京極夏彦のレビュー一覧
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存在をうっすら知っている程度の曾祖母が亡くなったと聞き、弁護士たちと彼女が暮らしていた岡山県の山中に。そこは老いた人たちがやってきては去っていく奇妙な限界集落で・・・
と、このあらすじで書いた部分はなんだかとても魅力的で。そんなところで100歳まで一人暮らしをしていたという非常に気になるお話。一体なにが!?とわくわくせざるを得ないわけなんですが、作中でもさんざん「因習めいたものはない」「なにも不思議なものもない」と書かれている通りそういう民俗ミステリな小説ではない模様。ほんのりとしたホラー?
で・・・なんだか狐につままれたように終わってしまった。なんかこう消化不良というかさっぱりしないという -
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「桃太郎」の冒頭で、お婆さんが洗濯に行くのは一体なぜ?
みんなが知っている昔話の裏側には、くすっと笑えるような「ひどい」民話が存在している。
そんなお話を語った伝説的トーク集の文庫版。
京極夏彦をはじめとした作家・妖怪研究家たちが、各地に伝わる「ひどい」民話を語るトーク集……座談会? を本にしたものです。
本当に色々な意味で「ひどい」話が多く、下ネタ多数。といっても、主に糞尿・屁に関する話で、つまりえっちい方ではなくばっちい方。
それぞれが持ち寄ったとっておきの「ひどい民話」に、ひどいひどいとツッコミを入れ、似たようなこんな話もあると披露し、とても楽しそう。世の中、なかなか表に出ないわけの -
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ネタバレ他責思考で苦境に陥ってる人に、「俺馬鹿だからわっかんねーけど」を地で行く男ケンヤが正論をぶつけまくって、死ねばいいのにで落とす。
途中からケンヤがAIみたいに見えてきて面白かった。
生物の本質は生存することという前提をなくしたとき、不幸な人間の不幸を最小化するために最も合理的で確実な方法はすぐ死ぬことなのだ。
一見馬鹿に見えるケンヤはなんなら一番合理的、最適解を弾き出すブラックボックスのAIに見える。
そしてそんなケンヤAIを生み出したのがアサミだった。今が幸せで、今後不幸になりたくないのなら今死ねばいいのに、というケンヤの結論に100で乗っかってきてほんとに死んだアサミ。これに恐怖したケ -
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大スター京極夏彦のもとにつどいし三銃士、という風情だが、
いや元「妖怪馬鹿」の3人(京極夏彦 多田克己 村上健司)に、若い黒史郎が加わりましたよ、ということだろう。
MBSラジオ「松原タニシの恐味津々」の、
2022.11.07 食事中に聴かないで!全国に伝わる"ひどい民話"をご紹介
2023.06.12 犬と結婚、きなこの舐めあい、18禁のホラー...放送ギリギリの『ひどい民話』を語る会
2023.06.19 『ひどい民話』が止まらない!教訓だらけの『こわい民話』もご紹介
で、聞いていたのを、ようやく本で読んだかたち。
いちいち書かないが、面白かった! -
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ネタバレ初めての京極夏彦さんの本。初めの方を読んで、こういう彼氏いたなぁと思い出す。恐怖を猿に例えているのかなというのは何となく分かった。何か理由があるから怖いのではなくて怖いと思うから何か感じたり見えた気になる。確かにそうかも。
最後まで読んでいくと、あれ?終わり??結局どういう事?たかあきは?とハテナがいっぱいになったが自分なりに解釈してみる。
ゆみは本当はたかあきと生きていくことが嫌になっていて、自分が置いていった結果、たかあきが熱中症なり自殺なりで亡くなることを心の中では望んでいた。でも帰ると自分を見て笑うたかあきがいて、これから先も一緒にいなければならないことに恐怖を感じてたかあきが猿に見え -
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ネタバレさて面妖な...一体犯人は誰なのか?
榎木津も京極堂も犯人はいないようなことを言い始め、バラバラに起こる事件や狂言は一つ一つ解決していく。なのにホンボシは翳るばかりである。そして奇怪であった成長しない少女の正体もその過去に纏わる事件も発覚し、新たな死体が発見された。謎が謎を呼び読んでいて全く先が見えないもどかしさとワクワク感がどこまでも続いていく。ここまでを通して困ったちゃんの警部補が急成長していく過程も面白い代わりに、今回は関口がさっぱりだ。ひたすら檻だ檻だと繰り返すだけで本質を全身で感じているんだろうけど今シリーズでのポジションがよくわからないのが残念だ。謎の寺の運営の実態も垣間見えてきて -
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ネタバレ禅宗がよくわかる本として小説とは別の本として売れてしまいそうになるくらいに資料集を読まされたかのように感じてしまうが、むつかしすぎて文字を追うので精いっぱい。一巻目では控えめだった京極堂がついに蘊蓄砲を発射。寺の坊主が語るわ、京極堂が語るわでもう何がなにやらって...
今回は大量に坊主が出てくるんだけど、法名で呼んだり苗字で呼んだりするから誰が誰だか登場人物一覧でもつけておいてほしかった。誰が誰のお弟子さんかも何系かもこんがらがって理解したふりして先へ先へと読み進めていくしかない。旅館から寺内部へ潜入すると今度は寺で殺人事件。頼りない警部補が指揮を執るからさらに混乱。今回はギャグ小説風なところ