京極夏彦のレビュー一覧
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江戸の町の一件のあばら家に出現した妖怪の豆腐小僧が、
自分が何者であるのか理解できない豆腐小僧は、鳴家(やなり)や死に神などの妖怪に出会い、やがて妖怪とは怪異を理解しようとする人間の想念がかたちをとった存在であるということを学んでいきます。そんな豆腐小僧が、みずからのアイデンティティをさがし求めて、博識の達磨や妖艶な化け猫の三毛姐さん、田舎の妖怪である袖引き小僧などの妖怪たちとともに珍道中をくり広げます。やがて妖怪一行は、妖怪を信じる村人たちの蒙を啓こうとする儒学者の室井了軒によって、村の怪異が消滅の危機に瀕していることを知ります。そこに攘夷派の浪士たちも乗り込んできて、最後は豆腐小僧をはじ -
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ヤングな彼ら
関口、中禅寺、榎木津の学生時代の話。
ちょいっとでる藤牧。姑獲鳥の夏の恋文の件より前だからか、関口くんがそこまで病んでない。
バンカラな彼らを想像するのは楽しい
読みやすくてサクサク読めました。
オチもついてきれいに終わります。
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面白かったー。72歳の益子徳一さんの日常。7日間のできごと。
日常も日常。ほとんど何も起こらない。せいぜいが数日前のことを頑張って思い出してみたり、近所の人と話したり、自分のお昼を作ったりするくらい。でも面白くて、飽きずにずっと読めちゃう。
日常をこなす徳一さんの心の動きが、よーくわかって楽しいんだよね。脳内のつぶやきやセルフツッコミ、展開しすぎてたまに哲学っぽくなる自分への分析。時間についての考察はしみじみ納得した。
読むうち、徳一さんにどんどん親近感が湧いてくる。年齢のせいか少し忘れっぽかったり、考えがループしちゃったり、最新の機械に疎くて間違った確信を持っていたりするんだけど、そう -
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ネタバレ相変わらずの抽象的な、問答のようなプロローグ。
訳がわからないのだけれど嫌いではないです。
そして今回の事件は村の消失。
光保という男が昔派遣されていた駐在所があった村が消えたという。記憶を辿ってその村に行ってみたら隣村になっていたという。建物は記憶のままなのだが、住人が違う。しかもその住人は七十年そこに住んでいるという…。
その真相に迫るべく問題の戸人(へびと)村に取材に訪れた関口巽。果たして真相は…。
まだ上巻ですし、謎だらけですが、損な役回りの関口氏が変なことに巻き込まれていないか心配です。
一方、自殺したがる男、村上の話は戸人村に関わることなのでしょうね。彼がどのように関わってい -
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ネタバレ読み物として秀逸。これぞエンターテイメント!ページを捲る手が止まらなかったのは久しぶり。京極夏彦を推理作家たらしめた百鬼夜行シリーズの、何故か2作目から手をつけてしまったわけだが、特に問題なく楽しめた。題材の印象が先行してしまっているのか、もしくは膨大なページ数のせいか、難解なイメージを持つ京極夏彦作品だが、「死ねばいいのに」「虚言少年」等と同じく読みやすく馴染みやすい文章。京極堂の演説は小難しくもあるけど、一般的にも許容範囲内だと思う。
ミステリーとしては規格外。人が死んで謎解きがあるのだから大枠はミステリーだとしても、犯罪を追及する論理が非論理的(なにしろ魍魎だし、、、)。その一方で、追 -
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ネタバレ全編通して中禅寺敦子と呉美由紀が出てくる。
そして美由紀がとにかく通快。
【鬼】
因縁がキーワード。結構突拍子もない名前が出てきた。犯人はまあそうかなという感じ。そこに至るまでがぐるぐるしてる。
【河童】
河童のことが色々知れて楽しかった。
久々に多々良先生に会えた。
【天狗】
この時代では革新的というか、今では当然の考えを持ち合わせている美弥子がとてもかっこいい。
理想に軸足を置くか(美弥子)、現実に軸足を置くか(敦子)というのが印象に残った。
実際この時代にこういう方がいたかどうかは分からないが、いてほしいという三人の女性陣だった。