京極夏彦のレビュー一覧

  • 猿

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    ネタバレ

    え?おサルって、怖いっちゃ怖いけど。最後に机上で笑う猿は隆顕なの?理屈に縛られ、他者を忌避するばかりとなった彼の成れの果て?もはや人間であることを放棄したんだろうか。そもそも祐美が帰宅したあの部屋は果たして此岸なのか。もしかして祢山の屋敷に入ったその時から彼岸に行っちゃったのか。だってあの屋敷、いやあの村そのものが怖くないだなんて。過去の業から逃れようと移り住んだ村で、その村を治めるでもなく象徴として存在していた外田のうはボス猿?イメージ違うな。彼女を失った村人たちを襲う底知れぬ恐怖とは?頭が追いつかん。

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    2026年03月28日
  • 猿

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    京極さんのシリーズ物じゃないお話。
    小説って、ストーリー自体を楽しむのか、ストーリーじゃない方を楽しむのか、どっちかだと思うんだけど、ワタシはストーリーを追って読んでしまって。
    曾祖母の遺産相続がどうなるのか?!どんなものすごい財宝があるのか?!って最後まで読んでなんだか急に飛ばされちゃって相続どうなった!!で、終わってしまいました。
    ストーリーはどうでもいいので、「怖い」についての会話やなんだか不穏な雰囲気を楽しむ本として読むべき。

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    2026年03月27日
  • 巷説百物語

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    初めての京極夏彦先生だったけど、アニメ化も頷けるエンタメ作品で 言葉遣いは難しいが慣れれば読みやすかった。 妖怪ものかと思いきや全然違ったけどこれはこれで楽しめた。 「芝右衛門狸」がお気に入り。

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    2026年03月27日
  • 百器徒然袋 山颪 薔薇十字探偵の憤慨

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    ネタバレ

    榎木津、ハリネズミ探し。

    高級料亭と窃盗団。

    料亭、オークション会場だった
    盗品こ皿に料理を盛って、値段をつけてもらう。

    「お、バカがいる」
    「お腹ペコペコのペコちゃんだ」
    などと、榎木津は暴走しまくりなのは笑える。

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    2026年03月26日
  • 遠野物語remix

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    夢のタッグで、確かに京極文体。
    題目による並びでもあるので、小説に近寄った印象。
    やはり訳せるということは強みになるな、とも。

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    2026年03月25日
  • 巷説百物語

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    怪異譚かと思って読んだ巷説百物語、なんか違うなと思いながら最後まで読み切ったのはミステリかホラーかというすれ違いのせいでした。
    怪異を題材にするミステリ作家と思えば納得した。

    文体も癖が強く、なかなか疲れる。
    怪異に準えて人の業を描き暴き、成敗していく。
    同じ登場人物が次はどう出てくるか何を演じているのかと少しずつ楽しみになりながらよんでいた

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    2026年03月19日
  • 猿

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    怖いものや実像のない恐怖を猿に見立て、呪いや幽霊でもない独特の世界観が繰り広げられたお話。読んで何か良かったかと問われるとそうではない作品。読む前と読んだ後で自分は1㎜も動いていないな・・と思った。でも自分の思考の片隅に何か黒いものが置かれた感じで、時々こんな本読んだなと思いだすかもしれない。

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    2026年03月13日
  • 鉄鼠の檻(3)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    さて面妖な...一体犯人は誰なのか?
    榎木津も京極堂も犯人はいないようなことを言い始め、バラバラに起こる事件や狂言は一つ一つ解決していく。なのにホンボシは翳るばかりである。そして奇怪であった成長しない少女の正体もその過去に纏わる事件も発覚し、新たな死体が発見された。謎が謎を呼び読んでいて全く先が見えないもどかしさとワクワク感がどこまでも続いていく。ここまでを通して困ったちゃんの警部補が急成長していく過程も面白い代わりに、今回は関口がさっぱりだ。ひたすら檻だ檻だと繰り返すだけで本質を全身で感じているんだろうけど今シリーズでのポジションがよくわからないのが残念だ。謎の寺の運営の実態も垣間見えてきて宗派のつながりも分かり始めた。しかし真犯人像が想像もつかない。ははーん、あいつが犯人かって想像すら覚束ない。どう収束するんだ?

