京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ6/6
【ネタバレ記述あり】
2年前に「絡新婦の理」を読んで、次を逡巡していたのは、やはり長さ。
「絡新婦の理」が分冊文庫版にして4冊なのに対し、「塗仏の宴」は、「宴の支度」が3冊「宴の始末」が3冊しめて6冊という……長すぎるよ!
しかし、なんでも百鬼夜行シリーズ第一期のクライマックスともいうべき作品、とネット上に書かれていたのも納得の、オールスター!
主要人物はもちろんとして、一柳朱美さん! 織作茜さん! と驚きと、喜びと、そしてまた驚きの瞬間が、何度も乱れうち。
という意味でサービス精神たっぷりゆえ、6冊でもリーダビリティ高く、サクサク読めた。
ということはつまり、丁寧に整理することなく、 -
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【祐美】外田のうの曾孫。【隆顕】祐美の夫。引きこもっている。「猿がいる」と言った。【芽衣】のうのもう1人の曾孫。喫煙者。【外田のう:ほかだのう】袮山村で亡くなった。相続人は祐美と芽衣しかいない。【袮山村:ねやまむら】のうが死ぬまで暮らしていた村。岡山県の山奥にある。明治以前からいわゆる限界集落を維持し続けていた不自然さ。姥捨山? どうやら村というより袮山家の敷地内という感じらしい。【山川】袮山家を管理している弁護士。【尾崎真智】山川法律事務所のパラリーガル。【感想】例によって会話ぐだぐだ小説。そこがおもろい。怖さとは、信じるとは、袮山村の奇妙さとは、猿とは…。怖い方に向かいつつ周辺を回り続ける
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ネタバレ読み終わったあと、どう咀嚼していいのかすごく悩んだ。真相は全て明かされたのに、スッキリしない気持ちになっていた。
「みんな自分の話しかしない」とケンヤが言うように、全員自分の事ばかり考えていて、亜沙美のことを見ようとしない姿に嫌悪感を抱いた。
そんな感情を他人事だと思っていたら、『6人目』で覆される。犯人はケンヤだと薄々気付いていたが、何か同情する理由があると信じていた。自分に都合がいいストーリーを作ろうとする弁護士が読者自身だと理解した時に物語が終わる。何ともすごいラストだった。
長編が多いので京極夏彦さんの作品を敬遠していたけど、これから他の作品にも挑戦したい。
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Posted by ブクログ
存在をうっすら知っている程度の曾祖母が亡くなったと聞き、弁護士たちと彼女が暮らしていた岡山県の山中に。そこは老いた人たちがやってきては去っていく奇妙な限界集落で・・・
と、このあらすじで書いた部分はなんだかとても魅力的で。そんなところで100歳まで一人暮らしをしていたという非常に気になるお話。一体なにが!?とわくわくせざるを得ないわけなんですが、作中でもさんざん「因習めいたものはない」「なにも不思議なものもない」と書かれている通りそういう民俗ミステリな小説ではない模様。ほんのりとしたホラー?
で・・・なんだか狐につままれたように終わってしまった。なんかこう消化不良というかさっぱりしないという -
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「桃太郎」の冒頭で、お婆さんが洗濯に行くのは一体なぜ?
みんなが知っている昔話の裏側には、くすっと笑えるような「ひどい」民話が存在している。
そんなお話を語った伝説的トーク集の文庫版。
京極夏彦をはじめとした作家・妖怪研究家たちが、各地に伝わる「ひどい」民話を語るトーク集……座談会? を本にしたものです。
本当に色々な意味で「ひどい」話が多く、下ネタ多数。といっても、主に糞尿・屁に関する話で、つまりえっちい方ではなくばっちい方。
それぞれが持ち寄ったとっておきの「ひどい民話」に、ひどいひどいとツッコミを入れ、似たようなこんな話もあると披露し、とても楽しそう。世の中、なかなか表に出ないわけの