京極夏彦のレビュー一覧

  • 文庫版 鵼の碑

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    ネタバレ

    なるほど、鵺の各パーツに各々が背負う物語を嵌め込んで収斂させていく構造になっているのか…と感心しつつ読んでいったわけだが、巻末の解説で小川哲氏がそのあたりを至極的確に詳述されており、私などの出る幕はないのでそれはひとまず置いといて。

    前作の時にも感じたが、今作においても、令和の現代になってようやく声高に議論されるようになってきた種々のトピックスがふんだんに盛り込まれている。
    例えばジェンダー平等であったり、ハラスメントであったり、陰謀論やフェイクニュースであったり、無戸籍国民の問題であったり。
    中でも原子力を巡る諸々については作品全体の中核を成す柱の一つといって過言ではない要素になっているし

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    2025年06月12日
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】

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    こんなに長々と超能力者と占い師と霊能者と宗教者の違いについて語られるなんて。
    加奈子は箱に入ったのかしら?続きを読むどー

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    2025年05月21日
  • 文庫版 オジいサン

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    ネタバレ

    最初はこの益子さんのように、ゆーーーっくりしか読み進めれなかったが、半分くらいから一気読み。

    孤独な独居老人って言いつつ、地味に色んな地域住人に知られててなんだか良かった。
    二代目田中電気との関係も良き。

    隣の田川さんの山形での電車のエピソードが好き!

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    2025年05月18日
  • 病葉草紙

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    これは時間かかったなあ。まずタイトル読めないよね。棠庵の、生真面目だけど、どこか飄々としたキャラはいい感じ。藤介とのバディ感がいい感じ。『前巷説~』とのつながりはよく分からなかった。

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    2025年05月17日
  • 狐花 葉不見冥府路行

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    京極氏の本にしては分かりやすかった。蘊蓄コーナーがないからかな。

    1番面白かったのは巻末の対談だった。

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    2025年05月13日
  • 虚談

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    虚、とあらかじめ言われているのだけれど、どんどん次が読みたくなる不思議。わたしが“現実”と感じているこの世界は果たして?時々頭の中にわく“妄想”は?境目をたゆたう楽しい時間でした。

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    2025年05月11日
  • 文庫版 地獄の楽しみ方

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    この世界は実は面白い、この世の中は地獄 その地獄を楽しむために、非常にリスキーな大発明、言葉を利用してみましょうというお話らしい

    どんな言葉も受け取る側によっていかようにも変わってしまう、あらゆる争いは言葉の行き違いから起きるとか
    どんな文章もどんな言葉も受け取る側によっていかようにも変わってしまう
    多様な解釈があるということ。

    改めて言われてしまうとそうだなと感じるわ。
    地獄の楽しみ方?この世の中は地獄なんですね?気づいた人から楽しむ方向へシフトしていけたらいいけど
    楽しもうと色々考えてしまって結局楽しめないんですけど。

    「本の中にはもう一つの人生があります。十冊楽しめた人は十、百冊楽

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    2025年05月09日
  • 冥談

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    怖いのだったら読めないかも…と思っていたら、あからさま怖いというよりは、気付いたら「あ、怖い、かも」とフワッと静かにくる感じでした。どこかの郷里を思い出さずにはいられない、ノスタルジックな雰囲気もあり。

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    2025年05月07日
  • 死ねばいいのに

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    若い女性が殺害された事件。
    無関係に思われるバカで無礼な男が関係者に話を聞いてまわっている。
    バカなので言葉巧みなやり取りは何一つないが、
    気づくと相手は隠していた事実を、
    この男に話してしまっている。
    なんともきれいな誘導だなと感動した。

    男は終始変わらぬ態度だが、
    読み手は、冒頭と末では男の印象が変わる。
    こいつは何者なんだと。

    会話を引き出す技術は、仕事で役に立ちそう。

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    2025年04月30日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿 複製

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    いつからこのシリーズを読んでいたのか…
    開いてみて『あーこんな感じ』だった。
    淡々と会話によって主人公が悟っていくことで話が進み、『憑き物』が落ちる。
    京極堂は落とすが、こちらは代謝するように落ちるイメージ。

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    2025年04月27日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿弐 永世

