角田光代のレビュー一覧

  • 源氏物語 7

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    解説にある通り、浮舟は和歌を詠まない。受け身だ。ただし、不快や嫌悪、不安はあることに尊厳は感じられる。角田光代さんは、薫がお嫌いのようだが、他の男性に比べると、女性の意に沿わず、手出しはしないことに、一種の救いを感じるのは、この貴族の男社会の異常性がもたらすのだろうか。

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    2025年11月18日
  • 八日目の蝉

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    半分あたりから、完全に希和子に感情移入してしまい、1日でも長く一緒にいられますように、、!と願ってしまった。
    切ないのに読後感は爽やか。ラストがキラキラ色鮮やかで好きだった。

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    2025年11月18日
  • 降り積もる光の粒

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    角田光代氏は、1967年横浜市生まれの小説家・翻訳家。早大第一文学部文芸専修卒業後、1990年に「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。以降、『対岸の彼女』で直木賞、『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、『紙の月』で柴田錬三郎賞などを受賞し、現代女性の心理や社会との葛藤を描く作品で高い評価を得る。児童文学やエッセイ、翻訳にも意欲的で、紫式部『源氏物語』の現代語訳(全三巻)を手がけた。2025年には『方舟を燃やす』で吉川英治文学賞を受賞。
    本書は、月刊誌「ミセス」(2021年休刊)、雑誌『Paper Sky』、JR東日本の新幹線車内誌(月刊)「トランヴェール」、隔月刊誌「旅」(2012年休刊)

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    2025年11月18日
  • 方舟を燃やす

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    前半は二人の主人公がどのように繋がるのか全く見通せないまま読み続けた。昭和の風景が懐かしかった。
    後半、一気に全く接点がなかった二人が繋がり、こども食堂、コロナ、異常気象などといった出来事が起こってくる。
    何かを「信じる」、あるいは何を「信じる」のかということがテーマとなっていると感じた。狂信的にはなりたくはないと多くの人々が思っているが、しかし、誰もが何かしらを、「信じ」て行動しているのだと改めて感じさせる一冊だった。

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    2025年11月14日
  • ねこがしんぱい

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    かわいい。猫飼いなのでたまらなかったし、あるあるな心配ばかりで可愛かった。2歳の息子に愛猫の名前で読んであげたけど全然見向きもしてくれなかったので対象年齢少し高めかな?

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    2025年11月14日
  • 方舟を燃やす

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    おっさんおばさんになると、ついうっかり自分の半生を主人公ふたりに投影して、これまでの記憶をしんみりと振り返ってしまう。
    たぶんそのまま共感して自分を重ねられる人はほとんどいないが、きっと部分的には「オレは柳原飛馬だ。」「わたしは望月不三子だ。」となぞってしまうことがありそうだ。

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    2025年11月13日
  • 八日目の蝉

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    希和子の経験は唯一無二だと思うのに、初めから終わりまで感情移入してしまって、一つ一つの出来事にこちらも心をかき乱されていた。
    終わり方が、読者に未来の想像を委ねるような形だったのがとても良かった。
    また、さも実際に起こった出来事なのではなかろうか、と思わせるようなリアリティも、この作品の完成度を高める要素の一つになっていたと思う。

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    2025年11月12日
  • 紙の月

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    顧客の金銭を横領した梅澤梨花の物語と思いきや、"お金"という存在に翻弄される女性たちの物語だった。
    梨花の報道をきっかけに梨花に思いを馳せる木綿子、和貴、亜紀だが、犯罪こそ起きていないものの彼らを取り巻く環境も梨花とそう変わらない、お金に翻弄される日々だと明らかになっていく。
    顧客の預金を横領してしまう、消費者金融の借入れをやめられない、過度な節約をしてしまう、そんな女性たちの描写がリアルで、そこに至るまでの過程も生々しく、他人事ではないのではないかと思ってしまうほどだった。
    お金で買える幸せとは何か、買えない幸せとは何かを考えさせられる話だった。

    最近本をよく読むように

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    2025年11月12日
  • 源氏物語 4

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    ネタバレ

    光源氏が栄誉に上り詰めた巻。個人的にはおてんばな近江の姫君がとってもよい。血が通っている。おっとりなんてクソくらえだ。

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    2025年11月11日
  • くまちゃん

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    面白かった。登場人物が繋がっていく所や、なんだかんだあるけど特別な事件事故に巻き込まれる事なく、大体に平穏な日々を過ごしていく登場人物。いい読書時間でした。

