京極夏彦のレビュー一覧

  • 嗤う伊右衛門

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    ネタバレ

    お岩さんの話。皿を数えるやつではない。お岩さんの名前は知ってたが、粗筋さえ知らなかった。昔話を肉付けし、裏側を描いている。強さ、優しさ、憎しみが極端で、引っ掛かりが多いが、昔話の大げさな舞台脚本を読んでいると思えば面白い。

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    2026年05月10日
  • ひどい民話を語る会

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    「ひどい民話」ってなんだろう、と純粋に興味がわいたので読んでみました。が、確かにひどい(笑)
    帯に「バカみたいな話が嫌いな人はご注意ください」と書いてある通り、本当にバカみたいな話盛りだくさんで私は好きでした。
    民話って奥深い。色んな民話を読み比べしたくなってきます。

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    2026年04月29日
  • 数えずの井戸

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    ネタバレ

    一巡目は物語がじわりじわりとしか進まない印象で読むのが大変だったけど、
    二巡目から展開が加速したようでサクサク面白く読み進み、
    しかし最終的にアレ……?ってなってしまった。
    共感を求めるものでもないだろうが、これだけの視点で語られながら誰にも感情移入できず。

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    2026年04月27日
  • 猿

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    存在をうっすら知っている程度の曾祖母が亡くなったと聞き、弁護士たちと彼女が暮らしていた岡山県の山中に。そこは老いた人たちがやってきては去っていく奇妙な限界集落で・・・

    と、このあらすじで書いた部分はなんだかとても魅力的で。そんなところで100歳まで一人暮らしをしていたという非常に気になるお話。一体なにが!?とわくわくせざるを得ないわけなんですが、作中でもさんざん「因習めいたものはない」「なにも不思議なものもない」と書かれている通りそういう民俗ミステリな小説ではない模様。ほんのりとしたホラー?
    で・・・なんだか狐につままれたように終わってしまった。なんかこう消化不良というかさっぱりしないという

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    2026年04月14日
  • ひどい民話を語る会

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    「桃太郎」の冒頭で、お婆さんが洗濯に行くのは一体なぜ?
    みんなが知っている昔話の裏側には、くすっと笑えるような「ひどい」民話が存在している。
    そんなお話を語った伝説的トーク集の文庫版。


    京極夏彦をはじめとした作家・妖怪研究家たちが、各地に伝わる「ひどい」民話を語るトーク集……座談会? を本にしたものです。
    本当に色々な意味で「ひどい」話が多く、下ネタ多数。といっても、主に糞尿・屁に関する話で、つまりえっちい方ではなくばっちい方。
    それぞれが持ち寄ったとっておきの「ひどい民話」に、ひどいひどいとツッコミを入れ、似たようなこんな話もあると披露し、とても楽しそう。世の中、なかなか表に出ないわけの

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    2026年04月08日
  • 筑前化物絵巻

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    京極さんの名前から見つけた本。知られざる妖怪本てことなのかな。蟹人間怖い。化物一家はちょっと面白い。

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    2026年04月08日
  • 猿

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    何を読まされてるんだろうと思っているうちに読み終わった
    何も起きなかった(たぶん)

    章立てもなく、ワンカットのように進んでいくのが凄い

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    2026年04月07日
  • 猿

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    ホラー長編。ミステリ要素はないかな。

    窓に手形。獣の声。

    幽霊じゃないし、当たり前のもの。
    形や仕草が人に似ているから、猿は怖い。

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    2026年04月04日
  • 死ねばいいのに

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    ネタバレ

    他責思考で苦境に陥ってる人に、「俺馬鹿だからわっかんねーけど」を地で行く男ケンヤが正論をぶつけまくって、死ねばいいのにで落とす。

    途中からケンヤがAIみたいに見えてきて面白かった。
    生物の本質は生存することという前提をなくしたとき、不幸な人間の不幸を最小化するために最も合理的で確実な方法はすぐ死ぬことなのだ。
    一見馬鹿に見えるケンヤはなんなら一番合理的、最適解を弾き出すブラックボックスのAIに見える。

    そしてそんなケンヤAIを生み出したのがアサミだった。今が幸せで、今後不幸になりたくないのなら今死ねばいいのに、というケンヤの結論に100で乗っかってきてほんとに死んだアサミ。これに恐怖したケ

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    2026年04月03日
  • ひどい民話を語る会

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    大スター京極夏彦のもとにつどいし三銃士、という風情だが、
    いや元「妖怪馬鹿」の3人(京極夏彦 多田克己 村上健司)に、若い黒史郎が加わりましたよ、ということだろう。
    MBSラジオ「松原タニシの恐味津々」の、
     2022.11.07 食事中に聴かないで!全国に伝わる"ひどい民話"をご紹介
     2023.06.12 犬と結婚、きなこの舐めあい、18禁のホラー...放送ギリギリの『ひどい民話』を語る会
     2023.06.19 『ひどい民話』が止まらない!教訓だらけの『こわい民話』もご紹介
    で、聞いていたのを、ようやく本で読んだかたち。
    いちいち書かないが、面白かった!