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    いつからこのシリーズを読んでいたのか…
    開いてみて『あーこんな感じ』だった。
    淡々と会話によって主人公が悟っていくことで話が進み、『憑き物』が落ちる。
    京極堂は落とすが、こちらは代謝するように落ちるイメージ。

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    2025年04月27日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿壱 蒐集

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    いつからこのシリーズを読んでいたのか…
    開いてみて『あーこんな感じ』だった。
    淡々と会話によって主人公が悟っていくことで話が進み、『憑き物』が落ちる。
    京極堂は落とすが、こちらは代謝するように落ちるイメージ。

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    2025年04月27日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿参 黎明

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    いつからこのシリーズを読んでいたのか…
    開いてみて『あーこんな感じ』だった。
    淡々と会話によって主人公が悟っていくことで話が進み、『憑き物』が落ちる。
    京極堂は落とすが、こちらは代謝するように落ちるイメージ。

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    2025年04月27日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿肆 誕生

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    いつからこのシリーズを読んでいたのか…
    開いてみて『あーこんな感じ』だった。
    淡々と会話によって主人公が悟っていくことで話が進み、『憑き物』が落ちる。
    京極堂は落とすが、こちらは代謝するように落ちるイメージ。

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    2025年04月27日
  • 書楼弔堂 霜夜

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    いつからこのシリーズを読んでいたのか…
    開いてみて『あーこんな感じ』だった。
    淡々と会話によって主人公が悟っていくことで話が進み、『憑き物』が落ちる。
    京極堂は落とすが、こちらは代謝するように落ちるイメージ。

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    2025年04月27日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書拾玖 活字

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    いつからこのシリーズを読んでいたのか…
    開いてみて『あーこんな感じ』だった。
    淡々と会話によって主人公が悟っていくことで話が進み、『憑き物』が落ちる。
    京極堂は落とすが、こちらは代謝するように落ちるイメージ。

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    2025年04月27日
  • 鬼談

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    既読なのは、
    「鬼交」 (津原泰水・編「エロティシズム12幻想」所収)、
    「鬼情」 (東雅夫・編「鬼 文豪怪談ライバルズ!」」所収)、
    「鬼棲」 (朝宮運河・編「家が呼ぶ 物件ホラー傑作選」所収)。

    うお!! と驚嘆したのは、
    「鬼縁」 の父親の台詞「これだよなあ」。
    「鬼棲」 の伯母の存在。つか磁器人形への言及。
    「鬼気」 の絵面の怖さと、母の台詞。

    [目次]
    鬼交
    鬼想
    鬼縁
    鬼情
    鬼慕
    鬼景
    鬼棲
    鬼気
    鬼神

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    2025年04月21日
  • 覘き小平次

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    2003年第16回山本周五郎賞
    江戸怪談シリーズ
    京極さんご無沙汰でした

    ビマキさんは「燃えよ剣」を読み終えたでしょうか?私も上巻はなかなか進まなかった思い出があります。そして、皆さんが読みやすいと評価されている「覗き小平次」ゆっくり読ませていただきました。一度読みきれずに返却したものが
    そのまま今ならすぐ読めるコーナーに差し込まれており、責任をとって再びお借りしてきました。

    元ネタは1803年「復讐奇談安積沼」
    1853年「怪談小幡小平次」

    小平次は奇談として語り継がれてきていましたが
    「世の中には、不思議でないものなどないんです」
    という京極風にアレンジされています。

    もしかしたら

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    2025年04月19日
  • 書楼弔堂 待宵

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    シリーズ3作目。
    今回の語り手は弔堂に行く途中の坂で甘酒屋をやっている老爺の弥蔵さん。

    岡本綺堂、竹久夢二、斎藤一など、今回も有名な歴史上の人物たちが出てくる。
    淡々としているけれど救われたような気持ちにもなる話。

    装画が私の好きなビアズリーだったのも嬉しかった。

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    2025年04月18日
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】

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    昔のアニメ見て面白かったので古本購入。
    京極堂の語る霊能者、超能力者、宗教者、占い師の違いや本懐のシーンが好きで楽しみにしてたけど
    本はさらに詳しく長く綴られててむずかったけどなるほど納得できた。
    p.275あたりから、p.298あたりからも面白い

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    2025年04月16日