京極夏彦のレビュー一覧

  • 猿

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    京極さんが怪談は書けない(?)的なことを何かで言っていたけれど、まぁ確かに怪談っていう感じではないかなと思う。
    怖さとは何か的な話が展開されていたけれど、個人的には何より主人公の同居人がムカつき過ぎて集中出来なかった。
    いるよねぇ、こういうはっきり言わない癖に自分の思い通りにならないと不機嫌になるヤツ。
    更にその後のご機嫌とりが面倒すぎて、そいつの思い通りにこっちが動くことになるとか。
    はぁ、思い出すに腹立つなぁ。と本筋とは異なるところにて感情が荒ぶった為、正確に評価出来たか自信がない。

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    2026年02月20日
  • 猿

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    ネタバレ

    久しぶりに京極夏彦さんの著書を読んだ。
    今回のテーマは「恐怖」なのだろうか。

    物語は「猿がいる」という一言から始まる。主人公・祐美の同居人のその一言から、早くも不穏な雰囲気が漂い出す。
    そこから祐美は、会ったこともない曽祖母の遺産相続のために、同じく相続人である芽衣、弁護士、パラリーガルとともに、岡山県の山奥・袮山村へ向かうことになる。

    道中には、一見して不気味なホテルやトンネルなどがあるが、何も不思議なことは起きない。行き先の村にも噂はあるものの、実際には怪談じみた話は一切ない。幽霊や呪いの類もまったくない。
    なのに、怖い。

    本書には「幽霊であれ何であれ、そうした怖いものは、怖くなった

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    2026年02月20日
  • 猿

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    ネタバレ

    祐美。隆顕。引きこもり。コロナの副作用。パートナー。曾祖母。外田のう。相続。岡山。ネヤマ家。芽衣。山川。弁護士。口下手。尾崎。怖い。
    ひたすら会話。会話はいつも通り。政治、SNS、流行、陰謀論、もの、呪い、多岐に渡ったテーマで会話は面白い。けど、結局怖さ、猿って?屋敷は?

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    2026年02月13日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    明治の本屋を舞台にした連作短編(「臨終」「発心」「方便」「贖罪」「闕如」「未完」)。
    山田風太郎の「明治もの」のように著名人が登場する面白さと、弔堂がお薦めする本により問題を解決するアームチェア・ディテクティブの掛け合わせに、これはもう大好物なやつ!と思ったが、はたしてハマらなかった。
    弔堂が元坊主とはいえ、説教臭さが鼻についてしまったのと、舞台が本屋なので物語展開にダイナミックさがなく地味だったからかもしれない。

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    2026年02月09日
  • 文庫版 書楼弔堂 炎昼

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    登山旅行の荷物の余裕が文庫本サイズしかなかったので。現状を嘆きながらも何もしない、という点では同じはずなのに、文句ばかりでいけすかない前作の主人公と比べて、今作の彼女は思慮深いように思えて好感が持てた。哀しいかな、史実に記されなかったばかりに、男性ばかりの登場となった前作と比べると、僅かだけでも女性にスポットライトが当たっているのも良かった。人の意見は変遷して当たり前、弔いも供養も生者のためにするもの。相変わらず説教臭いが、納得感がある。主人公の対談相手が誰か、散りばめられたヒントから類推する謎解き要素も楽しかった。

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    2026年02月06日
  • 猿

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    ネタバレ

    不穏でぬるっとした漠然とした「怖い」が続くのに会話のテンポがよく、「怖い」ってなんだろうの展開が続きます。理解できない文化、幽霊が居そうな雰囲気、人の死や人の念などなど…。最終的に村の老人達が怯える「怖さ」を主人公は感じませんが、夢か現かわからぬ中、恋人がいるはずの空間に笑う猿がいる「怖さ」と邂逅する。彼女の知らぬ本当の恐怖はなんやかんや愛していて、自分なら対応できると信じている恋人が意思疎通の取れないケダモノになってしまうことだったのか?これは予想外の怖さ。俯瞰してたはずなのに包み込まれた気分です。

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    2026年02月05日
  • 猿

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    ネタバレ

    ずーーーっと不穏で、結局オチはどっちでまとめるんだ…!?と最後までわからなかった。結局最後はどう解釈したら良いのだろう。そのままで良いのか。
    私は京極作品のストーリーももちろん大好きなのだけれど京極先生の考え方が特に大好きなので、今回も京極先生の自論と思われる肝に銘じたい台詞や文章がもちろんもちろんたくさんあり、やはり、一生着いていく(再認識)
    ガチガチのホラーが苦手な人でも全然読める!恐怖って結局なんなのか、因習村という言葉の危うさについて特に考えさせられる小説でした。

