童

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    久々の京極夏彦!!!
    堪能しました。あーーさすがの京極夏彦さんです!期待したとーり、楽しませてもらいました!!!

    以前に比べると四字熟語が減ったかな?笑

    そんな感想から、会話がとにかく面白く、ふと赤川次郎のミステリーを連想しそうになるものの、京極夏彦のほうが、リズムがいい。
    会話のリズムと、言葉のチョイスが秀逸で、話しを前に進みつつ、軽快に解決に導くヒントが、みんなのそれぞれの言動から拾って導かれている感じが読んでて気持ちいい!!!!!!

    たまに、関係ない話もあるんだけど、そんな話に惑わされずになんとかゴールに辿り着けた暁には、思わずニヤリとさせられます。

    なんだろ、ほんと気楽に読めて

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    2023年05月10日
  • 死ねばいいのに

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    ネタバレ

    アサミのことが知りたいというケンヤ。
    会社の上司、恋人、隣人、母親等々、一人一人に会いに行く。
    誰も彼女のことをくわしく語らない、分かっていない。
    彼女の話よりも自分の置かれた状況、愚痴、不平不満が止まらない。

    そこでケンヤがいい放つ「死ねばいいのに」。

    ケンヤが、相手の本質をとらえる。
    ハッとする、ゾクッとする。
    ケンヤに知られていないと思っていたことを突っ込まれると本性をあらわす。

    一気読み。
    なぜアサミは、殺されたのか、彼女はどんな女性だったのか。

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    2023年05月09日
  • 魍魎の匣(2)【電子百鬼夜行】

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    個性極まりないキャラも集まり謎解きも進む。
    それもガンガンと進む。私も京極堂に置いて行かれないよう必死に喰らいつたつもりだが非常に難解混濁かつ回転早く苦戦。

    究極の論理パズルに挑戦しているような感覚。これでまだ中巻。下巻期待膨らむ。

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    2023年05月07日
  • 死ねばいいのに

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    目を逸らさずどこまでも真っ直ぐに、教えてよ何で?と問うてくる7人目に、問われるのがつらくなって読み進めづらい気持ち。

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    2023年05月06日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    シリーズ第二弾の弔堂への案内役は、本を読むことができなかった若い女性。
    家族に隠れて読む本は、どんなにどきどきしたことだろう。
    今回も、弔堂を訪れる人は多士済々。田山花袋等作家だけでなく、勝海舟や社会運動家の平塚らいてう、乃木希典など、日清戦争後の時代の変化が写し出される。
    なんの事件も起きるわけではないけれど、相変わらずの京極堂節が心地よい。

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    2023年05月01日
  • どすこい。

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    ネタバレ

    忠臣蔵の四十七人(四十八人目がいたとかいないとか)と、相撲の四十八手を掛け合わせた、ハチャメチャな連作短編。高クオリティなばかばかしさで、各方面に差し障りがあり、世間の寛容さなくしては楽しめない小説。読んでいて思ったが、主君の仇討ちを理由に行動した赤穂浪士より、仕事精神あふれる力士のほうが遥かに脅威だ。目をつけられた吉良邸の人々が、さすがに気の毒すぎる。

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    2023年04月28日
  • 鬼談

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     矢っ張り文章が良い。斯様に文章だけでぐいぐい読ませる作家を他に知らない。兎に角読者を牽引する力が強い。

     泉鏡花が好きなんだろうな〜、っていうのは、京極作品をずっと読んでいると分かるけれど、氏の文章は鏡花のそれともまた違う。
     何か色々混じり合い、渾然一体となって別の何かに成り果てたような。そういう意味では正に妖怪的といえるのかも知れない。


     白眉は上田秋成の「吉備津の釜」を原作とする一篇。いま自分が読んでいるのが怪異譚であるという事を、途中まで本気で失念してしまった。まるで落語の人情噺のよう。
     描き方一つで斯くも物語は表情を変えるものなのか。極上の怪談フルコースである。


     リー

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    2023年04月19日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(2)

    匿名

    無料版購入済み

    謎解きもおもしろいし、登場人物のキャラクターが濃い。榎木津さんの登場シーンは笑ってしまう。絵が綺麗でヒロインの女の子の表情がとってもかわいくて好きです。

    #ドキドキハラハラ #ほのぼの

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    2023年04月18日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

    匿名

    無料版購入済み

    おもしろい。京極夏彦だともっと怖いお話を想像しましたが、むしろほのぼのしてるし、短く解決するお話が続くので読みやすい。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年04月17日
  • 姑獲鳥の夏(1)

    匿名

    購入済み

    よかった

    京極夏彦。小説を読んでみたいとずっと思っていましたがなかなか手が出せず。こちらで漫画を発見したので購入してみました。手が出しやすい、わかりやすくていいですね。

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    2023年04月11日
  • 書楼弔堂 待宵

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    弔堂シリーズ3作め。迷いを抱えた歴史上の人物たちが、本ならなんでも揃うという奇妙な本屋を訪れて己の一冊を求めるという連作短編集。
    今回の語り手は過去に修羅場を体験したことをうかがわせる甘酒屋の爺で、彼の目を通して江戸から明治という時代を描き出す。やはり京極ワールドは良い。
    お調子者だと思っていた利吉が、最後にちょっと泣かせてくれた。

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    2023年04月04日