京極夏彦のレビュー一覧
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二次元であれ三次元であれ、小説の映像化(画像化)で見所のひとつは登場人物のキャスティングだ。この漫画版では大半の人物が自分の想像していたイメージとは違うキャラクターデザインなのだけれど、これが原作と非常にハマッていて見ているだけで楽しい。
京極堂のみごとな仏頂面、関口のおそろしく自信なさげな態度、榎木津のまさしく徹底的な美しさ、自分のイメージと食い違おうが何だろうが、このデザインには文句の付け所がない。
京極堂の細君はあんまり綺麗すぎて少々やりすぎな気はしたが、どうせ主要人物ではなし眼福でこれもありか。
京極堂の長講釈をいったいどうやってマンガにするのかと気になっていたが、これが想像以上に上 -
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中巻に入ってようやく探偵登場。
その榎木津礼次郎という人物があまりにも面白くて、それまでのおどろおどろしさもどこへやら、思い切り爆笑してしまったので、つい日記を書いてしまった次第ww
元華族の父親は、幾つもの系列会社の会長や取締役といった名誉職を兼ねる悠悠自適の身分らしいが、財産は自分で稼げ、成人は養わぬと二人の息子を放逐してしまった。榎木津は兄共共関連企業に就職さえさせて貰えない。
榎木津には善く解らないものが見える超能力があるらしい。たまさかその性質は他人の秘密を解明してしまうことが多い。だから、榎木津は探偵なのだ。
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榎木津は厭厭その辺に積んである衣類の山から適当に手 -
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京極夏彦の魍魎の匣を読みました。箱に詰められた美少女がきっかけで、登場人物がつぎつぎに魍魎に魅入られて彼岸の境界を越えて行ってしまいます。禍々しい物語で、京極堂の薀蓄を延々と聞かされる物語でしたが、今回も楽しめました。そして、今回は木場修の物語でした。脇役の役どころと思える木場修の物語が語られていきます。ところで、この物語を読みながら私が連想していたのは...私はテーブルトークRPGを遊んだことがなかったのですが、昨年はじめてクトゥルフに誘ってもらいました。物語は高尾山の奥にある怪しい寺院が舞台で、秘密の儀式が行われている、という設定のシナリオでした。マスター(クトゥルフなのでキーパーですかね
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Posted by ブクログ
終始不穏な空気に包まれながら、話が進んでいった。幽談シリーズの短編の、長いバージョンと言えなくはないが、途中に出てくるやり取り・理屈は、長編ならではかもしれない。
京極さんの描く、なんとも言えない胡乱な雰囲気は、結構気に入っていて、何か決定的な事が起こるわけではないけど、先が気になって一気に読んでしまった。
ホテルの場面が、特に良かった。中途半端に古いホテルの描写、いるはずの従業員の気配が全く感じられない点、湿度が高くジトジトした感じ、適度なエアコンの温度調整ができずに、不快なままいつの間にか朝を迎えていた場面、など。
最後はかなり唐突ではあったが、この話の締め方としては、これで良かったような