京極夏彦のレビュー一覧

  • 病葉草紙

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    長屋やその周囲で起こる事件を虫のせいにして解決していく連作短編集。

    物理的には重かったけど、話の内容的にはサラッと読めて爽やかな読後感でよかった。

    久瀬棠庵は前巷説百物語に出てきてたらしいけど記憶が……読み返そうかな。
    棠庵と藤介のバディも良い感じだったし、シリーズものになったらいいなぁ。

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    2025年01月24日
  • 書楼弔堂 霜夜

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    本作は文章の美しさ、構成の良さ、知識の学び等評価する人がいる一方、こんなに退屈なすぐさじを投げてしまいそうな作品は無いと思う人もいるだろう。

    個人的には前者に近いが、流石にエンタメ性や読んでて区分は高揚するようなことは無い。

    作者の感じるままを只読んでるだけ。

    文章が兎に角美しいので、それだけで読み進める事の出来る稀有な作家。

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    2025年01月20日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿壱 蒐集

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    本作は文章の美しさ、構成の良さ、知識の学び等評価する人がいる一方、こんなに退屈なすぐさじを投げてしまいそうな作品は無いと思う人もいるだろう。

    個人的には前者に近いが、流石にエンタメ性や読んでて区分は高揚するようなことは無い。

    作者の感じるままを只読んでるだけ。

    文章が兎に角美しいので、それだけで読み進める事の出来る稀有な作家。

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    2025年01月20日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿弐 永世

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    本作は文章の美しさ、構成の良さ、知識の学び等評価する人がいる一方、こんなに退屈なすぐさじを投げてしまいそうな作品は無いと思う人もいるだろう。

    個人的には前者に近いが、流石にエンタメ性や読んでて区分は高揚するようなことは無い。

    作者の感じるままを只読んでるだけ。

    文章が兎に角美しいので、それだけで読み進める事の出来る稀有な作家。

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    2025年01月20日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書拾玖 活字

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    本作は文章の美しさ、構成の良さ、知識の学び等評価する人がいる一方、こんなに退屈なすぐさじを投げてしまいそうな作品は無いと思う人もいるだろう。

    個人的には前者に近いが、流石にエンタメ性や読んでて区分は高揚するようなことは無い。

    作者の感じるままを只読んでるだけ。

    文章が兎に角美しいので、それだけで読み進める事の出来る稀有な作家。

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    2025年01月20日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿肆 誕生

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    本作は文章の美しさ、構成の良さ、知識の学び等評価する人がいる一方、こんなに退屈なすぐさじを投げてしまいそうな作品は無いと思う人もいるだろう。

    個人的には前者に近いが、流石にエンタメ性や読んでて区分は高揚するようなことは無い。

    作者の感じるままを只読んでるだけ。

    文章が兎に角美しいので、それだけで読み進める事の出来る稀有な作家。

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    2025年01月20日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿参 黎明

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    本作は文章の美しさ、構成の良さ、知識の学び等評価する人がいる一方、こんなに退屈なすぐさじを投げてしまいそうな作品は無いと思う人もいるだろう。

    個人的には前者に近いが、流石にエンタメ性や読んでて区分は高揚するようなことは無い。

    作者の感じるままを只読んでるだけ。

    文章が兎に角美しいので、それだけで読み進める事の出来る稀有な作家。

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    2025年01月20日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿 複製

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    本作は文章の美しさ、構成の良さ、知識の学び等評価する人がいる一方、こんなに退屈なすぐさじを投げてしまいそうな作品は無いと思う人もいるだろう。

    個人的には前者に近いが、流石にエンタメ性や読んでて区分は高揚するようなことは無い。

    作者の感じるままを只読んでるだけ。

    文章が兎に角美しいので、それだけで読み進める事の出来る稀有な作家。

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    2025年01月20日
  • 怪と幽 vol.017 2024年9月

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    真・女神転生5 Vengeanceの特集も楽しみだった。期待したほどの掘り下げ具合ではなかった点が残念。

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    2025年01月05日
  • 病葉草紙

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    京極夏彦作品で初めて読んだこちら
    立場があやふやな長屋の大家さんもどきと、主に病など色々なことに詳しいけど職業も素性もよく分からない店子さんがメインの登場人物
    途中噛み合わない会話にクドいよ!と思いつつも、1話完結の短編集でサクッと読みやすかった
    最後は大家さんがビシッと決めて話が綺麗にまとまったとこも良かったですね
    大きな山場や感動はなかったけど、おあとがよろしいようでといった爽快な締め方が良かったです

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    2025年01月02日
  • 文庫版 地獄の楽しみ方

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    京極夏彦の特別授業を書籍化した『文庫版 地獄の楽しみ方』を読みました。
    京極夏彦の作品は3年前に読んだ『百器徒然袋 雨』以来ですね。

    -----story-------------
    「あなたの世界」は言葉ひとつで変わってしまいます。
     
    SNS炎上、対人トラブル――あらゆる争いは言葉の行き違いから起きています。
    言葉の罠にはまらないため、語彙を増やして使いこなすわざを身につけましょう。
    小説家・京極夏彦が指南する、地獄のようなこの世を楽しく生きていくための「言葉」徹底講座。
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    2019年(令和元年)に「学校では教えてくれない本物の知恵を伝える白

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    2024年12月28日
  • 文庫版 鵼の碑

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    かなり久々のシリーズ新刊。
    いつも通り長い。
    旧作より謎があっさりしており、おどろおどろしさも少なく、その点が少し物足りなかったかな、と言う感想。

