京極夏彦のレビュー一覧
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・ 私が知つてゐる皿屋敷は、落語の「お菊の皿」は論外として、黙阿弥の「新皿屋敷月雨暈」、通称魚屋宗五郎も殿様の手打ちはあるものの、例の皿数へがないといふもので、要するにまともなのは岡本綺堂「播州皿屋敷」だけと言つて良い。これには小説もあるが、私には歌舞伎で、今でもよく上演される綺堂の人気作と してある。この作品には手打ちも皿数へもあり、皿屋敷伝説の粋の詰まつた作品と言へる。ポイントは青山播磨の「潔白な男のまことを疑うた、女の罪は重いと 知れ。」(青空文庫本戯曲「播州皿屋敷」による。)、あるいは「もし偽りの恋であつたら、播磨もそちを殺しはせぬ。いつはりならぬ恋を疑はれ、重代の宝を 打割つてまで試
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ネタバレ読み終わりました!
ちょっと読みにくかったなぁ・・・
だけど、ずっと気になっていた本が
やっと読めたので良かったです(〃^^〃)
最初。。色んな妖怪さんのお話がぎゅっと詰め込まれた本なのかなと思っていたら、
予想と違っていてビックリしました!
遠野では昔話の終わり「コレデドンドハレ」なんですね!
最後のお話『百十七』は、
ドンドハレじゃないでしょ!?と突っ込んでみたりしてました(^_^;)笑
狐とか河童とか知っている妖怪が出てきたのは嬉しかったです♪♪
妖しに化けて人間の前に出てくるエピソードが
夏目友人帳に似ていたのも嬉しかった////
知っている人が妖怪さんにな -
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皿屋敷にて
ちょうど北斎浮世絵展で、皿屋敷の絵を見てきた所だった。
少しユニークな顔の幽霊が印象的だ。
さてそんな誰もが知っている江戸怪談の一つ、「番町皿屋敷」。
お菊という腰元が青山家家宝である揃いの皿を割った咎でお手打ちとなる。
その後、それを恨みに思って遺体を投げ込まれ態度から化けてでて、「一枚、二枚、.....」と皿を数えてはすすり泣いている。
この怪談をもとに、京極夏彦が解釈し、著者なりの真相に迫った物語。
殿様である青山播磨は何かが欠けていると感じている。
そして菊も播磨と通じる何かを持っていた。
菊はあたしは愚図で鈍間で莫迦ですから、と自らを卑下するがそれは清すぎる心を持ったが -
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・京極夏彦・柳田国男「遠野物語remix」(角川文庫)は 紛れもなく京極の作物である。だてにremixと付したわけではない。それなりの理由と京極の意志がここにはあつたのである。冒頭に「remix序」といふ序文がある。これは所謂旧漢字、歴史的仮名遣ひの文語文である。「遠野物語」のごく簡単な説明と、それを現代語訳するについての決意を述べたものと言へよう。そこにかうある、「柳田先生は文学者にはあらざれども名文家として識られる碩学の人なり。自分もまたその端正なる美文に因り喚起せらるる感動を損なはぬやう、一字一句をも加減せず、時に補い時に意訳し、順序を違へて、拙き筆なれど感じたるままを伝へらるるやう努め
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お友達に勧められた本です。1999年発表の、京極夏彦さんの時代小説。
勧めてくれた言葉通り、割と理屈抜きで愉しめる、勧善懲悪の江戸時代モノ。
味わいとしては、鬼平犯科帳が横溝正史さんになったような感じ、という印象。肩の凝らない、胃にもたれない、大人の娯楽小説、愉しめました。
江戸時代を舞台に、レギュラーの「必殺仕事人」的な、善玉小悪党たち?とでも言うべき、個性的な面々が、法を逃れた非道な殺人者を、懲罰していきます。
あるいは自殺に追い込み、あるいは、直接描写されないまでも殺します。
(中には、悪党というよりも、「可哀そうな殺人愛好者的な変態さん」というのも含まれますが)
で、この小説の仕掛 -
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祠の中にいた真っ黒いモノ、15日間毎日化け物がやってきた屋敷、家族の悩みを狐に相談する幽霊、確かに死んだはずで死体もあるのに、何故か生きている人、まるきり猫になってしまった人、引き揚げられた河童らしきモノ、夜に頭を叩きにくる大きな亀……不思議でちょっと怖い話を聞き集めした江戸時代の書物『耳嚢』を、京極夏彦氏がちょっと今風にアレンジ! その話、まことか?
積読してたつばさ文庫を崩していこうフェア。思えば京極夏彦を読むのも随分久しぶりでした。一応つばさ文庫なので子供向けに平易な文章で書かれているのですがところどころ京極氏らしい書き口で、それがなんかすごく懐かしくてあ~自分の文章の基本ここにあるな