小川洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私も読んで触れてみたかった…!
閉塞感ある隠れ屋の中でも
生きる希望を失わず 真っ直ぐに
世界を観ていたアンネ
アンネから観た世界はどのように
映っていたんだろう…
8月中に1冊は 戦争の作品に触れてみようと思い
今年はこちらの作品を読むことに決めました
あの時代 あの限られた人たちの中で
日記を通して 少女から大人へと
成長していったアンネ
日記で綴った自分自身の言葉に
時には励まされながら
決してユーモアを忘れなかったアンネ
小川洋子さんの感性で 抜粋された
アンネの日記の言葉に何度もウルウル…
私も自分自身を見つめるきっかけになりました
この本に出会えたこと -
Posted by ブクログ
ネタバレいつもの小川さんらしく、登場人物たちには名前がなくて殊更注目されるような人物ではないんだろうなと思っても、登場人物たちの仕事はぴったりとその世界に収まっている。
代わりがおらず、万が一他の人がその仕事をすればそれは取り返しがつかないほど全く違うかたちにその世界を変えてしまうんだろうなというくらいに。それに、変わってしまった世界になると前のことなどすぐ忘れられてしまうだろう。
そんな些細な人の一瞬を切り取る小川さんの目線は優しい。薄っすらと漂う狂気や、抑え込まれないグロテスクも、この尊さはなくならない。さすが小川さんだ。
普段、自分のしている仕事は代わりがきくと思っていて、仕事のためにはそれが良 -
Posted by ブクログ
◆自分の人生にとって一大事が起きている最中にも、自分以外の世界を観察している。
◆日記と向かい合ったとき、彼女は大人になったのです。「言葉を探す」という作業が、彼女を年齢以上に成長させたのだと思います。
◆真理を描くとき、そこに必ずユーモアが生まれます。人間が一生懸命に生きている姿は、やはりほはえましい。
◆隠れ家にあって肉体的には外へ行けないぶん、観察と考察の対象は自分へと向かいます。内側へずっと深く降りていく。逆にいえばこの環境が、彼女を普通の女の子より早く大人にさせたのだと思います。
◆彼女たちは隠れ家で徹底的に静かな生活を余儀なくされていたにもかかわらず、静謐さが貴重だという。 -
Posted by ブクログ
【好きなだけ窪みに身を沈めていられるよう、ただ黙って放っておいた】
「一体こんなもの、誰が買うの?」という品を扱う店ばかりが集まった小さなアーケードの話。
「私」も店主たちも登場人物がみな大切なものがあり、繊細だけれど芯が通っているため、発言の一つ一つにハッと思わされる。
短編集のようだが話に繋がりはあって、ただ時系列がバラバラ。しかし不思議と違和感がない。
作中に「それを必要としているお客さんが来るまで、わたしたちはいつまでも待った。」という一節があるが、もしかするとこの話の一つ一つが読者が必要とするタイミングで読まれるようになっているのではないだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあの小川洋子さん作の絵本、ということで手に取った一冊。
読んでいて、映画『トイ・ストーリー』を思い出した。
小さなアンナちゃんの、お出かけ用のブラウスの一番上にとまっているボタンちゃん。丸いお顔のかわいい女のコ。
一番上にいるから、アンナちゃんの一番近くでアンナちゃんのことを見ていられる。いわば特等席に居られる存在。仲良しのボタンホールちゃんと一緒に、お出かけ中のちょっぴりおすましのアンナちゃんのことをニコニコしながら見守っている。
そんなボタンちゃんにある日ハプニングが。なんとボタンの糸が切れてしまってボタンちゃんが遠くに転がっていってしまい…。
小さなアンナちゃんがもっと小さな頃、大切