京極夏彦のレビュー一覧
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・京極夏彦・柳田国男「遠野物語remix」(角川文庫)は 紛れもなく京極の作物である。だてにremixと付したわけではない。それなりの理由と京極の意志がここにはあつたのである。冒頭に「remix序」といふ序文がある。これは所謂旧漢字、歴史的仮名遣ひの文語文である。「遠野物語」のごく簡単な説明と、それを現代語訳するについての決意を述べたものと言へよう。そこにかうある、「柳田先生は文学者にはあらざれども名文家として識られる碩学の人なり。自分もまたその端正なる美文に因り喚起せらるる感動を損なはぬやう、一字一句をも加減せず、時に補い時に意訳し、順序を違へて、拙き筆なれど感じたるままを伝へらるるやう努め
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お友達に勧められた本です。1999年発表の、京極夏彦さんの時代小説。
勧めてくれた言葉通り、割と理屈抜きで愉しめる、勧善懲悪の江戸時代モノ。
味わいとしては、鬼平犯科帳が横溝正史さんになったような感じ、という印象。肩の凝らない、胃にもたれない、大人の娯楽小説、愉しめました。
江戸時代を舞台に、レギュラーの「必殺仕事人」的な、善玉小悪党たち?とでも言うべき、個性的な面々が、法を逃れた非道な殺人者を、懲罰していきます。
あるいは自殺に追い込み、あるいは、直接描写されないまでも殺します。
(中には、悪党というよりも、「可哀そうな殺人愛好者的な変態さん」というのも含まれますが)
で、この小説の仕掛 -
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祠の中にいた真っ黒いモノ、15日間毎日化け物がやってきた屋敷、家族の悩みを狐に相談する幽霊、確かに死んだはずで死体もあるのに、何故か生きている人、まるきり猫になってしまった人、引き揚げられた河童らしきモノ、夜に頭を叩きにくる大きな亀……不思議でちょっと怖い話を聞き集めした江戸時代の書物『耳嚢』を、京極夏彦氏がちょっと今風にアレンジ! その話、まことか?
積読してたつばさ文庫を崩していこうフェア。思えば京極夏彦を読むのも随分久しぶりでした。一応つばさ文庫なので子供向けに平易な文章で書かれているのですがところどころ京極氏らしい書き口で、それがなんかすごく懐かしくてあ~自分の文章の基本ここにあるな -
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ネタバレ人は結局、自分勝手に生きている。
そのズルさをわきまえながら、
図々しさにちょっと照れながら、
人間クサく生きている治平さんが好きです。
主人公の性格(モノの考え方・・・哲学?)がすごく魅力的だったのと比べ、物語自体はフツウだったので、☆4つ。
☆☆☆内容(ネタバレ)☆☆☆
主人公、小幡小平次(こはだ=こへいじ)は、
押入れの中に引きこもり、
ふすまのわずかな隙間から、女房をじっと見ている。
話しかけても答えないし、
語りかけても応じない。
奥さんが叩こうが蹴ろうがわめこうが怒ろうが、
何もしない。
ただただ、ずっと、押入れの奥から
覘いている。
「何