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    2026年03月30日
  • 猿

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    ネタバレ

    初めての京極夏彦さんの本。初めの方を読んで、こういう彼氏いたなぁと思い出す。恐怖を猿に例えているのかなというのは何となく分かった。何か理由があるから怖いのではなくて怖いと思うから何か感じたり見えた気になる。確かにそうかも。
    最後まで読んでいくと、あれ?終わり??結局どういう事?たかあきは?とハテナがいっぱいになったが自分なりに解釈してみる。
    ゆみは本当はたかあきと生きていくことが嫌になっていて、自分が置いていった結果、たかあきが熱中症なり自殺なりで亡くなることを心の中では望んでいた。でも帰ると自分を見て笑うたかあきがいて、これから先も一緒にいなければならないことに恐怖を感じてたかあきが猿に見え

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    2026年04月10日
  • 猿

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    ネタバレ

    え?おサルって、怖いっちゃ怖いけど。最後に机上で笑う猿は隆顕なの?理屈に縛られ、他者を忌避するばかりとなった彼の成れの果て?もはや人間であることを放棄したんだろうか。そもそも祐美が帰宅したあの部屋は果たして此岸なのか。もしかして祢山の屋敷に入ったその時から彼岸に行っちゃったのか。だってあの屋敷、いやあの村そのものが怖くないだなんて。過去の業から逃れようと移り住んだ村で、その村を治めるでもなく象徴として存在していた外田のうはボス猿?イメージ違うな。彼女を失った村人たちを襲う底知れぬ恐怖とは?頭が追いつかん。

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    2026年03月28日
  • 猿

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    京極さんのシリーズ物じゃないお話。
    小説って、ストーリー自体を楽しむのか、ストーリーじゃない方を楽しむのか、どっちかだと思うんだけど、ワタシはストーリーを追って読んでしまって。
    曾祖母の遺産相続がどうなるのか?!どんなものすごい財宝があるのか?!って最後まで読んでなんだか急に飛ばされちゃって相続どうなった!!で、終わってしまいました。
    ストーリーはどうでもいいので、「怖い」についての会話やなんだか不穏な雰囲気を楽しむ本として読むべき。

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    2026年03月27日
  • 巷説百物語

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    初めての京極夏彦先生だったけど、アニメ化も頷けるエンタメ作品で 言葉遣いは難しいが慣れれば読みやすかった。 妖怪ものかと思いきや全然違ったけどこれはこれで楽しめた。 「芝右衛門狸」がお気に入り。

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    2026年03月27日
  • 百器徒然袋 山颪 薔薇十字探偵の憤慨

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    ネタバレ

    榎木津、ハリネズミ探し。

    高級料亭と窃盗団。

    料亭、オークション会場だった
    盗品こ皿に料理を盛って、値段をつけてもらう。

    「お、バカがいる」
    「お腹ペコペコのペコちゃんだ」
    などと、榎木津は暴走しまくりなのは笑える。

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    2026年03月26日
  • 遠野物語remix

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    夢のタッグで、確かに京極文体。
    題目による並びでもあるので、小説に近寄った印象。
    やはり訳せるということは強みになるな、とも。

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    2026年03月25日
  • 巷説百物語

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    怪異譚かと思って読んだ巷説百物語、なんか違うなと思いながら最後まで読み切ったのはミステリかホラーかというすれ違いのせいでした。
    怪異を題材にするミステリ作家と思えば納得した。

    文体も癖が強く、なかなか疲れる。
    怪異に準えて人の業を描き暴き、成敗していく。
    同じ登場人物が次はどう出てくるか何を演じているのかと少しずつ楽しみになりながらよんでいた

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    2026年03月19日
  • 猿

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    怖いものや実像のない恐怖を猿に見立て、呪いや幽霊でもない独特の世界観が繰り広げられたお話。読んで何か良かったかと問われるとそうではない作品。読む前と読んだ後で自分は1㎜も動いていないな・・と思った。でも自分の思考の片隅に何か黒いものが置かれた感じで、時々こんな本読んだなと思いだすかもしれない。

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    2026年03月13日
  • 鉄鼠の檻(3)【電子百鬼夜行】

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    さて面妖な...一体犯人は誰なのか?
    榎木津も京極堂も犯人はいないようなことを言い始め、バラバラに起こる事件や狂言は一つ一つ解決していく。なのにホンボシは翳るばかりである。そして奇怪であった成長しない少女の正体もその過去に纏わる事件も発覚し、新たな死体が発見された。謎が謎を呼び読んでいて全く先が見えないもどかしさとワクワク感がどこまでも続いていく。ここまでを通して困ったちゃんの警部補が急成長していく過程も面白い代わりに、今回は関口がさっぱりだ。ひたすら檻だ檻だと繰り返すだけで本質を全身で感じているんだろうけど今シリーズでのポジションがよくわからないのが残念だ。謎の寺の運営の実態も垣間見えてきて

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    2026年03月11日
  • 鉄鼠の檻(2)【電子百鬼夜行】

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    禅宗がよくわかる本として小説とは別の本として売れてしまいそうになるくらいに資料集を読まされたかのように感じてしまうが、むつかしすぎて文字を追うので精いっぱい。一巻目では控えめだった京極堂がついに蘊蓄砲を発射。寺の坊主が語るわ、京極堂が語るわでもう何がなにやらって...
    今回は大量に坊主が出てくるんだけど、法名で呼んだり苗字で呼んだりするから誰が誰だか登場人物一覧でもつけておいてほしかった。誰が誰のお弟子さんかも何系かもこんがらがって理解したふりして先へ先へと読み進めていくしかない。旅館から寺内部へ潜入すると今度は寺で殺人事件。頼りない警部補が指揮を執るからさらに混乱。今回はギャグ小説風なところ

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    2026年03月04日