京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは・・・。引きこまれた、かなり速いペースで読み終わった。しかし、読後感は、もやっと、どろっとする。ラブストーリーなのだろうけれど。うむ・・・。
お岩さんといえば、四谷怪談、「一枚、二枚・・・」のあれ。ですが、今回は、それをモチーフにした作品のようです。噂に聞く伊右衛門は、どうしようもないダメ男だそうですが、この話の伊右衛門はなかなかかっこよく、いい男です。
章立ては全て登場人物の名前で、それぞれの人物に焦点をあてながら事件の一つ一つが紐解かれていきます。とりあえず、
「伊藤喜兵衛」で「お前もう、死ね!頼むから死んで!!」と嫌悪し、
「直助権兵衛」で「え?何?何が起きたの?」と目を疑い、
「嗤う伊右衛門」で「ナンテコッタイ・・・」と落胆した。
愛って何だろうとか、人間って怖いとか、伊右衛門さん素敵とか、思います。最後の最後まで、芯を通し、潔く行きたのはあの2人だけだったのでしょうから、きっとこのエンディングでもハッピーエンドなのでしょう。