京極夏彦のレビュー一覧

  • 遠野物語remix

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    独特な文体に目が行く。
    簡潔な短い文が重ねられている。ここは読点なのでは?と思うところで句点だったり。
    京極夏彦の文章を読むのは実は初めてで、これが京極調なのかどうか、わからない。多分、柳田の文章に合わせて工夫したものなのだろうとは思う。

    経立(ふったち、長生きした獣)や、座敷童、山神、山人といった不思議なものたちには、心がひきつけられる。
    そして、それらが土地の地形や地名と深く結びついていると感じた。
    きっと遠野だけではなく、全国各地にこういった話はあったはずなのに、どうして残らなかったのだろう。
    ほら、この岩にはその時の熊の爪の跡がのこっているだろう―といった形で、自分の生まれ育った土地

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    2016年05月28日
  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

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    面白くて一気に読んでしまったが、
    ずっと隠されてきた“謎”がヘビーすぎて気分が悪くなってしまった…。
    いろいろグロテスクなのにも参った。

    しかし、心にハンパじゃないダメージを受けつつも読むことがやめられない。
    おもしろい。

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    2016年05月25日
  • 百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】

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    京極堂シリーズのスピンオフだかサイドストーリーだかで、『邪魅の雫』以外は読破したから読者資格を得ている。シリーズに登場する事件当事者や犯罪者たちの、救われぬ人格的障害を陰惨に描写する。依存性、回避性、強迫性、ストレス性、離人症性といった様々な障害により、思考に極度な異常をきたし、認知がゆがみきって崩れていく彼等が傷ましい。あのおぞましい事件群は、人心を失い鬼と化した者どもの所業なのだ。それにしても関口先生、あなたの自己嫌悪と厭世観ときたら、もはや芸術の域ですよ。凄まじいというより素晴らしい。あなたに添い続ける奥方こそ、ある意味狂人なのかもしれません。

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    2016年05月13日
  • 絡新婦の理(2)

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    ネタバレ

    少年誌に移籍して、一番えげつない話をやっているな…w
    人物相関図がひどすぎて良い。

    原作未読で、女子高ホラーはじまると思っていた人はどんな気持ちでこのオッサン達のドラマを読んでいるのだろうか。

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    2016年05月08日
  • 絡新婦の理(2)

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    何の因果かマガジンで始まってしまった京極堂コミカライズの2巻。
    まともっぽかった頃のマスカマ君とか懐かしいですね。
    あー、そうだったそうだった、という感じで、読み返したくなってくる。

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    2016年04月16日
  • 遠野物語remix 付・遠野物語

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    遠野物語が現代語訳で読めるのは大変幸せなことだと思う。おまけに行間も京極氏の解釈によって大変わかりやすく補足されている。
    言い伝えというものは何も遠野に限ったものではなく、全国各地に同様なものが存在っすると思うが、遠野という地域の歴史的な背景や地形的な特色も解説されていてわかりやすい。

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    2016年03月17日
  • 薔薇十字叢書 天邪鬼の輩

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    関口、中禅寺、榎木津の学生時代の出会いから日常、事件解決まで、過去を楽しめる一冊になってます。ちょっとまだ若い考えの中禅寺とか、今よりちょっとまともなような榎木津とか、例の事件が起きる前なので、少し明るい関君が見られます。もとから欝々としていたようですが。

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    2016年02月10日
  • 数えずの井戸

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    京極さんお得意のバッドエンドだなあと思った。
    久々に700ページ超えの本を読んだのでもっと時間がかかるかと思ったが数日で読み終わった。


    真相は全て井戸の中に落ちてしまったのかな。
    でも、それでいいのだろうな。
    関わる人間が集まって、崩れ始めてからは早かった。

    このシリーズの中では嗤う伊右衛門が一番好きです。

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    2016年02月07日
  • 旧談

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    江戸時代の随筆である「耳嚢」を京極風味の現代版にリニューアルしたもの。
    「耳嚢」を読んだのずいぶんと前になりますが、改めて読み返したくて本棚から発掘しましたww
    日本人は怪談というよりも不思議な話が好きなのだなと、思う一冊ですね。
    巻末の宮部みゆきさんの対談も興味深く、久しぶりに楽しみ読書時間を味合わせていただきました。
    こちらを読んだ後はぜひ原本に触れる機会を作ってくれたらいいな、思う京極さんの気持ちが伝わってくるような一冊でした。
    あー、面白かった!!