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    2026年03月11日
  • 鉄鼠の檻(2)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    禅宗がよくわかる本として小説とは別の本として売れてしまいそうになるくらいに資料集を読まされたかのように感じてしまうが、むつかしすぎて文字を追うので精いっぱい。一巻目では控えめだった京極堂がついに蘊蓄砲を発射。寺の坊主が語るわ、京極堂が語るわでもう何がなにやらって...
    今回は大量に坊主が出てくるんだけど、法名で呼んだり苗字で呼んだりするから誰が誰だか登場人物一覧でもつけておいてほしかった。誰が誰のお弟子さんかも何系かもこんがらがって理解したふりして先へ先へと読み進めていくしかない。旅館から寺内部へ潜入すると今度は寺で殺人事件。頼りない警部補が指揮を執るからさらに混乱。今回はギャグ小説風なところが多く悲壮感があまりない。タイトルの鉄鼠がいかなるものかが解説されるがその謎はまだ奥深い。何ら解決する事もなく混迷はさらに深く突き進み、次巻へ期待が膨らむ。

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    2026年03月04日
  • 魍魎の匣(3)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    怒涛の解決!
    紐解かれていく謎。
    最初から始まっていた伏線。
    そしてドミノ倒しのような不幸。
    匣におさまった久保の心情がだいぶ怖かった
    あと父と娘のラブはちょっと…置いてかれた

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    2026年03月05日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    時は明治。
    旗本だった武家の息子、高遠は、勤めていた会社の倒産をきっかけに、妻子と離れ、親の残した財産でぶらりと生活。
    偶然入ったのは、弔堂(とむらいどう)という本屋。そこでは本を墓標に見たて、人生の一冊としてそれを心から求める人と巡り合わせ、本を弔う。

    6人と出会いながらのストーリー展開。
    新たな視点に触れ、すごいと思える箇所多々。
    登場人物によって面白さにかなり差があったように思えた。

    会話文の最後を地の文にする書き方に慣れるまで時間がかかった。魅力的な書き方ではあるが、多用されすぎていて、少しわざとらしく感じてしまった。

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    2026年03月02日
  • 虚談

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    怪談ではなく虚談。嘘だと言われているのに、ちっとも心休まらない。虚実が入り混じり、判別ができなくなる。悪夢のような気持ち悪さ。巻き込まれていない筈なのに、何故か知っている、自分事の恐怖があります。

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    2026年02月26日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    明治の本屋を舞台にした連作短編(「臨終」「発心」「方便」「贖罪」「闕如」「未完」)。
    山田風太郎の「明治もの」のように著名人が登場する面白さと、弔堂がお薦めする本により問題を解決するアームチェア・ディテクティブの掛け合わせに、これはもう大好物なやつ!と思ったが、はたしてハマらなかった。
    弔堂が元坊主とはいえ、説教臭さが鼻についてしまったのと、舞台が本屋なので物語展開にダイナミックさがなく地味だったからかもしれない。

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    2026年02月09日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    登山旅行の荷物の余裕が文庫本サイズしかなかったので。現状を嘆きながらも何もしない、という点では同じはずなのに、文句ばかりでいけすかない前作の主人公と比べて、今作の彼女は思慮深いように思えて好感が持てた。哀しいかな、史実に記されなかったばかりに、男性ばかりの登場となった前作と比べると、僅かだけでも女性にスポットライトが当たっているのも良かった。人の意見は変遷して当たり前、弔いも供養も生者のためにするもの。相変わらず説教臭いが、納得感がある。主人公の対談相手が誰か、散りばめられたヒントから類推する謎解き要素も楽しかった。

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    2026年02月06日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    「この世には無駄な本など一冊も無いのですよ。ただ本を無駄にする者がいるだけなのです。」途中であきらめずに最期まで読み切られる事こそ本の本質であると言うこと。私の求める本は何処にあるのか?いずれ出会うことが出来るのか?すでに出会っているのか―――。誰も知らない。

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    2026年01月11日
  • 文庫版 地獄の楽しみ方

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    10代向け講演会のテキスト化。
    内容にタイトルほどのインパクトはないけれど、口語でさくっと読めて結論もまとまっているので、なるほど若い方が読むのに良さそう。
    聴講生との一問一答、本の収納の仕方には笑った。

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    2026年01月03日
  • 巷説百物語

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    京極作品、これは人に勧められまして新年一発目がコレです。

    江戸時代の妖怪図鑑、「絵本百物語.桃山人夜話」を元ネタ(といっても絵しかない)に奇妙な事件が起こるんだけど、主人公らの御行、艶っぽい傀儡師、変装の妙手じいさんのチームが解決に導くその過程が練りに練られている。仕掛けに結構時間をかけていて答えは最後までこちらにはわからん。で、ここに諸国の怪異譚を集める書物師志望の百介が巻き込まれてるというか気がつけば三人のシナリオに巻き込まれてる。何も知らんヤツが追加されてるのでシナリオがリアル感を増してる。人情系時代小説なのは間違いねぇ。

    江戸時代が舞台なのか?その時代の雰囲気を感じられるし、なんだかんだとあっという間に読んでしまったが、私は好きかといわれるとふうん、そうか。という感じ、すみません。妖怪とか怪異とかがどうも、、、。ファンタジーは好きなのだから、同じ穴の狢のような気もするが笑

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    2026年01月03日
  • ひどい民話を語る会

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    文庫王国から。むかしばなしになると、なんだかよい感じに仕上がっているけど、民話レベルで見てみると、まあヒドイことになってるんですね。下ネタが多いのも苦笑い。

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    2026年01月02日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿参 黎明

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿壱 蒐集

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日