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    2026年02月02日
  • 猿

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    山奥の限界集落に住んでいた曽祖母が亡くなり、遺産相続についての連絡があってそこを訪ねることになった祐美。家にうつ病のパートナーを残していくことを心配しつつも、弁護士や親戚と共に山中へ向かうが…
    不穏な雰囲気の中、そこの限界集落の説明、怖さについてなど登場人物の会話が中盤以降まで延々と続く。何も起こらないのに読ませる力はさすが。

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    2026年01月22日
  • 了巷説百物語

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    最終巻らしい大掛かりな仕掛けで読み応えはあった。満足。
    ただ、これまでと随分趣が違っていて、これがシリーズ最終巻なのか?とも思ってしまう。外伝ぽい。まあ、西から後はそこはかとなくその感じがあったけど。
    時系列も他作品との関連も多いから、改めて最初から読み返したいところだけど、この分厚さ。なかなか難しいなあ。

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    2026年01月19日
  • 猿

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    ネタバレ

    冒頭は主人公の祐美とパートナーの隆顕との生活の厭な部分が多く描かれていて、本作を読んでいてそのあたりが一番リアルに辛かった。
    よくあるホラー的な描写もこの部分に多い。

    中盤はひたすら『恐怖とは』といったような会話が続く。
    京極夏彦作品や作者の考えをよく知っている人であれば、あぁお馴染みの考え方だなぁと思うんじゃないかな。

    終盤はそれまでの会話を一気に覆すようなモヤモヤとした不安と恐怖がくる。
    ラストは、え??これで終わり?結局あれはなんだったの?と思うような部分もあるけど、こういう話では全てがハッキリしないことのほうが多いと思うのでこういう終わり方もありだと思う。
    猿については、作者が意図

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    2026年01月15日
  • 文庫版 書楼弔堂 破曉

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    「この世には無駄な本など一冊も無いのですよ。ただ本を無駄にする者がいるだけなのです。」途中であきらめずに最期まで読み切られる事こそ本の本質であると言うこと。私の求める本は何処にあるのか?いずれ出会うことが出来るのか?すでに出会っているのか―――。誰も知らない。

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    2026年01月11日
  • 猿

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    ネタバレ

    京極夏彦の文章のおかげで面白かったが、個人的にどう面白くなるのかを読者に丸投げされるタイプの作品は得意ではないので平均点。
    ちょっと現代に対する説教臭さはあるが、それでも会話劇と雰囲気を作る能力が尋常じゃないのでスルスル読めてしまう作品。
    京極夏彦の1番の凄さは語られる異世界の雰囲気であると思うが、それと同じかそれ以上にその異世界・不思議を解体して紐解いていく過程こそが真骨頂だとも思うので、そういう面でもやはり個人的には高い評価にはならなかった...

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    2026年01月08日
  • 文庫版 地獄の楽しみ方

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    10代向け講演会のテキスト化。
    内容にタイトルほどのインパクトはないけれど、口語でさくっと読めて結論もまとまっているので、なるほど若い方が読むのに良さそう。
    聴講生との一問一答、本の収納の仕方には笑った。

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    2026年01月03日
  • 巷説百物語

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    京極作品、これは人に勧められまして新年一発目がコレです。

    江戸時代の妖怪図鑑、「絵本百物語.桃山人夜話」を元ネタ(といっても絵しかない)に奇妙な事件が起こるんだけど、主人公らの御行、艶っぽい傀儡師、変装の妙手じいさんのチームが解決に導くその過程が練りに練られている。仕掛けに結構時間をかけていて答えは最後までこちらにはわからん。で、ここに諸国の怪異譚を集める書物師志望の百介が巻き込まれてるというか気がつけば三人のシナリオに巻き込まれてる。何も知らんヤツが追加されてるのでシナリオがリアル感を増してる。人情系時代小説なのは間違いねぇ。

    江戸時代が舞台なのか?その時代の雰囲気を感じられるし、なんだ

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    2026年01月03日
  • ひどい民話を語る会

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    文庫王国から。むかしばなしになると、なんだかよい感じに仕上がっているけど、民話レベルで見てみると、まあヒドイことになってるんですね。下ネタが多いのも苦笑い。

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    2026年01月02日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿参 黎明

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿 複製

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書拾玖 活字

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿壱 蒐集

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    年末のお供に。
    そんな訳あるはずもないのに、登場人物と共に足繁く弔堂に通い詰めていれば、いずれ私にも何がしかの一冊、そのヒントだけでも与えてくれそうな気がしていた。まさかこんなさっくり完結してきれいさっぱり更地になっ…たかはわからないけども、そんな気分。
    あれも捨てこれも辞め、もはや読書しか残っていないような気さえしていたのに、年甲斐もなく新しいことを始めて本から離れた1年だった。良かれ悪しかれ私も変わる。皆、変わっていく。

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    2026年01月01日