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    2016年02月03日
  • 薔薇十字叢書 桟敷童の誕

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    関口君の弟子、とある時点であまり期待はしていなかったのですが、正直いい意味で裏切られました。予想よりずっと世界観もキャラクターも雰囲気を壊さずいい感じでした。さすがに憑き物落としとまではいきませんでしたが榎さんの傍若無人っぷりも堪能でき、満足です。

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    2016年01月13日
  • 文庫版 虚言少年

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    長い…とりあえず長い。

    ケラケラ笑えるところがいくつかあって面白かった。
    ただ笑える。バカだなぁ~って。

    昭和の小学生の生活がひたすら書かれていて、元気だなぁ~と思った。
    昭和と言っても「こっくりさん」「ひみつのアッコちゃん」「ドリフ」などが流行っている時代の小学6年生。

    その年代に該当する方は読書ログにいるだろうか?

    本当に良い時代だなぁと思った。
    日本は昔のほうが断然良い気がする。
    人間らしいというか…なんか本物の繋がりがあって素敵だ。

    著者の京極夏彦さんは有名ですか?
    作家の中でも、彼は特に語彙数が多い。
    言葉をたくさん知っているんだなぁと心底思ったし色々な言葉に出会うことがで

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    2016年01月01日
  • 薔薇十字叢書 神社姫の森

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    薔薇十字叢書のシリーズで読んだのは三冊目なのですが、一番本編に近いというか、雰囲気が出ていた気がします。今までの本編を覚えていないと人物像がすぐに出てこないですが。また、多彩なゲストがいい味だしてました。妖怪と言えば…、の御大の登場にフハッてなります。

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    2015年12月17日
  • 薔薇十字叢書 神社姫の森

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    本家のファンとしてはゴージャスな出演者だし、これまでの復習もできて満足したけれど、読んでいない人には大丈夫なのかな~?と思った(^^;)榎木津の薔薇十字というより、京極堂シリーズという感じ(^^)京極堂の最後のセリフが好き♪

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    2015年12月04日
  • 後巷説百物語

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    ネタバレ

    明治の初め、怪しい相談を持ち込む若衆4人組に対して、枯れた隠居が自らの体験談を語る物語です。

    前作までとは案内役が異なるため、当初4人の内誰の台詞か分かりにくかったり、本題に入るまでの下りや蘊蓄が長いなど、多少テンポが悪い気がしました。

    他方本作は単なる殺人狂や色狂いのような極端な悪役が少なく、しかし最終話のみはその前作までを思わせる悪役により物語を締めるという憎い演出でした。

    また神仏や占いが未だ生き続ける現代を見据え、どうにもならない問題や生き辛さに折り合いをつけて生きることの意義にまで踏み込んだ本作は更に深みを増したと言えます。

    読者と一緒に旅をし、最後の最後まで読者と一緒に騙さ

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    2015年12月01日
  • 嗤う伊右衛門

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    男女とは斯くも分かり合えない、という良書その二。
    しかしこっちは純愛でした。お互い思い合っているところがもえでした。

    10年ぶり位で、本当に内容忘れていたので、どうなるのや、と面白かったです。

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    2015年11月27日
  • 絡新婦の理(1)

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    本屋で探したときになかなか見つからなかった。
    サイズ変わると並べるとき気になるなー。
    いつも通りのクオリティで安心。
    続きを知っていても、話に引き込まれる。

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    2015年11月27日
  • 薔薇十字叢書 神社姫の森

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    ネタバレ

    なんと昭和30年代です。ちょっと悲しくも、京極堂や木場修が喋っているところなど、割とそれっぽくてよかったです。
    最後なども好き。
    迷惑かけまくりだけども見放されない彼ににまる。
    後書きもちょっと笑える、ほんと、こんなこと夢にも思わないですね。

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    2015年11月22日
  • 薔薇十字叢書 天邪鬼の輩

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    京極氏公認同人誌、といった感じ。内容もそれほど深いわけでもないのですぐに読めます。京極堂シリーズのキャラが好きで、少々キャラのイメージが違っても許せるならどうぞ。京極達の学生時代をそこそこ脳内補完出来るかも?

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    2015年11月12日
  • 絡新婦の理(1)

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    読む人の背筋をぞっとさせるような表情を描けるって、すごいと思います。

    エピソードの順番が入れ替えられ、聖ベルナール女学院篇のオカルトな魅力がつまった一巻でした。
    酔っ払い青木と短髪益田が妙にかわいらしい。
    ヒモになった降旗は果たして登場するのか?

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    2015年11月03日
  • 薔薇十字叢書 桟敷童の誕

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    京極作品を読んでいたら、もっと楽しめたはずでした。
    勉強不足なのに手を出してしまって、申し訳ないです。

    登場人物の特徴もわからず読んでしまったけれど、楽しめたのは確かです。

    改めて、またいつか読んでみたいと思います。

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    2015年11月02日