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    2024年12月14日
  • 幽談

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    ネタバレ

    「手首を拾う」
    「ともだち」
    「下の人」
    「成人」
    「逃げよう」
    「十万年」
    「知らないこと」
    「こわいもの」
    の8編。
    このうち「成人」は東雅夫・編「平成怪奇小説傑作集〈3〉」で既読。
    初めて読む、非・京極堂の一冊。
    怪奇シーンド真ん中のリアリストが、実話怪談ブームに対してとった態度……実作でそれを表明しているあたりが、やはり一歩抜きんでている。
    黒沢清がどれだけホラーを撮っても、おそらく幽霊など毛ほども信じていないのと同じく。
    本作で幻想へ踏み込むのは、実際に幽霊が存在しているからではなく、文体芸。
    ある筋とある文体が両立すれば、向こう側への回路がキリキリっと開いて、いてはならぬ・見てはな

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    2024年12月10日
  • 死ねばいいのに

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    殺された女の関係者らの前に突如現れた男。各章一人の関係者と男の対話によって物語は構成されていく。男との対話の中で剥がされる彼らのメッキと露われていく彼らの不全。見出される人間誰しもに"普通の"暗黒。そして女が男の問いにただ一人「死にたい」と言った訳。
    人間誰もが嫉妬・不幸・自棄・諦観を着飾っていて、その実、裏では名誉・地位・栄冠を渇望している。前者は唯の自己防衛であって、後者を見ずに押し込むための蓋に過ぎない。だから問の前に「死にたくない」と言う。そしてそれは決して特別な事じゃない。人間に普通の暗黒なんだと。しかし中には本当に弱い人間がいる。彼らは声も出せず弱いとも言えずた

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    2024年12月07日
  • 今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】

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    『先祖代々、片倉家の女は斬り殺される定めである』
    昭和の辻斬り事件と呼ばれる連続通り魔事件の七人目の被害者、片倉ハル子について友人の美由紀から相談を受けた中禅寺敦子は、片倉家と鬼の刀の因縁について調査を始める。

    百鬼夜行シリーズの中禅寺敦子を中心としたスピンオフ作品。兄の秋彦ほど話が長くならず(笑)、でも感情に左右されず客観的に現実的に思考する所は兄譲りなのかな。
    事件の真相は衝撃的だし、関係者たちの迷いや後悔にバシッと喝を入れる美由紀の啖呵が気持ちいい。
    百鬼夜行シリーズ本編よりは肩の力を抜いて読める本でした。

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    2024年12月06日
  • 百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】

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    積んでしまっていた短編集。
    ただ1話目の『小袖の手』で、あぁそうか!と思う。
    語り手である杉浦が見る少女、柚木加菜子は、のちに「百鬼夜行シリーズ」の『魍魎の匣』に登場する柚木加菜子なんだね。
    本書を「京極堂サイドストーリーズ」と謳っているのは、そういうことなのね。
    (『やっぱり好き!京極夏彦サーガ』、読んでおいて良かったー!)

    ただ、サイドストーリーだから語り手がそれぞれ違う。
    京極堂も主軸で登場しないから、誰も祓ってくれない。
    それを分かっていて読み進めるものだから、終始薄気味悪い。
    だって理路整然と説明してくれる京極堂が居ないんだもの。
    誰かに、それは幻だと、心が囚われているだけだと、理

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    2024年11月02日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(10)

    mu

    購入済み

    おでこ

    最中事件も明智コスプレ事件もしょうもなくてほのぼの学生らしいけど、咄嗟に思いつくのすご。でもあの短時間で早着替えは無理がありそう。中禅寺先生のおでこの縦線ってこんなに露骨だったかな。

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    2024年11月02日
  • 了巷説百物語

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    ネタバレ

    シリーズ完結編。

    【収録作品】
    戌亥乃章 於菊蟲
    申酉乃章 柳婆
    午未乃章 累
    辰巳乃章 葛乃葉或は福神ながし
    寅卯乃章 手洗鬼
    子丑乃章 野宿火
    空亡乃章 百物語

    水野忠邦と彼を操る相手に又市が仕掛け、それに巻き込まれた中禪寺洲齋や稲荷藤兵衛を初めとする面々の働きを描く。
    ……人が多すぎるし、時間も長いので、登場人物一覧が欲しい……
    ともかくやたらに人が死ぬ。敵も味方もその命の軽さにめまいがする。

    それにしても、1149ページの大部の作品なので、読んでも読んでも終わらない。面白いのだけれども。

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    2024年10月18日
  • 病葉草紙

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    SL 2024.10.8-202410.11
    本草学者、久瀬棠庵が解く事件を、長屋の大家の息子、藤介が語り手になって描いていく連作短篇集。
    事件を「虫」に落として解決していく。
    これまでの作品に比べると軽くて明るい。こういうのもいいね。
    久瀬棠庵、前巷説百物語に登場していたらしいけど、さっぱり覚えてないなー

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    2024年10月11日
  • 病葉草紙

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    ここのところ、“どうしました?”という勢いの刊行ラッシュだった京極センセ。
    (多分、デビュー30周年がらみということなのでしょうけどね・・)
    本書は江戸の長屋を舞台にした謎解き奇譚、連作八話が収録されております。

    慣れているとはいえ、やはりこの分厚さに“重っ(物理)”とはなりますが、内容的には連作短編ということもあってか、サラサラ進む読みやすさでございました。

    〈藤左衛門長屋〉の家主(藤左衛門)の息子で、差配の藤介が語り手となって、長屋で起こった謎や事件を、店子でもある本草学者・久瀬棠庵が真相解明していく展開でございます。
    で、棠庵が探偵、藤介がワトソンという役割なのですが(京極堂シリーズ

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    2024年10月13日