小川洋子のレビュー一覧

  • 完璧な病室

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    4.8
    キター!これが見たかったんです小川洋子(・̥-・̥ )
    小川洋子時系列で追ったことなかったけどデビューしたての方がより毒々しくて優しすぎなくて最高

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    2023年08月04日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    何となく手に取り読んだ本。

    何となく、ではあったけれども、
    「人の話を聴くこと」や「物語を書くこと」、
    そこにあるものに気付き、とらえることのお話など、
    惹き込まれてあっという間に読み終えました。

    『博士の愛した数式』を読み返したくなりました。

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    2023年07月31日
  • ホテル・アイリス

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    母の強い支配からの逃げ道を、異様な関係の継続の中に見出すマリ。
    そんなことをされて快感を感じるくらいには、主人公の精神は蝕まれてるのかなと思うと辛い。

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    2023年07月30日
  • からだの美

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    以外な内容が新鮮だった
    イチローの肩、レイザービームのようにまっすぐ
    キャッチャーミットに収まるのを何回か見た
    本人は何でも無いかのように振る舞っていた
    シルバーバックの背中 確かに貫禄があって
    安心感さえ覚える
    フィギュアの高橋大輔のステップ 表現力
    作者は彼の首に注目していた
    感じ方はいろいろあって面白い
    バレリーナの爪先も

    鍛えれば人間の可能性は広がる

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    2023年07月16日
  • からだの美

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    小川洋子さんの観察眼はとてもとてもすごい!
    色々なものを色々な視点から切り取って観察し、美しさ繊細さ力強さを言葉で巧みに表現しています。
    私ももっとよく見よう。見たい。と思わされました。

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    2023年07月12日
  • 約束された移動

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    ネタバレ

    いつもの小川さんらしく、登場人物たちには名前がなくて殊更注目されるような人物ではないんだろうなと思っても、登場人物たちの仕事はぴったりとその世界に収まっている。
    代わりがおらず、万が一他の人がその仕事をすればそれは取り返しがつかないほど全く違うかたちにその世界を変えてしまうんだろうなというくらいに。それに、変わってしまった世界になると前のことなどすぐ忘れられてしまうだろう。
    そんな些細な人の一瞬を切り取る小川さんの目線は優しい。薄っすらと漂う狂気や、抑え込まれないグロテスクも、この尊さはなくならない。さすが小川さんだ。
    普段、自分のしている仕事は代わりがきくと思っていて、仕事のためにはそれが良

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    2023年07月02日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    決して上からでなく、対等の人として接する河合先生だからこそ、悩める人たちを多く治されているのだろうと思うけれど、ご本人は決して私はただ聴くだけ、そこにいるだけで、ご本人がご自身でと治されると言われる。小説と思うほどの奇跡も沢山経験されていて、人間の治癒力の可能性を信じられている。それは人を信じているこそなんだなぁ。

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    2023年06月29日
  • からだの美

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    美しさ、は女性だけにある言葉じゃないことに、改めて気づきます。そして、読み進めると、目に映す全てのモノに対する時間的な深みを、面白く感じるようになっていきます。

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    2023年06月12日
  • 博士の本棚

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    子どもの頃に読んだ本についての思い出、影響を受けた本、飼っている犬の話、食卓日記などのエッセイ。いろんなことがちりばめられていて飽きなかった。何冊か読んでみようと思える本にも出会えた。
    一番多く書かれていたことは影響を受けた本への思い。同じ本を読んでいても細かいところ、深いところに気づくのが作家になる人なのかもと思った。

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    2023年06月06日
  • からだの美

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    16篇の体の一部分に凝縮されたエッセイ。
    運動選手、人形遣いからハダカデバネズミやカタツムリまでその目の付け所が奥ゆかしい。そして、小川さんに指摘されるとそこから目が離せないような気持ちになる。

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    2023年06月04日
  • NHK「100分de名著」ブックス アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか

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    ◆自分の人生にとって一大事が起きている最中にも、自分以外の世界を観察している。

    ◆日記と向かい合ったとき、彼女は大人になったのです。「言葉を探す」という作業が、彼女を年齢以上に成長させたのだと思います。

    ◆真理を描くとき、そこに必ずユーモアが生まれます。人間が一生懸命に生きている姿は、やはりほはえましい。

    ◆隠れ家にあって肉体的には外へ行けないぶん、観察と考察の対象は自分へと向かいます。内側へずっと深く降りていく。逆にいえばこの環境が、彼女を普通の女の子より早く大人にさせたのだと思います。

    ◆彼女たちは隠れ家で徹底的に静かな生活を余儀なくされていたにもかかわらず、静謐さが貴重だという。

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    2023年05月30日
  • 掌に眠る舞台

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    「ユニコーンを握らせる」が1番好きだった。どのお話も薄暗くて湿っぽくて不穏な感じがあるのに、なんだか希望を感じずにはいられないのがとても不思議で好き。

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    2023年05月30日
  • 最果てアーケード

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    【好きなだけ窪みに身を沈めていられるよう、ただ黙って放っておいた】

    「一体こんなもの、誰が買うの?」という品を扱う店ばかりが集まった小さなアーケードの話。
    「私」も店主たちも登場人物がみな大切なものがあり、繊細だけれど芯が通っているため、発言の一つ一つにハッと思わされる。
    短編集のようだが話に繋がりはあって、ただ時系列がバラバラ。しかし不思議と違和感がない。
    作中に「それを必要としているお客さんが来るまで、わたしたちはいつまでも待った。」という一節があるが、もしかするとこの話の一つ一つが読者が必要とするタイミングで読まれるようになっているのではないだろうか。

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    2023年05月16日
  • アンネ・フランクの記憶

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    自分がもしアウシュビッツの職員だったら、非人道的な行為を拒否することはできただろうか。拒否したら罰せられるから仕方なく、と言い訳することはできるかもしれない。それで良いのか?

