京極夏彦のレビュー一覧

  • どすこい。

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    噂どおりのくだらなさ。
    莫迦に本気だし過ぎて、莫迦ばかしい通り越して、くだらない。
    しかし、読む手は止まらない。
    くだらないが、つまらなくはない。

    ファンの欲目だといわれてもいい。


    こういうの、好き!!\(^^)/

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    2014年05月11日
  • 絡新婦の理(2)【電子百鬼夜行】

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    女系家族と現代の混沌を描いている作品

    この話を読んでから簡単に昔ながら〜とか、伝統は〜と言っている人は本当にちゃんとその言葉の意味をわかって言っているのだろうかと不思議に思うようになりました

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    2014年04月13日
  • ルー=ガルー 忌避すべき狼 完全版(3)

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    冒頭にも結末にも出てくる「そういうことになっている」の一文は響くものがあった。京極先生ってSFも書くんだなぁと思った。作中出てくる、みんなでこそこそ屯する秘密基地のような場所は懐かしささえある。

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    2014年04月04日
  • 狂骨の夢(1)【電子百鬼夜行】

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    10年ぶりぐらいに再読。読み始めが、海の中に浸かっていくように、気持ち良くも気持ち悪く世界に入っていく感じが、好きやわ。前の時よりもゆっくり楽しんで読めそう。

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    2014年03月19日
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中おやすみ

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    ぴょん。
    「豆腐小僧にございまするぅ」

    前作「ふりだし」の後を受け、意味もなければ説明でも解釈でもない概念(=おばけ…ですらないような気が)、愛すべきキャラクター妖怪の豆腐小僧が今作では甲州で活躍……は、しないなあんまり(´・ω・`)
    まあ活躍するようなキャラじゃないのだよね。しかも主役のくせに物語の半ばで長いこと留守になるし。
    しかも今回はなんと河童(豆腐小僧的にはこれ大事件だと思うんだが、本人あまり気にしてなさそう。豆腐はアイデンティティの根幹だけど、笠とかはオプションなのでいいらしい)になっちゃうし!かっぱっぱああ!

    そしてまた、人間の方の物語もちゃんと進んで行くわけだけど、これも

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    2014年03月15日
  • 冥談

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    ・京極夏彦「冥談」(角川文庫)巻 頭の一編、「庭のある家」のかなりは話し手とその友人小山内君との会話でできてゐる。「庭のある」小山内君の家での庭を見ながらの会話である。「何だね、 君が庭を観るなんて珍しいじゃないか」「そうかな。まあ、別に庭を愛でていた訳じゃあない云々」(8頁)と始まるこの会話、何といふこともない会話なのだ が、しかし読み進むに従つて違和感と言ふか、既視感、いや既読感と言ふか、そんなものを感じることになる。こんな会話を私は知つてゐる……どこかで聞いた ことがある……ではどこで? さう、どこでなのだらうと思ふ。結局、思ひついたのは、これは一昔前の小説によくある態の会話ではないかと

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    2014年03月09日
  • 冥談

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    なんだろうか。読み終えたあとのやけに浸透した感覚は。
    あぁ、なるほど、と。

    京極夏彦さんらしさが垣間見える作品。
    語り手の性別は大方想像にお任せ?

    「空き地のおんな」ゾッとした。
    「柿」には狂気を感じた。

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    2014年02月17日
  • 冥談

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    「幽談」と一緒に購入・・・するでしょ、並んでたら。モヤモヤする短編8つ。「幽談」同様、"日本的"な怖さを感じる1冊。ダイレクトに幽霊がひゅ~どろどろというのではなく、遠い昔の思い出にあるあれってもしかして・・・とか、なんか違う気がするといった、背筋がゾクッとする話。個人的には「凬の橋」と「柿」が、自分の記憶の中のことが実は違った意味を持ってたのでは・・・という恐ろしさがあり好き。時折出てくる、句読点を付けずに形容詞をまくしたてる表現は、怖さを助長させる。

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    2014年02月08日
  • 姑獲鳥の夏(2)

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    やはり志水さんの絵は百鬼夜行シリーズに良く合っている。
    上手く要約してくれてるから、小説思い出しつつで理解しやすい。

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    2014年01月30日
  • 冥談

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    幽談と併せて買って、こちらを後に読みました。
    タイトルだけを見た時は幽談の方が魅力があるように感じたのだけれど、
    蓋を開ければこちらの方が文章が胸に迫る。

    幽談は怪異と登場人物の間に距離が感じられます。
    『こわいもの』はあくまでもベッドの下にいる存在であったり、後ろから追いかけてくる
    正体不明のものであって、それと自分との間の温度は決して温かみがあるわけでは
    ありません。
    なんとなく怖い、気持ちの悪いものたち。
    一人称の語り口調で展開する文章が、不快さも混じえて気味悪く印象に残ります。

