京極夏彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
淳史の想像によってポンと生み出されたは、妖怪なのにただ豆腐を持って登場するだけという無害中の無害・“出オチ”妖怪である豆富小僧は、とある大事件に巻き込まれることに。滑稽達磨や化け猫や狐に狸も登場。“妖怪とは何か?”もとてもわかりやすく解説。同時収録に新作狂言「豆腐小僧」「狐狗狸噺」「死に神」 落語「死に神remix」
角川つばさ文庫の再録なので、子供向けに書かれた「妖怪とは?」という前振りがとにかくわかりやすい。京極堂シリーズや巷説シリーズをちゃんと読んでいるにも関わらず私もようやく「あっそうか、妖怪ってそういうモノなんだな!」とわかった感じです。勿論お話の方も面白い。最後はちょっと駆け足な御都合展開な感じだったけどよかったよかった。アニメ映画の方も見てみたくなった。話は違うのかな。
最後の故・茂山氏のお話にもあるけど、狂言っていうのは本当に新作を希求してるんですな…むしろお能に比べて狂言の方が歓迎されててわかりやすい感じもするんだが…NHKの番組でちょこっと見たけどこの狂言「豆腐小僧」も良い良い~ 京極氏にはもっと狂言書いてもらいたいですね
それで感動したのが最後の落語「死に神 remix」 最後はまあもとの噺通り暗い感じでやっぱ死んじゃうオチかな、と思ったら……!!! とても明るいサゲでした。これ小朝がやったんだね……音源でもいいし映像でもいいし見たい! ほんと、思わず涙ぐむくらいいい噺になってました。頑張って生きよう私、みたいな。たくさんのろうそくに火をつけてまわりたいです、ええ。