    We were no heroes, we only did our human duty, helping people who need help

    この言葉のように、人間として当たり前のことをしたい。人間としてしてはいけないことは、いかなる場合でも拒否できる強さを持った大人になりたい。第二のアンネ・フランクを生み出さないために。

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    2023年05月12日
  • からだの美

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    しばらく小川洋子さんは満腹気味でゲップでそう。「オ」の棚を通り過ぎるときは迂回したり背表紙に視線あわせないように通るのですがそうなると必然的に小川糸さん、恩田陸さんもスルーしてしまうので残念に思ってしまう。
    後ろ髪引かれながら奥に進むとあまり目立たない場所なんですが本殿の裏にあるお稲荷様のように新刊のラックが置かれているのです。覗いてみるとなんと小川洋子さんの新刊が立てかけてあって開いてみよやと言わんばかりに鎮座していらっしゃるではないですかぁあww
    妖狐かぁああ!!
    って、叫びたくなるのを抑えて、神託に「謹んでお受けいたします。」と柏手を打つよりほかありませんでした。(てへぺろ)
    とゆうこと

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    2023年05月12日
  • からだの美

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    野球選手(例えてイチロー)のその時々に使われる筋肉、フィギュアスケーター(例えて高橋大輔)のうなじ、ヨット選手の体の動き、などなど。

    ありありと目に浮かぶがごとくの素晴らしい描写。
    さすがにプロの文筆家だな(当たり前だけど)

    イチローにしても高橋大輔にしても小川さんは熱烈なファンなんだろうな。
    そうでなければここまで細かい観察はできない。

    ふふっと笑ってしまったのは、外野手のたたずまいの説明というか、外野手の心の内を想像して書いている下り。
    タイムを取ってマウンドのあたりで数人が作戦会議をしたり、はっぱをかけてる時の外野手の疎外感・・・って。
    仲間の声より、スタンドの観客の声の方がよく聞

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    2023年05月08日
  • 科学の扉をノックする

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    文学部出身の著者ではあるが、新聞で一番好きな記事は科学の記事だという。
    そんな人物が第一線で活躍する科学の専門家7人にインタビューをしたもの。根っからの文系人間の僕には理解不能な箇所もあるが、それでも努めて平易に書こうとしてくれる。宇宙の神秘のような超マクロから、細胞の中のDNAの塩基配列の超ミクロまで。研究テーマは多種多様。しかしどんな対象であっても、終わりなき解明に挑む研究者の皆さんの姿は等しく輝いている。

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    2023年05月07日
  • ボタンちゃん

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    ネタバレ

    あの小川洋子さん作の絵本、ということで手に取った一冊。
    読んでいて、映画『トイ・ストーリー』を思い出した。

    小さなアンナちゃんの、お出かけ用のブラウスの一番上にとまっているボタンちゃん。丸いお顔のかわいい女のコ。
    一番上にいるから、アンナちゃんの一番近くでアンナちゃんのことを見ていられる。いわば特等席に居られる存在。仲良しのボタンホールちゃんと一緒に、お出かけ中のちょっぴりおすましのアンナちゃんのことをニコニコしながら見守っている。
    そんなボタンちゃんにある日ハプニングが。なんとボタンの糸が切れてしまってボタンちゃんが遠くに転がっていってしまい…。

    小さなアンナちゃんがもっと小さな頃、大切

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    2023年05月06日
  • ゴリラの森、言葉の海(新潮文庫)

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    ゴリラを通して人間を推し量る良著だと思う。

    驚いたのは、ゴリラも同種の子どもを殺す行為をすることがあること。しかもそれは、ひょっとしたら人間がゴリラの生息地を追いやったことに起因するかもしれないこと。

    つくづく人間は何のために生きているのかと疑問に思う。自分たちだけさえよければいいという考えの、単なる傲慢な種だとしか思えない。

    戦争や殺人が絶えない。人種差別も未だにある。どうしたら人間の傲慢さを打ち消すことができるのだろう。無理だろうな。

    それならまだ、うつ病に苦しんで生きている自分の方が害がなくていいのかもしれない

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    2023年04月22日
  • 小箱

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    2013年に東北地方で出会った土着神事に亡くなった子どもが死後も成長し結婚できるように、玩具や文具を納めたり花嫁・花婿人形を収めたガラスケースを奉納する親たちからインスピレーション得て書いた作品だとか。
    『ことり』から7年ぶりの長編小説。

    子どもが死んで一人もいない町の元幼稚園に暮らす語り手の私、講堂にはガラスの小箱の中に、わが子を亡くした親たちが成長に見合う品々を収め続ける。(ぬいぐるみにお菓子、漢字ドリルからニキビ用の塗り薬とか)

    西風の吹く頃には、子どもの遺髪を弦にした竪琴、乳歯や 爪を入れた小瓶の風鈴など、小さな楽器のイヤリングを耳たぶにぶら下げて丘の上で風を受け、「一人一人の音楽

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    2023年04月21日