角田光代のレビュー一覧
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角田光代氏は、1967年横浜市生まれの小説家・翻訳家。早大第一文学部文芸専修卒業後、1990年に「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。以降、『対岸の彼女』で直木賞、『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、『紙の月』で柴田錬三郎賞などを受賞し、現代女性の心理や社会との葛藤を描く作品で高い評価を得る。児童文学やエッセイ、翻訳にも意欲的で、紫式部『源氏物語』の現代語訳(全三巻)を手がけた。2025年には『方舟を燃やす』で吉川英治文学賞を受賞。
本書は、月刊誌「ミセス」(2021年休刊)、雑誌『Paper Sky』、JR東日本の新幹線車内誌(月刊)「トランヴェール」、隔月刊誌「旅」(2012年休刊) -
Posted by ブクログ
顧客の金銭を横領した梅澤梨花の物語と思いきや、"お金"という存在に翻弄される女性たちの物語だった。
梨花の報道をきっかけに梨花に思いを馳せる木綿子、和貴、亜紀だが、犯罪こそ起きていないものの彼らを取り巻く環境も梨花とそう変わらない、お金に翻弄される日々だと明らかになっていく。
顧客の預金を横領してしまう、消費者金融の借入れをやめられない、過度な節約をしてしまう、そんな女性たちの描写がリアルで、そこに至るまでの過程も生々しく、他人事ではないのではないかと思ってしまうほどだった。
お金で買える幸せとは何か、買えない幸せとは何かを考えさせられる話だった。
最近本をよく読むように -
Posted by ブクログ
自分もランニング(フルマラソン含む)、登山、(プチ)トレイルランの経験があるから尚更楽しく読めました
一番驚いたのはランニングハイ(登山ハイの記述はある)の経験もないまま、練習や大会出場を継続するそのメンタルの強さ(笑)
ほぼ全てのエピソードにおいてランニングの負の面(退屈、しんどい等)が語られます
角田光代さんの小説とは違った面白さがあります
ラン最高マラソン最高って感じたことがない方にこそ是非手にとっていただきたい作品です
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本の概要
なんで私がスポーツを!?
中年たちは皆、運動を始める。人気作家・角田光代が、フルマラソン、登山、ボルダリング――様 -
Posted by ブクログ
成田凌が出ている映画で知っていたけど、内容は知らずページ数も少ないので読んでみました。
テルコがどうしようもないぐらいマモちゃんに惚れて、溺れて、雑く軽く扱われて…
ここまでではないけれども、自分の中で好きな人の優先順位が高くなってしまって、自分らしさが失われていった経験は過去あったなあと思いました。
あと最近の自分の恋愛観と同じことをテルコが言っていて、刺さりました。
顔とか、性格とか…『××だから好き』といった条件は、そうじゃなくなったら嫌いになるけど、
『存在が好き』、『マイナスもひっくるめて全部好き』って状態になったら、永遠にその人のことが好きだよなあと。
いい作品でした。