    一方こちらの冥談は、こわいだけじゃない。
    読んだ後に物悲しさがのこります。
    大事なものが消えていってしま

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    2014年01月29日
  • 姑獲鳥の夏(2)

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    一度憑き物が落ちてから(要は話を理解してから)読み直すと久遠寺家での榎さんが至極真っ当なことを言っているというのが分かるんだけど、関口視点で判断すると意味不明なんだなあ、と改めて思ったり。
    ところで志水版の木場さん大好きです。胸板すばらしー。

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    2014年01月27日
  • 姑獲鳥の夏(2)

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    最初から榎さん大活躍!でも、いきなり榎さん視点で語られても普通の人には理解できないよね(^^;関口君頑張れ!

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    2014年01月22日
  • 覘き小平次

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    北海道出身の作家さん

    初めての京極作品でしたが、筋が凄くぶっとくて新しい世界を見た気分です。

    キャラがたってる作品なので、映画化してないのが意外なくらい。

    小平次は温水さんにしたら、パロディになってまうなー

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    2014年01月20日
  • 塗仏の宴 宴の始末(2)【電子百鬼夜行】

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    「真逆ゲームが続いていた訳じゃないだろうな―」。中禅寺は電話口でそう云ったという。戸惑う記者・鳥口。眩暈坂を次々に上ってくる男たちの口から複雑怪奇な出来事が語られ、古本屋の座敷で収斂していく。揆を一にして伊豆では「成仙道」と「みちの教え修身会」が鹿砦を挟んで対峙。村中は鳴動した。

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    2014年01月14日
  • 西巷説百物語

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    巷説シリーズ5作目。4作目にも出ていた靄船の林蔵が主人公。
    前作とは趣が異なり、言葉を武器に仕掛けを施す。

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    2014年01月13日
  • 冥談

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     まず最初に全体を読み終わったの感想。

     なんだか漱石の『夢十夜』に似ている。勿論、雰囲気が似ているだけなんだけど……。

     『幽談』に比べると怖さは控えめ。どちらかと云うと幻想文学に近い印象。読んでいて映像が鮮明に浮かび上がる描写はやはり秀逸!

     この人は泉鏡花に近いものを書くこともできる作家なのだなと感じいった。

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    2014年01月15日
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中おやすみ

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    前作よりはだいぶ読みやすく感じた。
    私がこの感じに慣れたからってのもあるのかもしれない。
    あとは、前作より豆腐小僧の出番が大幅に減って、その分人間の騒動の方にスポットが当たることが多かったのも一因かも。
    逆に豆腐小僧の出番を前作くらいに思ってると肩透かしをくらうかもしれない。

    まぁ相変わらず妖怪の蘊蓄だったり考えだったりは結構な量あるのでそこで引っかかっちゃうと読むのに苦労すると思う。
    最後はドタバタで面白かった。
    まだ続きそうなので続きが出たら買おうかな。

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    2014年01月11日
  • 塗仏の宴 宴の支度(3)【電子百鬼夜行】

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    「俺個人がねえだと?」。胡乱な健康法を伝授する「長寿延命講」のからくりを暴き、嘯く“心霊少年”藍童子の言に刑事・木場の心は乱れた。折から富豪・羽田隆三の依頼に応じて伊豆下田に赴いた織作茜の前に再びあの男が現れていう。「しりたいですか」。それは新しい道ならぬ黄泉路へと茜をさしまねく声だった。

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    2014年01月05日
  • 百器徒然袋 五徳猫 薔薇十字探偵の慨然

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    榎木津たちの活躍今回も痛快。
    殺された女は行方を眩ましたことに殺した女は殺されたことにそして下女に成り済まし。下女は一生の奉公につかされ。このカラクリを榎木津たちが解明。左手の招き猫から始まる話しがこのニャンコの利き手が話しを纏めている。人はみんな徳を持っているけど五徳で十分てとこかな。
    榎木津はちょっと暴れ足りず?

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    2014年01月04日
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中おやすみ

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    ・京極夏彦「豆腐小僧双六道中おやすみ」(角川文庫)と その先行の「豆腐小僧双六道中ふりだし」を読んだ。例の調子と言へるかどうか。たぶん言へないと思ふが、しかしおもしろいことは確かである。さう、これは 豆腐小僧を中心として、妖怪の来歴を記したもの、更に言つてしまへば、妖怪の履歴を散りばめた物語、履歴書小説ではないか。多くの妖怪が出てくる。それら のよつて来たるところをきちんと確認したうへで、その妖怪をそのやうに動かしてゐる。語りは、多分に戯作を意識してゐると思はれる饒舌体である。そんな作品だから、かういふ語りが案外あつてゐるのかもしれない。ただし、理屈つぽい作品である。それは概念といふ漢字におば

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    2013年12月08日