無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
祠の中にいた真っ黒いモノ、15日間毎日化け物がやってきた屋敷、家族の悩みを狐に相談する幽霊、確かに死んだはずで死体もあるのに、何故か生きている人、まるきり猫になってしまった人、引き揚げられた河童らしきモノ、夜に頭を叩きにくる大きな亀……不思議でちょっと怖い話を聞き集めした江戸時代の書物『耳嚢』を、京極夏彦氏がちょっと今風にアレンジ! その話、まことか?
積読してたつばさ文庫を崩していこうフェア。思えば京極夏彦を読むのも随分久しぶりでした。一応つばさ文庫なので子供向けに平易な文章で書かれているのですがところどころ京極氏らしい書き口で、それがなんかすごく懐かしくてあ~自分の文章の基本ここにあるなーとかちょっと思ってしまったw
『耳嚢』は書名だけは知ってるけどどういう話が入っているかは知らなかったのでまったくの初心者、ほんとに江戸のホラーを今風にしたものを読むぞーという気持ちで読みました。昔あった「学校の怪談」シリーズみたいにNさんとかSさんとかアルファベットで匿名にしてある辺りとかすごく“らしい”って思いましたね~ それだからかすごく身近に感じました。それでどれもホントに初めての話だったのでこんなに面白かったんだ!って何度も思ったり。これ原文で読んでたらちょっとわかんなかったかもだけど、京極氏がリライトしてくれたおかげで本当にぞ~っとするところとかもあったので、読めて良かったと思います。
落語の原話になったようなものもあるなあ、なんても思ってた。へっついから手がのぞくやつとか、死体があるのに生きてる人とか。私は「真っ黒」と「どすん」と「見てました」「可愛がるから」が怖かったなあ。このタイトルの付け方も現代の怪談ぽいですよね。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。