京極夏彦のレビュー一覧

  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    明治の本屋を舞台にした連作短編(「臨終」「発心」「方便」「贖罪」「闕如」「未完」)。
    山田風太郎の「明治もの」のように著名人が登場する面白さと、弔堂がお薦めする本により問題を解決するアームチェア・ディテクティブの掛け合わせに、これはもう大好物なやつ!と思ったが、はたしてハマらなかった。
    弔堂が元坊主とはいえ、説教臭さが鼻についてしまったのと、舞台が本屋なので物語展開にダイナミックさがなく地味だったからかもしれない。

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    2026年02月09日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    登山旅行の荷物の余裕が文庫本サイズしかなかったので。現状を嘆きながらも何もしない、という点では同じはずなのに、文句ばかりでいけすかない前作の主人公と比べて、今作の彼女は思慮深いように思えて好感が持てた。哀しいかな、史実に記されなかったばかりに、男性ばかりの登場となった前作と比べると、僅かだけでも女性にスポットライトが当たっているのも良かった。人の意見は変遷して当たり前、弔いも供養も生者のためにするもの。相変わらず説教臭いが、納得感がある。主人公の対談相手が誰か、散りばめられたヒントから類推する謎解き要素も楽しかった。

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    2026年02月06日
  • 猿

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    ネタバレ

    不穏でぬるっとした漠然とした「怖い」が続くのに会話のテンポがよく、「怖い」ってなんだろうの展開が続きます。理解できない文化、幽霊が居そうな雰囲気、人の死や人の念などなど…。最終的に村の老人達が怯える「怖さ」を主人公は感じませんが、夢か現かわからぬ中、恋人がいるはずの空間に笑う猿がいる「怖さ」と邂逅する。彼女の知らぬ本当の恐怖はなんやかんや愛していて、自分なら対応できると信じている恋人が意思疎通の取れないケダモノになってしまうことだったのか?これは予想外の怖さ。俯瞰してたはずなのに包み込まれた気分です。

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    2026年02月05日
  • 猿

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    ネタバレ

    ずーーーっと不穏で、結局オチはどっちでまとめるんだ…!?と最後までわからなかった。結局最後はどう解釈したら良いのだろう。そのままで良いのか。
    私は京極作品のストーリーももちろん大好きなのだけれど京極先生の考え方が特に大好きなので、今回も京極先生の自論と思われる肝に銘じたい台詞や文章がもちろんもちろんたくさんあり、やはり、一生着いていく(再認識)
    ガチガチのホラーが苦手な人でも全然読める!恐怖って結局なんなのか、因習村という言葉の危うさについて特に考えさせられる小説でした。

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    2026年02月02日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    「この世には無駄な本など一冊も無いのですよ。ただ本を無駄にする者がいるだけなのです。」途中であきらめずに最期まで読み切られる事こそ本の本質であると言うこと。私の求める本は何処にあるのか?いずれ出会うことが出来るのか?すでに出会っているのか―――。誰も知らない。

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    2026年01月11日
  • 猿

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    ネタバレ

    京極夏彦の文章のおかげで面白かったが、個人的にどう面白くなるのかを読者に丸投げされるタイプの作品は得意ではないので平均点。
    ちょっと現代に対する説教臭さはあるが、それでも会話劇と雰囲気を作る能力が尋常じゃないのでスルスル読めてしまう作品。
    京極夏彦の1番の凄さは語られる異世界の雰囲気であると思うが、それと同じかそれ以上にその異世界・不思議を解体して紐解いていく過程こそが真骨頂だとも思うので、そういう面でもやはり個人的には高い評価にはならなかった...

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    2026年01月08日
  • 文庫版 地獄の楽しみ方

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    10代向け講演会のテキスト化。
    内容にタイトルほどのインパクトはないけれど、口語でさくっと読めて結論もまとまっているので、なるほど若い方が読むのに良さそう。
    聴講生との一問一答、本の収納の仕方には笑った。

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    2026年01月03日
  • 巷説百物語

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    京極作品、これは人に勧められまして新年一発目がコレです。

    江戸時代の妖怪図鑑、「絵本百物語.桃山人夜話」を元ネタ(といっても絵しかない)に奇妙な事件が起こるんだけど、主人公らの御行、艶っぽい傀儡師、変装の妙手じいさんのチームが解決に導くその過程が練りに練られている。仕掛けに結構時間をかけていて答えは最後までこちらにはわからん。で、ここに諸国の怪異譚を集める書物師志望の百介が巻き込まれてるというか気がつけば三人のシナリオに巻き込まれてる。何も知らんヤツが追加されてるのでシナリオがリアル感を増してる。人情系時代小説なのは間違いねぇ。

    江戸時代が舞台なのか?その時代の雰囲気を感じられるし、なんだ

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    2026年01月03日
  • ひどい民話を語る会

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    文庫王国から。むかしばなしになると、なんだかよい感じに仕上がっているけど、民話レベルで見てみると、まあヒドイことになってるんですね。下ネタが多いのも苦笑い。

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    2026年01月02日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書拾玖 活字

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿肆 誕生

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿弐 永世

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿参 黎明

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿壱 蒐集

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿 複製

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 怪と幽 vol.010 2022年5月

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    特集タイトルに惹かれた過去号の怪と幽、勢いで2冊お迎えしたものの、前号の「あやしい家」ほどはまらなかった。。
    今号の特集は「呪術入門」だから、うわぁ呪術だね〜(ぼんやりし過ぎた表現しかできない 泣)ていう術とか、呪物とか、不穏な感じの内容ばかりかと想像してたんだけど、節目に玄関先に飾るやつ(お節分の柊とイワシの頭とか。うちにはそういう習慣はないから飾ったことはないけど)とか、ちょっとしたおまじない的な内容も紹介されていて、それが興味深かったです。あの飾りたちも呪物と呼ばれていることに驚いたのと、どれも初めて見るお品ばかりで、日本って狭いようで広いな〜って改めて感じました(私の実家の玄関先に掛け

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    2025年12月17日
  • 幽談

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    京極氏の京極堂ではない短編8篇。
    タイトルに堂々と幽談とされれば、そんな言葉があったかと思ってしまう。
    解説では、“幽けき”(かそけき)記憶に棲むモノとされています。
    怖さ的には、 怪談 〉 奇談 〉 幽談
    こんな感じでしょうか

    「手首を拾う 」
    手首に拾われる感じ、幽けき存在感
    「ともだち 」
    幽けき友達
    「下の人 」
    家の中で下の方に潜む存在
    「成人 」
    実話風で奇妙。奇談寄り。
    「逃げよう 」
    怖さが直接的。怪談寄り。
    「十万年 」
    幻覚・幽玄の境界。幽談の極致。
    「知らないこと 」
    知らないことはない我が家
    「こわいもの 」
    京極さんには、結局怖いものがなのでは?

    京極的幽けき短編

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    2025年11月29日
  • 巷説百物語

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    ずーっと気になっていた著者ではあったけれど、数が多くて何から読んでいいのやら分からず手を出せなかったけれど、たまたま入った書店で平積みされていたこの本を読んでみました。
    思ったよりも読みやすく、また他の作品も読んでみたいと思わせてくれました。

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    2025年11月28日
  • ひどい民話を語る会

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    第一部がお下品過ぎて怯みそうになったけど、そこは博識な方々たちの含蓄あるトーク力でサクッと楽しく読み終えた。紹介されていた松谷みよ子さんの著作読んでみたくなった。

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    2025年11月17日