京極夏彦のレビュー一覧
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中巻に入ってようやく探偵登場。
その榎木津礼次郎という人物があまりにも面白くて、それまでのおどろおどろしさもどこへやら、思い切り爆笑してしまったので、つい日記を書いてしまった次第ww
元華族の父親は、幾つもの系列会社の会長や取締役といった名誉職を兼ねる悠悠自適の身分らしいが、財産は自分で稼げ、成人は養わぬと二人の息子を放逐してしまった。榎木津は兄共共関連企業に就職さえさせて貰えない。
榎木津には善く解らないものが見える超能力があるらしい。たまさかその性質は他人の秘密を解明してしまうことが多い。だから、榎木津は探偵なのだ。
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榎木津は厭厭その辺に積んである衣類の山から適当に手 -
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京極夏彦の魍魎の匣を読みました。箱に詰められた美少女がきっかけで、登場人物がつぎつぎに魍魎に魅入られて彼岸の境界を越えて行ってしまいます。禍々しい物語で、京極堂の薀蓄を延々と聞かされる物語でしたが、今回も楽しめました。そして、今回は木場修の物語でした。脇役の役どころと思える木場修の物語が語られていきます。ところで、この物語を読みながら私が連想していたのは...私はテーブルトークRPGを遊んだことがなかったのですが、昨年はじめてクトゥルフに誘ってもらいました。物語は高尾山の奥にある怪しい寺院が舞台で、秘密の儀式が行われている、という設定のシナリオでした。マスター(クトゥルフなのでキーパーですかね
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ネタバレ顔も知らない曾祖母の遺産相続のため、祢山村へと向かう祐美。
同行するのは、同じく曾孫にあたる芽衣と弁護士・山川とパラリーガル・尾崎。出発前に鬱病の夫が「猿がいる」と気になる発言したことで、道中はその言葉がずっと頭の片隅に陣取る。恐怖というものを紐解き、その本質に迫っていく。
えっと…結末が意味不明だった。
夫は人ではないものになっていたのか。そもそも夫なんていなかったのか。解釈の余地を残したと言うなら、物は言い様だなという感じ。ここまでもあまり面白くないので、泥濘にはまった車を押すように読み進めてきたのに、車は崖から転落してしまった。崖下で炎上する車を見て、泥まみれになった顔の中心で、私の呆 -
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積んでいた本のうちの一冊を引っ張り出して読む。
京極夏彦さんにしては珍しいのかな⁇
ほっこりと和む内容だった…でちょっぴり笑えてしまう。
あぁ、この年齢ってこういう感じなのねと。
まぁ、おじいさんとおばあさんでは違うのかもしれないけれど…。
72歳の益子徳一さんは、72歳で公団アパートで一人暮らし。
ずっと独身で定年退職後は家に居るのだが、ある日公園のベンチで忘れ物をして教えてもらったのだが、そこでオジいサンと呼ばれたことにあれっ⁈と思うのだ。
確かに年寄りだが、自分はオジいサンかと。
それからは、徳一さん視点で語られる話である。
用もないのに訪ねてくる田中電気の2代目との言い合いも面白い -
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ネタバレ「百鬼夜行シリーズ」のサイドストーリーであることくらいは知っていたが、ひとまず手に入れたのは皆川博子の解説のため。
変に逸って読まずに今のタイミングでちょうどよかった。
なぜなら「塗仏の宴」までの外伝だからだ。やはり第一部完結という感じなんだな。
正直、誰だっけな人が多かったが、ウェブで情報収集しつつ読んだら、なんとか。
京極夏彦ご自身は大変なバイタリティーの人だと思われるが、本書の人々はまあー後ろ向き。陰気。
どういう想像力よ。
まあ、憑き物落としをされなかった話だから。(帯に、「人みな心中に妖しきものを飼う 京極堂を待ちながら」と。)
その極北は関口巽で、「川赤子」の関口は流石に好きになれ -
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「分からない」状態は不安で怖いので、人は分かろうとする。考えても分からない、確証が持てないときは、補填してくれるものを探す。それは単純な因果関係であったり、ラベリングだったりする。自分の気持ちに沿ったものを受け入れやすく、客観的事実などは必要ない。それを信じ込む方がもう「分からなくならない」ので安定する。
などなど、「分からない」ことに対する人間の心理を連綿と説いていく。本当に途切れず延々とだ。ところが一気に場面転換して隙間に落とされる。「分からなくなる」のである。
本書における「猿」は思考停止した人間の象徴だ。しばしば現れる黒いものは、理解できない事柄を視覚化したものだろう。世の中で起きる