あらすじ
「扠、本日はどのようなご本をご所望でしょう――」
明治三〇年代後半。古今東西の本が集う書舗(ほんや)に、今日も迷える者達が訪れる。
約6年ぶり、待望の最新刊『書楼弔堂 待宵』の刊行を記念して、「書楼弔堂」シリーズを紹介するガイドブックを配信します。
登場人物や最新刊の紹介に加え、刊行記念著者インタビューを全文掲載!
またガイドブック電子版には『書楼弔堂 待宵』の試し読みを収録しました。
ぜひダウンロードしてお楽しみください。
感情タグBEST3
舞台裏
この作者 京極夏彦の作品は、長大で凝ったものが多い。その作品の制作裏話が聞けるガイドブックである。本作読む前にガイドブック ダイジェストなどを読むと、往々にして先入観がつきまとい面白く読めない という弊害があるケースがあるが、長大で凝っている京極夏彦の場合、その懸念は少ないと思う。むしろざっと読んだだけでは気づかない作者が述べたい点に気づかせてくれるメリットが有る。
匿名
むしろ新しく思える
明治期をモチーフとしている作品なだけあって、書店の雰囲気などがなかなか現代では見られないような感じを思わせます。ですが、不思議と古さを嫌にならないどころか、むしろこうした昔懐かしい雰囲気が今時の若者にとっては斬新なものとして目に映るのかもしれないと感じました。