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    2025年11月10日
  • 今日もごちそうさまでした

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    表紙が可愛いと言う理由で手に取ったけど、とにかく美味しい表現だらけ。なんとなく旬を意識してみたり、毎日の料理が楽しくなるような一冊。

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    2025年11月10日
  • さがしもの

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    本が自分の成長に合わせて姿かたちを変えていき、いつの間にか自分にぴたりと寄り添うようになる。
    昔はどこにでも持って行ったけどある時期を境になんか違うなと手放した本や、たまたま同じ人が変なポエムを書き込んでいた古本屋の2冊の本や、旅先で感動した絵描きの人が挿絵を手掛けた本、色々あったなと思い出した。

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    2025年11月09日
  • なんでわざわざ中年体育

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    自分もランニング(フルマラソン含む)、登山、(プチ)トレイルランの経験があるから尚更楽しく読めました

    一番驚いたのはランニングハイ(登山ハイの記述はある)の経験もないまま、練習や大会出場を継続するそのメンタルの強さ(笑)

    ほぼ全てのエピソードにおいてランニングの負の面(退屈、しんどい等)が語られます

    角田光代さんの小説とは違った面白さがあります

    ラン最高マラソン最高って感じたことがない方にこそ是非手にとっていただきたい作品です

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    本の概要

    なんで私がスポーツを!? 
    中年たちは皆、運動を始める。人気作家・角田光代が、フルマラソン、登山、ボルダリング――様

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    2025年11月09日
  • 八日目の蝉

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    不倫相手の赤ちゃんを誘拐するなんて人として決して許される事ではないけど読み進めていくうちにどんどん犯人の希和子に感情移入していった。
    映画未だ観ていないので映像でも観たくなった。

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    2025年11月08日
  • 紙の月

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    原田知世のドラマで観て面白かったので原作も読みたいと思ってた。原作もやはり面白かった。この話を他人事と思えるか、自分ももしかしたらどんなきっかけで転落していってしまうかわからないと思うかで感じ方も変わってくると思った。

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    2025年11月08日
  • だれかのいとしいひと

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    やっぱり角田光代も好きだ。解説者が書いてるように、この人は何故こんなにも他人のことを自分の事のようにいとおしく書けるのだろうか。それってすごいことやなホント。

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    2025年11月08日
  • 愛がなんだ

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    成田凌が出ている映画で知っていたけど、内容は知らずページ数も少ないので読んでみました。

    テルコがどうしようもないぐらいマモちゃんに惚れて、溺れて、雑く軽く扱われて…

    ここまでではないけれども、自分の中で好きな人の優先順位が高くなってしまって、自分らしさが失われていった経験は過去あったなあと思いました。


    あと最近の自分の恋愛観と同じことをテルコが言っていて、刺さりました。
    顔とか、性格とか…『××だから好き』といった条件は、そうじゃなくなったら嫌いになるけど、
    『存在が好き』、『マイナスもひっくるめて全部好き』って状態になったら、永遠にその人のことが好きだよなあと。

    いい作品でした。

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    2025年11月07日
  • 源氏物語 3

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    歳をとり、短期記憶が衰えると、一つ一つの人物にどのような背景があったのか、忘れてしまっていて、とりわけ長編小説を楽しむのが難しくなる。また、登場人物の心情、とりわけ女性の心情に思いを馳せるのが、苦手なことに今さら気づいてイヤになる。反対に男のことはよくわかる。なんと女好きなことだろう。情けなくも、清々しさもある。

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    2025年11月04日
  • 平凡(新潮文庫)

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    久々の読書。非常に読みやすかった。今の生活は
    自身の選択の繰り返しの中で生み出されたもの。もし別の選択をしていたら、どのような今の生活と違った世界が見れるのかよく私も考えている。そのこと自体無駄な行為であると思っていたが、決してそんなことはないのかなと、この本を読んで感じたところ。

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    2025年11月04日
  • さがしもの

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    本にまつわる短編集。ちょっと不思議だったり、ほっこりしたり、懐かしい感じがしたり。本との巡り合わせにはいろんな形があって、本から得られるものも、自分の状況によっていろいろに変わりうる。自分にとって唯一無二な本にたくさん出会えるよう、これからも読みつづけよう。

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    2025年11月02日